去年祖母が亡くなったこと、おじさん自身も60台ということもあり、葬儀の話になった。
酒が入った時に聞いた話で酒が入ったまま書いてるので話半分に聞いてくれ。
祖母の時は浄土真宗で料金的にはうん十万ぐらい、という話で違和感はなかったらしい。
で、おじさんの嫁さんの母親が亡くなったときは葬儀に300万かかったそうな。
曹洞宗なので派手でそれぐらいかかるとのことで、故人が死ぬ前に足りないか気にしながら貯めて、貯め終わってから亡くなったとのこと。(一般的な曹洞宗は知らない)
葬儀の開始は朝9時で時間変更には全く応じてくれず、家から移動するのは無理でホテルに泊まらざるをえなかったことが不満だったとのこと。
さらに、葬儀(あるいは百日後だかうん年後だかの儀式)をやる前に坊さんに50万現金で払えと言われて、土曜なので口座が開いてる月曜まで待ってくれと言ったら、知らん今すぐ払えと言われたらしい。
で、さらに100日後高の儀式に参加した100人ぐらいで一人当たり5000円ぐらいの食事会をホテルでやったとのこと。
儀式時に費用を持ってくる人は少数で、阿保みたいに金がかかったと言っていた。
おじさんは、我が家と同じ浄土真宗なので、嫁さんの宗派の料金に凄い違和感があったとのこと。
おじさんの嫁さんの親父さんが存命なので、同じようにやるの? という話があったらしいが、おじさんの嫁の親父さんもその宗教の事務方の偉い人だったらしいので、自分の時だけやらないとはプライドで言えないらしい。
宗教とかホテルとか田舎のズブズブっぷりが垣間見えた気がした。
更に今日初めて知ったのだが、10うん年ぐらい国鉄にも勤めてたとのこと。
夜2時まで働いて近くのうどん屋で素うどん食って寮まで自腹のタクシーで帰ってたとのこと。
風呂は22時に火を落とすので、SLとかの炭で真っ黒になった温く陰毛とか浮いた浅い風呂に水を足して入ってたらしい。
人事部にいたのだが、1人当たりの担当が300~500人で、労基署なんてもちろん無く、残量は年200時間を超えて、部の予算をこえた残業代は出なかったとのこと。
日曜も出勤だったので、40㎞離れた家に住んでた両親が洗濯のためにわざわざ出入りしていたらしい。
さすがにもう無理と1年で辞めたらしいが。
28の時、100万ぐらい出して海外研修に1週間ぐらい行かせてもらったらしい。
冷戦時なので、法橋上空を通りオランダの空港を経由して、スイス近くのドイツについたとのこと。
帰国後、海外の鉄道運営システムについてのレポートを書いたらしいが、実際にはドイツで野球やったり祭りの日に浴衣着てわっしょいわっしょいしてたとのこと。
草を食む牛のカウベル以外音もない草原で、ベンチに座る仲睦まじい老夫婦を見てこんな世界があるのかと感動したとのこと。
そこでドイツJKを発見して、腕毛も金髪なんだとか瞳がエメラルドなんだとか、ろくに見たことない外国人に感銘したとのこと。
そういうつもりはないが、穴が開いた5円玉とかで話をふくらませたとのこと。
そういうつもりはないというのはブラフだと思ってる。自分ならそういうつもりになる。(できるかどうかは別)
当時のおじさんより年上になった自分の過去最高残業時間は100時間足らず。
数年一緒にやってた上司に愛想が尽きて、NOといえるスキルを身に着けつつある自分。
IT業界のx次受けで働きつつ、年収少なくね? と思って副業を始めようとしている自分と比べるとなんと違うことか。
あと、電話料金が安くなるから住所と電話番号をウェブサイトに入力してください、って電話が4件ぐらいかかってきたらしい。
おじさんは今法律関係の仕事をやってることもあって、怪しいと思いこの電番調べてくださいって、わざわざNTTに言いに行ったらしい。
その話の住所のところで"詐欺ですよそりゃあ"と言ったら、親父が"えっ"って驚いていた。
高卒だけど数万単位抱える優良企業にクソ真面目に勤めて、おそらく自分の1.5~2倍は給料もらってるアラシックスの親父。
その親父の持ち家に同居してるけど、末の弟が家出同然出て出ていってへこむまでクソ頑固親父だった親父。
横だが、当時の鉄道で海外関連だと恐らくワルシャワ協定絡みの鉄道の規格面関連だろうな。実際はただの遊行だろうが。