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はてなキーワード: 綾波とは

2009-08-03

ふたば二○裏 和田スレより

綾波コスプレをした和田アキ子画像

おいシンジ

いつまで寝とんねん

… 09/07/11(土)06:25:30 No.64545827 del

(腹パンされてうずくまってるシンジ)

… 09/07/11(土)06:26:14 No.64545851 del

(サイズ比較で横に置かれるスケールの小さいタバコ

… 09/07/11(土)06:26:48 No.64545867 del

和田波さんならゼルエルATフィールドも簡単にぶち抜くな

… 09/07/11(土)06:27:20 No.64545881 del

(生身で使徒をドツキまくる綾波)

… 09/07/11(土)06:27:57 No.64545900 del

ATフィールドなんてあの鐘を鳴らすのは貴方だよ

… 09/07/11(土)06:28:31 No.64545908 del

和田波さんはEoEのほうに合わせよう

… 09/07/11(土)06:29:13 No.64545927 del

(本気で逃げ惑う使徒

… 09/07/11(土)06:29:16 No.64545930 del

あの頃は 破

… 09/07/11(土)06:29:22 No.64545932 del

おいポカポカせぇへんか?

酒に決まっとるやろ

… 09/07/11(土)06:29:30 No.64545935 del

あの鐘を鳴らせ

でなければ帰れ

… 09/07/11(土)06:29:38 No.64545938 del

>あの頃は 破

腹筋にきた

… 09/07/11(土)06:30:12 No.64545950 del

酒代がかさみすぎて改修費用が無い

… 09/07/11(土)06:30:15 No.64545952 del

恐そうに見えて実は脆そうに見えて

やっぱり本当に恐い人だ

… 09/07/11(土)06:30:33 No.64545960 del

ぽかぽか通り越してボコボコじゃないっすかそれ…

… 09/07/11(土)06:31:18 No.64545978 del

かっちゃん見たいな動きをするトウジ

… 09/07/11(土)06:31:43 No.64545984 del

プラグスーツではなく赤いジャージ姿にグラサン和田波さん)

… 09/07/11(土)06:32:35 No.64545996 del

>田波さんはEoEのほうに合わせよう

しかし和田波は和田波だ!でびっくりする和田波さん(小)を見たいという人も多かろう

… 09/07/11(土)06:32:44 No.64545998 del

ドラクエこうてきてやシンジ

… 09/07/11(土)06:33:13 No.64546012 del

だから生身で出撃しないでくださいよ和田波さん

… 09/07/11(土)06:33:26 No.64546016 del

和田波さんのおっぱいきた!

… 09/07/11(土)06:33:27 No.64546018 del

ニンニクラーメンチャーシュー大盛

あとビール

… 09/07/11(土)06:34:44 No.64546046 del

ギョーザ追加しそう…

… 09/07/11(土)06:34:56 No.64546050 del

>あの頃は 破

ちくしょう

… 09/07/11(土)06:35:31 No.64546066 del

シンジ

酒買うてこいや

… 09/07/11(土)06:36:20 No.64546086 del

ワシ…こんなときどんな顔すればええかわからへんねん…

… 09/07/11(土)06:36:35 No.64546092 del

和田波さんのおっぱいきた!

「逃げちゃダメだ… 逃げちゃダメだ…逃げちゃ…」

… 09/07/11(土)06:37:59 No.64546127 del

和田波さんのおっぱいきた!

>「逃げちゃダメだ… 逃げちゃダメだ…逃げちゃ…」

お前が死ぬぞ(宴会不参加的な意味で)

… 09/07/11(土)06:38:07 No.64546130 del

>(サイズ比較で横に置かれるスケールの小さいタバコ

足りないだろ

地球からはみだすサイズだし

… 09/07/11(土)06:38:20 No.64546133 del

再起動する松村

… 09/07/11(土)06:38:27 No.64546136 del

>ワシ…こんなときどんな顔すればええかわからへんねん…

「笑えばいいと思うよ」

「何様やねん」

… 09/07/11(土)06:38:46 No.64546143 del

通学中の曲がり角で衝突して10m吹っ飛ばされるシンジ

… 09/07/11(土)06:39:02 No.64546149 del

武器は一升瓶

… 09/07/11(土)06:40:00 No.64546175 del

エヴァとか乗らないで生身で戦う

… 09/07/11(土)06:40:32 No.64546184 del

あんたは死なへんで

うちが守るさかい

… 09/07/11(土)06:40:42 No.64546190 del

使徒を…つまみに食べながらお酒飲んでる…

… 09/07/11(土)06:40:54 No.64546198 del

実は料理上手でエプロンが似合う和田波さんだ

ツマミ作るの早くて上手いらしい

… 09/07/11(土)06:41:02 No.64546206 del

再起動する松村

「ッハ」

傍らにいる和田波さん

… 09/07/11(土)06:41:41 No.64546215 del

強すぎて改修の必要ないな

… 09/07/11(土)06:41:59 No.64546220 del

ガギエルとか旨そう

… 09/07/11(土)06:42:16 No.64546227 del

おいゲンドウ~

コックピット内に安酒入れたアホは誰や

… 09/07/11(土)06:42:28 No.64546232 del

地下で量産されてるんだろうか和田波さん

… 09/07/11(土)06:43:26 No.64546253 del

見せ場の翼を下さい熱唱で不覚にも本気で感動する観客

… 09/07/11(土)06:43:27 No.64546254 del

全長が173cm~173km位に変化しそう

… 09/07/11(土)06:43:29 No.64546255 del

武器は一升瓶

でもコップ一杯でべろんべろんに泥酔

… 09/07/11(土)06:44:30 No.64546276 del

歌はいいね…(リズム暴力されながら)

… 09/07/11(土)06:46:17 No.64546302 del

第八使徒のコアを捕まえてそのまま握りつぶす和田波さん

… 09/07/11(土)06:46:24 No.64546303 del

カヲル君とか生身で握りつぶしそう

… 09/07/11(土)06:46:54 No.64546317 del

武器ハリセン

… 09/07/11(土)06:47:04 No.64546322 del

時折テロップピックアップされる和田波さんの台詞

… 09/07/11(土)06:47:08 No.64546323 del

おうシンジ!あの魚みたいなの生け捕りにしてこい!

ウチがさばいたる!

… 09/07/11(土)06:48:08 No.64546339 del

逃げんな!2号機のヤツ!(ガッシリ捕まえて)

… 09/07/11(土)06:48:12 No.64546341 del

ゲンドウの三倍量の肉を食べる和田波さん

… 09/07/11(土)06:48:25 No.64546344 del

シンジ峰竜太過ぎる

… 09/07/11(土)06:49:05 No.64546355 del

あのなーシンジよぉ

親父さんもお前のために色々頑張ってんねんで?

気持ちはわからんでもないけどもうちょっとわかったげてもええんちゃうの?

… 09/07/11(土)06:49:47 No.64546372 del

この日って・・・

アッコの宴会の日じゃないの

… 09/07/11(土)06:49:58 No.64546378 del

マダオとの食事シーンで酒だけ置いてある和田波さんの席

… 09/07/11(土)06:50:09 No.64546383 del

峰さんのポジションはゲンドウじゃね

… 09/07/11(土)06:50:20 No.64546388 del

>この日って・・・

>アッコの宴会の日じゃないの

アスカ…逃げたの?

… 09/07/11(土)06:51:24 No.64546410 del

ニンニクラーメンチャーシュー増し増しや

… 09/07/11(土)06:51:39 No.64546421 del

>この日って・・・

>アッコの宴会の日じゃないの

アスカ…逃げたの?

留守電に入ってる恐喝

… 09/07/11(土)06:53:29 No.64546453 del

和田波さんを飲みに連れて行って

彼女二日酔いになるレベルの酒を一緒に飲んでたはずなのに

普通に翌日ピンピンしてて、仕事普通にこなすみのもんたポジションは誰だ

… 09/07/11(土)06:54:21 No.64546477 del

エレベーター内でアスカ和田波さんにビンタを食らわそうとするシーンでNG連発

内訳はビンタの勢いが足りないが八割、止められた手を握られた際にうめき声を上げてしまったが二割

… 09/07/11(土)06:54:34 No.64546482 del

精神世界タモリにレッツファックされる和田波さん

… 09/07/11(土)07:36:43 No.64547398 del

こいつがサードインパクト起こしそうじゃないか

… 09/07/11(土)07:38:27 No.64547448 del

三次会サードインパクト

… 09/07/11(土)07:41:13 No.64547506 del

ネルフご意見番

… 09/07/11(土)07:41:21 No.64547508 del

誰も止められぬままフィフスインパクトぐらいまで起こりそうだな

… 09/07/11(土)07:41:53 No.64547516 del

これが⑨か

… 09/07/11(土)07:43:25 No.64547555 del

ネルフご意見番

背後に用意されるパネル

… 09/07/11(土)07:45:56 No.64547614 del

和田さんのデビュー映画アニメにすればいいんだな?

… 09/07/11(土)07:48:10 No.64547684 del

 電 話

… 09/07/11(土)07:50:14 No.64547731 del

ネルフご意見番

へし折られるゼーレのモノリス

つかあの方法でしか接触してこないのは

こいつが居たからか

… 09/07/11(土)07:52:32 No.64547783 del

クライマックスで流れる「あの鐘を鳴らすのはあなた」

… 09/07/11(土)07:52:52 No.64547793 del

和田波という男

… 09/07/11(土)07:56:21 No.64547891 del

(狂ったように増刷される同人誌

… 09/07/11(土)07:57:13 No.64547914 del

夜な夜なスイカ畑を蹂躙する

… 09/07/11(土)07:57:58 No.64547937 del

>あのなーシンジよぉ

>親父さんもお前のために色々頑張ってんねんで?

>気持ちはわからんでもないけどもうちょっとわかったげてもええんちゃうの?

じられるわけ無いよ。あんなおy(バチィッッッ!!!!!!)

… 09/07/11(土)08:21:31 No.64548563 del

舐めた態度で挨拶に行ったアスカが泣きながら帰ってきたでござる

… 09/07/11(土)08:53:12 No.64549434 del

ではこの和田波さんを参号機に乗せてみましょう

… 09/07/11(土)08:56:44 No.64549558 del

嘘、使途が…酔いつぶされた

… 09/07/11(土)08:58:24 No.64549609 del

最近本職全然やってないから

思い切ってエヴァ宣伝に廻ればいいかもね…

2009-08-02

エヴァ破=ポニョ

最後、シンジ綾波を救って世界が崩壊(するのをホモエルが止める)シーンで確信した!

これポニョじゃん!

シンジ=宗介

綾波ポニョ

ゲンドウ=フジモト

ユイ=グランマンマーレ

ミサト=リサ(運転も粗いし)

というわけで急の展開はポニョを見れば分かるはず!

(ちなみに、あの予告映像は絶対何の意味もないに決まってるんで、あれを議論するのは時間無駄だと思います。

だって、まだ何も作ってないだろうし。

こういう映画で「予告の映像なんかどっこにも出てこねえじゃん!」ってのはよくあることだし)

2009-07-25

ウラジオストクから美人が輩出される理由

http://trend.gyao.jp/internet/entry-278884.html

「この(綾波コスプレ)企画が第二弾になるのですが、彼女とは同企画の第一弾に出演してもらったときに、ロシアウラジオストク出会いました。彼女ロシアモデルのコーディネーターに10人程度の候補を出してもらった中の1人で、日本人好みの童顔ルックスも相まって、写真映像的に断トツの仕上りだったんです」

ソ連崩壊以後すっかり窮乏化してしまったロシア極東からは風俗産業だのモデルだのといった形で若い女性日本に出稼ぎに来ることが多いのだが、これもその一例に含めていいだろう。選ばれてやってきた彼女の美しさを見れば、その裏でどれだけ多くの女性がそのような職を志願していたのかは容易に想像がつくと思う。言ってみればこれは経済格差を利用したソフト人身売買である。そして(俺を含め)アニメオタクがそれを「消費」する。

君らはその事実を知ったとき、何のためらいもなく「消費」できるかい?





追記:

俺が問うているのは理論ではなくてただ感情だけだ。性的コンテンツは感情に訴えかけるところがあって、理論で納得したところで自分の感情はそれを簡単に裏切ってくれる。別に何のためらいもなく「消費」することを責めるわけじゃない、ただこの写真をこの話つきで見たときに自分がどのような感情を抱いたかをよく覚えておいてほしい。もし自分がこの件について理論的にそれを説明しているとしても、ひょっとしたらそれは自分の真情とはかけ離れたものなのかもしれないのだ。

2009-07-18

翼をください

映画館で、あれだけ泣いたのは初めてだ。それも、30代半ばのおっさんになって。

自分でも始末におえないとは思っている。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版「破」

事前の情報で、エンターテイメント性に振ったものになっていると聞いていたし

そもそも今の自分は「エヴァ」にそれほどこだわっていないつもりだった。

「序」も、ポップコーン食いながら超まったりな鑑賞だったし。

だから、すっかり油断していた。



95年の秋から、97年の映画版EOEまで。

僕はすっかりエヴァにはまっていた。

大学生活が終わりを迎え、就職活動に向かっていた大学生の僕は社会生活に、そして自分にすっかり自信を失っていた。

いや、そもそも自信なんて持っていなかった。

学生時代のかなり長い期間イジメに遭い、精神的にはボロボロで。

外見やら身だしなみやら話し方やら、改善しようにもどうしたらよいか分からず見当違いのことばかりをして。

勉強はそれなりに頑張っていたから、それなりの大学に入ったけど、誰に褒められることも無い上友人は少なく授業は厳しく。

就職活動はいわゆる氷河期、筆舌に尽くしがたい苦しさで。

今までの人生における、努力に対する報われなさ感は最大、絶望感も特大、最低の時期だった。

そんな折、エヴァに出会った。

周囲から無理や理不尽押し付けられる中、一時的には逃げつつも何とか踏みとどまって世界と折り合いをつけようとするシンジ君に

僕は共感以上のものを覚えた。

そして、彼に自分を重ね合わせ、彼が幸せをつかめることを、僕がこの境遇から抜け出せることを、切に願った。

その後の本編と97映画版(EOE)で、あの世界は崩壊した。

TV版で相当やられていたけど、まあそれはそれとして。

正直映画版見終えた後、茫然自失になり、しばらく何をしたか覚えていないくらいショックだった。



エヴァ」とは正反対に、自分の状況は就職してから急激に好転した。

精神的な余裕ができて、色々な物事にチャレンジできるようになり。

時間や金銭にも余裕もできて、遊びの幅も広がり。

実は自分がそれなりに仕事をこなせる奴であることも知り。

拷問のような学生時代のことは、時折悪夢として夢に見る程度で意識しない限り思い出さなくなっていった。

もう一度言う。だから、すっかり油断していたんだよ。

特に、ラストの20分くらいはもう本当に涙が止まらなくて。

シンジ君が綾波の手を掴んだことが、とても嬉しかった。

彼が、自らの手を伸ばして何かを掴み取ったことが喜ばしくて。

闘うという決意が報われたことに、雨が上がった後の青空のように気分が晴れて。

90年代半ばの自分が求め続けたものが、そして決して得られなかったものが、そこにはあった。



あれは確かに「エヴァンゲリオン」の「続き」だった。

間違いなく。

僕にとってはそれだけで幸せだ。



以上、掲示板Blog等読んでいて、昔ほど感情的感想が無いなぁと思ったので書いてみた。

皆成長したんだな。僕みたいにアレを引きずっているのは少数派になったのか。

まあ監督監督だし「Q」からどうなるか分かったものじゃないけど…



以上、シンクロ率の高すぎた元エヴァチルドレンより。

2009-07-13

この前テレビでやってたエヴァ見たけど

社会現象巻き起こしたアニメだっていうからどんなもんかと楽しみにしてたのにかなり拍子抜けした。

使徒って結局何か分からんし、最初から最後まで「で何…?」な感じで終了した

なんか小難しいイメージあったけど、実際そんなこともなくて、「それっぽい」言葉匂わせてるだけだったし。

色々無理ありすぎないか?なんで突然つれてきた子供を突然乗せてんの?そりゃ主人公も逃げたくなるだろっていう

「逃げちゃだめだ」って台詞は有名だったから知ってたけど、てっきり主人公はものすごいダメ人間なのかと思ったらとんでもなかった。そりゃありゃ逃げたくなるだろよ。

13の子供に重大すぎる任務負わせる割に、誰一人主人公のメンタル面を専門的に見てやってないし、グダグダじゃん。

綾波レイも期待してたけどなんかイマイチ……

別に特に魅力感じなかった

正直長門の方がいい。っていうとゆとり満開だと思われるだろうけど、張り合ってるわけじゃなくマジで綾波のどこがいいか分からなかった。単なるメンヘラじゃないの?あれ。可愛くないし、別に。なんか綾波だけじゃなく、全体的に、まあ年代的にしかたないんだろうけど「無駄に」鬱々した雰囲気とか、メンヘルっぽい、病んだ空気が流れてたけどそれ自体苦手。みんなで鬱々鬱々して、ダメなんだ…ダメなんだ……みたいな感じが、正直すげえ鬱陶しい。勝手にやってろ、って言いたくなる。

けいおん!のほうが好きだわ。

なんかエヴァって一度見たら充分っつー感じ

けいおん!は何度も見返したくなるけど、エヴァはそうならない

まあそういうものなのかもしれないけど


追記

ブコメとか見たけど、別に古いのを受け付けないわけじゃないよ。白黒映画でスキなもんはたくさんある。エヴァファンは批判されて悔しいからそういうことにしたがるのかもしれないけど、残念ながら単純に「つまらない」ので言ってるだけ。

確かに当時の技術としては凄かったんだろうねってのもあるけど、そういう「当時ならではの技術」って結局、その時しかウケないんだよね。結局そこが凄かったんだっていうなら、本質的な凄さじゃなかったってことでしょ。技術が全然ダメでも、今みたって面白い数十年前のドラマとかあるわけで。

それと長門綾波がいたからこそじゃんてのは言われると思ったけど、ぶっちゃけそれが何?て話。何がいたからこそ、って言い出したら全てがそうでしょ。俺たちだって先祖がいなきゃ生まれなかったけど、だから何よ。それと作品のよさ、キャラクタの良さは別問題でしょ?綾波本来のキャラの魅力じゃなく、「綾波恩恵」で言い負かそうとする時点で、負けを認めてないか?「エヴァはこうこうこういう事を成し遂げたから、社会現象になったから」ってそこに頼る文面ばっかりでうんざりだ。そんなところでしかアニメの良さ語れないなら俺が言うまでもなくエヴァなんか終わってるじゃね?

新劇ヱヴァ元ネタ考察

ばらすと、今回の新劇エヴァウルトラマン

Qで初号機がシンジレイの複座式になるのもAだから(シンジ北斗レイ=南)

ゴルゴダ基地からやってきたマリ(ゴルゴダの丘からやってきた聖母マリア)

光の巨人は左からゾフィー、初代マン、帰りマン、セブン

で、この4体が「ゴルゴダ星」で磔にされる第14話で

男と女が合体した神人であるエースはそのコピーであるエースキラーと戦う羽目になる

ちなみにエースが変身した女のほうは実は月星人で終盤月に帰っていく 綾波がこの役目

というかTV版の当初のプロットはこれに近かった

Mk.6は、ウルトラマンタロウ(6番目の兄弟)の事

タロウはウルトラ兄弟の中で唯一ウルトラの父(アダム)と母(リリス)の直系の子

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ふたばちゃんねるで見かけた元ネタ考察

「複座式になる」のソースってあるのかな?

本当かどうかわからないけど、面白かったので書き留めておく

2009-07-07

THE END OF EVANGELION」の感想集 2

http://anond.hatelabo.jp/20090707100038 の続き

 弐拾六話では全ての人とあっさり和解でき、すんなり受け入れられた。
しかし世の中そんなに甘くないというか、実はそれこそが自己中心的世界
と言える。もっとリアルに描いてみよう、というのが26話ではないかと。

 何故なら「本質的に解り合うことのできない他者が存在する」というこ
と、他者を認識するとはそもそもそうしたことである筈だったから。庵野
氏の構図で言う幻想世界の内部において、シンジはどうしてもそのことを
容認できず、他者を理解できないまま、自分を理解するよう他者に縋り続
けた。補完計画が完成し、群体から単体に還元され、全てを包含レイに
抱擁された時点で、彼はやっとそのことに気付いた。
 ラストアスカを殺そうとしたのは、アスカが正に他者であることを、
彼が遂に知ってしまったから。でも結局殺せないし、前のようにエヴァの
胎内に逃げることもできない。そこは既に第弐拾六話の月面と同様に、後
戻りの聞かない場所、補完が導いた現実世界。・・・

 なんと、エヴァと融合し全てのヒトを包含した神が、人一人殺せず、孤
独に耐えかねて泣いているんです。
 私はここに最高のユーモアカタルシスを感じました。こんなに見事な
ラストは、これまで観たことも読んだことも恐らく無かったです。(^-^)
宮村優子さんのラジオ発言とか最近目にするようになった彼女の雑誌のコメント
を見ると、宮村さんは今回の劇場版をお気に召さなかったのかなとも思います。
自分でも「なかなかのモノが出来た、俺の選択って凄いぜ。フフン」と庵野監督
が思ってたのに、いざ、脚本を渡したら宮村嬢からの冷たい反応。それにショッ
クを受けてああいったラストにしたのかな(^^;?
無責任な憶測ですけど
 あのラストシーンは,シンジが選んだこの世界が決して「気持ちのいい世
界」ではないことを辛辣に描いていました。しかし同時に,そこには絶望だけ
でなく,わずかな希望もあることをも示していたと思います。


 希望アスカの手,シンジの涙。 
                  そして,『会いたい』という気持ち。
 ラストシーン絶望的。シンジはほんの少しだけ変わった。もうひとり、ほ
んの少しだけ変わったひとがいるみたい。でも、その「ほんの少し」への一歩
のなんて遠いこと。2人は、まだ変わっていないみたいに見える。だけど、絶
望は希望の裏返し。これからどうするか、それは、私たちに委ねられたのかも
しれない。
  ひとつだけ考えられるのは、シンジ物理世界に戻ろうと決意したのをアスカ
  も知っていて、そんなシンジとだったら一緒にいても良いかな、って思ったの
  かも知れない。
  でも、砂浜で再び自分の首を絞めてる彼を観て「ああ…やっぱり何も変わって
  ないんだな…」と思っちゃったとか。
 寂しいことを言ってしまえば、アスカにとって、自分のために泣いてくれた人
を身近で感じたのは初めての体験だったのかもしれません。初めてで慣れてない
から、「気持ち悪い」のかも。
庵野監督は最後までアスカの扱いに困ってしまったようですね。その苦悩がラス
トシーンにも出てしまったのでしょうか。「おまえがいるから滅茶苦茶になっち
ゃったんだ~!」ってね。でもその存在を消せない(笑)
 嫌悪も一つのコミュニケーション。心の壁は現実そのもの。
 そして、今までと同じ、自我と、人を代表とする非我との戦いがつづく。
 何度もそれを確認しながら、幸せにも不幸にもなれるラストだったと思います。

 ラストシーンアスカ。第1話のレイと同じ場所に包帯を巻き、首を絞められな
がらもシンジの頬をなでる。
 これって、つまりアスカの中の“母性”を表してるのかな、と思いました。綾波
レイは「母」のメタファーそのものと言っていいでしょう。そして、シンジの側に
横たわっているアスカレイと同じ姿であることは、彼女もやはりシンジを優しく
包み込む“母性”を内に秘めていることを意味しているように思えます。その後の、
シンジの頬に触れる行為も。

 しかし、彼女最後の言葉は「気持ち悪い」。シンジを拒絶する言葉です。これ
は“14歳の女の子”として、「私はあんたの母親になる気なんて、今のところ、
さらさら無いわよ」と言ってるんじゃないでしょうか。「あんたが何を求めてるの
か分かんないけど、受け止めてあげる気なんてないわよ。余裕もないしね」と。ま
あ、あのシンジ-自分を傷つけるかもしれない他人を殺すこともできないで、ただ
しゃくりあげている-を受け止めることなど、14歳の少女に過ぎない、もちろん
自身それなりに問題を抱えているアスカに、できるわけないでしょう。たとえ“母
性”を持っているにしても。むしろ、一方的に求める方が酷です。(さらに、相変
わらず求めるだけっていうのも、また問題だ)。

 しかし、将来的には彼らがどう成長し、変化するかは分かりません。そういう意
味では、もう多くの方が感想に書いてますが、「これから」を感じさせてくれるラ
ストシーンではありました。もう語られることのない物語の続きの中で、彼らは彼
らなりに成長していくのでしょう。
不快感(=気持ち悪い)」というのは、赤ん坊が最初に感じる感覚だということを聞いた
記憶があります(←記憶あやふや)。そうでなくとも、「気持ちがよくない」という感
覚は、まぁ、「夢」だとか「望んだ世界」ではなく、「現実」を示唆しているのかな、
とも深読みしましたが・・・深読みしすぎかな?
 シンジアスカは、それこそお互い誰でもよかったんだと思います。憎む相手も
愛する相手も。でも、自分を互いに真正面からぶつけ合った過去が、二人には出来
てしまった。互いに、相手に対する憎しみも、相手が欲しいという気持ちも、相手
を拒絶する言葉も告げてしまうほど、互いの気持ちを相手にぶつけた。そして、そ
の憎しみも欲求も、おそらく今後の彼ら自身の心を強く拘束していくでしょう。
 ラストシーンで、くびを絞め、瞳を動かし、頬をなぜ、涙を流し、気持ち悪いと
つぶやいた二人は、それこそ、愛よりも深い、憎しみもかなわない、たとえ離れて
も、ひととき忘れても、もう互いの心の一部そのものにまで結びついたように見え
ました。

 One more final:   I need you.
 
 もう一つの終局もすべてのおしまいではありません。英語のタイトルは『私はあ
なたが必要である』でした。
 そして、皆に等しく、同じ戦いが、始まり、続きます。
 でも生きてさえいれば、幸せになるチャンスはどこにだってあります。だって生
きてるんですから。

 愛よりも深く。
 夏の映画は誰も他人を受けいれられなかった二人が、とにかくも深く結びついて、
そこから再び、同じ戦いが始まる、終局であっても、何も解決していない、ラスト
でした。
シンジ内面に問いかける声も、もはや静かなレイの後ろ姿ではなく、アスカの
赤裸々な罵倒へと変化しました。「お願いですから、もう電話してこないで下さ
い。」「よりを戻すつもりは更々ないの。」「その、やっぱり、友達以上に思え
ないの。」「ハッキリ云って迷惑なの。」「これ以上付きまとわないで下さい。」
これらのセリフ作品の展開からは伺うことができない以上、庵野監督自身の人
生から引用してきたものと解釈されます(もちろん脚色を加えているでしょうけ
れど)。つまり、劇場版におけるアスカは、これまで庵野監督を傷つけてきた
「5人の女性」のような「他者」を象徴する役割を与えられるようになったのだ
というのが僕の理解です。
 そうすれば、ラストシンジアスカの首を絞めかけたり、アスカがその後で
「気持ち悪い」と言ったりする寒々しい展開も、すんなりと納得できるのです。
現実の他者は、お互い決して期待通りの反応をしてくれない存在ですから。
 オタク依存を打破するために作ったアニメが、逆にオタク依存の代表になっ
 てしまった苦い皮肉。昨日某アニメショップで見かけた会話。

 「これ買えば」(とシンジ君が表紙のアニメディアニュータイプを指さす少女)
 「えーいゃぁー」(と汚いものでも見るかのように嫌悪する少女B)

 彼女らの心の中にはカヲル君しかいないらしい。作品全体のテーマを見ようとせ
 ず、自分のお気に入りのパーツを使って幻想エヴァを作り上げて固執する。虚
 構からも逃げ続けている。自分以外のエヴァはいらないのだ。そして、そのこと
 を指摘されると過剰に反応し激怒する。「ぱふ」の一部読者はひどいものだ。無
 論、綾波アスカの一部ファンにも言える。
 そういう意味で、庵野さんが「気持ち悪い」と言わざるを得なかったのは良く分
 かる。だから実写を入れてこれでもかこれでもかというぐらいに観客に語りかけ
 た。でもそれは届かない。最も病んでいる人間、庵野さんが最も一言言いたい人
 間は嫌悪する現実ファンタジーに変えて消し去ってしまうのだ。
シンジくんの首締めはちょっと??な気もしましたが
アスカシンジの頬を撫でて「気持ち悪い」は、
頬を撫でるシーン拒否、否定の感情からではなかったと思ったので
集合体としての生命の海から浮上して「こ」の世界の「ここ」にいる
「こ」の自分を認識し他の存在シンジ認識し
「気持ち悪い」ことも沢山あるけど「ここ」に自分と他人が存在
することを知覚認識して噛みしめていると感じました。

いやぁすっかりアスカが主役でしたね。
ここまでアスカ映画になってくれるとは
嬉しい誤算でしたってのはアスカ者の偏見でしょうが。

      とでも思わなきゃやってらんないよなぁ。
かくして、シンちゃんはアスカちゃんのドレイとなり、
一生、幸せに暮らしましたとさ。めでたし、めでたし。
                                                       <終劇>
       自分は性的嫌悪感からくる言葉だと思ってるんですけどネ。
       DEATHの新作カットの「ミサトやバカシンジの使ったお
       湯なんて~」の頃には、もうシンジ君が自分の事を性的対象
       して見てる事に気づいていたのでは?このぐらいのお年頃の
       と女性ってそういうのたまらなく嫌だと思うのですがどうで
       しょう?
シンジアスカを殺そうとするが思い止まる。アスカに優しい言葉を期待する
"ファン=シンジ"だが"虚構=アスカ"は"気持ち悪い"と突き放す。

そういうことか?ヒゲメガネよ。
それと映画アスカシンジを否定したのは
(自分の勝手解釈ですが・・)
「シンジアスカの事を、好きで求めているのではないのを、
アスカは気付いていた。なので、コーヒーメーカーに激突させ、
最後に’気持ち悪い’とまで言った」
好きで求めていない、というのは、恋愛感情のみ、でなく、
シンジは弱い自分を何とか持ちこたえさせる拠り所に「強く
見えるアスカ」にすがっていたふうに見えたからです。
アスカにしてみればそんなおかんのような役、あまり嬉しく
ない気が・・・。
 また、最後の台詞「気持チワルイ・・・」ですが、ラストシーンでのアスカ
の様子を見てみると、腕と頭部と目に包帯およびガーゼが当てられており、
これは第壱話においてストレッチャーに乗せられてシンジ君の前に初登場
した綾波レイそっくりの状態で、加えてあの目線から察するに、アスカの
中には、彼女自身の魂や人格に加えて、レイの魂が入り込んでいるのだと
私は感じました。

 いわば、アスカとしてはトラウマを刺激するモノとして忌み嫌っていた
レイの魂が自分の内面において(シンジへの想い故に)融合しつつある
ことについて現在のところ「ケンカカレー」(歳バレ?)の状態にある、
ということで「気持チワルイ・・・」という言葉に繋がったのだと私は考えた
のですが、みなさんはどう思いますか。
あのラストシーンは実はハッピーエンドである。
あの砂浜のシーンは補完直後のシーンではない。
実はその前にシンジアスカを見つけ、傷の手当をし、ミサトの墓を作ると
いう一連のシーンがあったのである。
しかしアスカは何も話さない、何も反応しない病室アスカの状態に戻ってし
まっていた。(偽りの復活)
そんなアスカを不憫におもったシンジは思い余った挙げ句、彼女の首に手を
のばす。
しかしその時、今まで何も反応しなかったアスカの腕が動き、シンジの頬を
撫ぜる。
嬉しさのあまり、涙を落とすシンジ。
更にアスカは言う。
「(あんたバカー、何泣いているのよ)気持ち悪い(わねえ)」

そうあのシーンは「クララが歩いた」パターン感動的なラストシーンなの
である。
しかし観客の期待を裏切る事ばかりを要求された監督は素直に感動的なシー
ンを作る事ができずにあのような解りにくい形にしてしまったのである。
だが安心したまえ、ビデオ・LD収録時には完全版として失われたカット台詞が収録され、誰の目にもハッピーエンドである事が解るに違いない。
(笑)
シンジ監督アスカ・観客に置き換えると、あのラストシーンは
また違った見方が出来ますね。
現実から遊離してしまっている観客を不憫に思った監督真心アスカが無反応だったら悲惨ですね。
それより、もし「気持ちいい」と言われたらどーする(笑)
 シンジ・観客、 アスカ監督ではどうでしょうか?

 シンジ「わーん。こんなEVAはいらないよぉ~。
     謎もあまり解明されてないし~
     そこで気絶してないで、もう一回EVA作り直してよ~」
 アスカ「(まだやれっての?)気持ち悪い....」
1:呼吸困難になった為の気持ち悪い
  えー、シンちゃんに首をギュッとね!(爆)された惣流ちゃんですけど意識
  の無い状態で首を思いっきり絞められては血のめぐりも悪くなり気分が悪く
  なったという、低血圧で良く立ち眩みしてる女の子意見がありました(苦笑)
2:あのセリフみやむーちゃんのアドリブ説
  庵野監督に捧げるアドリブ説(黒い説ですわねぇ(苦笑))という人若干名
3:怪我のために気分が悪い説
  右手の謎の治療跡で判ると思いますが怪我してる場合気分が悪くなるもんです
  (経験者談)
4:2日目説
  ・・・・・・(^^;)・・・・・・
5:観劇してる人へのメッセージ説
  ・・・・・・
 「きもちわるい」。
 他人の体温が気持ち悪いことって、ないですか?
 でも、その嫌悪感を、人は「愛情」で中和させる。
 けれどそれは「無理をしている」のかもしれない。
 本当は、人なんて、生まれてこない方が良かったのかもしれない。

 だけれど、生きている。
 それでも、生きている。
 生きていなければならない。
 
 決して理解できない「他人」の隣で、それでも「一人ではなく」生きている。
 エヴァみたいな「黙示録もの」のラストって、和解・融合、善悪何れかによ
る統一、純粋な荒廃、・・・みたいな一元的な世界の出現で終わるのが相場じゃ
ないですか。これは魅力的だけど、弱点があります。つまり、解り難いんです。
 具体的にどんな世界になるのかが想像できない。私達の周りにあるのは、一
元的把握が通用しない、それこそ「他者」が存在する世界です。争いの無い平
和な世界、とあっさり書くことはできるけれども、そこがどんなところなのか、
人或いは人々が何を考えて生きるのか、よく考えると理解できない。
 放映版の受け入れ難さって、ラストのそういう典型的ユートピアが、観る側
の想像力を麻痺させたせいがあると思うんですよね。

 映画版は、そうした典型から脱したところが凄いと思います。シンジとゼー
レの意思に従って、一元的な新世界を一度は成就しておきながら、シンジの成
長というモチーフを重ねて「その先」を開いてしまった。この点に限れば、黙
示録を越えちゃってますよね。そうして出来上がった「他者の居る新世界」に
は、シンジがその成長の代償として手に入れた、純粋で人間的な憎悪や悩みや
悲しみがあり、観る側として非常に素直に感応できる。これがユーモアやカタ
ルシスでなくて何であろうかと。そしてまたそうした世界を、アスカの最後の
台詞一つで完成したところがまた見事なんですよね。
インパクトのある、出来るだけ短い、どうとでもとれる演出、ということで
ああなったんではないでしょうか。鏡のように、見たいものが見える、見た
くないものが見える、うがった人にはうがった見方が見えるラストシーンだ
と感じてます。
最後にアスカが包帯をしている意味は、
「アスカ自身が女になった」
「シンジにとってアスカが女になった」
という二つの意味を同時に持っていると思います。
「気持ちわる」という言葉には、リアリティを持たす効果と、
触れあいによって「産むことが可能な存在となった」=妊娠イメージを出す効果、
それに、存在が個に分かれていることの実感(喜びも悲しみも)が
表現されていたように捉えられました。
 最後のシーンについてはアダムとイブというよりアジア系神話 洪水で生き残った
兄妹の話(日本のイザナギイザナミの話でもこういう始まりのものもあります)
の方を連想しました。

 アスカの気持ち悪いのセリフですが考えによっては色々とれるセリフですね。
私はシンジと一線を引くセリフと取りました。
(ここから他人としてスタートとして2人の関係はどうなるかという・・・)
この最後はFANが自分たちで考える宿題だと思えました
最後のアスカも女っぷりがよかった!きっと、あれがアスカのやさしさじゃないの
かな?と思った。急にわかったようなアスカになったら余計かなしいもん。
とっても、ハッピーエンドだったと思います。映画みたあと結構すがすがしかった。

気持ち悪い,はよかった。絶望とそれでも幻想を構築しなくてはならないという
意志が感じられ・・・るか? 絶望だけか? 慰めてもらいたいのか?
立派に完結していたと私は感じましたし、救いもあったと思います。
ラストセリフは、生々しい接触も含めてアスカシンジを受け入れ始める、
という言葉ではないのか、と思うのですが。
少なくとも、突き放されて終わったとは感じませんでした。
私、あのシーンは本編に絡まないと思ってます。
庵野のファンに対する愚痴だと思ってます。
ファンによって傷つき首を絞められた「エヴァ」から、
おおよそ倒錯しているファンの一番多いアスカの声で、
ファンに対して文句を言ったんだと思います。 
創世記によればエデンの園では人も含めてすべての生き物は裸で(つまり自分自身
をすべて晒して)いても恥ずかしいとは考えなかった。ところがアダムエヴァが
禁断の知恵の木の実を食べた途端に裸でいることに気づいて恥ずかしくなり、身体
を覆って隠した。このことが神の怒りに触れ、2人はエデンを追放された。
・・・ラストシーンの2人はやはり楽園を追われたアダムエヴァなのですね。
自分の殻(ATフィールド?)を壊すことができなかった(あるいは自分の殻に閉じ
こもって出ることができなかった)シンジアスカだけは結局補完されることなく、
荒廃した世界に取り残された・・。それでもアスカシンジを拒絶するかもしれな
い・・と。
この映画を、人間の内面の描写をメインとして考えると、まさしく、私の好きな
ジャンルに入るんですよね。いっかい、救っておいて、最後にもう一回、落とし
ちゃうっていう。(笑)でも、最後は、あれでよかったと思います。だって、簡
単にシンジが、他人を認め、世界も、そんなシンジを喜んで、迎え入れるで終わ
ってたら(テレビの終わり方かな?これは。)、面白さ半減だと思います。そこ
で、アスカに気持ち悪いといわれて、自分の選んだ世界の厳しさというものを示
して、終わった方が、なんか、心に重ーくのこるじゃないですか!(だから、
ONE MORE FINAL なんだとおもいます。)

  補完中にシンジアスカと、ものすごい勢いで傷つけあいます。
彼は最後には彼女の首に、手をかけるのです。
そこまで他人というのは自分にとって厄介なものなんです。
理解不能ですからね。

  それでも、シンジは「融合」ではなく「他者との並存」を選びました。

  「共生」だとか「相互理解」とか美辞麗句に彩られた根拠なんて、
これっぽっちも示されないのに。
根拠があるのだとしたら、寂しさゆえの「I need you」くらいなものです。
単体になってしまったら永遠に孤独ですからね。
(この辺、あまり自信無いな。二回目を見たほうがいいかな?)

  目の覚めた彼は、隣で寝ているアスカの首を、再び絞めにかかります。
そりゃ、あたりまえです。
自らの選択とはいえ、自分を苦しめる元凶が、
現実に厳然と、そこにいるわけですから。
ほっとくと、こっちが殺されるかもしれませんし。
「他人がいる」─────本当に深刻です。この問題は。

  なぜか生きていたアスカが、そんなシンジの頬に手をやって、
彼に「他者のいいところ」をちょっち認識させます。
苦しみとともに、ヨロコビもまた確実にあるのです。
シンジの手から、力が抜けて、その後のアスカの一言で
「終わらない夏の物語」の幕が引けます。
 アスカの「キモチワルイ」発言は、相当ショックだったのですが、
彼女らしい発言だなとも思います。少なくとも、病院のベッドで
息だけしてる状態で生きている彼女より、ずっといいです。
 「詩編 The End of Evangelion」では、アスカの言葉は、
「あんたなんかに殺されてやるもんですか」が入っていますが・・。
 現実は、そうそう、都合のいいようにはならないんだという事に
通じている気もします。
私が思ったのは、アスカはショックで植物人間状態がある程度つづいており、
(目がサカナだった)シンジはいっそ楽にしてあげようとしたと見えたのです
が。包帯をきれいに巻いてあるところを見るとシンジが悩むに十分な時間はあ
ったのでしょう。(だからエントリープラグから気が付いたらあの場面、てい
う訳ではない。)そしたらもう動かないはずのアスカの手が動いたので、嬉し
くて涙が出た。ついでに「気持ち悪い」という正常なアスカがはくセリフが出
て、アスカが完全復活したという、無条件ハッピーエンドだと迷いもなく思っ
たのですが。
あの最後のアスカ首しめられシ-ンですが、そのあと
のアスカセリフが最後の最後に観客を現実に引き戻すオチ
みたいにかんじました。首しめ、まえふり?みたいな(笑)

 TVシリーズを見る限り、アスカシンジに対して14歳の少女らしい「嫌いだ
けど好き」という心理を抱いているようです(まぁ25話で助けられなかったこと
がしばらくもめる原因にはなるでしょうが)。それゆえに、シンジ腑抜けさに我
慢がならないのでしょうか。ただ、その心理とは別にエヴァパイロットとしての
ライバル意識も強烈ですから、非常に言動もわかりづらくなるのでしょう。

 シンジの方は、ミサトさんレイアスカもいいという宙ぶらりん状態ですが、
考えてみれば男ならたいていは心理的二股、三股は当たり前です。しかし、この中
で本当に可能性があるのはアスカだけなのですから(ミサトは年上過ぎ、レイは・
・・実の所は母、ユイですから)、将来的になんとか努力するでしょう。そのため
に現世に戻ったのですから。

 で、最初のコミュニケーションが首締めと「気持ちわるい」。一種ダークな感じ
もしますが、「他人とのコミュニケーションが最初からうまくいってたまるか」と
いうことであれば、先がどうなるかは・・・
 しかし、あのラスト必然とはいえ悲しい物がありましたね。
アダムにとってイブとは所詮他人であり、殺意を抱く対象であ
り、自分を傷つける存在なわけですから。
しかし、やはり最後はきついです。安易な現実礼賛はもっと嫌ですけれども
あそこにはやはり意地の悪さは感ぜずにはいられません。
少数派なのかもしれませんが、肯定否定はともかく「私の趣味としては嫌だ」
というのだけは間違いないです。こんな人もいるということで、一応、存在
を認めていただけるとありがたいです。
やはり、あれは監督からのメッセージと取るべきではないかと。
月に斜線が入っているように、もうこの「エヴァ」は終ったんだ、
もう人の作品に自分の考えに目くじら立てて攻めるのはやめてくれ、
見る側と自分は「他人」なんだ、そこまで立ち入らないでくれ、攻めないでくれ、
こっちにしたら「気持ち悪い」んだ、
エヴァ庵野の首を絞めるのはもうやめてくれ・・・
そういう事だと私は感じました。いつまでも他人に依存されると気持ち悪いって
事だと・・・そういう意味の、監督の「エヴァは終ったんだ!」という宣言
ではないだろうか。
私はあのラストシーンは
「自分に棘があることも、相手が針を持つことも、
全てを承知した上で敢えて一歩前に進む事が出来るようになった
シンジ君」に成長した、と言う風に考えています。

「気持ち悪う。」の台詞に関しては、あそこから人類の新しい
時代が始まる的な雰囲気(オーケストラが聞こえてきそうな、
とでも申しましょうか。)の中で、劇の中の世界ではこれは
現実なんだ、と言う目的で入れたのではないでしょうか。
(日常性を出したと言った方がいいかもしれません。)
まあ、いわゆるハリウッド的な大円団では無いよ。ってとこですか。
私はいい出来だったと思ってます。
 アスカは「気持ち悪い」よりもその前に差し出した手の方が重要だと思います。
敗北の象徴である同じ右手だというのがヒントでしょう。
 シンジが心象世界ラストシーンアスカを求めて首を締める
シーンはレイプメタファーじゃないかという意見がありました。
確かにそう解釈するとあのラストも非常に理解しやすくなるんで
すよね。
そしてラスト台詞ですが、私はシンジだけでなく、世界の全て(自分も)
に対して感じたメッセージだと感じました。生きていくには気持ち悪い世
界だけど、やっぱり死ぬのは嫌だ、と。そもそもアスカシンジを好きだ
とは思ってなかったのでショックではありませんでしたが、手も触れず、
目も動かさなくてあの台詞だったら、やっぱつらかったかな(^^;)。ともかく、
我が儘を貫き通した監督に拍手!
やっぱシンジアスカの首を絞めたのは、ATフィールドの象徴で
しょうな。人は生まれながらにして、他人を拒絶すると


  

THE END OF EVANGELION」の感想集

上のエントリは,「EOEが公開された頃は今ほどインターネットが普及しておらず,情報が欲しい人や感想を言いたい人はNIFTY-Serveなどのパソコン通信で細々と交流していた」という話。この話を読んで「そういえば当時パソコン通信上でさかんに議論されてた『ラストシーン解釈』をまとめたものがあったはず」と思ってディスクサルベージしてみた。分量が多いので二回に分けて投下してみる。

当時から「観ると語りたくなる映画」だったんだなあとか,昔も今もみんな同じようなことしてるなあとか,いろいろ懐かしい。

  首を絞められながらシンジの頬に手を添えたアスカ。
このまま終わったら、アスカはただの聖人になってしまいます。(^^;

  アスカだって、問題のあるリアル人間なのです。(アニメの中だけど。)
それ描く為に製作者は、イメージ的には顔を「殺してやる」の時のまんまにして、
アスカ側からのシンジとの不一致を出すための行為として、「気持ち悪い」の悪口
を言わせたのでは無いでしょうか。
ここで「バカシンジ」だったら悪口に聞こえないし。
またこれは観客に向かって庵野監督が言ってるのかなとも思いました。
庵野氏はかつてEVAファンに失望しているようなことを言ってましたし、
アニメから現実に戻れということも言ってたと思います。それが実写で
観客をうつしたり、「現実は夢の終わり」などと言っていることに表れている
ように思います。ラストセリフ駄目押しかなと・・・。
シンジが“男のくせに泣いている”ことに対する非難
あるいは、監督自身の制作後感を語っているようにも思いました。
大きな期待をかけられ、やりたいことは膨らみ、当初の完成予定は遅れ、
賞賛と非難が入り交じる中、ファンの期待を(たぶん)裏切らない形で作品を
完結させた・・・。それは「疲れた」を通り越して「気持ち悪い」こと
だったのかもしれない。
 「きもちわるい」アスカにとっては、感覚的なものじゃなく、生理的にただ気持ち
悪かっただけかもしんないしんですよね。
シンジ綾波はあれでいいかもしれないけど、彼女性格から
して、今までの数々の屈辱を背負ってこれからまだ生きていく
ってことは「気持ち悪い」そのものじゃないかなぁ…。
えっと、アスカシンジに「加持さんはもういないんだよー(うろおぼえ)」と
言われてあ然とした後で風呂のシーンになって、湯船の水面を見つめながら

「ミサトやばかシンジの使ったお湯なんかに誰が入るもんか…
 ミサトやばかシンジの使った洗濯機なんか誰が使うもんか…
 ミサトやばかシンジの……・・・」

で、

『気持ち悪い』

で、「ミサトもいや!シンジもいや!ファーストはもっといや!!…」と
爆発したように思います、あぁ、うろおぼえなんすけど、すいません。

あと、ここのシーンって「DEATH編」の中でもテレビにはない
新作のとこだったような気もしてます、あぁ、
なんせうろおぼえなんで許して下さい、あぁ。

んで、そういうとこに、この『気持ち悪い』というセリフが使われていたことに、
そのなんだあれです、あたくし的には興味あるです。
最後のセリフのフックとして使ってるのかしら、とかとか。
 つまり、あれだけ首を絞められても死ねない、という
 アスカの、自分自身に対する言葉かな、と思っています。

 「生命の実」も取り込んだ、って事なのかな?
アスカの「キモチわるい」は、シリアスすぎる雰囲気になるのがイヤさの、テレ
かくし半分だと思います(^^)。
ラストアスカ台詞ですが、案外、怪我のショック症状で本当に気持ちが
悪かったんじゃないかなぐらいに思っています。アスカがまともな性格なら
ともかく、シンジと同じくらい壊れているアスカにいわれても、オタクのオ
タク批判のようなもので、まともに受け取る必要はないと思っていますから
これから二人が“アダムとイブ”として生きていかなければならないことに対する
嫌悪感
この映画が凄いところは、(中略)その後の砂浜のシーンでシンジが、
結局アスカに投げつけられる言葉「気持ち悪い。」が、
がんばったからと言ってそんなにほいほいうまく行くものじゃない、
現実は甘くない、という点を突きつけていた点にあるとおもいます。
 最後のシーンについて僕は、シンジに叩き付けられた現実世界
ではないかと思います。
 倒れているアスカの光を失った目、シンジの頬に触れた手とちぐ
はぐな「気持ち悪い」という言葉アスカシンジに対し「気持ち
悪い」って言うのは結構普通だけど、ちょっとおかしいなと思いま
した。以前にキス騒動で似たようなことがあったけど、今回は首を
絞められてる最中だし........。

 ここで僕は自分と他人の境界がわからないLCL世界(原始
地球の海に酷似した世界。海に象徴される)から、他人との境界が
はっきりし互いに気持ちを理解し合うのができない世界(海に対し陸、
すなわち二人がいた浜)に戻ったら、アスカはあの戦闘で気がふれて
しまっていたのではないかと思いました。(心を失ってしまった?)
シンジは共に歩いて行こうと思っていた女性が以前の姿を失っていて、
人形の様になっていた。彼女のことを考えいっそのこと殺そうと考える
シンジ。しかしできない。
 アスカが包帯をしているのを見ると、あれはあの出来事の直後では
ないですよね。(戦闘以前、戦闘中は頭に包帯をしてなかった。)
となると、あれは後日、もしくは後に起こってくることの提示だと
思うんですがどうでしょうか。
 もしこうなると、アスカは最も嫌っていた心のない人形自分が
なってしまったというかなり皮肉な結果になってしまいますが.......。
まごころを君に..... シンジアスカへ対するものだったのだろうか。
結局ある意味テレビと同じ。
つまり、自分じゃ最後を書けない、だからそれなりのを書いて
皆さんそれなりに満足(または不満)
というところですかね。
22話で精神的に侵食されたアスカは、25話で今度は肉体的に侵食
されてしまったわけですね。
こう考えると、なんとなくラストシーンアスカ言葉も納得がいく。
「気持ち悪い」というのは、世に存在する「男」に対する嫌悪感が発せさせ
た、ごく自然言葉だったのでしょう。
あれは(監督の考えている)アニメファンに対する痛烈な嘲りだと感じました。

世界の全てを破壊し飲み込んだ初号機とシンジには、同時にその世界に
対する全能の力も与えられました。世界をどうするかは、全てシンジに
まかされました。全てを虚無へと帰すことも、虚構の世界を構築して再び
そこへ逃げ込むことも、つらい現実世界へと歩き出していくことも、
すべて、彼が心を決めるだけで可能となるのです。

そして同時にそれは、観客一人一人に突きつけられた選択でもありました。
これはシンジの選択であるだけでなく、あなたたち自身の選択でもあるのだと。
画面に現れた、実写シーンや春の映画の観客たち、パソ通上での繰り返される
監督の悪口などは、そのメッセージじゃないかと思いました。

当然、答えは観客の数だけあります。

その中の一つの可能性をえがいてみせたのが、#26のBパートだったん
じゃないでしょうか。あれは「それでもエヴァ依存しようとする人々」を
象徴しているのではないかと。

あれはある意味、多くのファンが予想し望んでいた結末でした。
世界が変化し、その中に二人だけ生き残ったアダムとイブ。
しかも、ご丁寧にもアスカにはレイの象徴である包帯と眼帯まで
まいてあります。

しかし、そこにあるのは、おぞましいレイ死体。血の色の海。
シンジ殺意アスカの蔑みの表情。と、監督は甘い幻想を徹底的に
打ち砕いていきます。

そして、とどめにアスカがあの台詞をいうのです。
 他者が存在する世界に戻ってきたシンジは、自分の選択に絶対の自信が持てなかっ
たんでしょう。
 あそこでアスカの首を絞めきれたら、シンジ自分世界も終わらせていたと思う。
でも、できなかった。甘い希望にすがりついたんだよね。で、自分の弱さに泣く。オ
イオイ泣く。
 なにかわけのわかんないことで泣かれたら、きもちわるいよね。絶対、きもちわる
い。
 あそこでシンジを無条件に受け入れるアスカだったら、他者として成立しないと思
う。
 帰ってきたシンジは、体を再構成したアスカを弐号機のエントリープラグか
ら引っ張り出し手当てをしたが、彼女植物人間状態のままであった。
 シンジは、毎日みんなの十字架を作りながらアスカ意識を取り戻すのを
待っていた。
 いっこうに意識の戻らないアスカを横に、途方に暮れるシンジは、ふと水面
を見ると綾波の姿が、衝動的にアスカの首を締めるが、彼女の手が彼の頬に触
れた。彼は、意識を取り戻した喜びと彼女を殺そうとした自分に涙した。
 意識を取り戻したアスカは、生理的不快感と、自分を見殺しにしたシンジ
が目の前にいることに対し「気持ち悪い」といった。
 
 物語としてはこんな感じかなと思います。
  多数の人間犠牲にすることによって現実を取り戻した。
 自分の為した罪を背負い生きることを選んだ。
  飛び立つことは美しく、気持ちのいいこと。
  醜いかもしれないが「気持ち悪い」かもしれないが、
 本当の快楽とは、地に足を付け
 他人の首を締め続けることによってしか得られないのか?
    この言葉はもっと前向きに捉えて良いのでは?
    アスカと言えば「唯我独尊」な状態だったわけですが、彼女シンジを見て
    「気持ち悪い」と言うのは、それは彼女が本気で他人を受け入れようとし始め
    たからこそだと思います。

    他人を自分の心の領域に踏み込ませることは勇気のいることでしょうし、気持
    ちの悪いことでしょうが、それを彼女が始めたからこそ、「気持ち悪い」とい
    う言葉も出てきたのでしょう。

    ある意味彼女シンジ以上にATフィールドの強い人間であったかもしれな
    い、その彼女が(サードインパクトによって強制的に取り払われるのではなく
    て)自らの意志で心の壁を開放しようとしていることが重要なことのように思
    えます。
シンジアスカを求め続け
アスカシンジを拒み続けた。
最後にシンジアスカを殺そうとした。
なぜだ?
でも出来なかった。殺せなかった
そして、やはり最後までアスカシンジを拒んだ。
それが現実なのだ。
けど、首絞められて、そいつがいきなり泣き出したら
「気持ち悪い」
というか、そういう似た様なことを思うだろうね、やっぱり。
  私はこのI need youのテーマをアンビバレンツと理解した。
 人間の行動は大半がこのアンビバレンツの要素をおおかれすくなかれ含んでいる。
 合いと憎しみ,冷たさと優しさ,強さと弱さ。恐怖と怒り。悲しみと喜び,希望
 と絶望,これらはみな表裏一体で切り離す事は出来ない。
  シンジアスカの行動と言葉はこのアンビバレンツを象徴しているのではなかろう
 か。私にはそう思えた。
  シンジの嗚咽はこのアンビバレンツの悲しみを,そしてアスカ言葉はこのアン
 ビバレッンツに対する嫌悪をそれぞれ象徴していたのではないだろうか。
 アンビバレンツに苦しみながらシンジアスカも生きてゆくのだ。
 さて、シンジが他人との共存を選んで現実世界に帰ってきてアスカと砂浜
に寝てる訳ですが、ミサトの墓標があった事からいくらか時間の経過があった
様です。
 アスカが怪我をして包帯を巻いているのはアスカATフィールドを失わなか
ったからLCLにならなかった様です。(レイの迎えが来てない)プラグスー
ツを着ている事からも説明出来ると思います。きっとあんな状態でも弐号機が
守ってくれたんでしょう。(ここは希望的観測)
 そして戻ってきたシンジが弐号機のエントリープラグを探し出しアスカを助
け出します。包帯等はきっとエントリープラグに備え付けてあるはずです。
 そして砂浜、、、。

 しかしアスカ自我崩壊状態。「生きる意志」を無くしてます。半ば絶望気
味のシンジ。 そこにレイが現れ、そして消える。シンジは何かを悟りそして
危険な賭に出ます。ここからが僕の新解釈なんですが、、、
 
 アスカの「生きる意志」を試すために彼女の首に手をかけます。そしてシン
ジの願いは叶い、アスカシンジの頬にふれ、シンジに「生きる意志」を示し
ます。
 喜びに泣き崩れるシンジ。そして最後のセリフアスカが元に戻った事を表
してると考えたいです。
なんか、ラストの泣き虫シンジアスカセリフマイナスなショックを受けている
ファンが多いようですが、ボクにはそれが良く理解できない。どう見てもラストのシ
ンジはうれし(はずかし)泣きだと思うし、アスカセリフも前向きなモノだったと
解釈しました。
 砂浜でアスカは無表情で寝ている訳ですがあれは再び精神崩壊にあった状態
だと思います。やはり弐号機のなかでの復活はサントラタイトルにもある「
偽りの、再生」です。弐号機(母親)を失ったので元の状態に戻ったのと、エ
ヴァシリーズによる陵辱によるところも大きいでしょう。

 そんなアスカシンジは見つけます。シンジを受け入れないアスカ。
ここにシンジの成長があります。ここでアスカに「目を覚ましてよ」とか「僕
を一人にしないで」とか声をかけたら303号病室の時と一緒です。成長の跡
が感じられ無かったでしょう。彼は首を絞めるという行為でアスカ自身に存在
の是非を問いました。 
 しかし、何故首を絞めたのか? 首を絞めるという行為はアスカにとって特
別な意味があります。母親との事のトラウマであり、それが頭にあった為にシ
ンジとの抗論の時、彼に首を絞められたとき抵抗できませんでした。(そう見
えた)
 首を絞められた事に抵抗する行為は母親トラウマを乗り越えた事も表しま
す。シンジがここまで考えたとは思えないのでこっちは結果論ですが。 

 シンジアスカの首を絞めた真意は確信には到りませんが、結果としてシン
ジの成長と同時にアスカの生きるという意志表示、トラウマの克服、などアス
カの補完も表したシーンに思えます。あらためて考えるとこのシーンはすごく
前向きなシーンです。
アスカが「気持ち悪い」と言ったときの目は、心底嫌いなものを見る
ときの目に見えるんですがどう思いますか。
  だがそれは、おぞましい虚偽に統合=補完されない真実へ至るユイ一の可能性
 でもある。互いをさらにバラバラにしようと「噛み合う」者同士の断面が、なぜ
 か一致し「噛み合う」という皮肉意図せざる結果こそが、コミニュケーション
 の「奇跡的」な本質なのである。(だからG.バタイユのような思想家はそのよう
 なコミュニケーションを「聖なる」ものと形容する。)

  これは「コミュニケーション癒し」、あるいは「他者を傷つけるな(あるい
 は、他人を傷つけない限り何をしてもよい)」という価値観に対する、やはり根
 底的な批判である。――「希望」に向けてシンジは言う。「それでもいいんだ」

  ラストシーン「I need you.」はその明確な寓意である。 ――補完という「夢
 は現実の中に」意図せざる形である。互いをさらにバラバラに引き裂こうとして
 いる二人(アスカを絞殺しようとするシンジシンジを「気持ち悪い」と拒絶す
 るアスカ)の間には明確なコミュニケーションが成り立っていた。
  それは、「自分の横にいる人と普通につき合う」ことができている者なら、も
 っと上手にしているのとまったく同じことだ。われわれが自他を分断するべく振
 るうに決まっている暴力を、相手(あるいは自分)が死なない程度に、和らげて振
 るうこと。逆に言えば、もうすでに暴力が和らげられてしまっているからこそ、
 われわれは今ここで生きているとも言える。
  われわれは日常の中では分断の暴力を、「人の気持ちを些細に傷つける」ような
 隠微な形で振るい、致命傷への短絡が「結果的に」「意図に反して」回避されてい
 たりもする。些末な暴力遍在状態の中で、われわれはなぜか、「まだ生きてる」
 のである。
監督「君たち…、気持ちいいの?」
監督「おれは見てて、気持ち悪いと思うゾ。」
                  終劇
「気持ち悪い?つわりじゃないの?
 ちゃんと病院行って検査してもらった方がいいよ。
 サードインパクトベビー誕生!」

 ・・・・・・・なーんてね。
結局エヴァ劇場版って、エヴァという永遠に終わりそうもない物語を、
完璧に終わらせることだけが目的だったような気がします。その意味ラストの気持ち悪いというのもエヴァ完璧に終わらせる為の台詞とし
ては最高の決め台詞だったかもしれません。
あれは劇中の「気持ちいいの?」に呼応するものだと思います。
そうでないと「気持ちいいの?」という言葉の出現が唐突すぎると思います。
なぜアスカの首を絞めなければならないかはわからなかったが最後一緒にいたの
がアスカで最後の台詞があの台詞だったのも現実の厳しさをあらわしていて非常
にリアリティがあって良かった。あれが綾波でもミサトさんでも母さんでもシン
ジを受け入れてしまうだろうから、あの台詞にはならなかっただろうし、やっぱ
り最後はアスカしかなかったんだろうな
 あれほど激しく、直接ぶつかりあった2人って、あの話の中にいるかな。
 そんな風に思います。
 これからが、大変なんだよ、と。
 あらためてひとに触れるわけで、それが初めてなんだから、
 「…気持ち悪い…」というのは、仕方ないんじゃないかな、と。
 まずはそれでいい、それからどうするかなんだっていうこと、かな。

 シンジの髪に、頬に触れたアスカの手が、痛々しいけど、やさしかった。
ヒゲメガネが,ふられたみやむー嫌がらせしてるだけ。
  で、アスカ最後の言葉が「ありがとう。」でもなく、
 「バカシンジ」でもなく、
 ましてや、「あんたなんかに殺されてやるもんか」でもなかった。
  「気持ち悪い」。誰に言った言葉自分に?シンジに?それとも観ている
 俺にか?
 最後までアスカシンジはわかりあえなかったんだね。
 そして、唐突におわる物語。何だったんだ?気持ち悪いよ、ほんとに。
 
  「現実を見ろ。」言いたかったことはこれか。
 やっぱり大きなお世話だと思うよ。映画ぐらい現実をわすれていい気分で
 いたかったよ。その証拠に明日は休日出勤だ。とほほ。
 最後のセリフ「気持ち悪い」は「けして〔アダム&イブ〕は、みんなが
 思っている程に仲むつまじいモノではない」と言う意味かと(^^;)
 「とってもきもちいいこと」。身体の、心の境界線がなくなること、とけあう
こと…から、もどることをえらんだ、そして生きることを選んだシンジ。
 「…気持ち悪い…」は、アスカシンジへの嫌悪言葉、としてではなく、シ
ンジが、「とってもきもちいい」世界から、とけあう世界からもどってきたのだ、
ということをしめす、そこが、「生きる世界」なんだということをしめす、サイ
ンのセリフではないでしょうか。
 他人に触れる。それはわからない存在、「気持ち悪い」。でも、アスカのあの
手は、シンジを拒んではいないから。
 進んでいけると思う。もっといっぱいお互いをさわっていくとおもう。ずっと
「気持ち悪い」かもしれないけれど。それでも手をのばしつづけることをやめな
いだろう。生きていくから、シンジアスカを殺さなかったのだから。
拒絶も離別で辛い思いをしても人として生きたかった。
だから、人として戻ってきた、アスカを連れて。
人として生きるのに、1番いっしょにいてほしかった(1番好きだった)
のが、アスカだったのでしょう。

しかし、アスカの魂は戻ってこなかった。
人としていっしょに生きることすら拒絶された。
だから、シンジアスカの首を絞めた。

だけど、アスカは戻ってきてくれてた。
最後の「気持ち悪い」というセリフも

「心の壁を作ってくれた = 人として生きてくれた」

という意味があったと考えます。
あの、ラストアスカ台詞が「よかった」と言えるのは、
そこにどんな意味が込められているからなのでしょう。
僕は、何という救いのないエンディングだ・・・と思ってしまった。
教えてくださーい。
 ただ、ラストアスカの首を絞めようとしたシンジの頬をアスカがなでる。アスカ
が生きていることが判りシンジは涙を流す。何故かは判らない。独りでない、という
ことかもしれない。最後の「気持ち悪い」の一言が「アスカアスカである」ことを
物語っているのことに救われた気はする。
 私はシンジアスカの中に入ろうとしたのだと思います。
 しかしアスカATフィールドはそれを拒む。されどアスカシンジの頬を
 撫でることで、わずかながらの意志表示を示す。それにシンジは涙するも、
 アスカはそれに対して一言。「気持ち悪い」と。
 アスカが、シンジ罵倒し、拒絶し、否定する、その言動の端々から、アスカシンジに対する強烈なまでの「想い(愛・・・はやめとこ(^^;)」がにじみ出
ているような気がして、なんだかジーンと来るのです(←ヤバイかも(笑))。
そう思えば、物議を醸しだしているあのラストにも、一筋の光明が射し込んで見
えるから不思議なものですね~(←確実にヤバイかも(T-T))。
なんだか、見終わった後で妙にさめている自分を感じてます。
アスカの最後のシーン、最後の言葉、それがそのまま感想のひと、
結構いたりして……
  あれが二人の愛情表現だったらすっごく恐い・・・。アスカは「一緒に死んで
ちょうだい」ってことで母親に首を絞められた事があるみたいだから、自分を愛
してくれる者が首絞めてくれるのは気持ち良いことなのかとか、思ったりもして。
まさに命懸けのSMだな。
  って、ことは初号機が3号機(バルディエル)の首絞めたのも愛情表現(シンジ
×トウジ)な訳で、首が落ちたカヲルなんかはもう、最高に愛されてたのかな。

  で、ラストアスカの首を絞めるシンジが鳴咽し、アスカが「気持ち悪い」の
は、そういう歪んだ愛情表現を憂いての事なのかなぁと。
 ラストの「気持ち悪い」は、私の場合は
「アンタなんかに触られて汚らわしくて気持ち悪い」と「首締められて気持ち
悪い」程度しか思い付きませんでした。
深手を負った状態で気絶していたのに首まで締められたら当然、気持ち悪くなる
アスカの最後のセリフは、自分自身に対してなのかと思うの
ですが...アスカが嫌いなシンジの頬を優しくなでている行為(矛盾し
た行為)がそう思わせたのですが...
 うまく言えないけれど,とても嬉しかった。あのラストシンジアスカ
も,そしておそらく庵野監督も「こっちの世界」(ってどこ?(^^;))に還っ
てきたと思いました。それが無性に嬉しかった。
最後のアスカセリフで、シンジアスカ人間として認めあえるんじゃない
かな?という気になりました。少なくともこれまでとは一つ違ったステージに
進めたのでは?と思います。すごく暗ーい感じで終わったけど、大団円ではあ
ると思います。
 もっと救いのある,後味のいいエンディングを作ろうと思えば作れたと思い
ます。それでもああいう終わり方を選んだところに,わたしは庵野監督なり
の「誠実さ」と「正直さ」を感じました。わたしの「よかった」はそういう意
味です。(でも「好き」にはなれません(笑)
ラストで描かれた少しの「前進」、その程度の変化ならば、
ちょっと心の持ち方を変えるだけで十分な気がするのです。
あんな経験をした後で、普通なら生きていてくれてよかったって、レイが
生きてた時のように泣いてるところだと思うのですが、どうしてほんとに
首を絞めたんでしょうね。
僕は、ニーチェが言ったように、この世はただ繰り返す、楽しいことも苦しいことも
含めて。でもそれを勇気を持って受け入れることが、人間の生きる道なんだっていう
ことを言いたかったのかなって思いました。

2009-07-06

ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破の感想(ネタバレあり)

エヴァンゲリオン 破を見てきた。いろんなところで、感想が書かれているけど、自分なりに感想を書いてみようと思う。ネタバレありなので、まだ見ていない人はここから先を見ない方が良いですよ。いや、ほんとに。なんで、増田に書くのかと言えば、自分Blogよりも見てる人が多そうだからです。






























































見る側の立場が変わった

内容だけを議論するとあまり話に出てこないことだけれども、エヴァTVで放送されたとき、見ていた人たちは学生だったと思う。自分中学生だったし。でも今回の「破」を見たのは社会人になってから。今まで素直にシンジの目線で見ていたのだけれども、自然ミサトやゲンドウの視線で見てしまう。ミサトを見ていてこんなにしっかりと大人の立場を明確にして中学生に接することってそうそうできないよなと思ってしまった。

自分が大人になってしまったからか、シンジもずいぶん大人になったんだなと思ってしまう。今の中学生だったら当たり前な行動なのか?でも、全然違和感がなかった。

見る側の喜ぶポイントをよくついてる

綾波アスカがもっとシンジと仲良くなれば良いのにと、TV版のエヴァを見ていた人たちは感じていたと思う。でもその設定をそのまま映画の中でやってくれている。この展開は今までエヴァを見てきた人であれば、当然嬉しくなってしまったに違いない。俺もすごく嬉しくなってしまった。こうなってくれればいいのになと思っていたことが、そのまま実現してくれているんだから。

それに、TV版をよく見た人が喜ぶポイントも多かった。一番印象的だったのはアスカが裸になって缶で見えなくなっている箇所。ストローですか。そうですか。だってこれ見てて「オパーイはうまく隠せないぞどうするんだ!?」と焦らせておいて、ストロー。その発想は無かったよ。

展開がわかっているからこそドキドキしてしまうアスカの3号機実験。あれ、展開を知らなければあんなにドキドキしないはず。わかってるけど、もしかしたら違う方向に進んでくれるんじゃないか淡い期待をしてしまうあたり、視聴者ターゲットをよく理解しているなとか考えてしまう。

一番の疑問

カオル君の「今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ」という発言。これって、いままでのエヴァと話がつながってるってことじゃないのかい?

2009-07-02

ヱヴァンゲリヲン「破」

EVANGELION2.0感想

ネタバレ

既に結末は二回描かれている。そして数多の二次創作によって様々なEVAが描かれ、消費されている。

この作品シンジ成長物語でしかないのであれば、シンジは描かれる度に、「物語」に翻弄され、何度も何度も身を削られ、苦痛に顔を歪まされ、辛い思いをさせられ、凌辱され、蔑まされる。それはあたかも2000年以上も磔にされ続けている「彼」のようである。

「破」はその無限円環に続く原罪からシンジを救う物語であった。

10年前、シンジは全てを失い、その代償として、ここにいても良い理由を見つけた。失ったものは余りに大きく、観る者には不快感絶望を与えた。庵野は観客からも全てを奪い去っていった。

TV版も劇場版も、共に「大きな物語」に翻弄される「弱い子供ビルドゥングスロマン」だった。

大人になると解る

「この世界には自分の為に用意されたセットなど何も無く、スポットライトすら無く、自らの居場所は自ら創りだし奪い取って行くものだ」

という基本的な認識を、シンジは「破」で体現して見せた。

自愛から慈愛への転換。

真希波という新しいキャラクターは「幸せは歩いて来ない、だから歩いて行くんだね」と謡った。彼女は前作へのアンチテーゼとなっている。

その真希波に誘われるように新しい物語は進み、シンジ彼女信条転移したかのように、その意志で自らの道を歩み出した。大切な、かけがえのないものを守る為の自己犠牲という愛の形。

綾波の命が失われずに済んだのも、トウジの妹が退院し、トウジの片足が失われずに済んだのも、アスカメンヘラーにならずに済んだのも、全ては「破」においてシンジが慈愛に目覚めたからである。

アスカは予告において、旧劇場版ラストシーンTV版第一話の綾波と同じように「包帯」で巻かれた左目を、伊達公宜しく威風堂々たる「漆黒の眼帯」に変えて現れた。アスカは明らかに、前作よりもキュートに、セクシィに、力強く描かれている。

庵野秀明は、「誰も不幸にならない世界」を描こうとしているのかも知れない。稚拙かも知れないが、物語として、純粋に強度のある作品を創ろうとしている。最高のエンターテイメントを。

EVAは、日本製アニメーションには珍しく、海外での評価が低く国内、国外での温度差が激しい。理由としては、特にシンジの評価が低い点が挙げられる。庵野秀明のように才能のある作家作品としては珍しい。

シンジは、最高のエンターテイメントを指向する際に、庵野自身にとって克服すべきハードルであった。

新劇場版庵野は「破」において、既に数多描かれている「弱い子供ビルドゥングスロマン」を早々に切り捨て、新たなステージへ観客を誘っている。

乗るか反るか、観客は庵野に試されているとも言える。庵野が今までも、観客の期待を裏切り続けてきた事を鑑みると、私達は新劇場版を、数多のEVAとは全く異なるモノとして観る必要があるだろう。

次世代を担う若者へ、不安が支配するこの世界希望を与える物語として、新たに書き換えられたエバの全く異なるもう一つの姿に、観客は堪えられるか。

私達の強度が試されている。

2009-07-01

エヴァンゲリヲン破を見てきた

レイトショーでみてきた。

劇場で売っているパンフレットは先に見ちゃダメ

ネタばれしちゃいます。ちなみにパンフの表紙はシールで一部封印、中も袋とじがあります。

綾波セリフが結構あってかなり話すので想像で補完されていた部分がはっきりしていた。

ファンは嬉しいと思う。

アスカシンジへの好意はストレートになっていた。

シンジは七光・バカシンジ、綾波えこひいきとアスカから言われていましたが、

優等生といわれているよりも腑に落ちた。

TV放映時には小学生になるかならないか位の若者が友達同士で来ているのをみて、

結構若い人達が多くて驚きました。

2009-06-06

ふかえり

がどうしても長門と被ってしまってしょうがない。綾波ではないんだよなー。

2009-01-23

ターゲット設定とリアリティと宣伝効果の兼ね合い

http://anond.hatelabo.jp/20090123014440

これについて3ヶ月くらい前に書いた(はてな外で)ことがあるんですが、丸ごと転載してみます。

立場的には元増田とは違って作者&編集者出版社)側に対する視点でのものですが。

迷い猫オーバーラン、というライトノベルがあるらしい。

スーパーダッシュ文庫から出ているそうだが、なんとも面白いこと(あーやっちまった的な意味で)をしているようだ。

簡単に言うと、ネットに実在する有名サイト名前などを作品中に登場させているとのこと。

ここまで書けば、あとはタイトルと合わせてなんとなく想像がついただろうが、ライトノベルを扱うBlogニュースサイトで話題になった。

当然ながらそれだけで広告効果というのはかなりのものが見込めると思う。

登場している有名サイトというのもニュースサイトであるあたり、狙っていた部分もありそうだ。

アキバBlogかーずSPカトゆー家断絶、と言えば割とネット歴が長かったりオタクといった属性持ちであれば知っている人は多いだろう)


もしかしたらリアリティを出す(作品に読者を移入させやすくする)ため、というのが元の狙いの一つだったのかもしれない。

しかし、とあるサイトで紹介されていた本編中の一節を見るとやはり頭を捻らざるをえない。(実際に私は読んでいないので、紹介されている一部だけを見て判断するなというお叱りを受けそうではあるが)

例えば、同人誌を作ってコミケデビューして有名になるとか、気の利いたMADを作ってニコ動に投稿して世界を狙うとか。この情報化時代、何が幸いするか判らない。たまたま漫画好きだったことに端を発して日本宰相に上り詰める人だっているのだ。

確かに読者層の大きなオトモダチの比率は上がっているだろう。

ライトノベルを嗜好の一つに持つ人間ネット環境を持たない人間は少なそうだというのも分かる。

だとしても、結局のところこの作品中で登場させた「サイト名」「MADといった用語」「ニコ動というサービス名」「現総理を取り巻くネット上の反応」は一部方面での認知でしかないというのを作者には(編集者には)分からなかったのだろうか。

自分のすぐそばまでの視界でしかない現実世界アイテムを登場させてリアリティを演出しようとする手法は諸刃どころか、読者おいてけぼりになりやすいんだけども。

確かに創作活動であるのと同時に商行為なわけだから「売れればいい(売れなければいけない)」とはいえ、さすがにこれはない。

どれだけピンポイントなところにターゲット絞ってんだよ、と。


内容はもはや典型とされるようなお決まりのパターンであるようだ。

だからといってこういった形で注目されるものを埋め込むと、自分作品そのものではなく、その埋め込んだもの一点にしか話題がいかずに終わってしまいかねない。

確かにまずは手にとってもらわなければ読んでもらう(売れる)ことにも、続刊が出ることにも繋がらないだろう。

続刊さえ出てある程度続き、シリーズとして確立してしまえばメディアミックスという次の段階に移る事ができる。

そうすればそれが更に宣伝となって原作の売り上げに繋がる、というパターンにする布石としては「もしかしたら」いいのかもしれない。

しかし、上記のようなことが予想される上に、実際そのとおりになっているらしい状況を見るに、結果的に手にとって貰える率というのはそれほど高くもなくなってしまっているのではないだろうか。

こんな紹介のされかたするくらいだもの。

 ちなみに肝心の本の内容はというと、大河とルイズを足して2で割ったような女の子と、お嬢さま属性が追加されたハルヒ主人公を巡って火花を散らし、そこに猫属性を付加された綾波が絡むという話です(ぉぃ

 いや、そんな間違ったことは言ってないはず。


アキバBlog、また実名ラノベに登場! そして「あの」サイトも――「迷い猫オーバーラン!」(HarfMoonDiary)

http://ralf-halfmoon.jugem.jp/?eid=274

これで「ラノベにウチのサイトが登場したぜいえー!」とか喜んで紹介するようなことが暫く続いた場合、同じ真似をする作品が出てきそうだ。

正確にはそれを狙って指示を出す編集者が、だろうか。


ネットで話題になれば売り上げに結びつきやすい。

それはハルヒが十分すぎるほどに示して見せた。

しかし、これは話題性意味が違うだろう。

むしろ当たり屋に近い。


元増田内のリンク先も読みましたが、ただの内輪ネタというのは非常に危険です。

一部の人間に向けた」作品となってしまいかねない。

私小説」ではないわけですから「商品私物化」は非常に拙い。

恐らくは担当がある程度のところでブレーキをかけるとは思いますが。

遊び心は大いに結構、でも、手段が目的にならないようにしてくれよ、といったところ。

2009-01-14

http://anond.hatelabo.jp/20090113093700

そうじゃないだろ。

俺は綾波わかるけど。

普通の人は

オタ「それって要するに綾波系」

一般人綾波って何?」

オタ「アニメキャラで云々」

一般人「うわキモッ」

という流れだ。知らなくても語感でアニメ臭いってわかる場合もあるけど。

2009-01-13

http://anond.hatelabo.jp/20090113093700

オタクってのは本編だけに詳しい人を指す言葉じゃ無いと思うよ。

例えば綾波レイで話しを進めるならば、コミックエースだのトレーディングカードなどなんか見ると

プラグスーツ(って言うんだっけ?)と制服以外にも、デザイナーデザインしたり既存ブランドから選択したオサレな服を着たりしてるだろ。そういうところから服飾業界考察して実際に服屋に足を運んだりテレビファッションショーやってたら見るなりして世間とコミュニケーションをとっていくことは可能だと思うのよ。

んで他人と話すときは、綾波という入り口だけ伏せて。

anond:20090113070721

所謂オタク趣味を足がかりにして社会を語るのは、世間的には非常に気持ちの悪い行為だと思うのだがどうでしょう?

オタクネタをもとにしたり、オタクネタで比喩を行うなんてのはネット上ではけっこう普通のことだけれども、リアル空間ではオタク同士でしか通じないのではないでしょうか?

ちょっと口が滑って「要するに綾波系」なんて言ったらドン引きされますよ。ドン引き。ちょっと古いネタになるけど「エビちゃん似」だとか「広末風」はOKなのに、「綾波」即ドン引きですよ。

ここでちょっと考えてみて下さい。ドン引きするってことは綾波知ってるんです。相手は綾波を知っていて、かつ拒絶するんです。つまり、その視点からは語るな、ってことです。これってば足がかりの否定ではないでしょうか?

そもそも綾波などと言ったのだって、少女的な部分を指して「タバサ」と言いたかったり、或いは「長門」と言いたい場合もあるかも知れない、私個人としては「咒吠君さん」とかeffectの「榊さん」とか言いたいところ、一般的知名度を考慮して、コミュニケーションに配慮してのことであって、本当に綾波が好きで言ったわけではない。もし、ここで榊さんを選択していれば(あの作品は文章および主人公的な観点では微妙だけれど、描き出そうとしているヒロインの観点からは中々に良いと個人的には思っている)虐めについての問題や疑われることのない偏見商業主義マスメディアの抱える潜在的問題等々を語る良い切り口となり得る可能性があるところ、その可能性を捨ててまで綾波と言っているのに、それを拒否されてしまうんです。綾波を知らないなら別に良い、エヴァそのものに興味がないというのも別に良い(私自身、殆ど話題用としか考えていないし)。そうではなくて、単に比喩として用いただけなのに拒絶されるんですよ。

語るな、と言いたいとしか考えられないのではないでしょうか?

2008-09-15

青いショートカットで無口ならなんでもよかった今は○○せいしている

タバサ同人誌長門同人誌セリフをいれかえちゃうと見分けつかないよ説

反論:メガネで区別つくよ説

再反論:メガネなんて外してしまえ、そしたら同じだよ説

再々反論:それじゃあ綾波とも区別つかなくなっちゃうよ説

きょうのきょうくん:メガネは大事だよ

2008-08-03

http://anond.hatelabo.jp/20080803130232

二次創作が嫌いなオタなんだけどさ

クオリティ高い分には文句はないんだ。

でもね、原作空気を再現できてる作品が、いかに少ないことか。

ほとんど気持ち悪いオナニーだ。

東方とかはまだ理解できるんだ。

あれ、あんまり世界観作らず投げっぱなしだから。

初期のころがどうか知らないが、最初からユーザーを雰囲気の作り手として巻き込んでる。

CGMの一つの成功例だと思う。

プロの作品には「隙」が少ない。

想像の余地を残さず、媒体が許す限りクリエイター世界を再現しようとする。

で、その作品を気に入るってことは、そのクリエイター世界を気に入るってことだと思うんだよ。

そういう作品で二次創作と称してキャピキャピ騒がれるのは、とても迷惑だ。

勝手に付加情報を加えて、都合のいい妄想世界観をブチ壊して。

できるだけ見えないところでやってくれ。

俺が見たいのは、ビッチ綾波じゃねぇ。

そういうこと。

2007-08-15

オタ同士の恋愛

おおむね同意かな。自分の彼女腐女子じゃなくてオタク女子だけど。

出会ったのは同人即売会。僕はサークル彼女は一般。自分自身のメインジャンルではないけど、サークルでやってる人間が多いジャンルを求めてやってきたのが彼女でした。後はイベント後にメールもらったり、オタ店巡りデートしたり、口説いたり。

ジャンルはいろいろ違うし、被っていても好みキャラは違うけど、そこはどんなオタク相手でも同じこと。アスカ綾波フィギュアセットを1つ買って分け合ったり。便利とも言える。

出会いがないなら出会いを求めれば良いんじゃないかと思う。僕みたいに即売会でも良いし、WEB文通(いまどきないか)でも良いだろうし。「自分のジャンルには異性などいない」ってのはあるかもしれない。ならば隣接ジャンルに手を出してみてはいかが。即売会なら隣の列まで巡回してみるとか。恋人ができる確率はそれでも低いかもしれないけれど、少なくともオタクとしての広がりは確実に広がりますよ。

2007-08-14

もう12年も前…

ニコニコでなんとなくエヴァを見ていたら、

綾波を「長門みたい」だとか、アスカを「ハルヒみたい」だとか

そんなコメントばっかりでびっくりした。(中にはネタで言ってる人もいるだろうが)

初見だというコメントも意外とあった。

そういえばエヴァ流行ってたのって今の高校生幼稚園児くらいの頃だもんね。

ネットで声の大きな世代は初見の人も多いんだろうね。

公衆電話がいっぱいある(しかも緑)」「MDですらなくてカセットDAT)かよ」「IDカードは非接触じゃないのか」ってコメントは、なんか切なかった

あと、ミサトさんが激しく飲酒運転してたから(ビール飲む描写→程なく車を運転)

今の時代じゃテレビで放送できないかもしれないんだな…。

2007-06-24

ノーマル好きな増田さんは少ないのかな?

http://anond.hatelabo.jp/20070624053306 を書いたものです。みんな何でそんなにノーマルにこだわるの。びっくり。

http://anond.hatelabo.jp/20070624113951

残念ながら、マイノリティです。(しかしええ話や・・・喪女希望やで)

何の議論でもそうですが、この話にも至る所に例外はあって、一応「最大公約数の話」だと考えて頂ければありがたい。

最大公約数の考えとして、人に優しくしたり化粧してたら好かれる確率すっぴんの時より上がる、そして大概それは当たっている、という話です。所詮確率論なので、勿論そうしなくても結婚される方も少ないですがいます。

特に初対面でまだお互いがわからない時とか。女子は大概みな化粧してるので、顔面偏差値がそうしないと平均まで行かないのです。あと、出会った当初は奥さんちゃんと化粧してて優しかったてのは無しな。私が泣く。

http://d.hatena.ne.jp/torly/20070624#1182650462

そこに食いついきましたか!独り言って言ったのによー・・

ノマカプ論議みたいなとこに出くわした事がないので、私の解釈が一般論かどうか、という自信がないまま続けます。

私の話はあくまでどのノマカプ(の女キャラが)が好きかという話であって、どの女キャラがピンで好きかという話ではないので、ここで持ってくるのは違う気がします。途中で言われてるように。

最初に言ったように男オタの萌は何だかんだでエロ直結、女オタの萌は関係性にあるというのが散々言われてきた解釈。

彼女達が女の子をピンで愛でる時はある意味男性の萌に近いかもしれない。が、カプとして愛でる時には関係性を大事にする。

だから、ちょっと立ち位置が違うんですよね。ピンで好きになる女キャラの傾向がカプとして好きになる女キャラのそれより守備範囲広い気がする。だからか、長門は勿論、綾波なんかオタ女には昔から無難に受けがいいですよ。みくるは何か男向け撒餌っていっても違う気がします。いやらしさがない。アスカはるひもね。エアリス微妙ですが(個人的に長門綾波とは違う立ち位置)。最近フィギュアとか買ってる子もいるし。

勿論、そのオタ女達がコミケの中に放りこまれた時、果たして大多数が最初に長門陵辱本とか買いに男性サークル行くかと言ったらそれは別問題ですが。

あと、私は書いてませんでしたが、同人で女に人気のあるノーマルカプ、というのは、ほぼ「同人やおいをおしのけてる、あるいは並ぶ程にはメジャーなノマカプ」という意味だと思って頂きたい。ネウヤコとか。

http://anond.hatelabo.jp/20070624125556

天然受けってノマでも多いんですか?どっちかと言うと同人ではなく少女漫画に多い気がします。鈍感っつーのはどこでもよく見ますが。

公約数に関しては"この感覚は、可逆性であるし、必ずしも一般人・腐女子一方の感覚だけの人ばっかりじゃない"と書いた通り、女は根源的な所では同じなんですよね。ただそれをどう発露されているかという。ここらへんは男とそんな変わりないと思う。

読んでわかるように基本やおい、時々ノーマルという嗜好なので、ノーマルに対する知識が少ないです。ノマ派は今すぐ立ち上がるべきだ!(てきとう)

2007-06-17

http://anond.hatelabo.jp/20070616223403

ネット情報が得られても、アキバコミケを体験することは、なおいっそうの影響を与えるものだよ。実際、ある人などは、友人たちの面前でエロゲプレイしていたくせに、取締強化前の殆ど公衆猥褻的なアキバ風景に絶句してしまったものだった。

また、田舎だと、下手にオタ趣味がバレると同年代からの虐めの対象になるのみならず、近隣住民に「某さん家の息子さん、変な趣味を云々」なんて噂が広まるので、しかも口伝していく内に異常な変態として神格化されていくので、最悪の場合自宅に「隠れて生きよ」を実践しなければならなくなってしまう。ので、綾波の絵を踏み踏み、隠れオタとなって生きることになる。

ところで、上のような理由で地域格差だけじゃなくて、地域差もまた存在すると考えられる。抑圧されたオタクのうちからは、やがて異端者が現れるだろう。恐らくは、彼らの多くは妄想の扱いに長けた存在であり、少ない情報からオタク的な楽しみ引き出し、増幅することを得意とするだろう。或いは、一部に極端に固執した、オタクの中でも極端に偏執狂的な存在となろう。これは、無数のオタク情報を扱うことに長けた、現代的な都市オタクとは若干異なっていることだろう。井の中の蛙は大海を知らず、されど天の高来を知るもので、流行マンガアニメも、その名さえ知らないという人が、ひとたび彼の好むものの話となると、信じられないくらいに輝き出すものである。

2007-06-02

これって病気

自分が三人目みたいに感じるの。…って、綾波ってわけじゃなくて!

自分が人と話してるんだけど、それをどこか遠くから眺めてるみたいな気分になるの。

その会話をどこか遠くで眺めてて「あ、次はこういえばこの人はこう返してくるだろう」

「そこでボケれば爆笑!」とかって、私は私をゲーム操作感覚で動かしてる。

これって病気?皆こんな感じ?気付いたらこんな風になってた。

子供の時はそうじゃなかったと思うんだけど…。

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