2018-12-23

抑圧されて育った子供のその後

私は抑圧されて育った子供だ。

の子供のころの環境は、他の人にとっては

「いやあんたそのレベルで抑圧されてたとかナメすぎ。世の中にはもっと~ アフリカの恵まれない子供たちは~ 云々」

などと言われるようなものかもしれない。

しかし、重要なのは私がどう感じていたかであって、世間から見てどうかとか、世界レベルで考えてどうかとか、そういう相対的ものではないのだ。

とにかく、私は抑圧されて育った。そう強く思っているので、このことは揺るぎない事実である

どのように抑圧されていたのか。

まず禁止されていたことが多かった。

ゲーム禁止ペット禁止、ベッド禁止高校に上がるまで21時以降のTV禁止基本的漫画禁止基本的ジュース禁止ポケモン禁止、等々。

私が今でもこのことを根に持っているのは、「なぜ禁止なのか」が明確でなかったからだと思う。

「なんで駄目なの?」と私は親によく尋ねた。

しかし返ってくる言葉は「ダメものダメ!そういうルールから

そんなよくわからないふわっとした思想によって幼少期の私は支配され抑圧されていたのだ。

ベッド禁止という謎ルールに至っては「私(母親)が布団が好きだから」という感想によるものだった。は??????

問い詰めるとヒスを起こすエモーショナル女性だったのであまり話し合いができなかった。

思春期のころ、男子でなくて本当によかったなと強く思ったことを今でも覚えている。

私はクラスで皆が話しているゲームの話や21時以降のTVの話にまったくついていけなくてすごく悲しかったのだが、

男子ゲームやってないクラスメイトを非人間扱いしていたが女子はそこまでではなかったからだ。

外食の機会もほとんどなかった。

年に1回あるくらい。

母はメシマズではなかったがめちゃくちゃ薄味だった。

から、ごくたまにいくファミレス雰囲気と、そこで出てくる濃い味の食事にすごく憧れがあった。

高校に上がるまでは21時までに寝なくてはいけなかった。

また、おこずかいものすごく少なかったので、高校生になってバイトをするまでは、友達同士でちょっと都心におでかけするとかがまったくできなかった。

(私の地元はクソ田舎だが位置的にはベッドタウン

そういう子供がどういう成長を遂げるのか。ここに記すのはその一例である

①性欲が強くなる

「それは関係ないのでは?」とおっしゃる輩もいるかもしれないが、抑圧されたいろいろをそういう形で発散するためにそうなったのだと自分では考えている。

性的なことに目覚めるのが早かった。第二次性徴があらわれるのは遅かったが、小学校高学年の頃には既に自慰を覚え、それから30才の現在に至るまでほぼ毎日している。

恋人の有無に関わらずだ。

初めてセックスしたのは17才の時で、その相手には性欲が強すぎてフラれた。

自由な家庭で育った人間を憎むようになる

言うまでもなくただの嫉妬である

③深夜のファミレス大好き

深夜のファミレスの何がいいのか。

まずファミレスが出すものは高級感があまりなくちょっとジャンクな感じがある。そこがいい。

それから深夜に外食をしているという背徳感。

昔の親が見たら怒られそうなことをしていると思うと、罪悪感とぞくぞくする気持ちが混ざり合ってたまらない。

④夜型人間になる

深夜まで起きて生産性のないことをしていると、上記③と同様の快楽におそわれるためやめられない。

ジャンクフード大好きになる

マック大好きだしポテチ大好き。

ある時期、数年にわたって主食コイケヤコンソメパンチだったことがある。

⑥ズレた人間になる

高い確率で、知り合った人間

「○○ちゃんってちょっと変わってるよね(苦笑い)」

「天然だよね(苦笑い)」

と言われる。私は中学高校いじめに遭っていたのだが、自分で何かした訳ではなく何か変で気持ち悪いという理由いじめられたらしい。

理由を聞いたらそういわれた)

これは抑圧されて育ったせいで変になってしまったせいだと思う。

今では昔ほど変に思われないが、たまに素でいると変な風になってしまうのか、相手の顔が「あっ、この人変な人だ…」という感じでこわばることがある。

変に思われないよう気をつけ続けるというのはとても疲れる。

もし同じように悩んでいる人がいたとして、アドバイスできるとしたら、とりあえず礼儀正しく、丁寧な対応をするよう心がければ大目に見てもらえるよということだ。

変な人間でもいいじゃんという人がいるかもしれないが、世間の人々は変な人間基本的排除しようとするのでそれは無理である

コミュニティに属すると息苦しくなる

上記⑥の理由から、人と接するときは常にどこかしら緊張している(変に思われないように)ので、あらゆるコミュニティが苦手である

人間関係リセット癖がある

上記⑦とも関連している。

私は20代前半のとき実家を出たのだが、荷物を抱えて一人きりで夜真っ暗な自分アパートについたとき幸福感が忘れられない。

あのときほど、脳内麻薬的なものが大量に分泌されたことはなかったし、この先もないだろうと思う。

引越し先や自分地元を出てどういうことをするかを、家族以外の誰にも告げずに出てきて、それから地元の知り合いには誰にも会っていない。

私にとって、自分故郷とそこでの様々なコミュニティというのは抑圧されてきた忌まわしい記憶を想起させるものからだ。

そうやって家族以外すべてを切り捨てたとき快感、身軽さ、リセットして新しい自分でいちからスタートできるような気持ちがあまりにも絶頂だった。

人間関係は3年を超えると維持していく気力がなくなった。

私は今大学に勤めているのだが、学食のおばさんなどに顔を覚えられて話しかけられたり、いつものでいい?と言われたり、

近所の人にあいさつされたり、どっかのお店の店員さんとかにお久しぶりですね」とか言われたりするとああああ~となってしまう。

そのせいで学食には行けなくなったし、引越し代はかかるし何もいいことがない。


世の中の親に伝えたいのは、

教育方針とかは各家庭でいろいろあるのは別にいいのだが、抑圧しすぎると子供は変な人間になり最終的にあんたらが困るよということだ。

それから、なにか禁止する場合は「なぜダメなのか」を子供からってナメずにちゃんと正面から説明してほしい。

よろしくお願いします。

  • うんち

  • 今日も女は毒親叩き

  • 自分も抑圧された家庭で育ったのでわかりみが深い。 学校とかで共通の話題があまりなかったのが特に辛くて、そのせいか自分には常に疎外感と孤独感がつきまとっている。 性欲が強...

  • 私も抑圧されて育った子供である。男。一人っ子。 具体的には「理由も告げられず家を閉め出される」「ほんの些細なことで何時間も一方的に説教される」「結論ありきで濡れ衣を着せ...

  • わかる

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