2022-01-31

巨乳彼女必須要件から外すのに8年かかった。

まずおれがどれだけ巨乳好きか話す。

正確には、とある巨乳に「〜くらい巨乳が好きなんだね」と言われた話をまずは話す。

そもそも多少巨乳好きという自覚がおれには合った。

この年頃の男というのは、某マッチングアプリいいね欄(自身いいねを送った相手を遡って見れるという欄)を男友達の内輪で見せ合い、各々のタイプに対して不躾るという時間がある。

そこでいつも友人には「巨乳なら他はなーんも関係ないじゃん」と言われるのだ。だから巨乳好きという自覚があった。

個人的にはドキドキしたらいいねを送ると決めているが、友人からすると分かりやす巨乳にドキドキしているのが分かるそうだ。

そんな価値基準で某マッチングアプリをわさくさしているおれは、ある夜、パッツンパッツンの胸1枚だけをトップ画像に設定した巨乳とどうにか会う事になった。

あれよやれよと一晩を過ごしたのだが、その巨乳女の子からは事を終えた後にいろんな事を聞いた。

エッチなお店で働いていた事。

そのお店ではSNSアカウントを作り、秘部が見えそうで見えない写真毎日アップし、集客に繋げるというルールがあったこと。

まりにも立派な巨乳だったため、そのアカウントが鬼バズってしまい、その店舗への問い合わせが殺到したため、店舗判断によりアカウント運用一時的に停止したこと

見直した結果、課金制で写真を公開して、更に課金したものにはDMを公開し、更に更に課金したものにの店舗名を明かす。これにより店舗の問い合わせを激減させたのだという。

これはさながら巨乳好き濾過装置である

巨乳を眺望したいという気持ちがどれくらいあるのか、常に心に問い続け、それを金額に換算したとき、それを高いと思うか、安いと思うか。

そこで、巨乳様を見れるならこんな金安いもんだと、その意思決定を財布の紐が擦り切れるまで続け切った、巨乳に対するリスペクトが極まった躯体のみが、彼女巨乳にたどり着けたのだ。

この10分にも満たない話を聞いて、「そんな課金するバカがいるんだ〜」と思った。と同時に、「なんでこんな話をおれにするんだ?」とも思った。

恐らくは、「あなたの隣にいるのはそんなステキ女の子なのよ?わかる?大事にして?」というアピールか?

そう思って少し勝った気分になっていた。

自分に自惚れかけていたそのとき、その話の締めくくりに

「とまぁ、あたし洗練された巨乳好きと会ってきたけど、あんたその人たちの中の誰よりも巨乳好きだと思う」

と言われた。

なぜだ?

おれは過剰に吸わない。過剰に触らない。適度な距離感で胸に向き合っている。胸だけを見て会話をしない。

なぜが頭を駆け巡り、気づいたときには「え、なんでそう思った?」と聞いていた。

しかし「ふふふ」としか答えてもらえなかった。

恐らく、女性過去の話、特に性にまつわる話を男性にするということは、とても勇気がいることなのだと思う。

しかしそんな勇気を振り絞ってでも、「あなた巨乳好き過ぎますよ?」と伝えたかったのだろうか?

少し長くなってしまったが、おれはこのくらい巨乳が好きだ。

補足すると、

この女性は、フォロワー外国人も含めてX0万人いたらしい。言い換えるとすれば、最低で10万人いたとしても、ランダムに集めた9万9999人の巨乳好きより、おれのほうが巨乳が好きだと言うことだ。

これでおれがどれだけ巨乳が好きか分かってもらえただろうか?

さて、

これは非常に由々しき問題である

この一件により、ここ数年マッチングアプリでおれが足踏みしている理由が、敢えて明らかにしてこなかった確固たる理由が、明らかになってしまたからだ。

不細工でもなくカッコよくもない俺は、

【27,28歳で結婚に焦りを感じ、多少男のランクを落としてでも良いから付き合い始めておきたいという考えを持つ美人

デートする機会が増えてきた。

おそらく、経歴的な要因が強いのだと思う。先週見た結婚相談所のドキュメンターを見たりすると、書面上はウケが良いのだろう。

一方のおれだが、高校の時初めて出来た彼女のことをどう思うか?と彼女と同じ中学校に通っていた男友達に聞いたら「話した事ないけどあだ名イノシシだった」と聞いた経験がある。

こんなおれからすると、ここ2年におけるデートはどれもこれも、目玉が飛び出るような美人ばかりだ。

しかし、全てこちらに裁量が委ねられたケースでは、その全て次の駒を進めるということはしなかった。

今までは「まだ良い人いると思うんだよなぁ」と思って連絡を取ってこなかった。

しかし今回の一件で、おれにおける「良い人」が「巨乳」だということがハッキリしてしまった。

顔は側からみればわかるものの、巨乳はあからさまに分かる例は非常に少ない。

この出来事により、おれの恋人ができるまでの道のりが、何倍にも伸びてしまったように感じた。

マッチングアプリ巨乳を探すのは本当に至難の業なのである

前置きは長くなったが、こんなおれが巨乳じゃなくても付き合えるようになった話、いわゆる本題に入る。

マッチングアプリいいね欄を見せ合う友達がいるという話をしたが、そいつ金曜日の夜にエッチ成功した次の日のお昼、必ず喫茶店におれを誘う。

平日の夜にエッチしたら、次の日の夜に電話をかけてくる。

そしてそこで、如何に昨日抱いた女が良かったか気持ち良さそうに話してくれる。

おれは最初に「そいつは何カップか?」と聞く。

おれはその答えが「Gカップ」以上だった時だけ食い入って話を聞く。

それ以外だと違うことを考えながら、適当に相槌を打ち、今やり取りしている人の中で巨乳そうな人がいないかを聞くことに徹する。

千鳥のクセが凄いネタグランプリで、既知のネタに、急に芸能人コラボしてくるときがあるだろう?

俺も然り、みんなあの時間は急に冷めて携帯を弄ると思うが、おれが巨乳じゃない女の子との夜の話を聞く雰囲気あんな感じに近い。

そんな友達が昨日抱いた女の子がなんとHカップだと言う。

友達は華奢な女の子が好きだから、おれの琴線に触れる猥談はめったにない。

しかしその日はなんというか、疲れていたこと、昼に二郎系ラーメンを食べて精がついていたこと、自慰をしていなかったこと、色々重なって性欲が爆発してしまった。

おれは夕方から予定があることを思い出したという、あからさまな嘘を立て、男友達解散した。

そして隈なく風俗を探した。

前述の通り、おれは風俗お金を出す事を勿体ないと思っていたこともあり、自分お金風俗に行ったことはなく、その男友達に奢ってもらったこしかなかった。

(男友達はどうしても1人で風俗行きたくないとき、おれにお金出すから行こうと懇願してくる)

そのとき奢ってもらったやっすい風俗を覚えていたので軽く小走りでお店に入った。

「1番おっぱい大きい子でお願いします」

のれんを潜った瞬間にそう頼み込んでいた。

このとき対応してくれた黒服がもしもお笑い好きならば、脳裏には寿司屋に入った途端「まぐろ!」と叫ぶ銀シャリネタを思い出していただろう。

の子はとても理想的巨乳だった。

これっぽっちでこの理想が?衝撃とともにタイマーの音を聞いた。

呪術廻戦にて虎杖悠仁が人を殺さな理由を問われたときに、

「一度人を殺すと、今後の人生において、人を殺すという選択肢が入ると思うから

と回答していた。

この回答を思い出しながらおれは、また同じ系列の別店舗に駆け込んでいた。

おれは「この値段でこの巨乳を拝めるなんて」ということに既に感動を覚えてしまっていた。

そしてお金選択肢に常に風俗が入ってしまった。

10,000円札を見た時、常に巨乳という選択肢が入ってしまった。

ここまでは問題ない。問題はここからなのだ

要を済ませたおれは、数時間後、まだムラついていた。

その日は本当にいきりたっていたように思える。

の子Fカップだったなぁと思いつつ、その系列店のパネルを見ていると、なんとHカップ女の子が出勤していた。カルチャーショックだった。

マッチングアプリで胸が大きいかどうかを判別するためにかけた時間、会ってご飯を食べる時間口説く時間ホテルに案内する時間、服を脱がせる時間。ここまでして巨乳じゃないことなんかざらにある。それがこんなに簡単に、、、そう思っていた。

そして30分後おれの恋愛観に変化が起きていた。

過剰な期待からの落差というものは、時として人を諦めさせる力がある。

おれの中のHカップとは異なる乳がそこにはあった。

スターウォーズジャージャービンクスが俯いているような、酷く垂れた胸だった。肌質を見ると、恐らく20代前半なのにも関わらずなのだ

おれは全く興奮しなかった。ジェダイのように落ち着きはらっていた。

おれは垂れた胸を生で初めて見た。

それと同時に

巨乳お金で買えるが、

巨乳にも色々種類があることを知った。

垂れている事、張っている事、離れている事。

それが1日の出来事だったからなのか、価値観は一気に塗り替えられた。

胸には種類があり過ぎて、巨乳定義の中にも自身が興奮できないものがあるということ。

巨乳でも、いづれ垂れてしまうこと。

いづれとかじゃなく、元々垂れている人もいるということ。

おれはなんと愚かな事をしていたのだろうか。そう思った。

胸には、敷いては巨乳には種類があり過ぎるのに、それが可視化されていない状況から理想巨乳にたどり着くことの困難さ。

たどり着いたとしても、いづれその理想は崩れてしまうことの儚さ。

そして風俗という、胸が可視化された状態出会える場所、そしてその場所には若さが流動していること。

おれは、見つける事自体がとても困難にも関わらず、見つけたとしても永続化できないものを、追い求め、彼女という1つしか空いていない席に座らせようとしていた。

これはポケモンで言うと、数日後に色が元に戻る色違いポケモン必死に探し、一つしか持っていないマスターボールで捕まえるようなものだ。

巨乳彼女要件に加えるというのは、結局のところこういうものなのだろう。

大学時代ガリガリ女の子と付き合い、骨がぶつかり合うようなSEXを悩み別れ、次に付き合った子がHカップだったため、以来8年間おれの巨乳に対する尊敬と執着はやまなかった。

今日おれは要件から巨乳を外す。

MUSTというよりWANTくらいになって良かった。

マッチングアプリ婚活頑張る。

  • 良かった。 続報もとむ

  • 読ませる文章力が素晴らしかった。

  • 「いづれ」がなんか気持ち悪かった 「いずれ」な

  • ワイははじめての彼女が18歳のGカップ処女。 この時点でもう人生の勝ち組な。

  • おっぱい大きいほど彼氏持ち率があがっていくというデータは存在する。 ワイの彼女はBカップだから、風俗無しでは生きられない。

  • 色々面白い表現。「ふふふ」っていいね。よかったら”大学時代にガリガリの女の子と付き合い、骨がぶつかり合うようなSEXを悩み別れ、次に付き合った子がHカップだったため、以来8年...

  • それだけ自他共に認める巨乳好きだというのに、今まで張りのある巨乳にしか会ってこなかったの凄い

  • あれよやれよと一晩を過ごしたのだが、その巨乳の女の子からは事を終えた後にいろんな事を聞いた。 この時点でデリヘル増田だと気付いた。

  • 来店してもらいたい風俗で写真を課金制にする意味が分からん。 風俗客は巨乳のほとんどがただのデブだと知っている。 写真見たってその中から店まで来るのはほんのわずか。 出勤全...

  • 敗北者

  • クソやん おれはその答えが「Gカップ」以上だった時だけ食い入って話を聞く。

  • 夜中のテンションで書いて翌日笑ってそうな考え

  • 巨乳好きってビーバップハイスクールのジュンを思い出す

  • 経験すると乳首と乳輪こそが重要と知る いくら巨乳でも天津甘栗みたいなやつは受け入れがたい 問題なのは外から見ても分からないので かなり良い感じのところまで行かないと確認で...

  • マッチングアプリで垂れてない巨乳を探すだけなんじゃない?

  • クズのクズ行為を一般化せんといてくれ。男はみんな痴漢予備軍と大差ない この年頃の男というのは、某マッチングアプリのいいね欄(自身がいいねを送った相手を遡って見れるとい...

  • ごめん、「不躾る」ってどういう意味?

    • 同じように気になったが検索してもわからなかった どういう意味で書いたのだろうか?

    • 三本和彦が自分の番組で自嘲&マウントとるときの言い草だろ

  • 座右の銘はなんですか? Gカップです

  • 極めた者が得られる悟りですな。

  • その歳の独身美人はそれなりの理由があるってことに気づくのにもう8年かかりそう

  • 10000円てことはピンサロ?

  • これは良い教訓増田! まあ女子なら胸が十分大きくなってきたとき(たとえば妊娠中とか)に自然とわかることだがな こういう男子を女子もわらってはいけないぞ 同じように毎回一晩...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん