2019-03-14

頑張り屋な彼が大好きな話。


私は今を輝く関西ジャニーズJr.のひとりに夢中になっている。今年に入ってから急に関西の波が来た。何故だかは分からない、でも今まで干されていた関西かやっと世間からスポットライトを当てられた。物凄く嬉しい事だった。1月の後半頃急に関西ジャニーズJr.RIDE ON TIMEの密着が決まった。ツイッターでは「嬉しい」「キンプリの流れに乗れてる」そんな風に書いてあった。私もそう思った中のひとりだった。

2月8日第一回目の放送。私は胸を弾ませながらしっかりと視聴した。関西らしい雰囲気関西ならではの家族感が伝わってきて微笑ましくなった。次回も楽しみだな、早く来週にならないのかそう思った。

2月15日第二回目の放送。やっと観れる、今回は推しが多く映るかな。そう思いながら放送時間になるのをそわそわしながら待った。案の定私の推しが映るのは多かった。可愛いなそう純粋に思った。エンドロールと共に流れた次回予告の映像。誰かが怒られている。そこから雲行きが怪しくなった。私の心もザワザワしていた。

2月22日第三回目の放送。やっとあの場面の真相が分かる。心の奥にあるザワザワをスッキリさせたい、そう思いながら見始めた。その場面がやってきた。3人が怒られている。そしてその中に私の推しもいた。怒られていた内容は彼らの練習に対する意欲についてだった。私は単純に「やらせ感」が見えた気がした。どうせ番組側が起承転結を求めてるのだろう。きっと台本があるのだろう。そう思った。でもどんな形でも怒ってくれる人がメンバー内にいてよかったねとも思った。そして怒られてすぐそれぞれに行動を起こし始めた3人を見て感動した。放送を見てスッキリした私はそのまますぐに寝た。次の日いつも通りに起きてツイッターを開いた。一番に目に止まった推し名前。皆んなが私の推しの事を話していた。なんだろうそう疑問に思ってすぐ検索を掛けた。名前を打ってすぐ、横に「やる気」「態度」と書かれていた。半分状況に追いつけないまま私はその文字タップした。タップした瞬間並ぶ私の推しに対しての不満、いや大半が悪口だった。怒られた後楽から出てくる3人を写した場面についての話。どうやら私の推しの態度が悪かったらしい。私はそれを見て「たったそれだけの事で」と最初はそう思った。でも時間が経つに連れ段々ヒートアップしていく彼への意見。私は2つのツイートに怒りを覚えた。1つはいつもダンスにやる気がないと言うツイート。これに関しては怒られた話とは全く関係がない。確かに彼はスカしたダンスをする。けれどそれは大先輩から意見をしっかりと活かして健気にそれを守っているからこそのダンスだ。それを知らない他グループから「やる気がない」そう思われるのは正直覚悟していた事で仕方ない事だと思っていた。けれどそれをツイートしていたのは彼のファンだった。彼のダンス理由を知っているはずなのにどうしてそんな事が言えるのか。意味が分からなかった。2つ目は彼が出てくるとき舌打ちをしていたと言うツイート。私はすぐに見直した、何度も何度も巻き戻した。けれどそんな事実はなかった。どうしてこんな嘘をつかれなきゃいけないのか。腹が立った。それと同時に悔しくもなった。そして3人の中の2人(此処ではA君B君と記載する)A君は楽屋から出てくる態度が物凄くよかった。側から見た私でもそう思った。でもB君と私の推しはさほど変わらない態度だった。それなのにネット上に名前が乗るは私の推しだけ。自分推しを褒める為だけに彼が利用されていた。「B君は○○より態度悪くないよね」なんて比べられた。普段からチャラい彼だからこそ此処まで偏見を持たれるのか。正直自分推しを煽てる為だけに彼が非難されている。その事実が私にとっては精神不安定にさせる材料しかなかった。いつの間にか頬に伝う雫。その雫は止まる事を知らなかった。この涙は悲しい涙、みんなはそう思うかもしれない。そして私以外に泣いた彼のファンが流した涙は悲し涙だったのかもしれない。けど私の涙は悔し涙だった。その日私は学校を休んだ。一日中泣けばこの悔しさは消えると思った。何も変わらないのに。思った通り何も変わらなかった寧ろ悔しさは募った。編集側の悪意までも感じた。彼への非難は止まらない毎秒毎秒誰かが彼を悪く言う。ついには彼のファン私たちの事も悪く言われた。「○○のファンは甘すぎる」私は疑問に思った。何処が甘いんだ。確かに彼には悪い部分が無かったとは言い切れない、けど普段性格から偏見を持たれて思う存分叩いて自分推しを煽てて楽しんでいたのはお前らだろ。それに対して私たち意見を言うのは許されないのか。頭沸きすぎだろ。そう思った。それは何日間も続いた。

そして迎えた3月1日最終回放送日。彼への偏見を持たれたまま始まるストーリー。そしてメンバー2人が遠くへ行ってしまう。私の感情はごちゃごちゃだった。そして終わったRIDE ON TIME。結局番組は何を伝えたかったのか。私にはそれが分からなかった。今まで観て来た番組の中で一番意図が掴めなかった。

その夜私は彼が初めて雑誌の丸々1ページをひとりで飾った時の文を読んだ。そこに書いてあった彼の「グループ否定的意見を背負うのは自分」その言葉に余計胸が苦しくなった。顔が良いから運良くグループに入れて運良く此処にいるなんて言ってる人もいたが、いつ消えてもいつ干されてもおかしくない。数が多いが故埋もれるJr.もいる。そんなジャニーズJr.の中で彼が此処まで来たのは、スポットライトを浴びる事が出来ているのは確実に彼の努力があっての事だ。もちろん私如きの人間が彼の努力を分かっている。そんな偉そうな事を言う気はない。だけど努力なしではどう考えても此処まで来る事は出来ない。それは関西ジャニーズJr.を見てきた全員が分かっているはずだ。私の推しは偶に儚く脆い表情を浮かべる時がある。何を思っているのか分からない。けれど彼の中にはなにか強いものがある。それだけは分かった。メンバーとの別れ、泣きながらも必死最後まで歌い切った。お客さんにぎこちないけど笑顔を見せ続けた。そして自分グループを「家族は俺が守らないとダメ」なんて言い切る彼は必ずここから成長する。しないわけが無い。私はそんな彼を見守っていたい。一緒に成長して行きたい。誰が何と言おうと所詮私は自担至上主義だ。偏見を持たれる事がこれから先も他のメンバーよりも多いと思う。でもその度に泣いて欲しい。悔しい思いをして欲しい。弱みを見せて欲しい。マイナスな事だらけじゃ無い。泣いた君は強くなれる。誰よりも強くなれる。いつか彼が輝けるステージへ。私にはそう願う事しかできない。

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