2024-02-08

処女厨婚活した実体験を話す

我、処女厨

処女厨婚活したら苦労するだろうと思うが、案の定苦労しまくったって話をしてやるぜ

まずは婚活を始めた経緯を説明しよう

経緯

25歳まで女性と無縁の人生 and テレワークによる超孤独生活

⇒あれ?この暮らしヤバくね?

結婚視野に入れた彼女ほしい

マッチングアプリやろう

25年間女性に見向きされなかったひがみからなのか何なのかは未だに判明していないが、

結婚相手絶対処女にすると決めていた

そして処女彼女に出来たらその子結婚するんだという心の誓いを立てて処女厨婚活スタートした

悲惨スタートダッシュ

さて、処女厨婚活の序盤は想像通りの悲惨さであった

まずそもそもマッチしない

マッチしても業者ばかり

必死にこぎつけたアポ相手マルチだったりと

まさに踏んだり蹴ったりである

化け物にも遭遇した

すでにサービスが終了してしまって、今現在はもう使うことのできないアプリなのだが、

当時、処女厨専門のクロスポートというマッチングアプリがあって、それで出会った女性である

……やばかった

何がどうやばかったか……賢明な読者ならばもはや言わずとも知れたことではあるが、あえて語ろう

とんでもなくデ〇だった

事前にぽっちゃりしていると言われてはいたが、ぽっちゃりなんていう次元では済まない

また、絶望的にコミュ障であった

アポの待ち合わせは互いに探し合うものだと思うが、この人は何を思ったかずっと壁の方に向かってブツブツと何かをつぶやいていたのである

地方駅でのアポというのも相まって、その姿はまるで前入れ駐車の軽トラの後背部であった

この世界には夢も希望もないのだと幻想を打ち砕かれた瞬間だった

絶対コイツだと思って声をかけても2,3度スルーされる

どうしようか頭を悩ませていると、突然振り向いて応答が返ってきた

どうやらレスポンス遅延だったようだ

その差は数十秒

正面の姿も悲惨であった

前髪がべちゃっとしたワカメのように側頭部に張り付いており、元の容姿と相まって生理的に受け付け難い見た目をしていた

大変な化け物がやって来てしまった

恋人……はたまた結婚なんて想像するのも絶望的な女性ではあった…………が、しかし我は処女厨

この時の俺は処女こそがすべてだと思っていた

の子が、処女であるか……

処女であればこの子運命の子なのか……

サイゼリヤに向かう道中、その考えだけが俺の頭の中をぐるぐると駆け回る

しかしその答えはすぐに出た

食事の中での会話でストレートに聞いた

あなた処女ですか?」

その答えは………………………………………………………………

処女だった

簡単すぎる問いであった

答え合わせすら必要がなかった

状況証拠が揃いすぎている

いや、もしかすると非処女であって欲しかったのかもしれない

処女厨である自分ポリシーを曲げることなく、この化け物と決別することができるからである

この時の俺は迷った

自分ポリシーに殉じて生きるべきか、それとも本能に負けてポリシーを曲げるか…………

とんでもない二択であった

婚活開始時に処女であれば愛すとあれほど固く誓ったにもかかわらず、婚活開始から1か月も経たずにその誓いを自ら破ることになるから

これほどのジレンマに陥ったことは、過去現在未来を含めてもこれが最初最後であろう

決別

………………俺は、……………………本能選択した

己の限界を知った人生で初めての出来事である

無理なものは無理だった

いくら処女でも化け物は愛せない

処女厨にも限界というものがある

人生は思い通りにならない

相手処女であればどんな女性とでも俺は幸せになれるという幻想をいとも容易く打ち壊してくる

それを嫌というほど心に刻まれ

それからというもの処女厨こそ治らなかったが、俺は幻想を見るのを控え、地に足をつけて現実と向き合うことにした

がむしゃらに頑張った

年収上げ、コミュ力上げ、容姿改善アポ1000本ノック……

できることはなんでもやった

美人処女釣り合う男になるために、振り向いてもらうために、自分を変えた

その甲斐もあってか、苦節2年、ようやく最高の相手と巡り合うことができた

今は結婚している

処女厨よ聞け

夢は叶う

諦めるな

お前たちの嘆きは痛いほどわかる

でもその悔しさはバネになる

からやろう

お前が魅力的な男になればすべて手に入る

から強くなれ

約束

p.s.

軽トラからの2年間も壮絶な戦いがあるのだが、それはまた別のお話

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