特定が怖いので所々フェイクとかを交えるのでたまに嘘が入ったりするけど、ある程度はきちんとしたことを書こうとは思う。
僕は田舎町で育った。ド田舎ではないがそこそこの田舎、町にコンビニが一件しか無かったり、8時には終電が出ていったりしてしまうくらいの田舎。
同級生は100人くらいいるけど、明日成人式で会うと言われても「クソほどどうでもいい」って感じしかしない。
大学に入ってわかったことの一つとして「田舎では勉強する環境を選べず、周りとの競争を全く感じず生きている」というのがある。
小中と勉強はできた。しかし生粋の変人、田舎特有の異質は排除されるというバイアスによってのけ者にされてた。
近所に住んでいて、幼稚園の頃に仲良く話していた女の子とは小学一年の時にからかわれたのが原因で、その子が話しかけてくることがなくなった。
新任の教師が3日で辞めるような中学しか町になく、それしか選択がなかったのでそこに通った。
こんなクソみてぇな地元を出たいと思って進学校を目指して勉強をしていたが、DQNに教科書を破かれたり、前日に受験票を燃やされたりして精神はズタボロ、高校受験は見事に失敗。結局地元のバカ高校に入学した。偏差値は40もない。
高校になって他の地区の人間が出てきたり、適当に話を会わせて一人で勉強してたので、とくに苦労もなくその道だと名の知れた国立大に入学できた。
大学に入って分かったことが、やはり都会は何もかも田舎とは違った。
学校を選ぶことができる、友人を選ぶことができる。他人に干渉されることが少ない。
当たり前かどうか分からないけど、これが都会ではごくごく普通のことだということをうらやましかった。
学校では休み時間に勉強したり読書したりすると叩かれたり、物を隠されたりした。授業はDQNたちが妨害するせいできちんと授業が執り行われたことの方が珍しい。このような雰囲気ではまともに勉強する人も無くなってくる。
家は家で、田舎特有の高校至上主義。地元名門の高校以外は頭の固いジジイババアがこれでもかというほどこき下ろす。田舎はどこの大学よりも、どこの高校かというのですべてが決まる、悪習しか残っていない土地だった。
勉強のために職員室に通ったり、図書館に行ったりもした。けれどもやはりいじめられたストレスに負けた。学年一桁には入っていたけど、世間的に見たらただのバカだった。親に受けさせられた統一テストも全国では真ん中より上くらい。これで学年一桁を取れるような地元に嫌気が差した。
結局受験前日の受験票を燃やされたので全てが終わった。(当日再交付はされたけどメンタルはズタボロ。ほぼ白紙)
なんとか入れた高校で、今までいじめて来たヤツらを見返すために必死になって勉強して、胸を張るとは言えないが一般では普通の大学には入れた。
大学に入って2年だが、刺激的な生活の連続だった。地元にはないような店がいっぱいあったし、何よりも友人と話が通じた。ろくに友人もいないような人間で、話が通じるような友人に出会えたことに感謝の念しかない。学力は人間を作るというのも間違いではないと思った。
間違っても型落ちのクラウンやマークIIを下品にシャコタンにして、バカみたいに低音を効かせたサウンドで夜中に走り回っては橋の下でタバコを吸ったり、たかだか数人が集まった写真をゴリゴリに盛って「地元最強卍」とかバカやってるやつらはいない。
そんなやつらをSNSで見てると反吐が出る。地元に残ってなにが最強だ。ロクに勉強もせず、ただ昔はヤンチャだったアピールをしてイキがっているだけなのに。
なぜそのような人たちの方が人生を謳歌しているのかが分からない。そういう人間に蔑まれ。いつか勝ってやると思ってた人間は地元には居場所がない。
いじめられっこが環境変えてうまく行っただけで田舎が悪いわけじゃないよ。
わざわざ地元の成人式に出るのは、親のメンツのためですか? せっかく出るんだから、SNSの世界を間近で見て、優越感に浸ってらっしゃい。
はいはい嘘松嘘松
なぜ出ようとするのか 田舎だから親の顔立てるためか? 自分が大学行った姿を奴らに見せることで見返せるんじゃないかとどこかで思っているならやめた方がいい