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2020-08-22

小学校の西くんのこと

西くんは変な男の子だった。女の子みたいなおかっぱで、いつも忘れ物をしていた。先生が怒っても、聞いてるのか聞いてないのかわかんない顔してニヤニヤしてるから、余計怒られていた。

まり忘れ物ばかりするので、怒った先生が教卓に西くんを乗せて、靴でお尻をたたいたこともあった。このときばかりは、西くんもニヤニヤをやめて、真っ赤な顔でワーワー泣いていた。

小学校3年生の時、西くんの机がおかしいって誰かが言い出して、放課後先生と一緒に中を調べたことがある。

机の中には、教科書が全セット置き勉されてきただけでなく、この学年になってから配布された全てのプリントがクシャクシャになって、ギューギューにつめこまれていた。

西くんはつまりスペシャルに変な男の子だった。

そんな西くんが、あるとき突然転校してしまった。しばらくたってから、西くんの両親が離婚したことを聞いた。ずいぶん前から家庭内はめちゃくちゃになっていたみたいで、多分、西くんはネグレクトに近い状態だったんだと思う。

離婚が成立したあと、西くんはおじいちゃん、おばあちゃんと暮らすことになったらしい。

西くんがいなくなって1年後くらいかな、校区外の公園で西くんをみかけた。

新しい友達と遊んでる西くんは、おかっぱからスポーツ刈りになっていて、パリッとした白いTシャツと半ズボン姿で、めちゃくちゃ普通男の子になっていた。保育園から西くんを知ってるけど、こんな西くんはみたことがなかった。西くんは定期的に散髪にいけて、洋服洗濯してもらえる、ふつうのこどもの生活をしてるみたいだった。

ちょっととまどいながらも、「西くん?」って声をかけた。西くんは、振り返ってちょっと恥ずかしそうにニヤニヤしたけど、すぐに新しい友達のところに戻っていった。

2016-12-20

ユニクロから理想のたてセタおっぱいを強調するニット)が発売された

たてセタ、縦セタとは何か。

説明しよう。

概要

胸の大きな女性が着ると身体の線がよく出てたいへんけしからん

胸の慎ましい女性が着るとまた別の趣がある(縦線の効果スレンダーに見える)。

語源

たてセタという言葉はシガニーウィーバーこと刻田門大氏の造語

一部を以下引用

「縦線のセーターがいい!って話をする時に正式呼称もないし(リブセーターでもいいんですけど、伝わりづらいし)

イチイチ縦線のセーターって書くのが大変だから、なんかいいのないかなぁ~と話していたときに出てきたのが、略して「たてセタ」になったというわけです。」

ピクシブ百科事典より引用

まあ、リブの入ったニットってことです。

僕はOPPAI星人である

ぴったりとしたニットやセーターを着て巨乳を目立たせているけしからん女は冬の風物詩だ。

僕には彼女がいるのだが、外見は地味だがおっぱいは派手で実にけしからんである

もちろん寒い季節はぴったりしたリブニットを着せている。

リブニットにも色々な種類がある(ここではとっくり型に限定して話を進める)。

タートル部分が長いやつ。短いやつ(後者ハイネックというそうだ)。

リブが太いやつ。細いやつ。

袖先や裾がなんかキュってなってるやつとなってないやつ。

あと色の種類もいろいろあるよね。

僕の理想は、タートル部分が短く、リブが太く、袖や裾がキュってなってないやつだ。

まさに二次元でたてセタおっぱい女が着ているやつだ。

それで、色は白やベージュが好み。

でも、リアルではなかなか理想的なやつが見つからなかった。

昨日、ダウンを買うためにユ○ニクロに赴いた。

そこで理想のたてセタ出会った。

何でわかったかというと、それを着ている女のようすがすごくエロくて理想的なたてセタ具合だったからだ。

詳しくはユニ○クロのホームページモックなんとかニットというのを参照していただきたい。

僕は、電光石火の勢いでそれの白を買った。サイズはもちろんSサイズ(一番小さい)。

(ちなみに、彼女は160cm48kgFカップである)。

帰宅しながら彼女に連絡して自宅に招いた。

家に着いたらもう彼女が待機していたので、そのたてセタプレゼントした。

「君に似合うと思って」

彼女は嬉しそうに受け取った。僕は今すぐ着てほしいと言った。

とまどいながら彼女洗面所に向かう途中、ちょっと笑いながら僕に問いかけた。

「私の服だけ買ってくるためにユニク○ロに行ってくれたんですか?」

興奮しすぎてダウン買うの忘れてた。

予想どおり、そのたてセタ彼女の体にぴったりフィットして、太いリブおっぱいをくっきり浮き立たせていた。

僕は思った。

ディ・モールト良いッ!!」

このあと滅茶苦茶

2014-06-19

廃墟巡りとかしてた時の話 番外編2

「おれの500馬力を試してみたいってまなが言うんだよぉ」

AB先輩、ぼく、かな&あながギャラリーの集まる峠に戻ると、

矢口先輩から着信があった。

やぐち、おまえとはこれっきりだ。

ぼくは矢口先輩が自慢し続けるのを途中でぶちきってやった。

電波・・・」とうそをついて。

かながもう帰りたい、というので

AB先輩はかな&あなを送っていくことになった。

はいえ、地元イオン駐車場までなので、

僕も同乗していくことになった。

やぐちせんぱいのチームのほかの先輩たちも数人集まってきていたが、

やぐちがこねえなら、俺らもちょっと走って帰るよ、

ということになった。

矢口先輩のFD3Sは、他の先輩が乗って帰る手はずになっていたらしい。

やぐちのやろー。

ぼくは他の先輩たちの心の声を心の中で代弁した。

イオン駐車場でAB先輩と、かなあなを見送り、解散した。

翌朝、6時前だったか

矢口先輩から電話が来た。

モーニングコールだ、ばかやろー。」

ちょーご機嫌で、朝からまじでうざかった。

「やっぱ都会の女はエロいなー」と自慢が始まったので、

会話をさえぎり、

すみません、用事はなんですか?」

と僕は強引に聞いた。

「あ、そうそう。かなちゃんがお前に話しがあるから携帯教えてくれっていわれたから教えちゃったぞ。童貞、もらってくれるんじゃねえ?」

うるせえ。

そう思いながらも、ぼくは本当にかなさんに気に入られてセックスできるんじゃないか、童貞捨てられるんじゃないかと妄想し始めた。

「せんぱい、まなさんって大宮なので、都会の女じゃないですよ。」と訂正を入れ、

僕は電話を切った。

その日の夜、かなさんから電話があり、今日これから会えないか?といわれたので二つ返事でイオンで待ち合わせることにした。

イオンで会ったかなさんはとてもエロくみえた。それはきっと僕がエロ意識していたからだろう。

スターバックスに席を取り待っていると、コーヒーとふらぺちーの(ぼくの)をもってかなさんが目の前に座った。

「ごめんね。急に呼び出して。」

さあ、これからラブホですか?

それともカーセックスでもしちゃいますか?

ぼくの妄想は果てしなかった。

「○○くん、昨日あの金庫の中でなにか変わったことなかった?」

「なんすか?やぶからぼうに?」

セックスの可能性が一気に低くなった。

「なんかあったなら教えて欲しいの。教えてくれたら私も正直に話すから。」

僕は金庫の中、貯蔵庫で聞いた女性の声について話した。

場所ちょっと変えましょう。」

かなさんが連れて行ってくれたのはファミレス風の個室居酒屋だった。

ぼくは初めてのことにとまどいながらお酒を注文するかなさんがすごく大人に見えた。

「あの、運転して帰るンじゃ?」

大丈夫、Aが迎えに来てくれることになってるから。」

は?

おまえらつのまにそんな関係になってたの?

まじなんなん?

童貞馬鹿にしすぎやろ。

なんだかむしゃくしゃしていたので、僕はその店で一番高いものを注文した。

「こんなこと信じてもらえるかわからないけど、わたし、見えるの。霊感があるとかそういうのじゃないの。ただ見えるの。いつも見えるわけじゃないけど・・・、こんなこと言っていいのかな。わかる?女の子の日?」

ぼくはうなずいた。


「わたしね、おんなのこの日が近づくと見えるようになるみたいなの。でも普通に生活している時は見えないの。昨日みたいに特別場所にいったときだけなのね。ほら、この辺だと首なしライダーが有名でしょ?わたし見たことあるのよ。すごいスピードで追い抜いていったかと思ったらがけの前で消えたの。その時彼氏が運転してたんだけど、そのままライダー追いかけてたらがけに落ちてたと思う。あれ、やっかりな霊よね。そうそう、あの峠の近くにダムがあるでしょ?昨日も別荘へ行く途中に通ったじゃない。あの時、ダムの水面に子供が立ってたの。ああ今日はマズイな、ってその時は思ったけど、まなとあながどうしても行ってみたいっていうから仕方なくついていったの。いざという時、あなたたちから彼女たちを守れるかもしれないしね。」

「それでね。これは秘密なんだけど、そういう時わたしが明確な意志をもって他人に触れると、その触れられた人にもわたしの霊感みたいなものが移るの。ごめんね。昨日金庫へ入る前、きみを押し出したのはわたしなの。」

そういえばAB先輩に金庫へ入るようにうながされた時、誰かに背中を押されたのを思い出した。あれはかなさんだったのか・・・

「ほんとうにごめんね。わたし、あの別荘に入った瞬間から声が聞こえてたの。AもBも見かけは強そうだけど精神は弱いの。多分、幽霊なんてみたら泣いちゃうくらい。きみはね、まだ子供だから特別なの。ごめんね。バカにしてるわけじゃないの。あの中ではきみしか頼れなかったの。このこと、多分一生きみの心に残ると思う。だから、わたしね、きみの願いをみっつ、なんでもかなえてあげる。」

なんでも?

すぐにセックスのことを想像した僕がいた。

「もちろんなんでもって言っても、わたしにできることよ。エッチなことでも大丈夫よ。」

「じゃあ、一度やらせてください。」

わず口について出たのがこんな言葉だったことを、ぼくは黒歴史としていまでも記憶している。

「いいわよ。」

あっけなくセックスできることになった。


「ただし・・・。わたしの身体を通るってことは、あなたにもその覚悟がないと無理よ。どういう時に出てくる歌かわからないけど、きっと霊感のようなものが身についてしまうかう。」

さすがにその言葉を聞き、ぼくは躊躇した。

「考えさせてください。」

ちなみに、社会人となったいまも、かなさんが約束した三つの願い事、はまだひとつもかなえてもらっていない。

 
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