2016-11-16

主婦生活がおふとん力高すぎて困ってる

タイトルのとおりだ。専業主婦生活が思いの外楽しい。このままではだめだ、という気持ちがある。

母親は働いたり体を壊して専業主婦をやったりパートタイムで働いたりしていた。夫婦ケンカの際に「俺の金で食ってるくせに」と言われたり、離婚を考えた時に収入がないことがネックになったこともあり、娘の私には「専業主婦はだめだ。自分で稼ぎ自由でいろ」と言っていた。私もその考えを受け継ぎ、専業主婦などやるのはリスクが高くてよろしくない、と考えている。

永久就職かいうけれども、つぶしのきかない転職が限りなく難しい会社への就職だ。永久といいつつ一方的解雇離婚)を言い渡される可能性もあるし、こっちが嫌になるかもしれない。終身雇用安心するのは甘すぎる。それに年功序列的に給料というか対価があがっていくこともない。あまり就職したくない企業だ。やはり働いておきたい。と思っていた。思っていたのだ。

今年会社を辞めた。再び働くつもりはあったが、しばらく無職をすることにした。 で、家賃やら光熱費やらを夫の3分の1ほどの負担に軽減してもらう代わりに、それまで分担していた家事をほぼ私1人でやるようにした。掃除洗濯料理家計管理。渋々ながら主婦を始めたわけだ。

そしたら楽しかった。家事は、やらないでもわりとなんとかなり、しかしやろうとするとどこまででもでき、そしてそれぞれの効果が見えやすい上に、実際に手を動かすという私の好きなタイプ仕事だった。

そもそも夫婦二人ともだらしなく、しかも元々共働き家事がおろそかだったので、要求レベルが非常に低い。しか子供はいないので、やらないといけない家事の量が少ない。会社で働いていたときのようなノルマとかプレッシャーとかないのだ。

しかし、その一方でやりこみ要素はいくらでもある。ベランダ排水口の掃除みたいな余裕がないとやらない部分とか、洗濯機フィルターを定期的に変えるとか、そういうことが限りなくある。料理なんか沼だ。私はハマっていないが、しかしハマればいくらでも投下できるだけの深みがある。やらなくてもクリアできるけど、やりこみ要素はあり、しか家事というのは複合タスクなので、好きなルートを選んでやり込むことができる。会社での仕事では、もっとやりたいと思った仕事は上の都合でストップし、苦手なタイプ仕事をひたすらやるみたいなこともあったけど、そういうのがない。

そして、なにか工夫したり通常よりしっかりやった部分は、わかりやすく目に見える結果としてすぐに返ってくる。美味しいご飯が食べれるとか、綺麗で快適な部屋で過ごせるとか。自分受益者なのでそれだけでもモチベーションをあげられる。しか自分にとって大切な人間から感謝を表明される。まったく知らない人間に喜ばれるより、私は嬉しい。

あと、「家で一人とか寂しくない?」とか「1日家いたら暇でしょ」とか言われるけどそんなことはない。

もともと一人でいるのも割りと平気、というか人と長時間いると疲れる性質だった上に、うちはけっこう人の出入りが多い。まず、夫がリモート可なので家にいることもぼちぼちある。それに定期的に家でミーティングをしていたり、たこ焼きやるから餃子をやるからと人呼んだりと週に1〜2日は誰かくる。さらにその上、妊娠していたり自宅で仕事をしていたりといった友人達ビデオチャットで平日は家を繋っぱなしにする、という試みもやっている。なので、人との触れ合いの部分は問題いかんじだ。

ヒマも別にない。まず家事は思ったより時間を使う。それに工作趣味なのでひたすら作っていられるし、元同僚と勉強会みたいなこともしているのでその準備やらいろいろある。VRゲームももっとやりたいし、なんなら作りたい。そういうやりたいことは山のようにあるし、80歳くらいまではやりたいことがなくなることはないと思う。

というような感じで、主婦業が以外にピッタリきてしまった。これまでの価値観真逆でショックだ。

でまぁ長々書いたんだけども、会社をやめてはや半年主婦居心地が良い。けどお金問題とか自分が働いてないリスクは高いので、働かねばな、しかし抜け出したくない、やばい、という感じでうだうだしてるのだ。主婦というものはお布団力が高い。そういえば夫が、私の尻を叩く会をするか、みたいな話をしたといっていたので、実現すれば叩かれて飛び出るかなぁ。

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