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2008-06-07

学習機会格差の話

遅くなってすまぬ。

その地方ごとでまとめても、北大東北大・東大地元出身じゃない人の方が多いし

その地方出身だからと言って都市部出身者とも限らないような(例えば北海道大学札幌市出身者以外も大勢いるだろう)

http://anond.hatelabo.jp/20080606122201

なんで「地元都市部人間が一番多い」というのが「地元の地方の人間が過半数を占める」っていう話にすり替わってるのかわからん。俺が言ってるのはそういう話ではなく、例えば名大なら名古屋とか静岡あたりの文化がベースになって大学文化ができるだろってこと。言っておくけど「名古屋文化圏」の人間の数は「名古屋市民」の数と一致しないからそこは勘違いしないように。

実際、都市部出身の学生の数と地方出身の学生の数の比率は人口比では説明がつかないと思うよ。

一方で、いわゆる駅弁大学にはなぜか早稲田慶応あたりの並みの学生よりもよっぽど優秀なのが結構ごろごろいる。この事実をどう解釈するかは難しいところだ。

経済的な事情だろうなあ。

http://anond.hatelabo.jp/20080606161752

いや、そんな単純な話なら「難しいところだ」なんて書かない。都市部にだって貧乏人はいくらでもいるよ。そもそも、地方から東京国立大に通わせるより、東京人間が私大に通った方が間違いなく安くつくわけだし。

俺が疑ってるのは、いわゆる「地頭」(←これって「じとう」としか読めないよなあ)のいい奴が必ず高学歴を得られるかというと必ずしもそうなってないんじゃないかということ。特に、周囲に東大出身者がいない環境では「東大には天才でないと入れない」という誤認識が平気で罷り通っていて、その心理的効果が大きいんじゃないかということ。

都立カリキュラムだと受験の頃にはまだ教科書ずいぶん残ってたよ。

だから学校の授業だけでいったやつは浪人せざるを得ない。

http://anond.hatelabo.jp/20080606162627

ああそうなってんのか、なるほどな。それで私学が優位な訳か。私立トップ校ではだいたい、中学の内容を1年間で終わらせて高校の内容をじっくり4年半かけて教えて、最後の半年を受験対策にあててるんだが、中学高校カリキュラムの密度の違いを考えるとこれはかなり理にかなったものだと思うがどうだろう。

俺は「受験テクニックとかくだらねーw」とか言って適当にやってた反社会的人間だから(無論地頭は良くないw)その辺の事情はあまりわかってなかったりする。

http://anond.hatelabo.jp/20080606121611

あんまり関係ないけど「受験テクニックくだらねーw」って話をしてる人の中でどれだけ実際の入試問題見たことある人がいるのか俺はかなり疑問なんだよね。東大入試なんて小細工の通用しない基礎的な問題がほとんどだと思うんだけど。

2008-06-06

http://anond.hatelabo.jp/20080606120901

一方で、いわゆる駅弁大学にはなぜか早稲田慶応あたりの並みの学生よりもよっぽど優秀なのが結構ごろごろいる。この事実をどう解釈するかは難しいところだ。

経済的な事情だろうなあ。

「私立に行くより仕送りを○万円増やしてあげるから国立大行ってね!」とはっきり親に言われたよ、自分は。

http://anond.hatelabo.jp/20080606115422

いや全生徒じゃなくて、東大なりに行った奴の中での予備校生の割合ね。

都市部出身者と地方出身者で歴然たる差があるな。都市部出身者はおそらく半数が予備校に行ったことがあるだろうが、地方では浪人生以外ほとんどない。予備校自体がないからね。

ただし、旧帝大の入学者はどこの大学地元出身者(つまり都市部出身者)が一番高い。一方で、いわゆる駅弁大学にはなぜか早稲田慶応あたりの並みの学生よりもよっぽど優秀なのが結構ごろごろいる。この事実をどう解釈するかは難しいところだ。

2008-05-22

http://anond.hatelabo.jp/20080522141646

だから特殊でもねえって。

たとえば2005年に出たこの本

http://www.aokishoten.co.jp/cgi-bin/menu.cgi?ISBN=4-250-20608-4

執筆者は山田朗ゼミ院生なんだろうけど、当時の時点で30前後ごろごろいるだろ。

※俺は彼らとは面識ないので、彼らに社会人経験があるかどうか知らないけど。

2008-05-18

HDD復旧ソフトてすごいな

中古HDDをかって,PCマウントしたら

ボリュームラベルがついてる・・・・・・・・サーバー・・・

ためしにファイル復旧ソフトを起動させて見たらAVごろごろ

ご馳走さm・・・といおうと思ったけど,ファイルが壊れてて上手く再生できません.

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2008-05-11

http://anond.hatelabo.jp/20080511191746

休日だからといって何かをする必要はないはず。休む日なんだから何もしないでごろごろするのが本来のあるべき姿だと思うけど、そこまで電気使って何かしたいなら充電すればいい。

発電が無人でできないらなやむをえないだろうけど基本的にはなくしていくべきこと。生きていくのに必要ならともかく遊びのために電力会社の社員を搾取するのはどうかと思う。

2008-04-14

http://anond.hatelabo.jp/20080414005822

だったら仕方なく勉強して卒業しなよ。仕方なしに入った学校でやりたくもないこと勉強させられたからってえらそうに言うなよ。あんたが言ってるのは、自分が起業する度胸もスキルもないくせに、「なんでこんなつまらん仕事をやらせるんだ!」って言ってるのと同じレベル

なんか勘違いさせてるようだが、高校はとっくに卒業してるし、いやだったわけでもない。えらそうに言ってるつもりもない。

勉強が好きな人得意な人ばかりじゃないだろと指摘してるだけ。そういう人たちも入学してるのに勉強が好きな人が行くもんだとか現実離れした事いってるから突っ込んだのよ。あなたが言ってるのは自分が起業して成功して楽しんでるから他人もそうだと思い込んで適正や意欲を無視してお前らも真似しろといってるようなもんだよ。

ちなみに、高専って全然底辺じゃないよ。東大とか京大には高専編入がごろごろしてるし、教授クラスにも高専編入だった人は沢山いる。

高専が底辺とか言ってないんだが。何で高専の話が出てくるのやら。

そうかもね。でも、嫌がってるやつに仕事させるよりはマシじゃないかな。それで?

勉強とか仕事に限らずなんでも好き嫌いは異なるもんだとわかればそれでいい。

わけわからん。そういう話じゃないでしょうに。楽しさが理解できないならそれでかまわんよ、無理に来てくださいとは言わないからって話だろ。例えば、音楽の楽しさがわからない人に無理に音大に入ってくれとは誰も言わない。

音大に行く人があらゆる分野の音楽を楽しめるとも限らないように普通化に行く人だってあらゆる分野の勉強を楽しめるわけじゃないでしょ。だから古典を選択科目とかにして教えなかったとしてもたいした問題じゃないだろということ。

内定取れる」ことと「仕事できる」ことは全然違うんだけどな。そもそも、「ゆとり教育」と言っても、君の言っていることは現状の「ゆとり教育水準をさらに下げろという話なんだが。実際俺の会社なんて、人が足りないために従来なら考えられないレベルDQN大の学生まで採用して、案の定余りにも使えなくて困ってるんだが。まあ、採用担当馬鹿だというだけの話なんだが、世の中では多かれ少なかれそういうことが起こっている。その結果会社の業績(というか世の中全体の景気)が数十年後どうなるか、誰にもわからない。いい期待は持てないけどね。

ゆとり教育をしたらニートばかりになって飯が食えなくなるといってたのに、なんで仕事ができるできないのはなしになってるのよ。

多くの人は大して優秀でなくても飢え死にするようなことないだろうし、ちょっと勉強手抜きしただけで飢え死にするような世の中にしたい人もほとんどいないだろう。

それに企業の数十年後の業績のために勉強しなきゃいけないってのは企業エゴだよ。勉強するコストに見合うリターンがなさそうと判断されてるからやらないんだよ。

数十年後の業績のために学校教育に文句言ってる暇あるなら社内の教育体制ナントカしたほうがいいだろうに。

それは当たり前だ。だったらなんで君に合わせないといかんのだ。自分が勉強ができないことを人のせいにされても困るし、そういう人に向いた道に行かなかったことを八つ当たりされても困る。他人の教育機会まで奪おうとするな。

別に君のせいにしてるわけでもないしこっちにあわせろといってるわけでもない。どこにそう思わせる記述があったのかすらわからん。そっちが世の中いろいろな人がいるということもわからず、あれもしろこれもしろと勉強ライフスタイル押し付けてそうだから指摘しただけ。それにどんな人にも時間は有限なんだからどういうことをやらせようともほかの何かをする機会を奪うことになるんだよ。だから各自で好きにやらせないなら結局何かの機会を奪ったことになる。それなのにこっちが「いやなやつには勉強させる必要もないし古典に限らずどの教科も好きな人が勝手にやればいい」といってるだけでなんで他人の教育機会を奪うことになるんだよ。この程度のことを言われて勉強しなくなるやつなんかどっちみち些細なことを理由にこじつけてやらなくなるよ。

だから、それは君が製造業やIT産業を特別扱いするから反論として挙げたまで。俺が特別扱いしてるわけじゃなくて、君の論法が成り立つならこういう論法だって成り立つじゃないかと言っているだけだ。「何の利益もない」と言う人に「利益はある」と言うのがいけないことか?「俺はその商売はしたくない、その商売がうまいとは思えない」と主張するのもよいが、そうじゃない意見の持ち主も多いわけでね。

なんかほかの人と勘違いしてるようだが、こっちはITを特別扱いしろなんて書いてないよ。どの産業もどの教科も特別扱いするなと書いてるの。別に観光やりたいなら勝手にそれで商売したらいいだろうが、観光メンテナンスのためにこういう教育しろとか言うのはわがままじゃないかな。そう思うなら観光業者が金出して学校か何かにこういう古典とか歴史教育やってくださいと頼むべきこと。多くの人は観光業者への利益誘導の為に税金授業料払ってるわけじゃないから。

http://anond.hatelabo.jp/20080414002809

言いたいことはわかるが、君の言ってるのは単なる八つ当たりだな。

それは建前だろ?底辺の学級崩壊とか知った上での話?中卒だと雇われないからいってるだけの話で勉強したいやつばかりが言ってるわけないでしょうが。

だったら仕方なく勉強して卒業しなよ。仕方なしに入った学校でやりたくもないこと勉強させられたからってえらそうに言うなよ。あんたが言ってるのは、自分が起業する度胸もスキルもないくせに、「なんでこんなつまらん仕事をやらせるんだ!」って言ってるのと同じレベル

ちなみに、高専って全然底辺じゃないよ。東大とか京大には高専編入がごろごろしてるし、教授クラスにも高専編入だった人は沢山いる。

一応つられておくが、嫌がってるやつに勉強させるのはむりじいじゃないの?

そうかもね。でも、嫌がってるやつに仕事させるよりはマシじゃないかな。それで?

義務教育であるかどうかと楽しいかどうかは別。義務教育=楽しさを教えるところという認識なら遊ばしておくばかりでいいじゃないか。

わけわからん。そういう話じゃないでしょうに。楽しさが理解できないならそれでかまわんよ、無理に来てくださいとは言わないからって話だろ。例えば、音楽の楽しさがわからない人に無理に音大に入ってくれとは誰も言わない。

つまり君は日本人ゆとり教育にしたら飯が食えなくなるほど勉強しなくなり働かなくなるやつばかりだと思ってるの?

現実にはそうなってないから、詰め込み世代が氷河期フリーター多くなってるのに、ゆとり世代がどんどん内定取れて食い扶持あるわけで。

内定取れる」ことと「仕事できる」ことは全然違うんだけどな。そもそも、「ゆとり教育」と言っても、君の言っていることは現状の「ゆとり教育水準をさらに下げろという話なんだが。実際俺の会社なんて、人が足りないために従来なら考えられないレベルDQN大の学生まで採用して、案の定余りにも使えなくて困ってるんだが。まあ、採用担当馬鹿だというだけの話なんだが、世の中では多かれ少なかれそういうことが起こっている。その結果会社の業績(というか世の中全体の景気)が数十年後どうなるか、誰にもわからない。いい期待は持てないけどね。

君がそういう人間なのかもしれないが、そういう人ばかりじゃないから。片手まで理解できる人ばかりなら成績悪い人いないし、楽しさがわかる人ばかりばら授業中い眠りもない。

それは当たり前だ。だったらなんで君に合わせないといかんのだ。自分が勉強ができないことを人のせいにされても困るし、そういう人に向いた道に行かなかったことを八つ当たりされても困る。他人の教育機会まで奪おうとするな。

観光なんかジャ食えないといってるわけじゃなくて食えるやつもいるが量は限られてるということ。

当たり前だ。製造業だってそうだ。一つの産業で国全体がカバーできるわけがなかろう。

それはほかの産業にもいえること。何で観光産業だけ特別扱いなのかがわからんのよ。

だから、それは君が製造業やIT産業を特別扱いするから反論として挙げたまで。俺が特別扱いしてるわけじゃなくて、君の論法が成り立つならこういう論法だって成り立つじゃないかと言っているだけだ。「何の利益もない」と言う人に「利益はある」と言うのがいけないことか?「俺はその商売はしたくない、その商売がうまいとは思えない」と主張するのもよいが、そうじゃない意見の持ち主も多いわけでね。

2008-03-26

孤独だが引きこもりではない人間休日の過ごし方

社会人1年目(23歳)。地方県庁所在地一人暮らし恋人・友人はいない。

何の予定もないので家でごろごろすることも可能だが

そうはさせない。

「予定がない」

おれはこれを「完全なる自由」と肯定的に捉えている。

何も考えずに出かけることが多い。

大体休日は朝8時から9時に家を出る。

自転車

適当に街を行くと喫茶店があるのでそこでコーヒーたばこ漫画/小説

喫茶店は行き着けの所に行くこともあれば新規開拓もする。

内装音楽の雰囲気がよくて一人で来てる奴(服装に気を遣う人間スポーツ紙を読んだりしない人間限定)が多ければあたり。

ジジババの溜まり場だったり内装にこだわってなかったりテレビあったりしたら全てハズレ。

味は二の次。雰囲気さえよければいい。

新規開拓はリスクが高いのです。

(余談だが喫茶店に関して、今まで行った店は開店時間内装音楽など分かる(調べられる・聞ける)範囲は

全て記録している)

閑話休題

持ってきた本やたばこやむかつく客の来店等で滞在時間は変わる。

早ければ30分、遅ければ2時間ほど。

その後どうするか?

さすがに飲食店はないからここで本屋コンビニですよ。

本の種類ってはんぱじゃないよ?

いくらでも時間つぶせる。

まあ1時間としようか。

まあ大体11時から12時くらいになってるわな。

腹は減ってないよ。朝飯食べて家出るからね。

ここで運動です。

ここは地方都市

そして俺の乗っているのは自転車

どんな路地にも入っていける訳です。

景色芸術品と同等に捉えている自分としては「道」そのものが美術館のようなもの。

通ってない道や雰囲気のいい通りをキョロキョロしない程度に味わうわけです。

ひからびた民家や小汚い子猫貧乏くさい料理のにおい、寺の地面に舞い散る落ち葉

その全てが鑑賞に堪えうるのです自分にとっては。

国道沿いはサイアクだね。国道でも県道でもない、

いわゆる「車で走りにくいクソ道」が一番いい)

道も喫茶店と同様いきつけと新規開拓があるため、

「一応」地図携帯。これは迷ったとき用。

「おやこんなところに道があるぞどれどれ?ふむ、これはいい道だ」

というシチュエーションが好きなのです。

まあ、どっちにしても30から40分くらいか。

そんなこんなで小腹も空きました、と。

次に行くのは洋食店もしくは古汚い食堂またはラーメン屋な訳です。

洋食店はカップル・小汚いジジババがいないことをせつに願いつつ来店。

煙草は吸わず、置いてる雑誌新聞週刊誌を読む。

適度な満腹感が非常に心地よい。晴れの日ならさらに。

まだ昼。

ここからが孤独にとっては難易度が高くなる。

カップル・友達・家族連れの出現。

何かに時間を挟み3時から4時に喫茶店に行くわけだが、ここの時間の使い方。

図書館本屋レコード屋(文字通りLPとかの普通レコード屋)・たばこ屋は一人で問題ないが服屋(路面店)。

こいつが厄介。

「一人で来ている客がすでにいる」

ことが条件だからだ。

いればあたりでいなけりゃはずれで。

こいつばかりは運試しだ。

その後、またも風景を味わうために自転車でとばす。

途中新規開拓できそうな店を見つければ寄る(書き忘れたが1回目の風景探索でも寄る)。

そうしていると3時から5時になっている。

喫茶店だ。

あたりをひくことを切に願う。

できるだけ長くいたいからな。

出ると日も暮れている。

スーパー野菜や肉を買い、その時点で空腹感がかなりあれば外食(行く店は前述)。

あまり減ってなければ喫茶店もしくは家で適当料理

家では読みかけの本やRSS・行きつけサイトニコニコ増田ホッテントリの巡回。

こうして休みの一日は終わる。

寝っ転がって昼寝してテレビ見るだけの人間にだけはなりたくない。

2008-03-14

公務員上級職の待遇の悪さは異常

http://anond.hatelabo.jp/20080314012456

能率も悪いけどな

セクショナリズム文化で労働力と頭脳が全て浪費されていると言っても過言ではない

正直、天下り程度では全くわりに合わない

劣悪な労働条件だ

公務員の半分の労働時間で倍の給料もらえる職はちまたにごろごろしている

公務員にならなくて良かった

2008-03-07

相当凹むわ

仕事でやっと報われた。言い表しにくいけど、まぁ賞もらったみたいなもん。

アホみたいに必死でやってきて、辛いことばっかだったけど、それでも続けてきて良かったな。

とか思ってた矢先、

たまたま同僚のプライベートブログを見つけてしまった。

記事の一部に

「もっと力のある奴雇ったほうがいいと思うんだけどなー」

っていう俺の事指してる文章発見

相当凹んでいる。

あー俺に対してそんな風に思ってたのか、と。

ぶっちゃけ上司とか恩師とかそういう目の上の人に「お前の年でそれだけやってる人はいない」って言ってもらえた事を、俺はそのまま鵜呑みにしてて、「俺は人一倍努力はしてる」っていう自負があって、それを心のよりどころにしてた訳よ。

俺は良くやってるんだって。別に誰に自慢するわけでもない、自分の中で思ってる分にはいいだろーと思って。ぶっちゃけ

でもその記事見た瞬間。うわー、バカじゃねぇの俺と。なんつーか、

「は?何いってんの?お前なんかその辺探してもごろごろいるどころか、むしろ平均以下。勘違い。」

と言われながら鈍器で殴られたような衝撃。

少なくても同僚は、顔には出さずそう思ってたっつー事実に凹んでる。

結果が全てさああそうさ。

でも外部の人(の一部かもしれんが)は認めてくれたわけよ。でも内部はそうじゃないわけよ。

なぜかわからんが、同僚に認められてない事が、外に認めらたという事より、勝っていてショックな事に気づいた。

あああああ

こんな時黙って泊めてくれるような女もいない俺と誰か飲んでくれーー

2008-03-01

アブソリュートラップ <前編>

TRACK1(INTRODCTION)

 激しい喉の乾きで突然目が覚める。枕もとの煙草ライターをまぶたも開けずに手に取りカサカサに乾きあれ果てた、割れ果てた、唇にくわえ火を付ける、ここまで3秒だ。

 ふた息ほど肺に送り込み喉の乾きが最高調を迎えてから立ち上がり、冷蔵庫の中のうんと冷えたコカ・コーラの缶を開け、流し込むように飲む。

 ようやく意識がはっきりと戻ってから今が朝か夜かを確認する。僕は起きた時はここまでしないと喋ることも考えることもままならない。起き抜けの煙草と飲み物、ここまでが見物。この2つで僕はやっと僕という存在になる。察するに今は夕方、だいたい4時といったところか。部屋の中を見回してもいつもと変わった様子は見られない。脱ぎ散らかされた服、いつもどうりだ。汚くて狭い部屋。その通りだ。僕の部屋を末期症状と呼んだのは誰だっけか、そろそろ掃除のしどきかもしれないな。

 とりとめのないことをそこまで考えたところで、僕は自分が泣いていたことに気づいた。いや、正確にいうとさっきまで泣いていたのだ。足元に転がった鏡に顔を写し、見ると目の下に涙が乾いた跡がある。それは、とても妙なことだった。なぜなら泣かなきゃならない理由がない、思い当たらない、仮に嫌な夢や怖い夢。憶えないよね?見ていたとしてもそれは妙なことに分類される。僕は眠れば必ずといっていいほど夢を見、またそれをことごとく覚えているという割合特異な人間なのだ。特別何もなくても、何はなくとも、何かの拍子に涙がこぼれることがあるのだろうか。窓の外では子供の声がする。今、何時?汝、そういえば僕は寝る前、何をしていたんだっけ。

 僕は、なんで泣いていたんだろう。僕は何してたんだろう。ねぇ。

TRACK2

 何年前?5年前。

 僕は浪人生だった。とある大手の美術予備校に通っていて、それなりに志を抱いてもいた。一体、僕の志って何だろう?愛称は「ダル夫」、同時にそういう悩みを抱え始める年でもあったのだが、最初、風向きはすっかり僕にあるような気がし、そして何かが僕の思うとうりに、旗幟、動きはじめるそんな気がしてもいたのだ。単純に浮かれていたといってもいいのかもな。

 その年、僕が夏の捕獲に成功したのは5月ごろだった。

 「何してるの?」

 「昼寝しようと思って」

 「あ、そうなの」

 あたりさわりのない会話の中でもとびきりあたりさわりのない、言葉を交した。裃から下。僕は臆病な割にはずうずうしい人間なので、誰もいない屋上のベンチの彼女の隣に座った。これから寝ようとしてる時に、よくしらない男に隣に座られることがどのくらい嫌なことかなんて気に、考えたこともないし、考えてもよく分からないし。なので考えないけどどういう訳か彼女は眠った。

 時計は2時を回り僕の居る建物の廻りでは人がせわしなくぐるぐると回る、その証拠にたくさんの音を巻散らていた。カサカサと葉擦れの音。聞こえ出すと。彼女の少し茶色い髪もさわさわとなびきだすのです。とたん、工事現場の騒音も人びとの喧騒も、不思議と遠のき、何も、聞こえなくなってしまった。僕はなんとなく彼女の髪を撫でた。訳もないけれど。

 僕は何も確かなことは分からなかったけれど、ショートカット彼女の髪の暖かさと連動。この世界に、やがて、ほどなく、やってくる季節のことをそっと教えてくれた。

 僕は鉛筆カッターナイフで削る。これは僕にとってとても落ち着く行為なのだ。何故か。別に僕が文明の利器を忌み嫌い、しつこくアナログにこだわっているというわけでもなく、純粋に絵を描くためには、そのためには、字を書くときに比べ長い芯を必要とするだけの話だ。

 どういうわけか、というわけで。僕は鉛筆カッターナイフで削っていた。全部で30本くらいは削ったんじゃないだろうか。この時は時間潰しのつもりで筆入れの中の鉛筆という鉛筆を削ってしまおうと思っていたので、だので、むやみに使うあてのない鉛筆を中心に削っていた。

 僕の座っていた場所、もう人の通ることのなくなったアトリエの前の廊下普通はこの時間アトリエの中で一生懸命になっているものなのだが僕はそこにいた。ふとした拍子にドアが開き、見覚えのある髪の色が目に飛び込んで。時、綻んで。

 「描かないの?」

 その髪を知っている。

 驚いたことに、僕は隣に座る彼女の名前さえ知らない。驚愕に値。なのにこうしてもう随分と話をしている。

 彼女も自分の鉛筆を削っているが、並んでこんなことをしているのは、なかなかどうして変なものだ。僕はもう指が痛い。意味あんのか、だいだい。

 「カッテぇなこれ」

 「貸して、こういうのは…ほら」

 と、その髪。

 「うまいね」

 鉛筆の木の部分を大きく削り取り芯を露出させた。彼女にそう言うと少し得意そうだった。6Hの鉛筆ともなると、異様に固く、尖らすのにも苦労するのだ。

 「ねぇ、ご飯食べないの?」

 「うん。俺はあんまり減ってないからいいや。食べたら?」

 「…わたしもいいや。お昼ご飯とかっていつも食べないから」

 「そう」なんて言っていいか分からなかったからそう答えた。

 僕も彼女も結局絵なんて描きやしなかった。なんだか知んないが、かったるくなってしまったのだろう。

 その何日か後。僕達は1度だけデートした。

   TRACK3

 J子さんの髪の色には変化、少し変わった。どのへんが?あそこのへんが。あ、そこらへんか。

 彼女は僕よりも歳がひとつ上で。その上でそのせいも有るのか無いのかそれは分からないけれど、ときおりお姉さんぽい態度をとろうとした。しかしながら、彼女は僕と同じ年度に卒業している。留年したからだ。入院したからだ。とにもかくにも、彼女は何となく僕に世話を焼いてくれてるようだった。

 彼女の作ってきてくれたお弁当を一緒にたべながら、僕は彼女に好意を感じたが、それははっきりした形をとる様なものではなかったし、言わなければいけないのであろう一言が僕にはどうしても言えなかったのだ。あるいは彼女はただ親切だっただけなのかもしれないのだし。シット。

 何月だったか忘れたがとりあえずは冬のとても寒い日だ。ラッシュアワー時よりはいくらかは空いた、電車から降りてきた僕はそう急がずに改札をくぐり、彼女の姿を探す。姿を捕捉。細かい位置まで指定しなかったのに、彼女はきちんと分かりやすい場所にたった今定刻どうりに立っていたわけだ。

 「ごめんね。待たせちゃった?」

 「ううん。そんなに待ってないよ、さっき来たから」

 そう言って読んでいた雑誌を閉じカバンにしまう。

 「来たね」

 「来たよ」

 僕はそう答えて微妙な顔つきをした。

 なぜ僕達がこの朝などに待ち合わせをしたのか。といういきさつはこうだ。前後するが戻る。

 この頃僕の足は予備校から大分遠のいていて、ほっといてたまに行く程度になっていたのだが、たまたまクラスの奴(ボケ)が僕のことを学校に連れて来いと彼女にちょこっとほのめかした。軽い冗談ぐらいにしか僕は考えいなかったのだが、帰りがけ彼女はこう言った。

 「何時にする?」

 僕は驚く。

 「早目に着くようにしよっか、そしたらいい席取れるし。わたし達来るのとても遅いでしょ。だから、変な場所でばっか描いてるから、やる気にならないんだよ。8時じゃ早いか、8時15分は?早すぎる?」

 早過ぎるし、展開早過ぎるし。早く過ぎるシーン。

 「がんばるよ」

 彼女の乗る電車はもうすぐホームに入ってくる。それを知らせるアナウンス

 アーッ、アーッ。…イエスッ、プラットフォームナンシックス、まもなく打診。

 「ちゃんと来るんだよ。いい」

 そして彼女を乗せた電車は行ってしまった。

 アーッ、アーッ。ンンッ。…イエスッ、プラットフォームナンシックス、まもなく打診。答えはアイ、シー。

 ネクスト・デイ、という呈。

 2日目の待ち合わせも同じ時間・場所で行われた。まるで口の中にドライアイスでも入ってるかのように白い息がもわもわと凝固せず出る。当たり前のような話、僕はそんなもの食べたくない。けど、でも。あたりの人という人の口からも同じように白い煙が出ても、誰ももうドライアイスなんか食い飽きたとは言わないので、僕も不平不満を口からは出さなかった。出したのはまさに白い煙だった。

 腰の絞られた濃いグレーのピーコートのポケットに手をつっこみ、眠い頭と当惑する気持ちをこさえ、彼女を迎え、姿を残さねぇ。そんな背が高くないというよりは小柄と言ったら正しいくらいなのに、彼女はロング丈のコートが意外に似合った。

 「や。時間どうりに今日も来たね」

 と彼女と翳す手。

 「そりゃね」

 と僕。

 言葉少なにそう歩き出す。

 「こうやってお互い待ち合わせればきちんと行けそうだね。こういう風にしてればわたしも行くしかないしね」

 「俺だって早く起きないわけにはいかないもんなぁ。7時くらいに起きてんだよ俺」

 「えらいじゃん」

 初めからそうだったけど僕達は相変わらず言葉少なだった。けれど、淡々としているというわけではないのだけど、大はしゃぎするふうでもない。笑いはしても、腹を抱えてゲラゲラと笑うなんてことはなかったようなという記憶で。19才になったばかりの僕と20歳の少女、差異があると、「サイ」が変わるの。そう彼女は20才になっているにも関わらずその印象は少女のままだった。その2人がこんなにも、まるでうっすらと積もった雪の上を静かに歩くように言葉を交すことは、僕にある風景を描かせた。

 描く、書くと。

 その風景とはこうだ。

 (ムーボン、ムーブ、オン。見えるか、聞こえるか。始まるぞ、濃そうな妄想のシーン。)

 陽の光がとても弱々しく感じられる。風が強いせいか肌寒い、ここは何処だろう?

 見慣れた風景と感じるのはきっと有るものがすべて決まりきっているせいなのだろう。僕はここが何処か分かった。学校、おそらく高校だ。びゅうびゅうと風が空想の怪物の呼吸みたいに聞こえるので僕は心細くなりフェンスにしがみつく。その僕の指を固く食い込ませた金網の向こうに彼女が見える。小さくしか見えないが僕の知っている彼女は僕だけが学校と分かり得るぐらいの小ささで建つ建物と僕の中間に立っている。なぜか僕も彼女制服を着ている。バサバサと髪が巻き上げられ服の皺がとたんに生命を持ったように暴れる、風が僕達の世界の全て、有体から思念体、一切合財何もかもを飲み込もうとしているみたいだった。

 「     」

 僕は胸が潰れそうになって必死に彼女の名を呼んだけど全てかき消されてしまい、届かない。すると、髪を服を草を巻き上げる耳を裂く風の音、一切の音という音を彼女が遠ざからせてくれた。

 あたりにはもう心配する事なんて何もないのだ。

 けど、けれど、何で彼女はまだ思いがけず不幸に命中してしまったような悲しい顔をしているのだろう。

(ちょっと調子が悪いのか、そうか。なら、鬱蒼など晴らそうか。そのスイッチを押せ、行くぜ。)

 リブート。

 その後。

 僕は何度か彼女の悩み事のような話に付き合ったことがある。そのたびに快方にむかったように思われた彼女も、それはしばらくするとまたがくんと調子を落とす。こういうふうに言うと冷たいかも知れないけど、そういうのはどうにもこうにも本人次第だ。何とかしたいが、したいが、悲しいけどどうしようもなく本人次第だ。SPみたいに、彼女にへばりついて、いつ降ってくるか分からない災いの流星群から守ってやることもできないし、だいたい、彼女が望むかどうかも不明じゃ現実的じゃないじゃない。

 というわけで僕はただ見ていた。

 その日も彼女は複雑な表情。僕はと言えば相変わらずも怪訝な顔。それらには触れられずに帰りの道を僕は彼女と歩いた。

 「ご飯食べていく?真直ぐ帰る?」

 「お腹も減ったんだけどそれよかコーラが異常に飲みてぇよ。どっかに自販機ないかな?」

 下がる血糖値、命の危機。

 「ここら辺ないね」

 仕方がないので彼女の知っている店へ向かった。彼女の指差す先は目的の店の電飾で、その店はばっちりコーラが飲めたのだ。

 「行く?」2本目のマールボロに火をつけながら僕は尋ねる。

 食事を済ませた僕達は向かい、駅構内へ降りていく地階からは長い。長いエスカレーターに乗っていると改めて僕は彼女の横顔が視界に。そしてきっと僕には何もできないだろうなと思ったのだ。何故そんなことをこんなときに思わなければいけないのかさっぱりだが、僕はその顔を愛いと感じた。ウイ。

 またホームへ電車が入って来た。けたたましいブレーキ音とまるで抜けた魂、知性の感じられない雑踏のミックスジュース、もう嫌気がさす、ミキサーから出す、一息で飲みほしてしまいたい、彼女の声が途切れる前に。耳を澄ましたが池袋駅でははっきりと聞こえない。もし今が初夏だったら。その奇跡の力ならば。

 「     」

 「え?」

 僕は憂う。

 何であの時みたいに必要なものだけ、必要な声だけ、それだけを抽出してくれないんだ。僕には必要な世界があって、そんなこと勿論はなから分かってる、多分そんなに重要なことは言ってないんだろう?僕はそんなこと勿論分かっているけれど、彼女の表情はそうは見えないし、多分そうじゃない。なんだか胸が詰まりそうだ、僕の傍、彼女の顔が無理やり笑ったみたいに見えた。胸が潰れそうだ。

 「バイバイ」

 電車が行ってしまったあとには言葉を遮るものは邪魔も何もない。だけどきっと遅かったんだとは思う。彼女は誰かに救いを求めたかったのだろうし、あのいやらしいノイズがかき消したのは、彼女のなんとなく悲しげな顔に含まれた聞かなきゃいけない一言だったかも知れないのに。そしたら途切れないのに。

 「ふぅ…」

 僕はため息をひとつついてみた。人とすれ違う。

 あくまでも推測だ、多分僕の考えすぎなんだろう。

 でも、僕に何かができたんだろうか。何だろうか。見当つかない、それは分からない。

 ねぇ、笑ってよ。

 止めてぇよ。

TRACK4

 「なぁ、花火大会行かねぇ?俺の友達の女の子も来るんだけどさ」

 昼ご飯時で人の多い通路に,5・6人もかたまり地べたに腰を下ろし、カップラーメンOR出来合いの弁当、貧相な食事を僕らは済ました。それぞれ煙草を吸ったりジュースを飲んだりと全身からやる気を排出していた。

 お弁当後、僕のコメント

 「あ、俺行きてぇ。女の子来るんでしょ。何人来んの?」

 フィルター近くまで吸った煙草を床で潰しもみ消し。

 「多分3人くらいは来るんじゃねぇの。行かない?」その場の全員に振るのは主催。良い返事下さい、と同意求め。

 「行く行く」

 「花火かぁ花火かぁ」

 「女かぁ女かぁ」

 「俺は無理だな、無理無理」

 めいめい自分なりの反応を示し、僕はデニム地のベルボトムのパンツで灰に汚れた手を拭きながら尋ねた。

 「そんでその花火はいつよ?」

 それは皆が知りたい重要な事だ。

 「今日

 結局一緒に行ったのは僕だけだったとか。

 僕が挨拶をすると2人の女の子も同じ要領で続けた。1人はショートカット、割合奇麗な娘。もう1人はロングのパーマの表情の豊かな娘。有体に言えばそういう子。僕はニコニコ

 「良かったね、ちょうど人数あって」

 僕がそう言うと彼はあまり同意はしなかった。聞いた話によると田舎恋人がいるとのことだ。そうは言っても毎日モチーフとにらめっこしていて大分クサッていたところなのだ、遠くの恋人恋人じゃない。4人は電車目的地へ向かった。話をしながら。

 目的地がもう目の前という頃まで近づくと、僕とロングの娘はすっかり仲良くなった。いざそうなると最初に感じたファースト・インプレッションも変わり、「ケバイ」も「チャーミング」に変わろうというものだ。僕はそういうところが調子良いようだ。

 「次の駅で降りるよ」彼の指示で僕達は降りた。

 僕にとっては見知らぬ街で、駅から出たとたんに潮の香りで、満ちるような海辺の街に降り立つとダウン。僕はロングの仲良くなった彼女と並んで、先導する友達の後をついていった。途中、道で擦れ違うのは真っ黒に日焼けしたサーファー風の男女ばかりで、

 「サーファーしかいないのか?もしかして」

 と、誰に言うともなしに言うと、

 「なんか、あたし達だけ格好が違うよね、みんなショートパンツビーサンとかなのに」

 「俺なんかめちゃくちゃ浮いてるんじゃない。Tシャツ小せぇしパンツの裾開いてるし」

 「そしたら、あたしも浮いてる。だって格好似てるじゃない」

 馬鹿馬鹿しくも会話。サーファー外野

 そんなことを話しているうちに波の音のするところまで来てしまった。多分、僕は相当うかれていたんだろうと思う。だって波の音がする。潮の香りもする。僕のような人間にとって、海という所は、そう簡単にほいほい来れる場所ではないので、しかもそれが、もう目の前とあっては高揚せずにいられるものか。浜辺に降りるには多少なりとも道なき道を行かねばならぬもので、僕達も慣例に従い膝丈くらいの草を踏み倒して進んだ。16ホールの編み上げブーツは砂利だろうと草だろうと蹴散らして行ける。爪先にスチール入りの頼れるタフガイ彼女の履いていたサボ状のサンダルとは違い、あちらはどう見てもタウン用なのでそれが理由かどうかは知らないのだけれど、結果、我々一行の中で彼女は遅れぎみだった。

 「ほら」

 差し出す手、手出して、握り返して、そのまま固く封印。

 僕の手を握る彼女の手の平は汗でじっとりにじんでいた。

 花火なんてない。いらない。

 クラスメイトの彼は相当がっくりきたらしくご機嫌斜めでショートの娘の相手すら放棄している。その娘にも悪いんだけど、本当に悪いんだけど、僕とロングの彼女は楽しんでいた。途中で買ってきたビールを開けひとしきり、

 「ちょっと海の方いってみない?」

 と彼女は言った。

 僕達は軽く走りだす。別に急ぐこともないのだけど何故か足早に。渚は玉砂利を転がした様な音だけをたて、波が僕の足の下にあるものを掴もうかと、否かといった感じで近ずいたり遠のいたりする。

 「わ」

 ふいに勢いのある波が靴のソールを濡らす。

 「靴脱いで足だけ入っちゃおうかな」

 「いいね、そうしようか」

 紐を解いてブーツをほうり投げ、サンダルを脱ぎ捨てるとジーンズの裾を捲り上げて。ちょっと悪いことをするみたいな顔をちらと僕に見せて。確信犯の顔、隠し得ぬと、一歩、また一歩と沖の方角へ歩を寄せると、いともあっさりと捲った裾が波に晒され、「ひゃぁ」と背中を撫でられた様な声を彼女は発した。うかれた僕達にピークがやってきて水をかけたりする行為をとらせ、あろうことか渚を走らせた。ここで擬音、もしくは無音、体だけはムーブ・オン。手をしっかりと繋いで。はぐれないように。

 そのとき、彼女悲鳴が聞こえた。知らないうちに波がさっきよりも満ちて僕達の靴が波にさらわれかけた。僕は悪の魔王からお姫さまを救出する、まるでブロンド王子白馬にまたがり魔の手ののびる靴たちをひどく格好良く助け出すのだ。彼女は、幸せに暮らしましたとさめでたしめでたし、といった顔をして笑った。 一番最後に僕も何も特別なことはないようなフリをして、そして笑った。

 二人は幸せに暮らしましたとさ、めでたし、めでたし。

TRACK5

 話はそう簡単じゃない。人生は長く複雑である。というのがまさに一般論だぜ。

 僕は中央線に乗っている。僕の用事はパーマをかけたロングのあの娘に海で借りたハンカチを返しに行くと言う至極下らないものだが。だがもちろん、世の若者が往々にしてそうであるかは僕の知ったところではないんだけど、僕の用事がそれだけであるはずがない、僕は彼女に会わなくてはいけない。いや、会うべきだ。

 待ち合わせ場所のファーストフード店で、コーラを飲みながら過ごすこと数分。彼女はやってきた。奇麗な茶色のタートルネック、サマーニットジーンズという出で立ちに画材道具の入ったトートバッグを抱えて。気持ちの良い笑顔と一緒に駆け寄ってくる。本当ならばハンカチなんてここで渡せば用事はそこでフィニッシュなのだが、あいにくと僕はおみやげを持参していたのでそういうわけにもいかないのだ。おみやげの名称は下心っていうんだけど。そこら中で見かけんだろ?

 彼女、FMの部屋は一般的なワンルームから比べると少し広めで、あまり物がないせいか当時僕が住んでいた部屋とどっこいぐらいの、な、はずなのにもっと広く感じた。備え付けのキッチンの小さな開け放した窓からは小気味良いまな板を叩く野菜を切る音が空へと帰り、その間、僕はただ彼女の後ろ姿を眺めていた。

 手慣れているとは言い難いものがあった。が、毎日自炊しているというのもままんざら嘘ではなさそうではあった。借りたハンカチを返すだけで手料理が食べられるなんて僕は全然知らなかったけれど、割とメジャーな潮流に乗った、そんな不問律らしいとの噂は聞いた。女の子からは何はなくとも、必ずハンカチを借りることを是非おすすめしたい。

 出てきた料理は手の混んだ代物ではなかったがそれだけになかなか感動的でもあった。味よりもむしろこの事実、リアリティが僕を満腹にさせる。その後、僕たちはマットレスの様な寝床でごろごろと転がり、何を話すでもなくうだうだ雑談していただけなのだが、僕が帰るためにはそろそろ私鉄電車時間が近ずいてきていた。ここで。僕はけっこうな勇気カロリーを消費しなくてはならない。

 「あ、もしかしたらうちの方へ行く私鉄がもう間に合わないかもしんない。やばいな、多分今からじゃ終わっちゃうかも」

 本当にもう正気の沙汰ではない、この白々しさといったら。真っ白だよ。

 「どうしよう」

 こんな風に反応を伺うのももう最悪だ。

 「…いいよ。泊まっていっても」

 まさに、まさに。嘘をつくのは大変な作業である。でも無理も道理も通った。押しの一手、おっしゃる意味が分かりません。

TRACK6

 僕と僕との会話。

 『気分はどうだい?』

 「ああ、すこぶる良いね。まるで風が僕に吹いているみたいだね、別に強がりじゃないよ。だって、そうだろう?もはや何の憂いもない」

 『そう?』

 「そうだよ。見ててみなよ、きっとうまくいくから。そういつまでも同じことは繰り返されないさ、アンラッキーだなんて言わせないね、君にもだよ」

 『別に運は悪くないよ』

 「立ち位置の問題なんだよ。僕はここなら平気さ。大丈夫。ノープロブレムだね」

 『そうなの?』

 「そうさ。僕も捨てたもんじゃないだろ?」

 『どうだろう?』

 暗転、という呈。

TRACK7

 同じ布団の中、僕も彼女も眠れていない。大分個人的な話へと突入し、立ち入った空気男と女意識させる。いや、意識せずにはいられない。話の途中で彼女はごく自然寝返りをうち、肩を下にして僕の方を向いた体制をとった。その鮮やかさに感心する。明鏡止水、拳法の極意。きっと僕の寝返りはとてつもなくみっともないんだろうから。

 向かい合った体制の均衡がふいに破られ無我夢中できつく抱き合う、が、彼女は僕の足を自分の股にきちんとはさんだ形に。一枚上手だ。僕は自分のイニシアティブの存在をないがしろにするわけにはいかないのであえて言わせてもらうが、僕達は破ってはいけない沈黙を破るように同時にキスをした。同じ心音、同じタイミングってことだ。正確なところは僕が気づいたときにはすでに彼女の舌は僕の喉内に潜りこもうという意気込みであったがとりあえずそういうことだ。そこから彼女の前の彼氏の話が始まる。

 長いので省略。

 「うん」

 曖昧に、何も言うまい。このスタンスはとても便利だ、いつも僕を助けてくれるのだ。言うべきことなんか在りはしないんだから。たかだか、僕らの歳などでは。

 あっけなくマウントポジションをとられ、僕は彼女を見ている。

 「あたし、けっこううまいよ」

 彼女は唇を舐め、僕の性器に手をかけてトドメとばかりに、

 「前の彼氏より大きい、してあげよっか?」

 と舌舐めずり。

 返事はあとまわしにして僕はマウントポジションを取り返す、そして彼女のくりんくりんとうねるライオンのたてがみみたいな髪の毛を見つめていた。彼女はしっかりと現実を見つめている、だけど僕に見つめられるのはその髪ぐらいのものだ。ひどくうつろなまま彼女の服に手をかけひとつひとつボタンを外しにかかり、ワン、トゥー、スリーで3つまではずしたところで彼女ブラジャーをつけてないという当然のことが分かったが、かまわず全部はずした。ワン、トゥー、スリーで出るのは鳩ばかりとは限った話じゃなく、ハッとする。乳房だったからね。

 でも僕はぜんぜんダメだった。

 「あたし生理なんだけどバスタオル敷いてしようか?」

 うん、とも、ううん、とも言えなくなってしまった僕に腕をまわし、そんな僕をよそに、

 「なんか、あたし、したくなっちゃった

 「あたし、したいよ。しない?」

 もはや疑いようもなくなってしまった。セックス

 「よそうよ」

 10秒経過、残り20秒。10秒。5秒。持ち時間は無常にも、少なくなる。こんなときには異常に早くだ。

 オーケーと気軽に言えたらどんなにか楽だったか知れない。軽く堕落踏み込む覚悟もできていたはずだ、なのに、僕はダメだった。ぜんぜんダメだった。一体何の為だった?

 胸の内、頭を抱え。イエス、ノー、オー、ノー。いや、不能なんだよ。

 僕ははっきりいって怖かったんだと思う。肉欲が、彼女が。そして一切の現実が。

2008-02-28

携帯小説は紙媒体の代替になり得るか?

携帯小説でふと思うんだけど、

「こんなのなら俺でも書ける!」

「これならあたしにも書ける!」

って思う人は実際に書いたりしないんだろうか。

(あ、後者は結構多いか)

特に批判的な人。

実は紙媒体になった携帯小説すら読んだことないし、携帯小説のおいてる(配信してる)サイト自体行ったこともないから今どんな作品があるのかもよくわかんないんだけど、

以前からPCサイトで書いてた人とはどうしてるんだろうとか。

そういう潜在的なアマ小説家はいっぱいいただろうに、どうして話題になって本にもなったりするのはスイーツ(笑)っぽいのばっかりなんだ

ろう。

おもしろいのがあるなら読んでみたいが、どうもマスで宣伝されてるものが代表格だとすると自分の期待しているような作品には出会えない気がして探しに行く気になれない。

単純に媒体と支持層のリンクコンテンツに影響した結果が表に出ているだけで、実際にはおもしろいものがごろごろしていたりしないのか。

もし紙媒体愛好家でもおもしろいと思いそうな携帯小説がおいてあるサイトがあったら是非教えて欲しいんだが…

2008-01-08

午後からの僕

あと数時間もすると僕は彼女と、たぶん手を繋いでる

なんとも思っていなかった、思わないようにしていたけど、

デートに誘われると、急に彼女のことばっかり考えて、

好きになって、ニヤニヤして、意味もなくベッドごろごろしちゃったりして

鏡なんか見ちゃったりして、姿見とクローゼットを行ったり来たりです。

汚い靴は嫌だなあ。パンパンなレシート捨てなきゃ。帽子はやっぱり似合わないや。

甘いお茶飲んで、手繋いで、ニコニコ笑いながら喋って、幸せな気分になってきます

2007-12-28

アメリカ人院生はつらいよ

アメリカ人院生はつらいよ。

アメリカでは大学院ともなると半分以上が留学生になる。工学ともなると3/4以上が留学生になる。

マジョリティであるはずのアメリカ人マイノリティになるのだ。

留学生というのは留学してまで勉強のやる気のある方々で、全米ランク50位ぐらいの大学院だとしても、

各国のトップの大学から来ている人たちがごろごろいる。

さらにご存知のとおりアメリカ数学教育の進度は遅い。

その中で数学オリンピック金メダルをとったことのあるような中国人インド人と競争していかなければならない。

また教授もそんな経歴をもつ中国人インド人だったりするものだから数学できて当たり前、として授業をする。

アメリカ人院生はつらいよ。

2007-12-27

ぼーりんぐ ごろごろ

ごろごろごろごろ すこーん

ストライク!!!!

ぱんぱかぱーん♪!!!!

2007-12-15

日本アニメと国外の様子について本気で考えてみた

世界での日本アニメの状況

今、日本国外でアニメなどの日本サブカルチャーが大人気だと騒がれている。それ自身はなぜか俺も嬉しい。

日本サブカルチャー世界に認められつつある。アジア極東からそんなものが発信されて世界に広がるなんて嬉しいじゃないか。

日本以外でもアニメ掲示板は活発に議論され、「ここは面白い」「ここは格好いいよなぁ」などと言われているそうだ。

日本アニメ日本にしかない独特の考え方が表現されてて面白いらしい。

しかし、その影響は大体違法なファンサブから出てきたものだ。

日本国内の人は世界で大人気とだけで満足してしまっているような気がする。

ここまで人気が出てきたんだこれからももっと人気が出てどんどん日本アニメが栄えていくだろうと・・・

しかし、ちょっと待ってもらいたい。

本当に栄えていくのだろうか・・・

日本アニメの製作現場から見るアニメの現状

アニメの製作現場はものすごい重労働で、成長するには大きな罠が待ち構えているということを認識し、改善していかないといけないと思う。

聞いた話だが製作者側の労働はひどい。製作者側には何も入ってきていない。それはアニメーターの独白から伺えた。

今日アニメーターを辞めることにした。

http://anond.hatelabo.jp/20071203135201

俺、ここまで簡単に書いてにしかも共感できる文章始めて見た・・・というのは言い過ぎかもしれないがそんな心境。

最後の2行がとても秀逸だった。希望絶望に変わる心境が手に取るようにわかってしまった。

日本サブカルチャーは人気があるけど中身はこんなもんか・・・どれだけ人気があっても製作者に何も返ってこないと、これそのうち廃れるだろうなぁ。

日本国内で、TV放送するときに中抜きされお金は製作者側に戻ってこない。製作の下請けの下請けばかりがスタンダードになり、アニメの質が保てないところもある。

中国韓国仕事にとられ、アメリカアニメ漫画ゲーム映画化をして大儲けし、そして日本物語を作るだけで何にも残らなくなる未来が待っている。

流石に 「海外での日本アニメ人気はすごい。日本この調子だ。」とは言えなくなってきた時期だと思う。

どこかを根本的に直さなくてはならないだろう。

ファンサブ海外アニメ人気に拍車をかけたが・・・

去年涼宮ハルヒの憂鬱Youtubeと共に北米でも大ヒットした。誰もがEDテーマを踊り出し、アニメの内容を知っている。

しかし、1年遅れで北米DVDが発売されてからハルヒの熱狂度はトンと聞かない。

ほとんど全員YoutubeP2Pソフトアニメを見た人が騒いでるだけだと日本にいるだけでも理解できた。

たしかにとてつもない宣伝になった。アメリカアニメ人口を増やした。しかし、"アニメ市場"は全くといって広がっていない。逆に今減ってきているそうだ。(ココ半年そういう記事ばかりみた)

AskJohnふぁんくらぶ - ジェネオンUSAの撤退はANIME市場衰退の始まりでしょうか

http://ask-john.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/usaanime_fca2.html

ここで、「ANIME市場の伸びが2003年と2004年で頂点に達したことは業界ウォッチャーなら既に何度も気が付いています。」と述べられている。

ハルヒ人気これだけ出ているのにこれだ。ちょっとやばい。

ファンサブが出回る要因

日本アメリカの放映時差が大きすぎ、現れたものをすぐ見たい日本国外の人はBitTrrentというP2Pソフトで流れたものを見ている。

・一方ちゃんと翻訳して(宗教社会に)重大な問題が出ないように修正したおかげで、発売が遅れてしまったDVDが売れずにいる。

レンタルビデオという商売がアメリカには存在しない。

もっとあるだろうがもう思いつかない・・・

この手の反論に

日本でもP2Pがあるじゃないか。同じことをしてるんじゃない?という人もいる。実際北米の人から反論された。(そして、だから俺らもやってるんだと言っている。)

日本ではそれでもアニメDVD買う人がいっぱいいる。その人が買い支えてくれている。違法のネット配信が宣伝効果もあるかららしい。しかし向こうは宣伝宣伝とかいいつつ、ファンサブ”だけ”になっている。ほとんど誰もDVDを買っていないそうだ。 BitTrrentではDVD並みの映像ごろごろと流れている。

ファンサブ製作者は「俺らは日本アニメを広げてやったんだ。だからこれからもこの行為はやめない。もっと広めていく」と言っている)

日本国内でもう海外進出やめて日本だけにしようぜ。と言っている人がいるが

若者の体力を限界まで削って成り立たせている状況の国内市場ではいずれ限界がくる。どうしても海外市場が必要だと考えている。

これからどうするか

日本はどうするべきだろうか?

企業体力のない中小企業アニメ会社に配信をチャレンジさせるべきだろうか。

ファンサブを取り締まるべきだろうか。

しかしどれも一番の解決策はない。 どんなことをしても、早くそして無料ファンサブには勝てないからだ。

ファンサブは素早すぎる。そして、翻訳間違えているらしい。(その間違い翻訳Youtubeで見てる人は翻訳ありがとう!とコメントしてる。)

いろいろなグループ翻訳の早さを競っていて、日本で放映されて2.3日で出回るそうだ。

それなら、ファンサブアニメの公式翻訳を頼めばいいと、言う人もいるが翻訳が重大な欠陥を持っているリスクが伴う。社会宗教的に相容れないものを翻訳してバッシングを受ける可能性もある。

どうしてもニュアンスを伝えるのが難しいものがある。ファンサブは名声がほしいがためスピードを優先しそこをどうしても考えない場合が多い。

今のファンサブは間違いが必ずあるといって良いそうだ。

取り締まるとアニメなんか見なくても生きていけるや、など言う人が出てくる せっかく日本アニメに興味を持ったんだからその人を離れさせないようにはしたい。

だからずるずるとココまで来たんだろうとは思うが・・・

まぁでもファンサブ自重させないと際限なく広がっていくからどこかで攻勢には出たほうが良いとは思う。

まとまってないまとめ

いいたいことがごちゃごちゃになってしまったけど、声を高くしていいたいことは「アニメ業界は人気があるけどこのままじゃやばい。どうにかできないか」ということだ。

もしサブカルチャー好きの麻生太郎が政策でどうにかしてくれても、根本的な解決にならない。上から指示が来るのを待っているだけじゃ何も解決しない。自分たちが変えていかないと、また新たな問題が出てきたときに迅速な対応が出来なくなり、すでに手遅れという状態になりかねない。

何か自分たちで出来る改善方法はないだろうか?ということだ。


ニコニコ動画電子マネーFelica)での支払い方法によるアニメ視聴をやってくれたら俺は払うと思う。

通販でもFelicaやってくれないかな・・・代引き面倒くさい。代引きのときにFelicaでも可)

(ていうか電子マネーまとめて・・・)


ソースはどこだという人がいるかもしれないので一応貼り付けておく。

アニメアニメ! - 違法アニメファイル交換 BitTorrentだけで週600万話

http://animeanime.jp/biz/archives/2007/12/bittorrent600.html

・AskJohnふぁんくらぶ - 日本ANIME業界ファンサブ撲滅のためにも新たな配信方法を確立すべきではありませんか(その1)

http://ask-john.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/anime1_4716.html

あ、これ日記じゃなくて考察だなぁ。まぁ考えたことを日記として書いたということで・・・

2007-12-14

http://anond.hatelabo.jp/20071213232604

整腸作用があるからって、乳糖不耐症つって牛乳飲んでお腹ごろごろする人にはヨーグルトでもお腹壊す人は結構居るんだよ。

漫画ばっかり読んでないでちゃんと他人とコミュニケーションをとってだなぁ。

2007-12-09

3年かかってもムリだった

http://anond.hatelabo.jp/20071111205453

もう10年以上経つけど、

私は結局受け入れたけど、

なんだか読んでいて自分のことを思い出してきて涙が出た。

拒み続けたアナタはえらいよ。

当時、私は進学校の公立高校3年で、

ある近所の飲食店冬休み前からアルバイトをはじめた。

彼氏いない歴18年。

でも、マジメな子が多い学校彼氏彼女がいる子の方が少数派な

ぐらいで、特に気にもしてなかった。

彼氏のいる生活や、デートしたりセックスしたり、ってことに

全く現実味がなかったんだよね。

高校卒業間もない頃、卒業後は県外の企業専門学校へ行くという

バイトで一緒の彼からデートの誘いを受けた。

バイト先では、何組も付き合ってる子たちがいて、

少し前から「ねぇ。○○くん、★ちゃんのこと気に入ってるらしいよ」

とは、聴いていた。誘われてイヤな気はしない。

けど、ごめん。

彼は小顔ではなく、背も低かった。

好みタイプか、といわれると、決してそうではなかった。

でも、デートに誘われて悪い気はしなかったし、

もう会えなくなるから、最後に。

というような事を言われて、その誘いに私はのった。

デートは、確かどこかの遊園地

移動は、彼の親の車。

免許は以前に取っていたので、運転は結構慣れていて

不安もなかった。

もう遅いし、帰らないと。

帰り道、そういいつつも、もう少し話がしたいと言われ、

人気の少ない場所に車が止まった。

もう、何を話したかは覚えていない。

ただ、はっきりしてるのは、

キスをして(はじめてでした)、

フェラさせられて、最後までした。

泣いた。

痛くて泣いたんじゃない。

なんでこんなことになったのか?

デートした自分が悪いの?

ただショックだった。

ゴメンね。

そういわれても、ただ泣いていた記憶がある。

帰りたいと言う私に、彼がどんな言葉で私を説得したのかは、

細かいことはもう覚えてないけれど、ただただ、私は

「この空間から抜け出すためには、家に帰りたければ、

もうあきらめて言われるまま受け入れるしかないんだ」

というアキラメの心境になったことだけをハッキリと覚えてる。

結局、その彼とは遠距離時代も含めて3年付き合った。

まず、趣味が合わないから、

私の好きなことに彼を付き合わせることはなくて。

でも、彼の趣味は理解したいとは思っていたので、

レースをやっていた彼に付き合って、

カート場にいったり、

鈴鹿にいったり。

本当は、「彼氏」とはクラブに一緒にいったりしたかったけど、

おしゃれでもなく、音楽趣味も合わない彼のことを

大学の友達には紹介したくなかったし、

彼もその手の遊びはしたがらなかったので、

彼が地元に戻ってきた週末はべったり一緒に過ごして、

その他は、大学の友達と遊んだりバイトしたり。

1年経って、遠距離が終わって地元に彼が戻ってきたあとは、

普通に年相応にAV大好きな子だったし、

年齢的に仕方ないか、と今でも思うけど、

セックスするために会ってる感じだった。

休日は、彼の家に私が行って、

まだ寝てる彼のベッドに入りこむと、

もう大きくなってる(朝なんでね)から、

すぐセックスして、終わったら服着て部屋でごろごろして。

私も年相応に興味もあるし、

セックス自体への抵抗感も薄れて、

行為自体は楽しんでするようになってたから、

そんな休日はイヤじゃなかった。

避妊は初めてのときも含めて、

きちんとしてくれたし

「彼は私のことを大事に思ってくれてるな」

「私、彼のことすごく好きなんだな」

そう思ってた。

でも、ごめんね。

ずっと、本気で好きじゃなかったんだよね。

そのことにうっすら気づいたのは、

私がこれから進みたい分野ですでに仕事をしていた

5歳年上の男性と知り合ってから。

最初は、セミナーイベントで知り合って、名刺交換して、

その後電話がかかってきて「話が合うお兄さんだな」ぐらい。

でも、話をしててだんだんドキドキするようになって、

しばらくして、友達が主催クラブイベントに顔をだしてくれた時、

一緒にしゃべってたとき手をつながれた瞬間、「この人のこと好きかも」って。

気持ちが、その年上の人にいってしまったことを

はっきり自覚したから、

彼には悪くて「もう付き合えない」と平謝り。

イヤだ!って、泣かれたけど、別れてもらった。

最後のセックスは、2人とも泣いてた。

彼は別れるのが悲しかったからだろうし、

私は、彼に申し訳ない気持ちで、一緒に泣いてた。

気持ちが入ってないから、なかなか濡れない。

痛かった。

初めてした時みたいだな、って頭の中で考えながらしてた。

女の体は正直だなぁ、と思った瞬間だったな。

2週間後、

年上の人と初めて2人でデートした。

手をつないだり、キスはしたけど、それ以上は何もなかった。

当時、私は20歳で、新しい彼は25歳。

「あれ?」

って思ったけど、

家に帰ってから

「そうか、初めてのデートなんだもん。これが普通なのか」

と、思ったりもした。

新しい年上の彼は、電車で1時間半ほどかかるところに住んでいたので、

元彼ほどではないけど、遠距離スタート

2回目のデートは2週間後。

今度は、デートの最後にホテルに入った。

うれしかったな。

ドキドキしたけど、わくわくした。

でも、彼は緊張しすぎて、

途中で萎えちゃって、その日は最後まではできなかった。

すごく落ち込んでる5歳上の彼氏が愛しくてたまらなかった。

かわいいなぁ、って。

彼とは音楽趣味もあって一緒にクラブにしょっちゅう行けたし、

大学の友達にも気軽に紹介できた。

私が目指していることに対してアドバイスしてくれたり

将来につながるような人との出会いもあったり。

プラスになることが多い付き合いだった。

結局、その彼とも3年付き合った。

一度付き合うと長くなるほうなのかもしれない。

今は、その後付き合った人と結婚して、子どももいて、毎日を過ごしてる。

細かい悩みはあるけど、幸せです。

そんなある日、増田日記人気エントリーを流し読みしていたら、

http://anond.hatelabo.jp/20071111205453

に出くわしたのです。

当時は、振り返る余裕がなかったし、

自分で認めたくなかったから、考えないようにしていたんだろうけど、

今は、はっきりと、そう思う。

私は、デートレイプ被害者だったんだ。

当時はそんな言葉は世にでてなかった頃だけど、

自分の初めてが、こんなにも納得できない形で終わってしまったことが、

きっと私は許せなかったんだと思う。

「付き合っていれば好きになるかも」

「性格いい子だし、あの日はきっかけだったから」

バイト仲間カップル同士でみんなで遊びにいったら楽しいし」

「あの日、受け入れた自分は間違ってなかった」

と、そう思いたかったんだ。

3年付き合って、情も生まれた。

セックスもよくしたし、気持ちよかったし、

だから「好きなんだ」って思ってた。

でも、違ったんだよね。

「私はかわいそうな子じゃない」

「私の初体験は、好きな子とだった」

そう、思えるようにしたかっただけなんだ。

3年も。

3年も付き合ったのに、結局ダメだったんだもん。

バカだなぁ。

すきでもないやつの誘いにのって、車で遠出するなよ!

無知すぎるよ!!バカ!

そう、当時の自分に言ってやりたい。

そういう意味では、元彼にも謝りたい。

好きじゃなかったのに、好きなふりして付き合ってごめんね。

しかも3年もひっぱって。

今、幸せに暮らしてくれてるといいのだけど。

あの時、断固拒否して、車から飛び出て

歩いてでも帰る勇気が持てたなら、

私はあの後どんな人と付き合ってたんだろうか。

もうそんなことは、想像もできないけど、

2007-12-05

http://anond.hatelabo.jp/20071205005545

俺は猫になりたいな

一日中、ひなたで何も考えずにごろごろ

ごろごろしてるだけじゃ、ちょっと飽きちゃうから

夏はトンボでも捕まえて遊ぼう、そうしよう

秋はちょっと切ないけど、たまに思いついたように毛繕い

冬は幸い天より授かりし天下無敵の毛皮ここにあり、寒くてもへっちゃらです

春がくれば、まってましたー、子作りの季節です、にゃんにゃん

一度でいいから、しっぽパタパタしてみたいよ、しっぽをこう、ぱたぱたーっと

2007-11-26

大学研究者に夢を見るのは勝手ですが

http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/11/4_299a.html

とかを見てると,大学研究に夢見すぎだろうと思う.特に予算額を比較するくだり.実情を知らないとそんな夢を見れるのねと笑ってしまう.

国立大学なんて基本的には国の機関(もちろん,今は独法化されてるから正式には違うけど)だし,目的あいまいだから現状公共工事がかわいくなるくらいのレベル無駄がはびこっている.だから,システムを変えずに額だけ増やすと10年後くらいにすごい勢いで糾弾されそうで怖い.(というか,もうされてる?)

うちの大学だけじゃないと思うけど,支払いの融通が利かなさすぎてすごい勢いで無駄お金を使う羽目になっていることが多いと思う.特に問題だと感じるのは,

現金払いないしはそれに準ずる払いが領収書を出そうがどんな小額だろうが(裏金を使わない限り)出来ない
たとえば,100円ショップ実験用の品を買おうとするとはまる.結局誰か(教授ないしは自腹)の財布から出すことに.もしくはパソコンHDDとかメモリが壊れると大学生協でだいぶ割高なものを買う羽目になる.秋葉に行ってひょいっと買うわけにはいかない.
国内に営業所ないしは代理店がない商品を購入できない(ないしはすごい手間がかかるから事務の人に嫌がられる)
これすごい勢いで非関税障壁だと思う.クレジットカードで支払えば4000USD+送料で買えたものがクレカ払いは無理かつ日本の代理店がないので,70万円で日本製の同等品(だけどちょっと不便)を購入するはめに.というか,日本商社を通すと4000USDの物が86万円になって化けてきたのでお引き取り願った.中間マージンなんて今どきテレビショッピングでしか聞かない言葉だと思ってたんだが…
値段が不透明
研究に使う品は日本だけを相手にしてると数が出ないせいか値段が高いものが多い.円安が進んでほとんど全ての工業製品日本が一番値段が安いと思えた去年のレートですら,対アメリカ比で1.5倍近くするものがごろごろある.そのくせ,値切ると元の値段が何ってくらいがんがん値切れる時がある.値切るの前提の値段を設定するのはいい加減勘弁して欲しい.値切る暇があったら研究したいんですけど…

あと,4000USDを86万円にしてきた商社生物系の京都にある商社.持ってきたカタログを見ると,中華メーカーなら8000円,高くても29800円くらいで利益をのせて作りそうなUVLED付きの帽子が40万円位しててふいた.その時に工学系もたいがいだけど,医療生物系は魔窟だと思ったよ.

2007-11-09

http://anond.hatelabo.jp/20071109184134

26歳か。超若いじゃん。

30代が平気でごろごろしてるこの世の中。

のんびり時間かけてくださいよ。慌てんな。

2007-11-05

http://anond.hatelabo.jp/20071105124858

225mini

増田に質問

日経平均は銘柄を勝手に変えられてしまい、証券会社以外の参加者には不利益が生じるのですが、そのリスクは含んでいますか?

トピックスならば、正しく東証一部全体への分散投資が出来ると思うのですが。

ああ、先物だから投資というより投機なのか。

賭け事ならもうちょっと別な遊びでやったら?

  • 本音 ----

あー、暇があれば俺もこんな賭け事して一日ごろごろしていたいよー。

100万ぐらい平気であるのに、暇がないから賭け事してる暇がない。

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