2015-12-05

絶歌感想

衝撃的な事件だったし、単純に猟奇的事件に興味があったのもあり、

当時、小学生の僕は夢中になってニュースを見ていた。

その後インターネット少年A顔写真を見たり、まとめているサイト事件の詳細を読んだりしていた。

被害者加害者が出した本は読まなかったが、『絶歌』は発売後すぐに買い、読んだ。

読んでから随分と経ってしまったが、感想を書いてみる。

まず、サムの息子法が、とか言っている人もいるが、これに関しては現状の日本法律問題ない以上、文句言っても仕方がないことである

また、世界各国で適応されている法律ならまだしも、一部の国の一部の州でしか実施されていない法律をあげるのは、都合が良すぎる。

文章に関しては、ネットでは批判的な意見が多いが、良く書かれていると思った。少なくとも僕にはこのような文章は書けないなと思ったし、

文章力はどのように身につくのだろうかとも思った。高校大学と出て学んできた身なので、自分が恥ずかしいとも思った。

そういえば、『黒子のバスケ脅迫事件被告人意見陳述も読み応えがあったなぁ。。

中身に関してだが、この本は大きく分けて、少年院に入るまで、出た後の二部構成になっている。

少年院でどういった生活を送っていたのかも気になったので、そこが書かれていないのは残念に思った。

一部と二部では文体が異なる。一部では、少し厨二的というか、見えていた世界が人と異なるような表現が多く、少年の異常さが表されている。

二部では、淡々とした文体で書かれていて、更生されているかのような印象を持った。

しかし、これは意図的文体を変えているものだと感じられた。当時の少年時代日記がそのまま公開された。とかならこのような違いがあることも分かるが、

書いたのは現在少年Aのため、このように文体が変わるのには違和感がある。

少年A犯罪の原因は、自分性癖にあると言っている。親しかった祖母の仏壇の前で、マッサージ器を性器に当て、初めての射精した事から

死と性が関連するようになってしまったとのことだ。

猫を殺した時も、射精したし、被害者の首を自慰行為の道具としても利用したとのことであった。

しかし、同級生に対して暴力行為を振るったことは、性衝動とは一切関係ないので、性癖のみが暴力犯罪の原因とされているわけではなさそうである

また、被害者の首で自慰行為を行ってから、その後射精をしなくなった (少年院時代のみ?)という記述があったが、今現在はどういったもの対象に性を感じる

ようになっているのかが気になる。今でも死と性が関連していると思うなら、今後も事件が起きる可能性がありそう。

家族は悪くない。と書かれているところが多数あるが、客観的に見て異常。同級生暴力を振るった時の母の注意の仕方とかは、軽い喧嘩を注意するレベルで、

おかしいだろうと思った。

成人し、出所してから仕事もちゃんとしているし、生きる力が強いと感じた。また、金に対する執着もあるため、『絶歌』の印税は相当本人としては嬉しかったんじゃないかと思う。

金に困って犯罪するタイプではないと思うが、印税を与えることによって少し大人しくなるのではないかと思った。別に絶歌』を買ったことを正当化している理由ではない。

社会人生活を送っている時、同僚にインスタントカメラ写真を撮られた時、切れてそのインスタントカメラを振り払い、壊したみたいなエピソードがある。

写真に撮られることがナーバスになっているということを表したかったのだろうが、単純にキレやす人間みたいな印象を受け、恐怖を感じた。

その後、ホームページ公開したりしていて、良い体しているなとか、ナメクジ写真ダミアン・ハースト的でもう少し評価されても良いんじゃないかとも思った。

(今久々にアクセスしたらギャラリーから消えてた)

ネット上では絶歌』の批判ばかりだが、読み物としてもそれなりに楽しめるし、超有名犯罪者文章を一度読んでみるのも良いのではないかと思う。

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