2024-08-24

週末の逆転世界

またやってしまった。金曜日に油断して朝まで起きてたか今日夕方に目が覚めた。

もうこの時間からなにをやっても無駄というずっしりとした重い気分と、逆になにもできないならもう好きなことだけして遊んじゃおうという開き直り

昨日の夜風呂に入ってないからとりあえず風呂に入るかと思ったが少しメールだけ見ることにした。

スリープしていたパソコンブラウザには昨日の朝方に最後に見てたページがそのまま表示されていた。

そうだった深夜のテンションで昔の色んなバンド動画を漁ってて最終的にトランスレコードに行き着いていたんだった。

80~00年代くらいまでの日本音楽シーンは混濁しててとてもおもしろい。特にインディーズ界隈は宝庫なのだ

ソドム動画再生してそこからまた止まらなくなった。ソドムハードコアからハウスまでものすごい変化が大きい。今まであまり知らなかったのでとても興味深かった。

ソドムからジャパコア系が気になり検索しはじめた。右手のないマサミという伝説パンクロッカーがいてブルーハーツの歌のモデルにもなってるそうだ。

ちょっとの雨ならがまん」という80年代ジャパコアパンク界隈のドキュメンタリーがある事を知る。見てみたい。

そのへんの流れからINUの町蔵に流れて最近町田康活動を追う。「くるぶし」という短歌集がめちゃくちゃ良さそうなので購入した。

あとこの短歌集について穂村弘と対談してる記事面白かった。

https://gendai.media/articles/-/129641

町田:つまりエモーションってのは本来複雑怪奇ものなんだけど、それを人工的に一方向に持っていって、ある種の効果を狙って市場ニーズに応えようとしてるのがいまのエモなわけですよね。それってぶりっ子ですよね?

率直な視点かつ、町田ぶりっ子(エモさ)を否定してるわけじゃなく、むしろできるなら自分もそれやりたいと思ってそうなとこが面白い。

穂村 自分の魂の温度に見合わない言葉を引いてしまって、あとから離しちゃうってこともよくあります

種村は色んな言葉切り貼りして工夫を凝らすことはするけど町田パンクロッカーらしく短歌も一発勝負みたいな感じで作るらしい。

穂村 NG言語化するとしたら?

町田 公共の圧ですよ。あと過度な外在。

穂村 どういうこと?

町田 つまり自分なかになにもないのに、プリセットで粗いもんだけ引用してそれらしく拵える。自分のなかのNGですけどね。

中島らも町田康は日々の生活に寄り添った同じ言葉が何度も出てきたりするんだけど、それが好ましいってとこが似てる。

中島場合記憶が飛んで同じ話をしちゃってるみたいなのもあるけど。

というようなのをあれこれ追いながらまったく別軸でジブリのことも調べてた。

高畑勲宮崎駿どちらから評価されていたという近藤喜文という人を知る。(耳をすませば監督

どちらもこの方が入らないなら作らないというほどの取り合いをしたこともあるらしい。

こんな二人から求愛されまくったら相当にしんどそうだ。よく逃げ出さずに最後までいたなと関心する。

その近藤喜文さんがとても好きな漫画家ということで高野文子名前が出てる情報も得た。

気になったので注文した。

町田康短歌集に高野文子漫画。なんだか昭和サブカル感あふれる週末だがきっとこのふたつは時代を超える良さがあるのではと期待している。

そして俺は風呂に入る午後21時夜はこれからだ。

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