オンゲは典型的な盛者必衰というか、栄枯盛衰のあるコンテンツである。
そして最後は多くのアンチにdisられるようになり、さらに多くの元ユーザに忘れられ、めでたくサービス終了になる。
一方、艦これのような艦船美少女系ジャンルでこの世の春を謳歌しているのが、他ならぬアズールレーンなのは読者諸兄もご存知の通り。
なんというか、艦これが生み出した艦隊運営・育成システムを、今風のトレンドでアップデートした造りのゲームと言っていい。
それもあってか、たとえイベであってもそこまでせっつかれることなく、スキマ時間にポチポチやれるゲームバランスは見事である。
折しも艦これの仕様改悪についていけなくなったプレイヤーを取り込むのにも成功し、大人気になったのも頷ける。
アズレンで最高クラスの砲火力を持つ艦といえば、オールドレディことウォースパイトである。
で、このウォースパイトという艦だが、端的に言って脳筋枠である。
そのレア度(金レア)に恥じない、トップクラスの火力を持つ反面、スキルの命中精度が大いに微妙で、結果「強いけど敢えて彼女じゃなきゃいけない理由がない」というポジションに甘んじており、海域攻略においては基本使われない状態だった。
まあ演習ではそれなりに人気だったみたいだけど、別に演習番長と言えるほどではなかったり。
ちなみにこのクラスの高レア艦の改造第一弾がアズレンの那珂ちゃんポジサンディエゴで、彼女の改造実装はユーザの予想を良い意味で大きく裏切る、奇跡的な大成功だった。
何しろ対空トリガーハッピーだった彼女が、改造後は万能艦に大化けした強烈なアップデートだったので、「金レアでありながら不遇をかこっている艦の救済策」という観点からしても大きなインパクトがあったのだ。
そんな過去のいきさつもあり、ウォースパイトについても皆大いに期待したわけですよ。
しかし蓋を開けてみると…長所を伸ばしたといえば聞こえはいいが、ぶっちゃけ脳筋の筋力だけが強化された内容という。
おかげで、ユーザが集って情報交換できるページはwikiも5chも含め、各所で大荒れですよ。
しかも歴史が示す通り、オンゲは何がケチの付き始めになるかわからない怖さがある。
艦これだって元を辿れば重雷装巡洋艦の実装が、歯車の狂い始めるきっかけだったわけで。
しかし一世を風靡したオンゲの「その人気は昔の話」みたいになる流れは個人的に結構堪える。
でも残念なことに平成時代はそんな歴史の繰り返しだったわけで、そろそろ変わって欲しいところである。
まあアズレンに限って言えば、開発元の社長やってるあのおねーちゃんは、少なくとも艦これの腕組み無能デブよりは全然キレ者っぽいので、まだ大丈夫と信じたい。
うんち
人が増えれば掃き溜めの清掃は行き届かなくなる。 荒れるのは仕方ない。どうせ何やっても荒れる。