政権交代というあつものに懲りて安倍内閣というなますを吹いている。国民もそうだけど自民党の方がもっとそれが強いかもしれない。
過去の自民党だったら、今くらいの雰囲気になったら安倍おろし論が、たとえ一部であれ、湧き上がってたはず。けどそれがない。
思うに、政権交代の直前の数年間に総理がころころと変わりすぎた。小泉総理が「ぶっ壊」した自民は迷走してた。そして国民の支持ガタ落ちで政権交代へとつながった。
その反省というか恐怖心というか政権転落のショックから、挙党一致体制が強くなってるように見える。内輪揉めしてたらまた政権から転がり落ちるぞという強迫観念。
逆に言えば自民が団結してさえいれば、野党がだらしないことこの上ないので安泰だ。
そういう現状に見える。
けれど、おかげで安倍政権の「次」が見えない。火中の栗を拾うのは誰か。
家にいてテレワークが快適な人もいれば、家には家族がいて快適には仕事ができない人もいる。
この前電話会議やった人の後ろでは、掃除機やらピアノやらにぎやかで、これなら這ってでも会社に来た方が快適だろうなと思ったことがあった。
それぞれがそれぞれに合った働き方を選べればいいね。
みたいな話はアメリカでもある。国内の公衆衛生専門家は、コロナウイルスは貧乏なコミュニティの方がお金持ちのコミュニティよりもずっと拡散が早いと考えてる。
(アメリカ国内でインフルエンザの死者が1万4千人を超えたというニュースを読んだとき、そんなに危険なタイプのインフルエンザが流行っているのか?と思ったけど、そもそも病院に行けないから死んでしまう人も多いんだろうな)
高給取りの35%はリモート勤務しているが、低賃金労働者では8%だけとか。
どこもかしこも切ない話ばかりだ。
Avoiding Coronavirus May Be a Luxury Some Workers Can’t Afford
https://www.nytimes.com/2020/03/01/upshot/coronavirus-sick-days-service-workers.html
ワァー(強い光に当てられて俺が微粒子と化し消えゆく擬音)