はてなキーワード: メカブとは
ろくでもない一日だったんよ。
休日出勤を早めに出て早めに片付けるつもりが、洗濯機が壊れて家を出たのがほとんど夕方でしょ、
帰りの終電で隣に座ったねーちゃんの凄まじい香水の臭いに吐きかけるでしょ(あれは香水じゃなくておかしなハーブだったのかも)、
漬け丼食べたくてマックスバリュで叩き売りの刺身買おうとしたらしょっぱいマグロの切り落としが900円超えでしょ、
仕方ないから塩鯖に切り替えて買い物してようやく家に帰ったら猫がゲロを五カ所でしょ、
片付けてやれやれとベランダで一服してはっと思い出したのはそういや洗濯機、乾燥メニューにしてなかったわって急いで洗濯機開けると脱水までしか終わってない濡れた洗濯物がもわぁって臭ってて仕方がないから匂い付きの柔軟剤多めに入れて洗い直しでしょ、
ああ、ひでぇ一日だ…と思いつつ昨日の風呂の湯を追い炊きして30分浸かってようやく人心地かと思いきや、
昨日の朝徹夜仕事で帰った後寝てる間に引っ掻いてどうも血管の近くだったらしく血がどくどく出てきて枕カバーと寝間着のパーカーを血染めにした傷が、血行良くなったお陰でまた開いて風呂上がりの体に鮮血が滝のように流れて必死で拭きつつティッシュで傷口押さえて止血して、昨日はガーゼがあったからどうにかなったものの今日はそれもないので絆創膏貼ってその上にティッシュの束をテーピングで止めてどうにかこうにか流血をおさめてやれやれでしょ、
そうこうしてるうちにもう丑三つ時の二時で、そもそも鬱で医者にかかってるくらいだからこんな感じだと何で俺生きてこんなことに右往左往してんだろ的方向に精神が偏向してて晩飯もういいかと思ったけどでも買っちゃったからには後で処理が大変だからってさっきの塩鯖焼いたらグリルを予熱しておくの忘れて網に焼き付いて身をぼろぼろ持っていかれるでしょ、
いいよ食うよってボロボロ鯖と期限切れメカブと総菜パウチのひじき豆と昨日の朝の会社帰りに買ってちょっと食べたけどあんまりおいしくなくて大半が残ってたセブンのシナチクをちゃぶ台に広げて、ぐい飲みになみなみ安酒注いで、さあ、って2時半だけどディナータイムって、お供に録画してたガンダム再生ですよ。
おもしろい。めっちゃあつい。この興奮。箸もぐい飲みも停まる。音楽もシナリオもストーリーもSF設定も(体当たりが艦船のメイン打撃力!)ロボットの動かし方も最高。なんかこの、こう、知ってるこの興奮って、スターウォーズのときのあれだ、スターウォーズ級にわくわくする。
このくそろくでもない一日が、この30分でもうなんかもう、良かった、気持ちよく寝られる。明日朝辛いだろうけど、首の傷からまた大量出血かもだけど、いい、いいよもう、気持ちよく寝られる。
うどんレシピには「ハレのうどん」と「ケのうどん」があると思っている。「普段着のうどん」「よそゆきのうどん」と言い換えてもいい。
家族や友人など人に出せるものがハレ、ちょっと人様には出せないけどササッと自分だけ食うのに適しているのがケである。
ハレとケの境目ははっきりしないが、
などが多ければ多いほどハレに寄っていく。
これまでに書いてきた本カテゴリーの中では、おとうふうどんや柚子わさびうどんがケ、パッタイ風や広島つけ麺風がハレだと認識している。
ケの極北はかけうどんだろう。自宅での作り方で一番簡単なのは、
という2ステップ。洗い物も丼と箸だけ。
ヒガシマルのうどんつゆもテーブルマークの冷凍うどんも美味いんだけど、しかし、さすがにずっと食ってると飽きる。
自分は納豆が好物であることから、ここに納豆を加えることでワンランク上のケのうどんを探求していきたい。
不味くはないが、つゆが薄口醤油ベース・添付のたれが濃口醤油ベースでなんとなく相性が良くないような気がする。
手間:★☆☆☆☆
味: ★★★☆☆
つゆをヒガシマルから濃縮めんつゆ(我が家ではにんべんのつゆの素を使用)をお湯で割ったものに代える。
関西風より断然合うが、飽きる。かけうどんに納豆を入れるとどんどん底に沈んでいくため、つゆは全部飲むことが前提になる。じゃないと納豆粒が残っちゃってもったいない。
感覚として、ヒガシマルのつゆは飲みきれるが、めんつゆは薄めにしても飽きてくる。途中で七味をかけて乗り切ることは可能だが、あまり推奨しない。
味: ★★☆☆☆
濃縮めんつゆをお湯でやや濃いめ(飲めるけど濃いかな?程度)に割る。量はうどんの腰ぐらいまで。
はなまるうどんのぶっかけのイメージで作ってみたらこれが大正解。残った納豆も食べやすい。
手間:★★☆☆☆
味: ★★★★★
濃縮めんつゆをそのままうどんに掛け(掛け過ぎ注意)、納豆を乗せて混ぜる。
これも味は悪くないが、讃岐うどんに納豆が絡まずめっちゃ食べにくい。
最終的に「納豆風味のうどん」と「納豆単品」を別に食べてるような状況になる。
手間:★☆☆☆☆
味: ★★★★☆
今回は「ケのうどんとしての納豆うどん」を検討したため、なるべく手間の少ない方法を取り上げた。
面倒でなければ納豆を包丁で叩くとか、釜玉にするとか、冷うどんにしてオクラやメカブ、モロヘイヤと一緒に「ねばねばうどん」にするとか(これは立派なハレのメニューですね)、より美味しく食べる方法はあると思う。
ただ、「ちょっと小腹が減って、冷凍庫にうどん、冷蔵庫に納豆がある」というような時にはぶっかけうどんスタイルが有利であることが強く示唆されます。なお、先日スーパーの納豆売り場で購入した納豆用やくみを入れたらますます幸福度が上がった例も報告されています(俺:n=1)。