2013-06-06

優良企業に多いのが「非上場」と「資本金〇億」の中小零細という話

上場=優良か?

後者はともかく非上場企業株式公開をしていない株式会社で有名なのがサントリー竹中工務店などの大手が挙げられるので

とりわけ非上場に優良企業が多いという話は間違いじゃないかもしれない。

株式公開をして外部から指図されて会社運営をするより独自の方法でずっと変わらない経営をして黒字ならという話だけれど。

実際の所、非上場からといって優良だと断定できる根拠がない。

よくNAVERまとめ等に挙げられてる非上場企業は優良だとする見解が見られるが、一方でブラック企業もちらほら見える。

その代表例が佐川急便だろう。

佐川場合、激務高給の典型的会社で働けば働く程儲ける事が出来る代わりに死ぬほど忙しい会社ということで社風が超体育会系なのでブラックだという認識が強い。

ところで、ブラック企業定義は、(引用元:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E4%BC%81%E6%A5%AD)

入社を勧められない労働搾取企業を指す。

すなわち、労働法やその他の法令抵触し、またはその可能性があるグレーゾーンな条件での労働を、意図的・恣意的に従業員に強いたり、関係諸法に抵触する可能性がある営業行為や従業員の健康面を無視した極端な長時間労働サービス残業)を従業員に強いたりする、もしくはパワーハラスメントという暴力的強制を常套手段としながら本来の業務とは無関係な部分で非合理的負担を与える労働を従業員に強いる体質を持つ企業法人学校法人社会福祉法人官公庁公営企業医療機関なども含む)のことを指す。

という事だから佐川ブラックである可能性が高いというのは確かだろう。事実労働問題でたびたびこの会社が挙げられているし、今やブラック企業の神となったワタミ会長渡邊美樹も佐川出身なのだから、疑いようもない。また、金丸信関連の佐川献金事件や暴力団関係しているといった黒い噂もあるので、ここではブラック企業といえそうだ。尤も、佐川では昨今福利厚生面の充実を図る試みがなされており、大企業であるという強みもあってそれほどブラックではないという見方も一応あるようだ。

結論から言うと、佐川急便は非上場であってもブラック企業なので、『優良企業=非上場』という図式は成立しない事が分かった。

資本金〇億の中小零細が優良企業か?

これも必ずしもそうであるとは言えないものの、一つの指標になるとは思う。

資本金が多ければ多いほど会社の信用度が高まるというのが世間一般での常識だが、あえて資本金を9000万程度に抑え1億円を越えないようにする企業もあり、一概にイコール会社の信用度で決まってるように思えない。とはいえ、ブラック企業ランキングランクインしている企業の多くが資本金1億未満であったりするわけで、あくまで信じられるラインなのかもしれない。

よく比較されるのが資本金の額と社長の車だろうか。例えば資本金1000万なのに社長の乗る車が2000万だった場合資本金よりも自分が大切、つまりワンマン経営経営無頓着だという事でブラックの典型例に挙げられとか。資本金が信用の程度を表すのだとすれば、社長が着飾ってるのに会社が上手く行っていない場合資本金の額面の通りの会社だというのは間違いないだろう。

これが大会社なら経常利益から経費で捻出するといった丼勘定もありうるだろうが、中小零細の場合売上から捻出される経費は全て工場だとか機械だとかの維持費や人件費に回されるので、その前提からいけば社長が贅沢三昧してる中小零細はブラックだろう。

から資本金が少ない中小零細がブラックだという可能性は少なくない。

しかし、資本金が少なく、また社長ないし役員が贅沢三昧してる中小零細でも優良とまではいかないが一般レベル企業もある。それは大手メーカーの子会社だとか、そういった名の知れた会社資本提携していたり共同開発する間柄であったり分社独立であったりと様々な事情があるだろう。

すなわち資本金が高いから・低いからでその会社が優良だブラックだとは必ずしも言えないけれど、一定の判断材料になるのは間違いない。

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