2019-09-08

25歳で処女の話

私には周りに言えない秘密がある。

それは、25にもなって処女だということ。

今まで彼氏がいなかったわけじゃない、高校生の頃はいなかったけれど大学に入ってから今までで2人とお付き合いした。

付き合いはしなかったけれど、好意を寄せられることも何回かあった。

チャンスとか、タイミングがなかったわけじゃない。

何度もあった。でも怖くて出来なかった。

かつてお付き合いした2人は、本当にとても優しい人で半年も付き合ってたのに、私が「まだ無理」というとすぐに辞めてくれた。大学生のころの彼には手で何回かしてあげたけどそれだけ。

その後の彼に至ってはキスまり。本当に申し訳ない事をしたと思うし、それ以上にいい人を逃したなぁとも今更ながら思う。

怖くなった理由は正直よくわからない。

もちろん痛そうとか、自分の体に自信がないからとか色々あるけど。

でもわりと、昔から性に潔癖だったのはある。

もちろんそういう欲が0なわけではない。し、普通女の子より強いほうかもしれない。興味を持つのも多分早かったし、自分を慰める行為も多いほうだと思う。

行為に興味がないわけじゃない。むしろ、すごくある。やってみたいし、めちゃくちゃにされてみたいとか、いじめてあげたいとか、そういう欲はいっぱいある。

でも、いざ踏み込む手前でそれ以上の怖さと、気持ち悪さが上回る。

話は少し変わるが、私はパーソナルスペースが狭い方で、男女問わず人間が好きだ。

初対面でも相手空気に合わせることはそれなりにできると思うし、懐に入り込むのも得意だと思う。

人間が好きだし、好かれるのが好きだ。

大学生の頃、友達が少なかった私にとてもよくしてくれるお兄さんのような存在同級生がいた。同い年だったけどすごく面倒見がいい人だった。

家が近いのもあって勉強をよく見てくれたし、よく遊んでくれた。彼は私のことを妹みたいだと言っていたし、私も彼を友達として大好きだった。

ある日、いつものようにレポートを彼の家で手伝ってもらっていた日、仮眠を取った。電気を消して、彼はベッドで、私は床で寝させてもらった。

彼の家にお邪魔するのは何回かあったけど、寝るのは初めてだったような気がする。電気を消して、数分した後、彼がベッドから降りて私の布団に入ってきた。

暗闇の中で名前を呼ばれて、手を繋がれた。

彼は離れて暮らす妹さんがとても大好きなひとだった。いつも妹さんの自慢をしていたし、その日も寝る直前に妹さんに会いたいと、話をしていた。

から、私は手を繋がれた時、正直ビックリしたけど、でも 妹さんに会えなくて寂しいんだろうな、なんてアホな事を思った。

から私は手を振り払わずに、寝たふりをした。

そしたら、急に彼は私の上に覆いかぶさってきて、すごく荒い息で何度も私の名前を呼んだ。

今でも、鮮明に思い出せる。彼の荒い息遣いドラマとか、アニメとかでそういう荒い息遣いのシーンを見るたびにぞわぞわして気持ち悪くなる。

私は、彼の肩を押して、抵抗して、とりあえず落ち着いて、と何度も言った。

上体を起こして距離をとったら、ごめん。と呟く彼から逃げるように荷物をまとめて家を出た。

それから彼とは気まずい空気のまま卒業して、一回も会ってない。

今思い返しても、彼は悪くない。

自分パーソナルスペースの狭さがおかしくて、勘違いされたこともその頃は何回かあった。

それなのに、この人は大丈夫だと勝手に思い込んで危機感もなく男の家に行き、男の部屋で寝た。完全に自分が悪いのだ。

それでも、興奮した男を目の前にするとあの時の気持ち悪さが蘇る。

再び話は変わるが。

最近、長くしていた一人暮らしから出身地に戻って実家暮らしになった。

私は昔から父が苦手だった。色々理由はあるけれど、最近知った言葉形容するとモラハラ気質のある人だからだろう。

父に関して、私の最悪な記憶を1つ思い返してみる。

匿名ブログを書こうとしたきっかけの話でもある。

(さいきん、「墓場まで持っていく話」なるスレ2ちゃんねるにあることを知ってこの話を書き込んだのだけれど、まだ書き込みたいことあったなぁと思い、ここを思い出した。)

まあ、よくある話。

本当に小さい頃、酔っ払った父に服をめくられて体を触られた。

私はその時寝ていて、寝ている最中に触られた。胸を揉むとか、そういう過激なのじゃなくて、胸の下あたりとかお腹らへんをスルスルっと撫でられた程度だけど。

私はその時本当に小さかったから胸も膨らんでなかったと思うし、父親何の気なしに、いやらしい気持ちでなく触っただけかもしれない。

でも、いまでも覚えている。

父にも良いところはある。真面目なところとか、たまに見せる優しさとか。

でもそれ以上にある嫌悪感を私はまだ、拭い去ることができていない。

何回良いところを見たって、私の中では「娘の体をまさぐる最低野郎なのだ

男の人はふつうに好きだ。いまだって毎日のように彼氏が欲しいと嘆いている。

それでも、たまに、ふとした時に。

本当に男の人が気持ち悪いと感じることがある。

そういう行為が今までできなかったのは、ただ単に自分に自信がないだけかもしれないし、臆病すぎただけかもしれない。

でも、昔の記憶もどこか小さなさな要因になっているような気も、する。

気づけば自分アラサー

処女が好きだなんて人も世の中にはいるかも知れないけど、そんなの自分からしたら恥ずかしいし情けないだけだし、男性も内心は「えぇ、こいつこの歳で?重…」なんて引いているかも知れない。

なるようになれ。って感じで。

正直、将来好きな人に幻滅される前にハプバーとか、ネットとかで出会った人にどうにかしてもらおうなんて考えている。

せめて26にまでは、どうにかしたい。

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