話を聞いていて、本を読んでいて、ネットの記事を読んでいて、非常に違和感を覚える毎日。
なんかカタカナだらけ。
だって大抵の場合、適切な日本語の言葉のほうがわかりやすいって思うから。
なんだよ、「レギュレーション」って。
自分は「規則」って意味合いで通常理解してるけど、人によって捉え方はまちまちで、
つまり聞き手と話し手で意図していることに相違が生まれるリスクがあると思うんだよね。
辞書をひくと「規制」、「調整」、「制御」、「規則」、「法規」、「法令」とあるけど、
余計混乱する。
英語の意味と日本語の意味が1対1でないときに、どう理解すればいいのか?
なんだよ、「イマージェンシー」って。
緊急って使ったほうが緊急感伝わるでしょうに。
なんだよ、ヘイトスピーチって。
差別発言とかそういう言葉をつかったほうが、嫌悪感も伝わるし倫理的に正しくないことも理解しやすいでしょう。
なんだよ、グロース戦略って、成長戦略って言ってはいけないのか?
なんだよ、カンファタブルって。全然聞いていて快適じゃないですけど、あなたの日本語は。。。
英語だと「comfortable」。厳密ではないが正しく発音すると カン フゥトゥ ボゥ になるから、英語に堪能な人は何言ってるかまったくわからない。
自分もそれなりに英語に関しては語彙は豊富、とはいえあくまでも日本人として相対的にだけど、
という前置きをしたうえで、
それでも聞き手の立場としては、カタカナ語を聞いたときやっぱり中にはあいまいにぼんやりとした理解しか出来ない言葉もある。
日本語ならスッと理解されることが、カタカナ語にされることで、その理解がぼんやりしてしまうんだよ。
ならばTOEIC500点とか600点とか、場合によっては300点以下とか、そんな人がそのカタカナ語をどういった意味で捉えているのかってことを
ましてTVとか本とか、より多くの人に情報を発信している人がそんな言葉を使っていることに、疑問を感じる。ちゃんと「相手」を意識しているのかな?
言っていることに中身がないから、カタカナ語を混ぜておけばなんかもっともらしい事言っているように聞こえているとでも思っているのかな??
まさかね (願望)。
じゃあ英語力に長けている人に弊害がないかっていうとそうじゃない。
先程にも例を挙げた「comfortable」なんか、
発音のまったく異なるカタカナにした途端、何を言っているのかまったくわからなくなる。
さらに品詞が同じ場合ならいいけど、名詞を動詞的に使ったり、形容詞を動詞的に使ったり、
もうめちゃくちゃ。
でも大抵の場合、そうじゃない。
中二病的なカタカナ語のほうがかっこいいって思っている低知識層だけでなく、
話し手、書き手に求められる伝達能力って相手に対してわかりやすい言葉、言い回しをいかに使えるかって
ところにあるはずなんだけど、自分本位だよね、カタカナ語好きな人って。
なんか「話す」って行為の本質がそもそもずれている。独りよがりっていうか。
俺こんな言葉知ってるんだぜ的な自慰行為にしか見えない。それも大人が、だ。
日本語に存在しない微妙なニュアンスとかあるからな。
デジタル大辞泉の解説 ニュアンス(〈フランス〉nuance) 1 言葉などの微妙な意味合い。また、言外に表された話し手の意図。「発言の―を汲む」
レギュレーションは、規則ではないんだ。厳密には。 規則は変更できないが、レギュレーションは変更できる。 この微妙なニュアンスが表現できないから、「規則」と言わずに「レギュ...
原則?
言い得て妙。だけどたまに難しい時もあるよ。 例えば俺だってついつい「ノーマライズされた」、とか使ったりしてるし。 「平均化された」、だとまたちょっと意味が広くなっちゃうし...
カタカナ語が話せる人が、実は英語が話すことが出来なくて余計にいらいらするよね。