2022-07-26

オットが家事しないとか嘆くの、良く見かけるけど。

家事って、比重はどこかってのが、まず明確でない。

大別して、炊事・洗濯掃除・買物・家計の5つかなって思うので、それで進める。育児介護に関しては別枠とする。

感覚としては前3つの炊事・洗濯掃除が上がりやすいような気がする。


あと、専業主婦であるものとする。

その場合自分がメインでやりたいというかコントロールしたいと私は思っているので、夫が云々にはあんまり共感できない。

まず、炊事だが。

キッチンは私の城なので夫に荒らされたくない。お湯沸かすくらいは許可する。

食器調味料位置を変えられる方が嫌だし、使ったあとビチャビチャにされたシンクや床を拭いたり洗い残しのある鍋を洗い直したり、コンロに拭きこぼしたシミを落とすのは私なので「やってやった」感だされると殴りたくなる。

実際は殴ったりしないけど指差し確認ダメな所を指摘する姑のごとくチクチクやってしまうので、料理めっちゃ好きですっていう男で無い限り妻の城には手を出さない方が平和じゃない?と思ってしまう。

シンク周りは掃除までして料理です、と言ったところで、普段から料理しない人間は細かい所まで気が付かないし手際も悪い。

私は料理が好きだし、毎食フルコース懐石を出せと言われたら殴るだろうし腕もないが、家庭料理であれば楽しいし、ちょっとした焼き菓子なら作るのも楽しいので苦ではない。

出したもの文句わずに食べてくれる方が夫として優良だと思っている。

美味しいと言ってくれたら最高だ。

あと冷蔵庫の中身は予定を立てて買い物しているので、勝手に何かされると材料足りなくなったりして予定が狂うのでイラつく。

でもメニューリクエストは嬉しい、スケジュールが狂うにしても「じゃあ買い出しだ!」で出かけて行くならイレギュラーを楽しめるので、それなりに歓迎。




体調不良の時まで炊事を強要する男は論外なので此処では語らない。

というか、「家事しない夫」=「妻が病気でも家事をさせる男」だとしたら、それは家事しないとか言ってる場合じゃなく、その男の考え方が正常じゃないと思う。

社会人だったら会社病欠する人間が居て当たり前だとか思わないブラック企業社畜なので、現代では考え方を改めた方がいい、公に争ったら負けるから。まあ勝ったとして労力に見合う金銭を得られないので転職するのが大半だろうけど。

ようするに夫に炊事してほしい妻は、よほど疲れているか料理がそんなに好きではないんだと思う。主婦向いてない。

夫も、妻が不調の時くらい、ちょっとお高い惣菜屋普段食べないもの自分で買ってきて楽しむとか、外食するとかすればいい。妻の病状によっては、そのちょっとお高い惣菜を一緒に食べればいい。

一分一秒でも付きっきりで看病しないと死ぬなら入院した方がいいし、所謂風邪程度なら居られても邪魔だし感染から消えろと思う。救急車呼ぶかどうかの見極めは重要だけど、その程度の様子見は最低限の気遣いとして。

おかゆなんか作れなくてもレトルトでいいし、普段料理しないなら病人食なんか作れるわけないんだから、素直にレトルトにしとけと思う。ちょっとお高いレトルトなら、まあ美味しいよ。

ペットボトルの水や市販ゼリープリンを妻の枕元に運ぶくらいは、夫婦になった以上は気遣い助け合いで当たり前の行為だと思う。これが出来ない男は、家庭を持つのに向いてない。




まり家事の括りで買い物も私が取り仕切りたいので自主的に夫が買い物しなくても別に構わない。

車出して重いもの運んでくれたら嬉しいけど、歳取ると男でもギックリ腰とか心配になるし。生協配達は昔からあったし、最近ネットスーパーとか、日用品なら他にも玄関まで配達してくれるサービスも増えたから困らない。

散歩ついでに二人で軽いもの嗜好品なんか、すぐに買わなくても困らないものを買い物に行く方が心安らか。

「ついでにアレ買ってこようか」って類いのやり取りはコミュニケーションとして有るものと思うので、こういうのは人間同士の交流としては有り難いから「しなくていい」には含まないけど。

ガチガチマニュアル化するのが現実的でない以上、このへんは各家庭のさじ加減だと思う。


洗濯掃除にしても同じ。

こぼしたとか割ったとか突発であれば自分で拭くなり助けを求めるなりして欲しい、というか大人なら出来るでしょう、それくらいというラインなので置くとして。

かい手順や拘りが、やっぱり有るので自分でやるほうが早いしストレスに成らない。

掃除洗濯が好きな夫で、夫なりの拘りがあるなら、そこは譲り合いで夫がやればいいと思う。

普段やらない人間に教えながらやらせるのって、家事に限らず会社でも返って面倒だわって思ってしまう。仕事を引き継がなきゃいけないとか、メインで出来るように育てるとかは別だけど、スポットアシスタントをという事なら、説明する間に自分で手を動かした方が早い。継続的アシスタントをしてくれるわけでも無いんだし。


それ以外に「ちょっと手を貸して貰う」レベルなら共同生活を送る上でお互い様に譲り合うものだろうし。





上記を踏まえて、家計管理も私の手元にある方がスムーズ

食材日用品も私が在庫管理しているわけだからね。






これが、家事は私が取り仕切りたい、という内実の説明






そう思うのは、やっぱり育った環境も影響してるかな。

父方の祖母と母との同居家庭で育ったので、キッチンに私の縄張りが無かったから、実家を出て手に入れた領地であるキッチン思い入れもひとしお。

母と祖母嫁姑戦争キッチンでしていて、調理器具調味料もとより、冷蔵庫電子レンジトースターホットプレートも食器棚も別だった。なんなら洗濯機も二台あった。つまり二世帯分あった。

なんで二世住宅にしなかったんだろう、同居し始めて新築したくせに。

ようは、キッチンに私の陣地をつくる隙間が無かった。

世帯的には母の鍋で料理するのが娘としては自然だが、母と祖母はお互いのアラ探しに余念が無かったので、お互いの鍋や食器を誰かが使った形跡があると目ざとく見つけてお互いを攻撃し始める。すまん、使ったの娘の私だわって落ちがつくけど、大変気まずい。

シンクにも水垢一つない程に拭き上げておかないと、やっぱりお互いの攻撃材料になる。

そんな戦場に単騎で挑む度胸が私には無かった。

中学生弁当持参になった時、嫌々ながら陣地を主張して母のそれに間借りしたが、たいへん肩身が狭かった。

包丁フライパンに拘りのある母に貸せとは言えないので、誕プレ前借りで最低限揃えてもらって、小さなワゴンに詰め込んだけど、料理するたびに出し入れが面倒でストレスだった。

これで祖母に母に私、3人分のマイ調理器具が詰め込まれキッチンの出来上がりだ、たいへん遣り難い。

弁当は早朝だったから良かったけど、普段の朝昼晩は祖母と母が時間で区切ってお互いに顔合わせないように使ってたから、娘の私の捩じ込めるスキが無かった。

二世住宅じゃなくてコンロもシンクも一つしか無いんだから、そうなるわ。

本当になんでキッチン二つ作らなかったんだろう。


だってさ、普段食事は母の領分だったので縄張り争いに参入する必要もなく困らなかったけど、自分で火を使える年齢になったら、自分でも作りたくなるもので。

弁当部活時間も早かったので協議の結果、自分で作ることに成ったわけだが。

普段はお手伝いというか下働きのごとく野菜の下拵えなんかを料理である母の指示でやるだけなので、

自分がメインで弁当作るのは楽しいんだけど。弁当用の買い物も、生協の注文を母とするのも楽しかったんだけど。キッチンの使い方だけは気を使うし窮屈で窮屈でたまらなかった。



それで、やっと得た自分だけのお城のキッチンだよ。

夫に荒らされるの、ほんと嫌。

夫の休日だって別に、やって欲しいとは思わない。

自分が食べるついでに夫の分もつくるだけだし。

自分のついでに洗濯してやるだけだし、一つの洗濯機を共同で使う方が時間割とか面倒。使いたい時に夫が使ってる方が嫌。

掃除だって自分暮らしてるんだから、満足できるようにキレイにしておきたいだけだし。普通に使う以上に夫が汚すなら、それはハプニングというか、生活習慣の違いというか、話し合う余地のある所だと思うので摺合せで着地させてルーチンにしとくべきかなって。

お湯は沸かせるしお菓子自分で出せるんだから、その辺は夫が自分でやったり、私に出してきたりするわけだし。

冷蔵庫の作り置きを食べたい時は声をかけるしレンチン自分で出来るから別に困らない。





夫に家事やってほしい勢は、なんで夫にやって欲しいんだろう。

キッチン自分の城じゃないからかな?

ちょっと共感出来ないでいる。

  • 家事を神聖なる仕事だと思うか苦役だと思うかの違いでは? 前者だと思うなら、それを他人に取られたり、他人に侵入されたりすることにストレスを感じるだろうけれど、後者なら可能...

  • その理屈が成立するのは余力があるからだと思うよ 子持ちになると起きてから寝るまでずーっと忙しい。 旦那がスマホやテレビに夢中だと諍いが起きる。 産休の間妻が家にいると城が...

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