この作品は、人間の皮で作られた服を着て、人の骨で作った道具を使い、人肉を食べて生きるという、グロテスクかつ不気味な世界観を持つ作品であり、強烈なインパクトを受けました。
物語の舞台は、地球のどこかに存在する、名前も分からない土地です。主人公の男は、そこを旅する者でした。彼がそこで出会ったのは、死んだ人間を材料にして作られた服を纏う、奇妙な人々でした。彼らは死肉を喰らい、内臓や脳を食らって生きていました。
主人公は彼らから話を聞き、彼らの故郷へと向かうことになります。そこで彼らが目にしたのは、あまりにもおぞましい光景でした。
この世界には、死体を食べる種族が存在しています。それは、人間が進化した姿だったのです。人間は死ぬと肉体が腐り落ち、皮膚の下からは大量の膿が噴き出してきます。そして、膿の中には、無数の寄生虫が棲みつき、宿主の身体を使って繁殖します。こうして生まれた幼虫たちは、新たな宿主を求めて移動を始め、その過程で、寄生先の生物の細胞を食い荒らしながら成長し、やがて成虫となります。
この世界では、そうやって誕生した怪物たちが、死体の山の中で生活しています。主人公も、その仲間に加わりました。
しかし、彼はただの死体ではありません。死体を操る術を身につけており、死体の群れを率いて戦うことができる存在なのです。彼は、他の生物の死体に自らの意識を移し、遠隔操作することができました。
また、彼は死体を動かすだけでなく、死者の記憶を読むこともできました。これは、他人の記憶に潜ることによって、過去の出来事を知る能力です。彼は、この能力を応用することによって、他人になりすまして行動することもありました。
このように、死体を操作する能力を持つ主人公は、死体の国で暮らす人々のリーダー的な存在となっていました。しかし、彼はある日、死体たちの様子がおかしいことに気づきます。死体たちの間に動揺が広がり、不安そうな表情を浮かべているように見えたのです。
一体何があったのかと不思議に思い、死体たちに訊ねてみると、驚くべき答えが返ってきました。なんと、世界が滅びかけているらしいのです。
その証拠の一つが、空に浮かぶ巨大な瞳でした。空に浮かんだその目は、じっと地上を見下ろしていたのです。
空を見上げた主人公は、そこにあるものを見て驚きの声を上げます。それは、空一面を埋め尽くすほどの、おびただしい数の眼球だったのです。それらは、一斉に地上に向かって視線を向けてきました。
この世界は、死体の国の他にも、様々な世界と繋がっています。例えば、宇宙の彼方にある暗黒の星。あるいは、死後の世界や、天国と呼ばれる場所など。それらの世界は、この世界と同じように腐っているため、互いに繋がり合って、一つの大きな世界を形成しているようです。
しかし、今、この世界が滅びようとしていました。原因は分かりませんが、この世界と繋がっている別の世界が、次々と消滅しているようなのです。
世界が崩壊するということは、死体の国がどうなるかにも直結してきます。死体の国は世界が崩壊した時に発生するエネルギーによって、跡形もなく消えてしまうかもしれないのです。
それを知った時、主人公はある決意を固めました。このまま何もせずに世界の崩壊を待つのではなく、自分たちの手で世界を救おうと考えたのです。
こうして、死体の国は、自分たちの世界を救いたいという強い想いを抱くようになりました。彼らは、そのために動き出します。
この作品は、非常に個性的な世界観を持った作品です。私はこの作品を読んでいる間中ずっと、不気味さを感じ続けていました。
しかし、一方で私はこの作品に強いメッセージ性を感じ取り、考えさせられもしました。人間の醜さや愚かさを暴く描写もあり、読む人によっては嫌悪感を覚えるかもしれません。
それでも、私はこの作品を素晴らしいと思いました。人間の醜い部分や恐ろしい部分を描くことで、人間の本質的な部分に訴えかける力があると感じたからです。
人間の本質とは何か? それは、他者の死を利用することだと思います。人は誰かを殺したり傷つけたりする行為を通して、自分の利益のために他者の命を利用しようとする生き物なのです。
この作品では、死体を操って他者を傷つける主人公の姿と、それによって利益を得た人間が描かれています。主人公が行っていたことは、間違いなく犯罪であり、許されることではないでしょう。しかし、同時に彼が行ったこともまた、人間の本能に従った行動であると言えます。
あらすじで紙幅かせぐ小学生かよと思ったら、感想にみせかけたオレオレ設定妄想なのねまぎらわしい 感想タグを汚すな妄想タグでもつけてろボケ