2024-09-05

ポリコレ元凶里中満智子である

https://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2001/00082/contents/00003.htm

ハリウッド映画キャラクターハリウッド映画に出てくるいろいろな造形を、どれだけ日本マンガから取っているか。いっぱいあります。その都度、泣き寝入りだったのです。逆に言えば、日本には、魅力的なキャラクター(素材)が文化財産としてたくさんあるということです。真似されて、「ああ、日本は真似されるようになったのだ」と思う一方で、真似を指摘しなければ、それを許したことになります日本人はまだまだ、著作権という面に関しては、シビアではないと思います。これからは、もう少ししっかりしてもいいのではないかと思います。今回の「ふしぎの海のナディア」も何らかの形で、誰かが指摘してくれないかと、勝手に思っています

浜野 ディズニー弁護士を数100人くらい抱えています

里中 「ライオンキング」のとき聞いたのですが、ディズニーは「こう指摘されたら、こう反論する」と、シミュレーションしているそうです。そのうえで、勝てると判断すると、制作に入るわけです。

鷺巣 手塚治虫尊敬するあまり里中先生はそういう行動をとったと思います手塚治虫ディズニー尊敬していて、「ファンタジア」を8回も見た。手塚治虫は亡くなりましたが、手塚プロの松谷社長は、手塚治虫ディズニーを大変、尊敬しているのだから、真似されても本望ではないかみたいなことを言っている。里中先生が、あれだけ頑張ったのに、拍子抜けするのではないか、と思いました

我が国が生んだキャラクター我が国が生み出した作品で、日本人はもっと胸を張って誇りに思っていい作品が山ほどあるのです。「これは何だ!」というような、そっくりな造形が、ハリウッド映画にたくさん見られる。ハリウッド関係者が、「危ないかな?」と思っても、日本人は結局、何も文句を言ってこないだろうとたかをくくって使う。どうもなめられているなと、みんなで思ったことがあります現在健康でぴんぴんしている、ある作者の描いた造形にそっくりものが画面に出てきて、ハリウッド映画会社に抗議しても、逆に、こちらがこてんぱんにやられる。とても太刀打ちできない。あちらに勝てるほどの弁護士は、いくらお金を出しても、日本はいないだろうと、みんなあきらめてしまうのです。

里中 協会役員漫画家です。表現の自由マンガだけの問題ではなくて、ほかの分野全般にわたっているようです。日本戦時下とまでは言いませんが、検閲のような感じです。

 ただ、検閲のようなものがあると、それに抵抗しようというエネルギーが湧くものですから、かえってよい作品が生まれることもあるのです。

 でも、活動お金をいただくと、いただいて当たり前というか、生活の安定が後ろにあると、やはりよくないと思います。どこかで、怠け心が出てしまうと思います。そうなると、旧態依然表現で終わってしまうのです。

浜野 「ライオンキング」がまかり通ったから、今回、「ふしぎの海のナディア」もあった。「バグライフ」のストーリーは、黒澤さんの「七人の侍そっくりです。だから黒澤久雄さんが少し「似てる」と言ったとたん、本社副社長資料を持ってとんで来たということです。あのときに強く押さなかったから、露骨に「バグライフ」や「アトランティス」を作ったと思います

日本漫画アニメ世界一優れているのでガイジンたちにあの手この手で狙われているという弥助騒動にも繋がる被害妄想を拗らせ、アイデア著作権は無いという著作権法の根本を知らないまま暴れまわったことが今起こっている反ポリコレ言説に影響を与えていることは間違いない。

しか里中満智子に対して責任問題を問う声は一切聞かれない。これは彼女日本漫画協会理事長であると同時に、“女性であるが故にリベラルからスルーされていることも大きい。しかし今の反ポリコレ言説を止める為には絶対に避けて通れない道だ。本丸を攻めずにネット上での下らない小競り合いがダラダラ続く現状はいつまで続くのであろうか。

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