2019-04-25

クッキーフリマで売るのはすばらしいという話を書く

クッキー編集者の件だけど。

前後発言みても彼がロクなひとでないのは前提として。

けどさ。

いまいろんなチャンネルができていて、「クッキーフリマで売る」というというのは「そんなやつはうちの仕事現場には要らない」という意味のまま、フリマ通販クッキーを売りながらファンを増やした人が、屋号を作って、営業許可とって、年商増やして、税金のこともあるから会社にして…みたいなことが可能になっているんだから、それを「女性非難典型だ」というふうに扱うべきじゃないと思うんだよ。

いまとっくにそれは、自由成功自己実現象徴だ。

同じ排除意味を残したまま、自由成功自己実現象徴なんだよ? 「クッキーフリマで」って、すごく良くない?

社会に様々なシーンやチャンネルがあるというのは、女性差別以前の多様性問題として大きなテーマであり、その実現を進めることこそが、女性差別をなくしていくことなんじゃないかな。

あれに頭に血を登らせるひとこそ、典型のために不自由なままなんじゃないかと思うよ(そういうつらさに心を寄せる気持ちはもちろんあるけれど、だからこそこれを書くよ)。

日本にはながらく「ガレージ文化」が無かった。それがいまやっと、ミンネとかメルカリとかの安定を背景にして、様々なメイカーズ文化として育とうとしています

メイカーズの…というとき3Dプリンタ低価格化とかが話題にされてきたけど、それだけの話ではないです。手芸工芸食品など様々な分野で、個人起点のコミュニティ的なもの作りの場面が、いまあらためてやっと立ち上がろうとしているんです。

これこそ多様化で、多様性ではないですか? 「クッキーフリマで」は、本当に男だからとか女だからということについての、是正するべき問題象徴する話題ですか?

そんな時に「なぜクッキーか?」ということに納得できない人もいるかもしれないけど、それはきっと単に料理の分野にお詳しくないからだと思う。「粉モン」っていうのは、日本でも屋台などでそうであるように、象徴的に場所装置をもたない、スタートアップ伝統的な手段なので、ここでクッキー象徴的なイメージを担うこと自体に、おかしさはないです。

また、焼き締めた「粉モン」というのは、食料を美味しく保存可能にするための、基本的方法です。

あと、元ツイートの前半の書籍の「御恵贈(投)」に文句言っているところについては「ふつうそれだけ言わずコメントが付くし、そうであってもそうでなくても公共のためになる行為だ」「そのことをトロフィーみたいに感じるご本人自身問題が」みたいな反論が多数あって(そもそも話題はこっちだよ)話としては早々に終わってる。

それと、元ツイートの残りの編集論の部分については、おかしなことは言っていないよね。おかしいのは「いまそれを言ってどうするの?」ということだけであって。

そういうわけでさ。

クッキーフリマで」というのは、不自由象徴であったかもしれないけど、いまは違う。

違うようになろうとしてる。それはここで潰したらいけない、すごく貴重で将来につながる話として、音を立てて育ってる。

そうやって意味を反転することができたものって他にどれだけあるだろう? (反転しきっていないからこそ、こういう解説文が要るのだということは分かっていて書くのだけれど。)

クッキーフリマで」をもっと大事にしたい。喜びたい。あれはいとき非難対象にして消費し尽くして良いようなチンケな言葉じゃない。

そういう気持ちでこの増田を書いた。

追伸)クッキービスケットその他の呼び名の違いは習慣的なものであって、製法呼称区別することはできません。だからここではクッキー統一しました。

  • じゃあ侮蔑の意味を込めて使った男編集者はゴミってことでいいな

  • ここは日本だから大手出版社の社員と フリマでクッキー売ってる暇人の身分の差は明白だよ

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