はてなキーワード: ウリナラマンセーとは
多感な小学校高学年のときに、おもしろフラッシュ倉庫にたどりついた
あそこは2ch文化の影響が色濃く、嫌韓コンテンツが溢れていたように思う
ウリナラマンセーウリナラマンセー、日本人は賠償汁、みたいな謎の歌フラッシュを見て、こらどういう意味だ?と思った記憶がある
小学校が韓国の学校と姉妹校で、一度向こうの小学生との交流会があったくらい
普通に同世代の子供で、でもなんというか向上心が高く賢そうで、ギラギラしたものを感じるなあと思ったような気がする
そんな感じで韓国に悪印象は全くなかったが、フラッシュ倉庫において韓国は卑劣な敵だった 口を開けば賠償・賠償・謝罪・謝罪の、カスだった
子供心に「そんなわけなくない?」と思って、なんとなく眉唾の心になったのが、思えばネトウヨ回避の入り口だったのかも
今でこそネトウヨはかなりバカにされていて、もはや2ch(というか5chか)のメインストリーム感があるなんjなんかでは、日本スゴイコンテンツは嘲笑しかされない雰囲気があるが、当時は違ったように思う
日本は凄くて、中国と韓国はカスの途上国……そういうノリがあった
この頃には俺はそういう言説にはかなり否定的だった
「日本Sugeeeeeeってなるコピペ」みたいなのを読んでも不快感しか感じなかったし、保守速報とかU-1速報みたいな、右翼系のサイトは確か非表示にすらしていた
海外スゲーとも思わなかったが、日本スゲーとはさらに思わなかった
ガキの頃から2chの影響を受けまくったのに、なんで俺はネトウヨにならなかったんだろう?と考えると、オタク特有の逆張り精神のおかげなのかもしれないと思えてくる
あのとき2chが日本万歳・くたばれ中韓のノリだったから、俺はそれに反発を覚えるようになったのかも
逆にいまの、日本はもうお終い!っていうノリのネットに最初に触れていたら、ネトウヨになっていたのかもな
そう思うとなかなか恐ろしいし、人間ってどうなるかわかんねえなと思う
流行語大賞受賞や、つるの氏関連で再燃してるので「保育園落ちた」をちょっとおさらいしてたら今さら極東ブログの記事を見つけた。
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2016/04/post-2a0b.html
ここで、
これが仮に「中国死ね」や「韓国死ね」という表現であったら、ヘイトスピーチになるのではないか。(中略)おそらく日本人なら「日本死ね」と言ってよいという暗黙の前提があるのではないだろうか。だとすればそこで疑問が続く、日本人なら「日本死ね」と言ってよいのだろうか?
と書かれているのだけれど、今まさに韓国人は自国の惨状をヘル朝鮮と嘆き、それでも(成功するかは別として)変革を求める大きな政治運動が行われているんだよなーと。翻って我が国は、叩かれたり悲しまれたりするのは政府ではなく元増田のほうで、なんだかなぁ(阿藤快)って思った。
ほんの十数年前まではウリナラマンセーの国をバカにしてきたのに今じゃ日本がすぐにファビョるウリナラマンセーの国になってしまったのかもしれない。もちろんあっちにも韓民族の誇りガーとか言う輩はいるんだろうけどさ。
まあ「死ね」を流行語大賞に選んだことや山尾議員が授賞式に出たことへ異論ならわかるし、実際増田も山尾出席については政治性が出ちゃったからどちかというと大反対だな。でも、そもそもの不満や怒りがもっと大きなムーブメントにならなったことは残念で仕方ない。