2021-07-30

仮面ライダークウガってコロナ予言してなかったか

仮面ライダークウガが、今のコロナとかなり似た展開になっているので、ちょっとした再評価が起きていた。

ちょっと前にYouTube東映特撮チャンネルクウガが毎週再放送されていたのだけれど、今のコロナの状況をそっくりそのままなぞったような展開になっていてすごいとコメント欄ではちょっとした話題になっていた。

相違点

現実ではウィルスが猛威を奮っているのに対しクウガでは怪人が「ゲーム」人間を殺している。クウガでは「現実に怪人が現れたら警察はどのように対応するのか」をシュミレートして実際に警察に問い合わせており、怪人は人間ではないか殺人課ではなく警備部野生動物管轄するところが対応することになるだろうとしている。

略される正式名称

現実では「新型コロナウィルス」を「コロナ」と略してそれが世間で定着しているが、クウガでは怪人(グロンギ)は「未確認生命体」が警察発表の正式名称であり、世間では「未確認」と略されて定着している。ちなみにクウガ世間的には「未確認生命体第4号」であり警察世間からも「4号」と呼ばれ、「未確認の仲間だが人間の味方」という某8号のような立ち位置となっている。ちなみにキッズたちが幼稚園で「4号はいいやつだ」「いや4号は悪いやつだ」と言い争っているシーンがある。

別に天文学的な数の人間死ぬわけじゃないが犠牲者は増える一方

1回のゲームで殺さなければならない人数はあらかじめ決められており、序盤から中盤までは「数日で数十人」だったのが中盤以降は「数時間で数十人から数百人」となり、怪人の親玉ゲームでは3万人が犠牲になっている。

各種制限される自由

毎週誰かしらが死ぬような状況なので怪人の動きを警戒して夜は店が閉まっていて、市民がそれをぼやくシーンがあり、主人公住み込みで働いている喫茶店も客足が遠のいていたりする。

ヒロインラジオ音楽を聴きながら仕事をしているのだが、未確認関連の臨時ニュースが時折入り、しかも回を重ねるごとに未確認関連のニュースがどんどん増えていく。余談だがニュースアナウンサーはべ様である

クウガでは仮面ライダー警察が協力して怪人と戦っているのだが、警察関係者は寝る間も惜しんで日夜未確認対策に努めており、そこの科学者家族との時間が取れないことで子供トラブルになる回が何回かあった。

また、サブキャラの身近な人がゲーム犠牲者となっており、怪人のゲームは遠いニュース出来事でもないことを印象付ける。

市民の気の緩み

かと思えば、毎日怪人が殺人を行っているわけではなく殺人のない日もちょいちょいあって、実際に人々が警戒しているのは怪人が殺人ゲームをやっている最中であり、怪人がゲームをやっていない時は気が緩んでいるからなのかプールに人がごった返していたりする。

ゲームが行われているのは主に東京であり、東京以外の栃木千葉では、「東京では未確認で大変なことになっているから極力東京に行かないように」と小学校でお達しがあったり、「まだ終わらないの?未確認事件」と温度感東京とそれ以外で大きく違うのもクローズアップされていた。

プールや海などの水辺で暴れている怪人が出たので各種遊泳場を営業禁止にしたのはいいけれど、怪人が暴れているのは東京からと外浦海岸で遊んでいる若者がいたりするので、なんだかんだで脅威が長続きすると気が緩んでしまうのは現実でもそんなに変わらないなあと思ったものである

人類の手で作られる特効薬

怪人の親玉最後クウガが倒すのだが、それに準じる幹部怪人的な立ち位置の怪人たちは、最終的に人類が作った「神経断裂弾」で人間の手によって排除されていく。作中で3番目くらいに強い怪人が、特になんの訓練も受けておらず特殊な力も持っていない普通ホモサピエンスによって排除されていくのは正に圧巻の一言であり、同じ時間に放映されていたタイムレンジャーで赤レンジャー雑魚兵にトドメを刺されるのとは恐ろしく対照的である

現実なところ、コロナウィルスワクチンによって収束していくかどうかはまだわからないけれど、僕は生きたい。生き延びたい。

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