2020-08-12

日本技術力停滞についての考察

  1. 数学統計
  2. 数学,統計プログラミングに落とし込む力、モデリング
  3. 科学技術情報収集
  4. 標準化
  5. マニュアル化


数学統計について

数学科ではなく、工業で使える数学統計を多くの技術者が使いこなせていないのを、AIブームで感じる。

流行っていたWebプログラミング比重を置くと、そもそも勉強しなくてもプログラミングはできる状況があり、優先度が低いと捉えられていたのではないか

もちろん全く使えないことはないが、大学教科書で数式の変形はできるが、現実問題リンクしていない。

既に知れ渡っている手法については数式も含め理解できるが、現実問題を解くとき対処しきれない。


プログラミング力とモデリング

数式でモデルを作れたとして、プログラミングに落とし込む所にハードルがある。

数値計算量子化誤差、近似化などである

プログラミング言語として、速度の遅くならないベストプラクティスは多くの人が興味を持つが、

その前段階のアーキテクチャの部分について検討できない。

bfloat16といったのが自分達で作れない。


科学技術情報収集

民間アメリカしか見ていない。

政府は、欧州中国科学政策収集論文数などの統計は取っているが、内容までは踏み込めていない。

中国科学力が伸びてきているといったときに、大学でどこまでの教育水準なのか、といった情報はない。

アメリカ大学院で使う洋書は、日本大学院でも使うが、中国については情報はない。


中国語が最先端の部分が出てきているのに危機感も、学ぶ姿勢もない。

議論するとしても、論文数、研究費、人口グラフを眺める所から深くはならない。

中国科学院は馬鹿にできない。

英語サイト外国人雇用用ページなので、自動翻訳を使いながらでも見てみることをお勧めする。

http://www.cas.cn/


標準化

製造業JISがあるが、ソフトウェアについても開発手法など標準化を進めたほうが良かったのではないか

アメリカ組織力に勝てないのに、国内企業間の過当競争でつぶれてしまう。

〇〇ペイは競争によって技術力が向上しただろうか。広告合戦で終わった。

消費税対応としても、増税による消費減を打ち消すだけの効果はなかった。支払い方法が増えても、集客は増えない。

結局、支払いプロセスが複雑になり、事業主負担が増え、一時的対応端末で売り上げは伸びるが将来の更新費を賄えない。



マニュアル化

マニュアル人間が悪いと言われているが、知識を多くの人に広めるためにはマニュアル化必要だ。

Matlabマニュアルのように、複数機能を使う時、どのように組み合わせれば目的が達せられるかといったのは重要だ。

https://jp.mathworks.com/help/stats/improve-an-engine-cooling-fan-using-design-for-six-sigma-techniques.html

柔軟性に欠けるのはマニュアル更新しないことが問題だったりする。

もっとも複雑すぎる事象を、簡便にわかるように整理するエリート必要だが。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん