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2009-09-24

大二病は、日本人特質なんじゃない?

中二病大二病は、日本人の特性なんじゃない?だから、多くの日本人は、大二病。もちろん俺も。

下記のエントリーをみて、改めてそう思った。

http://anond.hatelabo.jp/20090924092317

http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/7eaba4bbf3409d6bf7151d9501304ff2

http://anond.hatelabo.jp/20090924093733

テレビとか全く見てないんだけど こっち界隈の人はこの件についての反対派ばかりマスコミは登場させると批判しているが

ネトウヨさん界隈は賛成派ばかりマスゴミに出てると批判している。

要約すると、八ッ場ダム建設問題において、建設派と建設中止派の両陣営とも、「マスコミ自分の陣営が不利になるような情報ばかり伝える。その情報は誤り、もしくはごく少数派の意見である。このような情報を垂れ流すのは、報道ではなくプロパガンダだ。」みたいなこと言ってる。実際は、この問題に対する報道は、一つの記事・番組内では多少偏りがあるものの、すべてのTV局・新聞がどちらか一方の味方をしているという状況ではない(と思う俺もTV新聞をすべてチェックしてるわけじゃないが)。

しかし、建設派と建設中止派の両陣営とも、プロパガンダに感じてしまう。なぜか?それは、両陣営とも大二病だから。

両陣営とも、その人の"常識的に考えて"(通称jk)圧倒的に自分の陣営の主張が正しい、もしくは圧倒的多数派だと考えてる。そのため、相手陣営に有利な報道が少しでもされると、プロパガンダに感じる。マスコミという、見えない敵(悪い組織)と戦ってしまう。両陣営とも大二病である。

原因は、「"常識的に考えて"圧倒的に自分の陣営の主張が正しい、もしくは圧倒的多数派だと考えている」ことにある。一般的に、このような両陣営が長年もめてる問題で、圧倒的に片側の陣営が正しいということはない(少ない)。大抵の場合は、いい意味でも悪い意味でもお互い様だ。しかし、"常識的に考えると"圧倒的に自分の陣営の主張が正しいと感じる。そして、自分と異なる主張をするやつは、常識がない人や情報が足りない人(情弱)、悪の組織だと考え、それらの人や組織説教したり、戦いを挑んでしまう。大二病の発病だ。

さらに原因を掘り下げると、"常識的に考えて"*が、原因なのがわかる。もっというと、人々が異なった常識

常識

(1)ある社会で、人々の間に広く承認され、当然もっているはずの知識や判断力。

http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/93867/m0u/%E5%B8%B8%E8%AD%98/

をもっていることが原因である。当然、皆が日本社会に属していている。しかし、同時に、東京都群馬県などの地域社会医者SE科学者などの専門領域(社会)に属している。異なった社会で身につけるので、異なった常識(知識や判断力)を持つ。それを日本社会常識と考えるから、大二病が発症する。

先日の選挙も、多くの日本人が、自民党民主党公務員マスコミという見えない敵(その組織の誰が悪いとはわからなし、全員が悪いわけじゃないが、その組織の中にいる悪)と戦っていた。多くの日本人大二病なのかもしれない。いや、大二病は、日本人特質なのかもしれない。

大二病を治すにはどうしたらいいか?大二病発病中の俺は、以下の方法で闘病していくつもりである。自分常識的な人間だと考えるのをやめて、なんらかの専門家だと考える(ある意味高二病の発病)。同時に、他人もなんらかの専門家だと考える。悪と戦うのではなく、異なる分野の専門家と議論すると考える。具体的には、異なる分野の専門家(知識労働者)が社会の中心となっていく的な本、「プロフェッショナルの条件」 P・F・ドラッカーでも読み直し、洗脳されてみようと思ってる。

30手前にして大二病発病中の長文を読んでいただきありがとうございます。

*「庶民感覚」も「常識的に考えて」と同じだと思ってます。

2009-09-08

生物博士オワタコピペ

博士に対する見方

大学:学費を払ってくれるカモ

教授ポスドクみたいに給料支払わなくてなくていいし、

   早く論文書いて卒業したいから必死に命令に従う便利なコマ

周りの博士:こいつより俺の方が優秀!!こいつは才能がない。ポスドクで一生終わりだなwww

修士学生教授奴隷www学費上納乙www博士取ったら劣悪な労働条件でポスドクwww

学部の学生:こいつ30近くになって学生ってあほか??そんなに働くのが嫌か?

      マジで頭悪いわ。そばに寄るな気持ち悪い。

企業:こいつ博士のくせに英語ディスカッションも出来ねーのかよ・・・完全な道楽学生やってる甘ちゃんだな。

親:・・・もう、博士退学してよ・・・家計が・・・苦しい・・・。

幼稚園児:すごーい、このおっちゃん、ガンダムをつくれるんだ~

政府:職がない?そんなもん自己責任だ。せっかく俺たちが素晴らしいポスドク1万人計画を打ち立てたのに、

   それに甘えすぎたお前らが悪い。政府官僚性善、博士性悪なんだよ!


          まわりの反応

23歳修士1年  「へえ~。大学院に行っているんだ。頭いいんだねえ。こっちはこの前ボーナスもらって大型液晶テレビ買っちゃったよ。正社員っていいぜ。」

25歳博士1年  「すごい! ドクターコースなんだ。卒業したら博士? 将来は大学先生か、すごいねえ」

26歳博士2年  「先月車買っちゃってさ、ローンが大変だよ。今度どっかに遊びに行かない?え、お金厳しいんだ、そっかあ、がんばれ!」

27歳博士3年  「結婚したばっかりなのに、海外勤務になりそうだよ、参ったよ。駐在員は給料は破格なんだけど、お金だけあってもね・・・・。社会人も大変だよ」

28歳ポスドク  「え、すぐ助手になれないんだ。ポスドクってよくわからないけど、大変な世界なんだね。気にするなよ、数年後には助教授だって!」

30歳ポスドク  「気に障ったらごめんな。ただ、人には向き不向きがあるからアカデミック世界にこだわる必要ないと思うよ。もういい歳なんだし、早く定職と嫁さん見つた方が・・・

          お金がないと家族ももてないよ。」

36歳塾講師  「子どもが今度中学校受験のために塾通い出してさあ。受験か、懐かしいよな。お前はどうなんだ。

        博士号取ったのに、塾講してんの? ふーん。人生色々だけど、やっと落ち着いたんだな。早く結婚しろよ。

        親がかわいそうだぜ」

38歳無職   「え?少子化で塾が潰れた・・・。35歳過ぎで仕事探すの大変だろ!え??派遣会社登録してる?で、仕事もらえてる?

        やっぱムリだろ・・・。正社員はさすがに紹介できないがうちの工場ライン工

        働いてみないか?搾取がない分、派遣よりましだろ?決して楽ではないが衣食住はそろっているぞ。

        高卒と一緒に働くのは嫌だ?バカ!お前はそうやってプライドにこだわって生きてきたから今無職なんだよ!」

以下略

なあ、お前と飲むときはいつも白○屋だな。

一番最初、お前と飲んだときからそうだったよな。

俺もお前も理学部学生だったとき、

一緒に飲みに行ったのも白○屋だったな。

「俺はいつか生命科学者になってCNSで一報取ってアカポスに付くんだ」

お前はそういって笑ってたっけな。

俺が文系就職して入社して初任給22万だったとき、

お前は博士号取るんだって胸を張っていたよな。

「もうすぐ結果が出そうなんだ。これでウチの研究室からCNSが出せるぞ」

研究室の後輩に研究の仕方を教えてやってるんだ」

「お前も院に進めばよかったのに。専門知識を使わずに就職なんてもったいないぜ」

そういうことを目を輝かせて語っていたのも、白○屋だったな。

あれから十年たって今、こうして、たまにお前と飲むときもやっぱり白○屋だ。

ここ何年か、こういう安い居酒屋に行くのはお前と一緒のときだけだ。

別に安い店が悪いというわけじゃないが、ここの酒は色付の汚水みたいなもんだ。

油の悪い、不衛生な料理は、毒を食っているような気がしてならない。

なあ、別に女が居る店でなくたっていい。

もう少し金を出せば、こんな残飯でなくって、本物の酒と食べ物を出す店を

いくらでも知っているはずの年齢じゃないのか、俺たちは?

でも、今のお前を見ると、

お前がポケットから取り出すくしゃくしゃの千円札三枚を見ると、

俺はどうしても「もっといい店行こうぜ」って言えなくなるんだ。

お前が前の研究室ポスドク任期切れになったの聞いたよ。奨学金の返済も国民年金も払えないのも聞いたよ。

新しく入った技術者派遣で、一回りも歳の違う、20代の若い専門卒や主婦の中に混じって、使えない粗大ゴミ扱いされて、それでも必死に卑屈になってテクニシャン続ているのもわかってる。

だけど、もういいだろ。

十年前と同じ白○屋で、十年前と同じ、努力もしない夢を語らないでくれ。

そんなのは、隣の席で浮かれているガキどもだけに許されるなぐさめなんだよ。

2 名前今日のところは名無しで :2008/10/13(月) 09:17:46

今36歳で分子生物系のポスドクだ。

今年度で任期が切れる。年齢が年齢なのでもう次はないだろう。

俺の人生終わったな。

「君には才能がある。博士課程に行きなさい。」という教授の甘言にだまされず

修士のときにさっさと民間企業就職しておけば良かったよ。

やあ(´・ω・`) ようこそ「ピペット土方世界」へ。

この実験は急ぎだから、PIのために死ぬ気で働いて欲しい。

うん、「将来の保障ゼロ」なんだ。済まない。

地獄の沙汰もって言うしね、職を世話しようなんて思っていない。

でも、この現実を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない「人生\(^o^)/オワタ」みたいなものを感じてくれたと思う。

ボロボロの高齢無職になってフリーター再チャレンジする、

そういう気持ちを忘れないで欲しい、

そう思って、大学院重点化してポスドク増やしたんだ。 WEも導入済みだし過労死しても労災もでない、

PIの意向の元で「好きなだけいくらでも働ける」夢のある職場だ。

じゃあ、土日深夜も実験してもらおうか。

2009-09-06

http://anond.hatelabo.jp/20090906015317

今頃古いネタに噛み付くなぁ。

そりゃぁ、個人単位で見れば、「生命科学者になれなかったら職がなくて死ぬしかない覚悟で来てください」っていうのもありだとは思うよ。自殺するのも個人の勝手

でもさ、学者になれなかった人も何か役に立つんじゃね。勝手に目指して勝手に死ぬのは個人の自由かもしれんが、死なれたら、国としては損なんじゃね。大体、彼らは、恩恵を受けた実感がないかもしれないけど、国は、もう彼らに研究費とか大学の運営費とかいう形で投資しちゃっているわけよ。学者になれなくて死ぬのは勝手だが、国が金払った分は、何か貢献して死んでくれないと、国が損するだけじゃね。

彼らが甘ちゃんだろうがなんだろうがどうでもいいが、とにかく、国が投資した分は働いてもらわないと。これから目指す人には、元増田みたいにおどしをかけておいて、目指させる人を減らして、もう、目指しちゃっている人はなだめすかして、国が投資した分は働いてもらうっていうのは、合理的な選択だと思うけど。

2009-08-20

http://anond.hatelabo.jp/20090820154255

ただ自分の友達にも、院卒で外食産業就職活動している人がいましたが、

『院までせっかく出たのに、そんな超々激務な外食産業就職は無いだろう。』と思いました。

でもこれも、バイオ卒にとって社会で活躍できる場があまり無いので、仕方が無いことなのかもしれません。

バイオ文系よりマシだろうに


ピペット土方の主な業務は次の3つに分類される。その1つが「ねるねるねるねの合成」である。

 

ねるねるねるねの合成。予め用意された各種「1ばんのこな」「2ばんのこな」「DHMO(軽量カップまでついている)」などを混ぜ合わせるだけでよい。

 

各種「こな」の内容は受精卵であったり、DNARNAの断片であったり、アミノ酸であったり、酵素であったり、サンポールであったり、ムトウh(検閲により削除)であったりするが、基本的には混ぜるだけなので問題はない。危険薬品は使わないし。

きっと、この記事を読んでいるあなたにもできるだろう。

実際、ピペット土方を雇う代わりにパートのおばちゃんを雇う企業も存在する。

無駄科学者を自称し、プライドだけ高いピペドより安く使え、指示も通りやすいからである。

どんな分野でもマニュアルに沿うだけじゃないの?

2009-08-18

http://anond.hatelabo.jp/20090817024241

古い欧州に住んでる20代後半科学者ストレート彼氏無しが通りますよ。

1.オネエマンズみたいなオネェは多分ゲイでもめずらしいタイプなんだけどそれについて知ってるのかなぁ?

うん。

ゲイの友達も結構いるし、私のゲイダーはかなり優秀なんだけど、あのタイプは見た事がない。

2.ゲイ人権問題を言うのなら、性的倒錯の面でロリコンとかも一緒ではないか?

ネットで過ごす時間は長いけどこんな意見は聞いた事がなかった。でも多分本当にそう思ってるんだろうという想像はつく。

後者性的欲求を実現させれば犯罪だし、例え性行為を行わなかったとしても相手に与える影響の深刻さという点で明らかに違う性質のものなのに。

3.腐女子の方々はいったいなにがしたいのか……。

お伽噺で未知のわくわく異形ランド世界を楽しみたいんだと思う。「メゾン・ド・ヒミコ」みたいな。

4.実際カミングアウトして引くひとはどれくらいいる?

学部の頃サークルが一緒だった男の子カミングアウトした時、周りの反応は「へーそうなんだ」だった。露骨に引く人は私の周りにはいないなあ。

2009-08-06

書籍から見るゼロ年代

今年でゼロ年代が終わる.2000年が始まったときはミレニアム!と晴れ晴れしい気分であり,まさかゼロ年代なんてカタカナで時代が表されるだなんて思っても見なかった.そんなことを近頃思っていると「そういや,2000年とか2001年ってどんな本が平積みにされてたっけ?」と思ったので,簡単にまとめてみた.これは客観的な統計データのまとめではないし,選んだ本やその解説には恣意性だって含まれてると思うけど,はてブ等でフォローしてもらえたらと思う.

一般書では『だから,あなたも生き抜いて』がベストセラーであった.閉塞感のあった90年代において日本経済社会システムも崩壊が始まり,これまでのような一億層中流社会は望めなくなった.そんな時代に単なるサクセスストーリーとしてだけでなく,「生き抜く」ことを薦めるこの本がゼロ年代最初の年のベストセラーであったことは興味深い.

経済書では『経済ってそういうことだったのか会議』がよく書店平積みされていた.お金のことは銀行専門家にまかせておけばよい,といった価値観から自分の身は自分で守ろう,そのためには少しずつでも知識をつけようという価値観へ既に変化し始めているように思える.

また,9.11以前に文明の衝突論を展開していたという点でハンチントンが後にもてはやされた.『文明の衝突』は1998年

また,ソーカル事件を発端とする科学論者と科学者間の間の論争である『サイエンスウォーズ』『知の欺瞞』が出版された.一連の流れにより,科学は正しいものという固定観念が崩れ始めるが,その悪影響として疑似科学が隙間に入ってくることとなる.

2001年は一般書・自己啓発本として『チーズはどこへ消えた?』や『金持ち父さん貧乏父さん』がベストセラーとなった.これらは自分探しブームの終焉でもあり,ありのままの全肯定でもある.その他の一般書では『声に出して読みたい日本語』のような日本語ブームが始まる年である.

ゼロ年代を象徴する批評家東浩紀が『動物化するポストモダン』を出版し,アカデミズムからサブカルへの転向,遅れてやってきたエヴァ批評として有名となった.その後の現代思想批評界は東浩紀とそのフォロワーによって進められることとなる.

また,疑似科学論争の大きなきっかけとなる『水からの伝言』がブームとなり,教育界では道徳の授業で使われたり,科学者集団がその疑似科学性を啓蒙したりする騒ぎとなった.

2002年は一般書では『生きかた上手』や『声に出して読みたい日本語』,『常識として知っておきたい日本語』がベストセラーとなった.また,『本当の学力をつける本』で陰山メソッドが有名となり,公立校進学校化など各々が一律である必要がなく,教育にも個性や多様性を認めるような社会風潮となっている.とはいえ,これらの風潮は後の格差社会と繋がらないとは言い切れない.

格差社会といえば,玄田の『仕事のなかの曖昧な不安』は社会安定を失った日本の将来を予見する内容であり,当時の日本社会空気を表す本としてピックアップすることができる.

不況下における人々の意識を表すかのように森永の『年収300万円時代を生き抜く経済学』がベストセラーとなった.この年を前後してエコノミストと呼ばれる人々が盛んにマスメディアに出るようになり,銀行に預けるのではなく,個人が投資する時代になったと盛んに喧伝した.

9.11以降の社会を分析するかのように,ネグリハートの『<帝国>』やチョムスキーの『メディアコントロール』などが読まれた.特に『<帝国>』は左派に大きな影響を与えたといえる.

2004年は『バカの壁』が大いにベストセラーとなり,養老孟司ブームが到来する.その続編でもある『死の壁』も同様にベストセラーとなり,これらと時期を同じくして,新書ブームが到来.多くの出版社新書に力を入れ始める.

仕事のなかの曖昧な不安』を受ける形で『13歳のハローワーク』が出版され,自分探し(何がやりたい?)と自己肯定(何をやっても自分らしい)が同時に薦められるような時代となった.その一方で堀江貴文『稼ぐが勝ち』が売れ,Tシャツ姿で六本木ヒルズで新進気鋭の社長となっているホリエモンが多くの若者共感と多くの大人の反感を買った.この共感した若者は『希望格差社会』において希望が持てない若者たちであり,株取引による一発逆転という大平光代サクセスストーリーとは別の形の逆転劇を夢想させた.

新書ブームを背景に『頭がいい人、悪い人の話し方』,『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』がベストセラーとなった.特に『さおだけ屋~』はタイトル売りという技を駆使し,その後多くのフォロワーを生んだ.また,これまで『仕事のなかの曖昧な不安』『希望格差社会』といった「労働」というジャンルハードカバー本であった内容がついに『下流社会』と新書の形をすることで大衆化し,格差社会というゼロ年代キーワードを体現した.

また,東一辺倒であった批評界において,『嗤う日本ナショナリズム』によって社会学の北田が登場し,2ちゃんねる批評というものが生まれた.これはゼロ年代が徹底的にサブカル批評へ偏ることを決定づけた.

相変わらずの新書ブームで『国家の品格』『人は見た目が9割』等がベストセラーとなった.『国家の品格』は養老孟司から続く理系人ブームを引き継ぐとともに,後の品格ブームを起こした.『人は~』は『さおだけ~』のフォロワーであるタイトル売りであり,『なぜ、社長ベンツは4ドアなのか?』といったフォロワーも生まれた.

また現在まで続く重要な流れとして『ウェブ進化論』『Google』『「みんなの意見」は案外正しい』といったWeb論が生まれ,Web2.0玉石混淆,群衆の英知といった言葉がよく聞かれるようになった.これらの著書により,これまでYahooを使っていた人々がGoogleに移行したり,Wikipedia大衆化したりするようになった.これらのWeb論はあまりにオプティミスティックであると当初から批判されたが,アーリーアダプターにしか知られていなかったWebの様子を大衆化したその社会的影響は計り知れない.また,『フラット化する世界』がベストセラーとなり,インドの台頭が認知され始めた.

品格ブームを引きずって『女性品格』,○○力ブームを引きずって『鈍感力』などが一般書としてベストセラーとなった.また,理系人による本として『生物と無生物のあいだ』が読まれた.

データ重要となったことを示すような本として『その数字が戦略を決める』がよく書店平積みされていた.Web時代においてGoogleが大規模DBデータをため込むようになり,既存の専門家よりもデータが多くを語るような時代が幕開けしたことを告げた.

その一方で,「炎上」という言葉が一般用語化し,梅田オプティミストによるWeb論に対して,Webの負の面を大衆化させるような本として『ウェブ炎上』や『フラット革命』が登場した.

また,格差社会論は「ワーキング・プア」や「ロスト・ジェネレーション」といった言葉を生み出し,ワープア論壇やロスジェネ論壇と呼ばれるものが生み出され始めた.特に「『丸山眞男』をひっぱたきたい----31歳、フリーター希望は、戦争。」という赤木の論考は衝撃的であった.

どういう流れからか,『×型 自分説明書』という血液型本がバカ売れした.これも疑似科学ブームの一端なのだろうか.そして,はてなー大好きの勝間本『効率が10倍アップする新・知的生産術 自分グーグル化する方法』がついにベストセラー化した.いつの頃からかライフハックという言葉がよく聞かれるようになり,多くの自己啓発本書店平積みされていた.また,サブプライム問題までは外資系コンサルが重宝され『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』が売れた.

批評界では東にケンカを売る形で宇野ゼロ年代の想像力』が,東のフォロワーとして濱野『アーキテクチャ生態系』が現れたが,どちらも東の影響を多分に受けており,ゼロ年代批評が東一辺倒であることを決定的にした.

ロスジェネ論壇ではその名の通り『ロスジェネ』という雑誌が創刊し,蟹工船ブームが生まれた.また,秋葉原通り魔事件が起こったことにより,多くのメディアによって事件が消費され,それらは常にロスジェネ論壇,フリーター論壇とともに語られた.

##せっかくISBN記法したのに,増田だと使えないのね.

文字ばっかりでごめんなさい.

2009-07-23

http://anond.hatelabo.jp/20090723015900

話が通じる・通じないなんてのはその場の空気が決める事。

「それでも地球は回っている」と言ってた科学者の例を持ち出すまでもなく、ね。

2009-07-16

id:umikuma

http://anond.hatelabo.jp/20090604150157

ネタ元:http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/pedalfar/20090715/1247684532

id:umikuma 湿潤療法に懐疑的な医者科学者意見もぜひ聞いてみたいな。これを無邪気に信じる人って、俺の中じゃホメオパシー妄信してる人と同じ。 2009/07/16

2009-06-29

池は見つからなかったけれど

ひとりよがり後日談ブコメ頂き、恐縮です。

昨日、池を探しに行きました。

車で1時間実家の隣町には10年ぶりでした。

雨も降らず、暑い一日でした。

池は、結局見つかりませんでした。

隣町の風景子どもの頃とはすっかり変わってしまって、

池の場所がどこだったのか、思い出すことが出来ませんでした。

時間か歩いて、私は諦めました。

「もう、いいんだ」と私が言い、彼女は「本当に?」と聞きました。

私は頷きました。

それから、ポケットからスルメを取り出して、袋を開け、ゲソを一本咥え、

彼女にも一本差し出しました。

彼女は笑いながらゲソを咥えました。

ゲソを咥えて、私たちは笑いました。周りの人からはきっと変な人たちに見えたでしょうね。

私は、友達の話をしました。

ザリガニ釣りに行った話、同じミステリーを読んでいた話、彼が好きだったポッキー

大好きだった秘密の場所。今は家が立ち並んでいましたが、昔は芝生の畑でした。

こっそり忍び込んで転がって話をするのが大好きだった。

話しながら、私は泣いていました。

涙がぼろぼろ出た。そのうち、泣いているせいで話せなくなった。

私は嗚咽していました。歩きながら、子どものように泣きました。

彼女が静かに私の後ろを歩いていることがわかっていました。それが嬉しかった。

私たちは私の部屋に帰りました。

帰り道無印良品彼女レインコートを、私は黒いナイロンポンチョを買いました。

昨日の夜はいつもと同じ、私たちの静かな夜でした。

今日、雨の中、彼女と海まで歩きました。

レインコートポンチョで、傘はささずに。

フードに当たる雨粒の音と、波の音が重なっていつもの浜辺がどこか遠い国の浜辺のようでした。

家に帰ってシャワーを浴びて、彼女は帰りました。

冷えたのではなく、蒸れたのです。

日本梅雨時、傘を差して歩くほうがふさわしいというのが今日の答えでした。

明日から仕事に戻ります。

昔、友達に話したように、科学者としての仕事を続けていきます。

友達は医者になりたいといっていました。

天国があるなら、彼はそこで医者になれたでしょうか。

いや、天国には医者は要らないですね。そこが本当に楽園ならば。

これでこのお話は終わりです。

最初にひねくれた勢いで書き出したことがきっかけで、

なんだかとても長い旅が出来ました。

ありがとうございました。

コメントを下さった皆様に感謝を。

http://anond.hatelabo.jp/20090626014641

追記

友達の死因は、自転車ハンドルが胸部に当たったことでした。

後ろから来た車のフェンダーミラーが友達の自転車ハンドル右側に当たり、

その反動で私の前を横切るように、左側へ飛ばされたのです。

彼は直接車にはぶつからなかったそうです。

飛ばされてガードレールにぶつかった自転車の突起、恐らくはハンドルが胸にぶつかった。

それが学校先生から聞かされたことです。

このことも、ずっと思い出さずにいましたが、昨日思い出しました。

2009-06-24

http://anond.hatelabo.jp/20090624012801

研究って、産業として考えるとどう見ても斜陽だからなあ。

よく言われる話だけど、人類史上で死んだ科学者全員よりも、今現在生きてる科学者の方が数が多いらしい。

ビジネス高速化はとどまる所を知らず、長期的な戦略に基づく基礎研究なんてもんはどんどん蔑ろにされていってる。

先進国はほぼどこも少子化大学産業斜陽

1年以内に成果が出るようなプロジェクトを乱発しつつ、under the tableで(つまり無給で)個人のモチベーションのみに依存して基礎研究をやるしかない、ってのが実情じゃね?

一番幸せ職業、それは研究者だと思う。

自分の知りたいこと面白いことを研究してお金がもらえる。

半分趣味みたいなものだと思う。

幸せだからこそその道は厳しい。

専攻は工学系だからほかの分野と比べればまだ状況はましだと思う。

彼氏は学部卒でとうに就職。すでに社会人2年目である。

研究者なんてなれるわけないだろ。さっさと就職しろ

同級生だったのに、彼の方がすでに2年先を行っている。

私が博士にいったらさらに数年遅れる。

同い年の子が既にお給料を稼いでいることに不安を感じないわけではない。

もっとも、うちの大学のうちの学部は最近から博士学生も「職業人」として、一定の給与を支給するようになった。

失敗したら専業主婦という道もないわけではないから、

チャレンジする価値はあると思う。

女が仕事に生きる道も許されるようになった今、リスクを男より引き受けやすいという点で、女の方が選択肢が多いなあと思う。

内定はすでにあります。某大手インフラ会社

そして今国1の官庁訪問期間中です。明日も霞が関面接です。

理系公務員ってもはや理系じゃないんですよね。

安定性とステータスに飛びついて目指していたけど、

定年までの人生、「お金を稼ぐための手段」と仕事を割り切っていいものかなあ。。と。

メーカー研究開発職とかの方が面白そうかなとか思い始めた。

環境は厳しいけど。

自力で就活しました。

推薦だと蹴っちゃいけないから。。

もともと技術を政策に活用したいと思ってだから公務員を目指したんだけど、

制度設計者は一番権限と責任を持っているにもかかわらず、

皮肉なことに一番現場から遠く技術から離れたところにいる。

うん、できれば権限と責任がある方がいいよね。

でも、権限と責任があるくせに技術のことなんも知りません、

なんか聞かれたら「それはメーカーに聞いときます」って言わなきゃいけないのって悲しいよね、って。

安定性や社会的地位でいえば公務員でしょう。

でも理系公務員やってノーベル賞とるのは無理ですよね。

それほど大きくもないメーカー研究開発してノーベル賞とることはできても。

科学者になりたい人は公務員って向かないだろうなあって。

自分を鍛えるにはメーカーの方がいいだろうなあって。

だからどっちがいいのか分からなくなってきました。

特許庁に7年いたら弁理士資格とれるし、行ってみるかな。

技術を学びながら公務員をやりたい。

そんな仕事ないか・・

http://anond.hatelabo.jp/20090623224933

2009-06-23

http://anond.hatelabo.jp/20090623233120

安定性や社会的地位でいえば公務員でしょう。

でも理系公務員やってノーベル賞とるのは無理ですよね。

それほど大きくもないメーカー研究開発してノーベル賞とることはできても。

科学者になりたい人は公務員って向かないだろうなあって。

自分を鍛えるにはメーカーの方がいいだろうなあって。

だからどっちがいいのか分からなくなってきました。

特許庁に7年いたら弁理士資格とれるし、行ってみるかな。

あらすじ

今から1万年前の地球に非常に高度な文明を持つ国があった。

そこには巨大な勢力を持つ悪の組織があったのだが、政府軍の

奇襲攻撃により全滅してしまう。

ところがその組織科学者が作りだしたタイムマシンにより、何人かが

現代に逃げ延びていた。

政府軍の奇襲攻撃の前に戻ることによって、全滅を回避しようとしたが

その際に現代の高校生グループ(主人公)が巻き込まれ、1万年前に行ってしまう。

現代に戻るにはタイムマシンが必要だが、悪の組織が現代から核兵器

持って来ようとしているのを知り、主人公はやむなくタイムマシン破壊してしまう。

政府軍と合流した主人公たちは悪の組織と戦い勝利する。

その国は地殻変動で水没することがわかっていたので、国民ロケット

宇宙に旅立つ。

政府科学者の作ったタイムマシンで、主人公たちは現代に帰る。

2009-06-22

http://anond.hatelabo.jp/20090622141307

おう、クレジットカードも作りにくい腕一本の自由業者よ。

なんか天才科学者様にしたいにせよ

エリートビジネスパーソンにしたいにせよ

子供を通わせるべきは慶応幼稚舎じゃあないね。

暇な時間ありすぎて胡散臭い才能が開花したり

胡散臭い職業になる可能性だけは高まるぜ。

2009-06-20

ちゃんと実験して客観的な成果出してる科学者っているの?

俺は脳科学とか心理学とか社会学とか

統計学とか政治学経済学とか色々興味があるんだけど

世に大量の本を出してるような学者さんで

ちゃんと実験をしてその成果に基づいて理論や学説を発表してる人ってどれくらいいるんだろうか

そういう人の本を読みたい

2009-06-16

http://anond.hatelabo.jp/20090616122404

その「科学的」の扱いをめぐってゴタゴタしてるという話ではないのか…?

そういう話じゃないんじゃないか? 水伝科学的にでたらめってのは、科学的には争う余地のないところで。

水伝バッシングすることが政治的・社会的倫理的にどういう意味を持つのか、というところにゴタゴタがある。

たぶん引用元の人も同じ意味で言ってる。

この二つの問題は、少なくとも科学の側からは明確に分けられるし、科学者は自覚して、そこを分けて振舞うべきなんだけどな。

それはおいといても、科学者ニセ科学批判は、「科学者としての仕事はそれで終わり」の範囲を超えてるのではないかと思う。

ほとんどのガチ科学者は、こんな問題見向きもしないでしょ。科学研究とは無関係だし。

こういう態度じゃもうダメだよね、科学者社会的責任果たさなきゃっていうのが現代の科学技術社会論とかの主張で、それに対する支持はどちらかというと大きくなりつつある。もちろん事実として、見向きもしない科学者は多いけどね。

こういうのを騒ぐ人って、だいたいは科学ライター志向の人で、科学者じゃないからなあ。

他の人も言ってるけど、菊池誠さん(阪大教授)とか、最近科学者もけっこう発言するようになってきている。日本物理学会ニセ科学問題にどう対処するかってセッションも開かれたぐらいだし。

多分以下のようないくつかの問題がからみあっているのでややこしくなっている。

まあ、それを解きほぐすのが倫理学仕事だといえば、その通りなんだけどね。

  • ニセ科学界隈の現象に関して、科学的に正しい言明の大部分は「これは科学的に正しいとは言えない」という形でしか表現できないということ。
  • 科学者にとっての「「これは科学的に正しいとは言えない」ということ」のかなりの部分は、(ニセ科学の積極的推奨者でなくとも)一般市民に共有されてないし、ちょっとやそっとの「啓蒙活動」なんかではどうしようもないということ。
  • 一般市民が「科学(者)が満たすべき知的誠実さ」を持つことが倫理的要請されるというのは必ずしも自明ではない(というか恐らく倫理学者からさえも支持されないであろう)こと。
  • 一般市民が「「科学的に正しいとは言えないこと」を言ってはいけない(あるいはそれを根拠にした意思決定をしてはいけない)」ということが倫理的要請されるかどうかはやはり必ずしも自明ではないこと。
  • 社会的活動が満たすべき、倫理的規範を満たしていないこと」を一般市民が行ってはいけないというのは確かに、疑いなく倫理的要請されるが、これはトートロジーだから当たり前。「社会的活動が満たすべき、倫理的規範」が何であるかについてはやはり必ずしも自明ではないこと。

追記

元増田の言ってることは「戦線を限定すべき」という意味では大賛成なんだけど、「倫理」とか「知的誠実さ」とか言わない方がいい。話が拡散するので(実際スレッドを追うと拡散してる)。

単に「科学的手続きを踏まえていないものを科学と呼ぶな」って言えばいい。

科学的手続きとは何か」というのはある程度わかりやすく説明できる。>その手の本はいろいろ出てるので興味のある方は読んでください

ややこしいのは、「科学的手続きを踏まえていないものを科学と呼ぶな」というパフォーマティブな言明は何を意味するのか、ということ(誰が言うべきか、そもそもなぜ言うべきなのか、言ったら効果があるのか)。

で、さらにややこしいのは「じゃあ科学とは呼ばないよ。科学的手続きを踏まえていないものを「世界根本原理」と呼んで広めることにするよ」となったときにはもう、「科学的手続きを踏まえていないものを科学と呼ぶな」という言明は無効化されちゃう。そこでさらに深追いして「科学的手続きを踏まえていないものを口にするな」なんて言っちゃったら我々の日常コミュニケーションのほとんど全てがひっかかっちゃうからね。

法律に触れるようなことはもちろん法律で裁けばいい。でも、そうでないもの、グレーゾーンなものは難しいよね。「ある人を救うためにナイフで刺すことがベストな方法」って思ってる人が本当に刺しちゃったら犯罪ってことで処理されるし、ある種の代替医療とかはそれに近いところまできちゃってるのかもしれないけど、水伝なんかはそうとは言えないからね。

確かにあれで授業を受けた子どもは、色々な意味で「機会損失」があるわけだけど、それは法には触れないし、「科学」というラベルを外せば先の批判は無効化されるから、あとは「議論」していくしかないんだよね。科学に対する価値観の違う者同士で。

http://anond.hatelabo.jp/20090616122404

水伝バッシングすることが政治的・社会的倫理的にどういう意味を持つのか、というところにゴタゴタがある。

この二つの問題は、少なくとも科学の側からは明確に分けられるし、科学者は自覚して、そこを分けて振舞うべきなんだけどな。

同意。

しかし何だな、双方の論理の組み立てが残念なことになってるから、どうしようもない議論になってるのか…。

http://anond.hatelabo.jp/20090616123333

元締めって表現はどうかと思うが、あの人はプロ科学者としての知識を生かしたSF屋としてふるまってるんじゃないかな。

たしかアシモフとか科学啓蒙書書いてるよね。ああいう感じの。

科学本来の枠組みの中には、ニセ科学に対してどうこうってのはないはず。

http://anond.hatelabo.jp/20090616115331

科学者「僕たちは嘘はついたことないよ! 信じて! 大量虐殺過去を持ち出すのは議論のすり替えだよ!」

だいたい大量虐殺に手を染めた件についてほっかむりしてるのが知的に誠実とはとてもいえないし、

優生学と仲良しこよしだった過去を糊塗しようとする姿勢は都合悪くなると異端認定して逃げようとする宗教と一緒。

知的誠実が聞いて呆れる。

科学者も人の子。政治家宗教者や教師やサラリーマンニート主婦と同じ、糞の詰まった肉袋。

別に知性や倫理意識が優れてるわけじゃない。主婦料理ができるように、科学者科学ができるだけだ。

http://anond.hatelabo.jp/20090616121249

その「科学的」の扱いをめぐってゴタゴタしてるという話ではないのか…?

そういう話じゃないんじゃないか? 水伝科学的にでたらめってのは、科学的には争う余地のないところで。

水伝バッシングすることが政治的・社会的倫理的にどういう意味を持つのか、というところにゴタゴタがある。

この二つの問題は、少なくとも科学の側からは明確に分けられるし、科学者は自覚して、そこを分けて振舞うべきなんだけどな。

それはおいといても、科学者ニセ科学批判は、「科学者としての仕事はそれで終わり」の範囲を超えてるのではないかと思う。

ほとんどのガチ科学者は、こんな問題見向きもしないでしょ。科学研究とは無関係だし。

こういうのを騒ぐ人って、だいたいは科学ライター志向の人で、科学者じゃないからなあ。

(とか安心してたら、たま大槻教授みたいな電波さんも現れるけど……あれ、なんなんだろうな)。

http://anond.hatelabo.jp/20090616120329

科学的な誤りの指摘は出来るだろ。

その「科学的」の扱いをめぐってゴタゴタしてるという話ではないのか…?

それはおいといても、科学者ニセ科学批判は、「科学者としての仕事はそれで終わり」の範囲を超えてるのではないかと思う。科学哲学の領域に踏み込んでるだろ、明らかに。もっといえば、「科学的に正しい/誤っている」にとどまらず、「それが良いか悪いか」にまで言及してる時点で、倫理学に踏み込んでるんだよ。

他の領域にだって、必要ならば踏み込んでいいんだよ。だからこそ、ある程度ちゃんと勉強して、立つべきところにたって、堂々巡りにならないようにしっかり論破しろってことだよ。

http://anond.hatelabo.jp/20090616115354

というか、「倫理」も持ち出せないようなことしてる科学者ニセ科学なんぞ批判できるのか?

科学的な誤りの指摘は出来るだろ。科学者科学者としての仕事はそれで終わりなんじゃないか?

たとえば薬事法違反みたいな法的な問題も指摘できるけど、これは法学屋の領分だし、倫理的な批判は倫理学屋の領分だ。

科学者が法や倫理の領域でも自分の考えで口を出していくのは、中身がちゃんとしてさえいれば、いいことなんだろうけど、守備範囲が違うことは断っておいてもいいと思うね。

http://anond.hatelabo.jp/20090616113056

というか、「倫理」も持ち出せないようなことしてる科学者ニセ科学なんぞ批判できるのか?

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