2020-08-29

男性へ、フェミニズムのすすめ

自分語りになる。自分フェミニズム出会うことでどう救われたかという話をしたい。

25歳男。人生がうまくいっているかいないかでいうと、あまりうまくいっていないかもしれない。就職した職場であまり仕事ができなくて適応障害になったり、発達障害がわかったりといろいろあった。今も彼女がほしいけど出会いがなくて、マッチングアプリをやっている。まだやり方がつかめてなくてうまくいってないけれど、心は穏やかだ。なんで穏やかなのかというと、フェミニズムのおかげだ。

そもそも女性への興味が昔から強かった。幼稚園とか小学校ときから「好きな女の子」がいつもいた。男の子と遊ぶより女の子グループに入りたかった。今思うとちょっと避けられたりもしていたが、それに気づかずめげないくら女子が好きだった。

だが、勉強大事にする親には塾に通わされ、中学受験をさせられた。そこそこ勉強はできたからか、受けたのは男子校ばかり。親は、内申点とか気にしなくていいか中学受験せず中高一貫校に行ったほうがいいし、男子校の方が周りの目を気にせずのびのびできて楽しいと言って、男子校を勧めてきた。まだあまり自己主張がはっきりしていなかった俺は言われた通りにして、結局中高一貫男子校に進学することになった。

男子校に入ってそこそこ楽しくやっていたが、悩みの種はやはり女子がいないことだった。中学受験せずに地元公立中(もちろん共学)に進んだ人が羨ましかった。

時効だと思うから告白すると、女性への興味が昂じるばかりの俺は、俺は痴漢や覗きすれすれのことをするようになった。空いている電車で向こう側にスカート女性が座ったら、毎回覗き込もうと努力せずにはいられなかったし、そもそも空いてる電車ではセーラー服女性の向こう側に座ろうと努力した。同じ時間電車に乗っていると、短いスカートを履いていた同じくらいの歳の女の子がいて、彼女はガードが緩かったので、覗き込むとたまに下着が見えた。なぜか彼女しょっちゅう違う車両に乗ってきていたのだが、それくらいの方が見つけ甲斐があった。

電車が混んでるとき女性の近くに立つよう頑張った。もちろん服越しにだが、たまたま下半身が触れ合ってしまうことを楽しんだ。やましい気持ちもなくはなかったが、何より混んでいるのだから仕方がない、仕方がないけれど嬉しいなあと思っていた。

さて、そんな俺がフェミニズム出会ったのは大学に入ってからのことだった。同級生のことを好きになり、フラれ、ストーカー気味になったこともあり、いろいろがあった末に、女性のことを知りたいと思い、フェミニズム関連の本も読むようになった。

俺はこの世界いかに男女不平等なのかを知った。女性がどれだけ男性に苦しめられているのかを知った。もしかして俺が人生でしてきたことも良くなかったのかな、と思って沈みもした。

でも、フェミニズムについて勉強することで気分は明るくなった。進むべき方向が明らかになったからだ。フェミニズム勉強し続けている限り、俺はただの痴漢ストーカーではない、悔い改めながら前に進んでいる人間だ、と思えた。

フェミニズム出会うことがなかったら、と時々恐ろしくなる。俺は出口が見つからず、本当に痴漢をしていたかもしれない。ストーカーになってしまっていたかもしれない。そして何より、そんな自分に嫌気がさしていたことだろう。フェミニズム出会ったおかげでこれ以上進むべき道を誤らずに済んだし、贖罪に励むことができた。俺がTwitter女性差別や人種差別に対して声を上げ、フェミニズムについてみんなに知ってもらおうと思ってつぶやいているのも贖罪のためだ。

男性特権を刷り込まれるこの社会で生まれ育った男子は、みんなひとつやふたつ後ろ暗いことがあると思う。そこから目を背けていていいのか? 一回ちゃんフェミニズム勉強して向き合ってみるのがいいと思う。

フェミニズムを学んでいてよかったのはそれだけではない。

フェミニズムについてつぶやいていたら、Twitter女性アカウントと絡めるようになった。フェミニズムについて学んでなかったら無理だっただろう。もっと女性に縁のない生活をしていたと思う。

マッチングアプリでも、たまに「フェミニズム理解のない男性お断り」といった内容をプロフィールに書いているきれいな女性がいる。今の俺なら自信を持って話しかけることができる。(まだ成果はないけれども笑)

まあ人生は苦しいよ。仕事できなさすぎて肩身狭いし、彼女はできないし。

辛いとき、俺はデリヘルを呼ぶ。といっても、普通のじゃなくて、M性感。貧困女性搾取には加担しなくないから、女性主体的に働いているお店を選びたい。

楽しそうに責める女性を見て俺は嬉しい気持ちになる。女性にはこうやって輝いていてほしい。微力ながら協力できてよかった。そう思いながら射精すると本当に気持ちいい。

とりとめもない感じになったけど、そんなわけで、男ももっとフェミニズムを学ぼうぜ、と思う。

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