妻は専業主婦をしている
俺個人としては、妻が幸せにしたいことしてくれてたらいいので、働きたいなら働けばいいし、働きたくないなら何か仕事じゃなくていいので有意義な活動をしていたらそれでいいと思っている
が、妻の本音としては働きたくないようだ
何度か妻は「今の女性は恵まれていて何でも出来るから悩んでしまう。選択肢がなかったころの女性が羨ましい」と言っていたこともある
まあ、言うなればそのくらい、世の女性全員が働いて活躍したいと願っているわけじゃないんだ
女性なので、女性の地位向上、機会向上にさぞ関心があるのかと思いきや、「女性優遇人事は不要、できるやつはそんなのなくても出来る」のような考えお持ちのようだ
上司は60近く、未婚で、優遇どころか逆境の中で、男に負けずバリバリやってきて今の地位にいる
まあ、そうなんだろう
本当に出来るやつが努力したら、男だとか女だとか関係なく、周りは認めざるを得ない
なので、必要以上の配慮や優遇は全くもって不要だ、というのは、自分の人生で証明してくれているわけだ
2つあると思う
・男は家庭を持って子供を持って社会でも活躍できる。女性が家庭や子供を持つと社会的に不利になるケースがある
・ボーダーラインの男は一定数夢を叶えている。ボーダーライン上の女はほぼ夢が叶わない
この点をどう考えるかだ
家庭を持ち、出産し育児することは男女関係なく素晴らしいことで、誰もその権利を奪うことはできない
どんな社会生活を営んでいても、プライベートを充実させることは素晴らしいこと
なので、出産や育児で仕事に穴を開けることは我慢しなきゃいけない
理屈ではそう
でも、休みがちな男と皆勤賞の男なら皆勤賞の方を優遇せざるを得ないように、現実問題仕事に穴開ける人より穴開けない人の方が欲しい
出産だけ特別に見てくれ、と言ってもなかなかそう思ってもらえない現実はやはり問題と思う
早く終わらせて、復帰するの皆待ってるから!ってね
でもなー
結婚前の俺の妻のように、働きたくないけど働いてて、結婚したらやめますねーって人も今でもやっぱり多い
一定数が今でも寿退社するので、周囲も個別のケースでどう対応していいかわからないと思う
難しいよね
最近、同等の場合は女性を採用します的な文言が付いていることも多い
これは、ボーダー上だと無意識に男をとっていたのが、女性をとろうとすることで、ボーダー上の女性を掬い上げられることになる
これはまあ、悪い手じゃない
しかしだ
現実、同等なんてあり得なくてどこかしら差がある
ペーパーテストみたいに点数が出てて評価するならわかるけど、人事ってそうじゃない
社内の事情で能力や実績を飛び越えて女性をとっちゃうことはたまにある
逆に、同等以上でも、男がいいから男をとるところもいまだに多い。これはよくないけど。
つまりだ
2「男以上に出来て、家庭も充実させたいコース」
6「家庭に入るコース」
配慮してもしなくても結果は変わらない
2は最大限配慮しなきゃいけない
そしてその配慮は会社の利益にもなるので、会社も協力してくれやすい
4は難しい
ボーダー上の男が、育児一生懸命やってて結果出なかったらたぶん落とされる
女だけそこを拾わなきゃいけないのか?
ボーダー上なら何かを犠牲にして頑張らないといけないんじゃないか?
そう言われると難しい
そして最大の問題は、3か4かの予定を問うて処遇を決めることが、人権侵害になることだ
それを組織と噛み合わせたほうがみんながしあわせになれるはずだ
しかし、それが女性の家庭や出産育児の話だけ、問うてはならないことになっている
そう、そりゃわかるよ
予定が変わることもハプニングもあるし
考え方なんて一生不変ってわけじゃないし
だからさ、個別に考えた方がそれぞれに最適化できるものを、最適化せず大枠で話そうとし続ける
大枠で解決の道筋ができれば、そりゃどんな計画変更も可能な良い社会になるんだけどさ
結局あれだな
女性には1か2を目指してもらわないといけないのかな