閉店までにはまだ時間があったので、
レジでお姉さんが
「時間過ぎているので2割引シール貼りますね!」と言ってくれた、
今を生きるオレには
あまり割引にはこだわりがなかったので構わなかったんだけど
よく考えてみると、
レジのお姉さんは、オレとほんの少しでもしゃべるきっかけが欲しかったのかも知れない、
無愛想に返事をしたオレだが、
すると、またレジのお姉さんが
「お箸、レジ袋はおつけしますか?」とオレを優しく気遣ってくれた。
オレはから揚げだけだったので、
箸も袋も要らないことを告げた。
冷たくあしらった感じになってしまったが
よく考えてみると、
きっと、オレがエコロジーに関心が高い男だと気付いてくれたかも知れない。
そうオレはエコロジーに関心が高いのだ。
お姉さんは黙ってコクっとうなずいた。
今度抱いてやるよ。
そう言ってオレは裸のままのから揚げのパックを手に持って帰路についた。
インディ・ジョーンズしか思い出せなくなったじゃねえか
でもそのパートの主婦たちは違うんだ、家に帰ってからが本番なんだ。
そのパートの主婦たちは、帰ってから誰かの「お母さん」になったり誰かの「奥さん」だったり誰かの介護をしていたり、するかもしれない。家族が待っている。そっちの仕事はけっこう、大変なんだ。そういう人達なんだよ。