2019-09-03

インスタやめたら頭がよくなった

1ヶ月程前にインスタをやめた。

やめてみて、結論から言うと弊害はなく、むしろメリットばかり感じている。

そのメリットについて書く前に、少々長くなるがやめた経緯について語る。

きっかけはキラキラした世界に嫌気がさしたかである

学生夏休み。かくいう私も3週間という短い夏休みを得た矢先であった。

インスタのストーリーに流れてくる大量のリア充リア充リア充

友人と遊びに行きました、飲み会、サマフェス、海、山、ドライブデート部活遠征帰省しました、旅行です等々...

よくもまあ毎日それだけ投稿するものがあるもんだと思う反面、自分実家のベッドで寝ころびながら

友人のそればかりをスクロールしては眺め、スクロールしては眺め、を繰り返しているうちに気分が沈んだ。

夏休みに入る前から若干気分障害じみた気配はあったが、それが休暇を境にどっと来てしまい、

皆が外の世界でわいわいキャッキャ遊んでいる時間に私は過眠をかまし目が覚めても傾眠

親にその自堕落を指摘されればブチ切れ物を壊し、暴言を吐き、ひとしきり暴れて泣くという行為を繰り返していた。

それでもやめられなかったのは人の輪から外れそうで怖かったかである

大学に行っても「ねえ、昨日の○○のインスタ見たー?」という会話がほとんどで

休み時間がくればインスタを開きその話題でひとしきり盛り上がるのであった。

今や同学年のほとんどはTwitterでもFacebookでもなく、インスタで繋がっており、なんならLINEを超えちゃうんじゃね?という感じだった。

から尚更怖かったのである

辞めることで他人を知れないことが怖かった。

今思うとインスタでしか繋がりのないような人間がどこで何をしていようが私の人生には全く徳も損もないのに、その時は繋がりを切ることが怖かったのである

その繋がりに固執しつつ、他人の楽しそうな様子を見て気分を滅入らせ、どんどん自分を嫌いになっていた頃であった。

ある投稿きっかけで私はインスタをやめた。

多分これ、好きな子いる人には分かると思うんだけど好きな子投稿って無駄に細部まで見てしまことない?

料理写真の対面に皿が写ってるとか、他人を伺わせる内容が書いてあるとか。

あるいは自分の知らない人をタグ付けしているとか。

実は私も好きな子投稿めちゃくちゃ見る奴だったんだけど。

なんなら怪しいと思った女の投稿まで全部監視してる系の女だったんだけど。

7月の終わりに好きな子投稿した料理投稿にさ、「○○ちゃんとの合作」みたいなの書いてあって

「#合宿」みたいなのが書いてあったわけ。

それでもう5月くらいかマークしてた女がタグ付けしてあったからその女の投稿にとんだら

同じ料理写真投稿にあげてて

「泊めてくれてありがとう」みたいなのが書いてあったわけ。

んでストーリー見返したら(ストーリーって足跡つけずに見られる方法あるからそれ使ってたんだけど)

好きな人のベッドに寝転がって間接照明で遊んでるっていう投稿がでてきたわけ。

てめー、24時間で消えるからって付き合ってもない男の家に上がり込んだ投稿するとかどういう精神

それ「私やっちゃいましたよナマステー」って言ってるようなもんじゃね?

ああナマステ―はそいつらが作ってたのがカレーからなんだけど。

って思いながら即トイレで吐いた(ストレス胃炎も起こしていた時期だったので簡単に吐いた)

それでひとしきり泣いた後、自分が圧倒的にダメになっていっていることに気づき

「インスタをやめたら人生好転するのか?」という記事を2時間近く読み漁り、

どこの誰が書いたかからない記事背中を押される形で私はインスタを消した。

やめて2,3日は他人の行動が伺えないことが怖かったけれど、1週間も経てばどうでもよくなった。

あれだけ執着していた好きな人の動向伺いもできなくなってしまったけど、それは2週間くらいで「まあいっか」と思えるようになった。

3週間経過したこから勉強する内容や人との会話が以前よりも頭に残るようになっていることに気づいた。

思えば人と話している時も、勉強している時もインスタで見てしまった内容について考えて気分が塞いだり、今何してるんだろうって気になって

しょっちゅうインスタを開いたりしていた気がする。

要するに現実世界に対する集中力がなかった。

あとは、お父さんに言われたんだけど、結局人間の脳もスマホパケットと一緒で、

動画データ量が多いから、1日に人間記憶できる容量を圧迫してしま

ゴミみたいなストーリー映像ばかり残ってしまうのではないか、と。

(この理論だとYouTubeやネッフリでみている動画も容量食っていることになるがそれは認めたくないなあ)

からその容量が解放された分、記憶力が向上しているのではないか、と。

まあ記憶必要仕事試験がない人には関係ない話かもしれないけど

近いうちに大きな試験を受けることになる私にとってはとても助かることであった。

あとは精神的に安定したかな。

現実世界楽しいこと、綺麗なこと、些細なことにスマホカメラじゃなく自分の眼を向けられるようになったって感じる。

だって「いいな」って思ったことを誰にも表現する術がない。

でも逆に言えば、「いいな」って思ったことは誰にも評価されない。自分の「いいな」で完結できる。

ちなみに私がインスタをやめたことなんて誰も気づいていなくて、

「○○のインスタ見たー?」とか言ってきた友達数人に「もうやめちゃったんだ」と伝えて全員が知らなかったレベルなので

まあそんなもんです。やっててもやめてても気づかれないんですよ。

自分が「いいな」って思ったストーリー適当に流されて、投稿適当に「いいね」押されてるに過ぎないんですよ。

押してるくせにどこ行ったか覚えてない奴なんて山ほどいるし。

友達も減ってないし、相手は変わらないだろうけど私はその人達に全力を注げるようになった。

だって喋りながらインスタ眺めることがなくなったんだもん。対峙しているその人との時間がすべて。

そんなわけで。タイトルはインスタをやめたら頭が良くなったっていう一面しか紹介できていないけど

実際はすごくいいことがたくさんありました。

何よりも自分が好きになれました。

そういえば。好きな子のことはまだ好きです。ここでは話ずれちゃうからしないけど、この記事だけじゃどう見てもクズ野郎ですが

どうしようもなかった私をたくさん助けてくれた人です。

でもその人は今インスタで毎日自分の作った料理投稿するのに必死で、少しかわいそうだな、と思います

そんなことに執着している時間を使って、私はもっと賢くなって、綺麗になってやろうと思います

最後に。インスタ辞めたってお母さんに言った時の言葉で締めようと思う。

「インスタ?最近若いのものなんて全然分からんけど、ゴミと一緒やろ?

ゴミゴミ、捨てて正解。はよ勉強し。」

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