アクセル・ワールド 8巻までの未解決伏線まとめと推測

はてな匿名ダイアリー

2011-07-03

■アクセル・ワールド 8巻までの未解決伏線まとめと推測

アクセル・ワールド8巻がとても面白かったのですが、未解決の伏線が多すぎてよくわからなくなってきたのでまとめてみました。

同じ作者さんのソードアート・オンラインも含めて思い切りネタバレしてますので、未読の方は注意です。また、多分に私の推測を含んでいます。

黒雪姫

本作のヒロインであるにもかかわらず、最も謎の多い人物。

黒雪姫の本名は?
- 「黒雪姫」というのはニックネーム及びハンドルネーム。まがりなりにも学生なので本名はきちんとあるはずだが、なぜか読者視点では隠されている。なお、風子や謡からは「サッちゃん」「サッちん」と呼ばれている。
黒雪姫はなぜニューロリンカーを出生時から付けている？
- バーストリンカーになるための条件として、出生時から常時ニューロリンカーを装着しているという点がある。春雪や千百合、拓武、風子、謡がそうである理由は作中で説明されているが、黒雪姫がそうである理由は説明されていない。
黒雪姫はなぜ非常に高いハッキングスキルを持っているのか？
- 黒雪姫は作品中の随所で高いハッキングスキルを見せているが(例えば住基ネットのネームタグを「黒雪姫」に変えているなど)、彼女がなぜこのようなスキルを持っているのかに関しては記述がない。
心意技の名前がなぜ「ソードアート・オンライン」の技名と同じなのか？
- 黒雪姫の心意技である「ヴォーパル・ストライク」「スターバーストストリーム」は、共に同じ作者の別作品「ソードアート・オンライン」に出てくる技。しかも、どちらも主人公キリトの得意技である。単なる自著のパロディなのか、それとも何らかの関連があるのかは不明。ソードアート・オンラインの技はアルヴヘイム・オンラインで使用可能なので、アクセル・ワールドはソードアートオンラインの未来の話であり、黒雪姫はアルヴヘイム・オンラインのプレイヤーだった、という可能性もある。
黒雪姫の親は誰か？
- 2巻で黒雪姫は、自分の親を「究極の敵と言っていい存在」と言っている。またその前後の会話から、まだ彼女の親が加速世界に存在していること、またおそらく女性であることがわかっている。また、6巻の謡のセリフから、ネガ・ネビュラスのメンバーもその人物を敵と考えていることがわかる。しかし、8巻になった現在でもその人物は登場していない。

ネガ・ネビュラスメンバー

「アクア・カレント」「グラファイト・エッジ」はどのような人物か？
- 旧ネガ・メビュラスの中で登場していない人物二人。皇居の門の下に無限EK状態で封印されている。名前は出てくるが、どのような人物かは明らかになっていない。ただ、「黒雪姫がリアルで連絡を取ったのは風子と謡だけ」という記述があるのことから、リアルでの繋がりはないと思われる。
謡の「罪」とは？
- 8巻で謡が心意技でエネミーを倒した後、春雪は彼女の心意技が負の感情によるものであり、おそらく彼女が現実世界で犯した罪に直結していると感じている。彼女が犯した罪がどのようなものかはまだ明らかになっていない。

他の7大レギオン

「オリジネーター」とは何者か？
- 6巻のニコのセリフに出てくる言葉。他では一切説明されていない。ニコが「奴ら」と言っていることから、1人ではない。また、「あの場にいた≪王≫のなかに……本物の化け物が混じっていた」と言っていることから、7王全てが「オリジネーター」ではないことがわかる。
ブラッド・レパードがまだレベル6なのはなぜ？
- 6巻でニコが春雪に教えようとするが、「やっぱナイショだ。あとで本人から聞きな」と言われている。話の経緯から言って、スカイ・レイカーと関連があると思われる。

リード

リードのリアルは？
- 春雪と謡が≪帝城≫で出会ったバーストリンカー、トリリード・テトラオキサイドは、バーストリンカーになってから一度も≪帝城≫を出たことがないと語っている。≪帝城≫は現実世界における皇居に対応する位置にあるが、皇居はネットワーク的に外部と隔離された空間であり、単純に皇居内でログインしたときに≪帝城≫に出るというわけではなさそうだ。上品な物腰からも、リードは皇室関係者？という推測もある。
リードの親はどのような人物？
- リードは、自分には親がいて、それが「私が知る唯一のバーストリンカーだった……つまり私の親であり師であった人」だと語っているが、それがどのような人物なのかは明らかになっていない。
リードはなぜ自分の本当の名前を隠していた？
- リードの「トリリード・テトラオキサイド」は彼の親がつけた名前であり、本当の名前は「アズール・エアー」という。普通バーストリンカーは本名で呼び合っているので、隠していたのは何か理由があるのだろうが、その理由は明らかになっていない。

加速研究会

「ブラック・バイス」の声はなぜ青年の声なのか？
- 6巻のクロム・ディザスターが生まれた経緯の過去シーンで、ブラック・バイスの声が青年のものであるということがクロム・ファルコンが感じた疑問として描写されている。ニューロリンカーの開発時期の関係から、その時点でのバーストリンカーの最年長は小学二年生のはず。ブレイン・インプラントチップの開発はニューロリンカーより二年速いが、それでも小学四年生というのでは不自然。おそらく、ニューロリンカーがまだプロトタイプだった頃からの関係者か、もしくはその前身であるフルダイブ型VRマシンを常時使っていたのではないだろうか。
6巻のクロム・ディザスターが生まれた経緯の過去シーンに出てきた二人は何者か？
- このシーンでは、ブラック・バイスの仲間らしき二人が描写されている。一人は「巨大なアイレンズを４つも光らせる小型アバター」と描写されていて、関西弁キャラ。≪アナライズ≫いう、キャラクターを調査する必殺技を使える。もう一人は≪リザレクト・バイ・コンパッション≫という蘇生効果を持つ必殺技が使えるキャラクターで、こちらは声のみ明らかにされている。おそらく二人とも加速研究会の関係者だろう。なお、≪アナライズ≫のキャラクターに着いては、シルバー・クロウがディザスターを浄化したことを確認する手段として、別の場所で話にだけ登場する。
加速研究会の会長は何者？
- ブラック・バイスが副会長と名乗っているので、会長がいるはずだが、まだ一切記述がない。

ブレイン・バースト

「ブレイン・バースト」を開発したのは何者？
- そもそもブレイン・バーストというゲームが一体何なのかというのがこの作品の最大の謎であると言える。システムの穴にパッチが当てられたという記述があるため、何らかの運営主体がいることは確かだが、それがどのような人物・もしくは組織なのか、何のためにブレイン・バーストというゲームを運営しているのかは不明となっている。