2020-10-11

好きな歌手商売に利用されて勝手不快になっている一ファン戯言

私はシンガーソングライターAを贔屓にしている。

Aは邦楽歌手として幅広い世代に知られ、ヒットソングを何曲も出してきた。

またその歌詞は、平易な日本語が組み合わさっただけなのに、独特の不思議世界観を持っている。

私もこの世界観に大いに惹かれたファンの一人である


先日、TwitterフォローしているAのファンが、ある投稿リツイートした。

その内容は「野菜を題材にした、Aの楽曲替え歌歌詞」で、それを見て興味深いと思った。

というのも、替え歌は色々な人がよくやっているが、数々の野菜に注目したものは初めて見たからだった。

そのツイートはやがてタイムラインに埋もれて行った。


それから数日後、同じファンツイートに目を疑った。

件の替え歌披露したアカウント主Bから野菜の詰め合わせセットを購入したという内容だった。

実はBは野菜を専門とした小売業者で、Aのファンだという。

そして店名や商品名に、Aの楽曲名が使われていた。

これを見た私は非常に不快気持ちになった。


歌手名前曲名あやかった店などいくらでもあるはずだし、Aの曲名を冠したカフェファン経営していることも知っている。

なぜ私はBに対してだけ不快になったのか、不快の中身は何なのか、考えた。


まず一つ目、私と同じファンのはずの人間が金儲けのためにAを利用したことに対する怒り。


Bのフォロワーは千人もいないし、替え歌ツイートも決してバズってはいなかった。

また使われている曲名アルバム曲の中でもマイナーな部類のものであり、「日本語平易な名詞である

Aのヒットソング商品名にするならともかく、コアなファンではない人達には、商品名一見しても意味がわからないだろう。


しか替え歌一年上前から継続して作成ツイートされており、その間に商品説明ツイートが挟まっている。

現にBのフォロワー共通ファンとしてBをフォローし、(恐らくそれがきっかけで)顧客として商品を購入した。

私の目には、Bが「商品名」と「替え歌」によって商品と何の関係もないAを無理やり結び付けて、宣伝に利用している様にしか見えなかった。

商売は厳しいものだ。ライバルと差を付けなければ売れない。

その差に自分の好きなものを利用された、そこに私は怒っている。


蛇足:Aの曲名を冠したカフェに腹立たないのは、売上を左右する店の雰囲気に影響する

BGM」にAの曲を起用し、店主が使用料を然るべき機関に支払っているからだと思う)


二つ目、Bの行動が法律的には全く問題ないことに対する腹立たしさ。


Aの公式ホームページには、著作権パブリシティ権に関する注意喚起が明記されている。

仮にBがそれらに違反しているならば、私は即座に公式ホームページの問合せフォームからこの件を報告するだろう。

しかしながら、曲名著作権範囲であるし、Bのタイムライン公式写真イラストは一切載せられていない。

Bは法を犯していない。でも営利は得ている。

有名な食品会社が同じことをしたらどうなるか。コンプライアンス違反を問われないだろうか。

私は部外者であるにも関わらず、このことに勝手に腹を立てている。


最後に三つ目、Aの楽曲序列を付けられたことに対する憤り。


Bの商品ほとんどが、野菜の詰め合わせセットである

野菜の種類や数によって価格の異なるセットが数種類用意されており、それぞれに異なる楽曲名が付けられている。

それぞれの曲に、異なる値段。

仮に「松」「竹」「梅」という曲があって、それらが高額な順に付けられているならまだユーモアを感じられただろう。

しかしそうではない。曲に序列など存在しない。

自分の好きな曲を軽く扱われたことに、私は憤っている。


フォロワーがAのファンばかり、かつBもフォローしている人が複数いるアカウントでこんなこと呟けないし、

Bに見つかって訴えられでもしたらアホらしいので、ここにひっそり垂れ流す。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん