2020-12-24

毎日自分ご飯を作ること

東京一人暮らしをしていたが、事情あってコロナ禍に実家田舎帰省してきている。最近東京できちんとご飯を毎食作ることにしていて、実家でもそれを継続している。母や親戚などに自分の作ったご飯を食べてもらい、笑ってもらえるのは大いに幸福である自分ご飯を作るメリットを挙げてみたい。

節約になる

自炊すれば、松屋ラーメン屋に行く回数は圧倒的に減る。松屋吉野家であれば大した金額にもならないが、ファミレスに行くとついついドリンクバーをつけてしまったり、デザートを付けてしまったりして容易に1,000円を超える。働いてお金を稼いでいるのであればお金の使いみちは自由だが、いざというときのためにある程度の貯金必要である。転ばぬ先の杖である自炊に慣れると、次第に作り置きもできるようになってくる。トマトが安いタイミングで大量に買ってレモン汁とオリーブオイルマリネにしておけば1週間以上の保存が可能だし、ミンチ肉が安いタイミングミートソースシチューなどを作って冷凍しておけば、半月以上は保存ができる。

栄養の偏りを防げる

生活習慣病の敵である塩分のとりすぎやコレステロールのとりすぎなど、そういった初歩的なミスは、自分ご飯を作っていれば容易に避けられる。外食ほど味を濃くする必要もないし、何よりも自分で作っていて、「これは醤油を取り過ぎだな」とか「野菜が少なくてバランスに欠けるな」とか、そういったことが実感としてよりわかりやすくなる。

季節ごとの旬を知ることができる

日本四季のある国であるというが、それを実感するのはまず第一に気温、そしてその次に食事である。例えば今の季節はトマトが高い。なぜならばトマトの旬は夏であり、現在スーパーで売られている国産トマト基本的ハウス栽培からだ。また、

人助けになる

当方が今回はからずも帰省したのは、祖母危篤からである祖母には娘が二人(私から見た母とおば)、二人はこれまでの看病等による精神疲労により、かなり体力的にも弱っている。そのため、私が毎日昼ごはん晩御飯を作っているのだが、これが大いに感謝されている。ご飯を作るのにはそれなりに気力が必要らしく、自分の親が死にそうになっているという異常状況で、何も手につかない状態ではやはりおぼつかない。私にできることは少ないが、ご飯を作ることに慣れていて本当に良かったと心底実感している。未だに

男子厨房に入らず

と言ってはばからない男性諸氏もいるようだが、そんな事を言ってられない状況にいつなるかは誰もわからない。人間たるもの、やはり一通りのことは何でも出来てこそ一人前である

精神的に落ち着く

ご飯を作るという作業に没頭することで、相当に癒やしの効果がある。これは自炊を本格的に始めた当初には予想していないことであった。一人暮らし用の冷蔵庫が小さいので、四角のタッパやジップロックなどを100円ショップで購入し、工夫して作りおきのソース食材などを冷蔵庫に入れたりしているときなど、ああ丁寧に生活している、と心から実感する。また、炒めものをしているときは、あまりかき混ぜたりせずに放置することも料理必要プロセスである。かき混ぜすぎると、全体に火を通すのに異常に時間がかかったり、野菜や肉から美味しい成分が汁となって逃げてしまうことがある。そういうときは、じっと我慢して手を止め、フライパンを1分、2分と眺めているものである。この時間いかに充実していることか。

自炊していない人を見下せる

友人などを見ると、一人暮らしでウーバーイーツなどに頼り切りの者、奥さんに任せっきりの者など、いろいろな人がいる。人間自分の面倒くらい自分で見られないとやっぱり半人前だな、と思うと、密かな優越感に浸ることができる。もちろんそんな見方をするのはあまり良くないことではあるが。

  • 半分以上の人間が持っている自炊スキルで そこまで自分を認められるの才能だなあ すごい

  • 最後の段落さえ無ければ、 『蕎麦の手打ちで粋ってる退職中年男性』みが臭わなかったのになぁ

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