はてなキーワード: 喫茶店とは
数年前、Yahooのゲームでのチャットを介して知り合った女がいて
オセロとかやりながら、旦那の愚痴とかそいつの趣味の話しとかを適当に話したりしてた。
向こうも子どものいない専業主婦で日中暇しているから、いくらでも話せた。
そのうち、最寄り駅が同じ路線だということが判明してオフで会うことに。
最初は喫茶店とかでご飯食べながらリアルで愚痴を聞くって感じだったけど、なし崩し的に身体の関係に。
ゴムなしセックスをしてたらいきなり「あ、血液型なに型?」って聞いてきたから
「O型」って答えたら「じゃあ中に出してもOKだよ」って言われて、一瞬理解できなかった。
その後半年ぐらいして向こうから「もう会わないでおこう」の電話。
ハッとして恐る恐る聞いたら「妊娠したから」と言われた。頭が真っ暗。
「違う、違う。旦那ともしてたからたぶん旦那の子」と言われて
なぜそう言い切れるかわかんなかったが、泥沼は避けたいしそれを信じて、
何だよ旦那ともちゃんとやってたのかよ、と思いながら連絡を絶った。
そんで今日の出来事。昼間、自宅兼事務所で作業しているといきなり彼女からTEL。
女「……久しぶり」
俺「う、うん。元気?」
女「そんなのどうでもいいから」
俺「え、なんなの?」
女「ちょっと伝えておきたいことがあって」
俺「え、なに」
女「うちの子、たぶんあんたが父親だわ。顔に面影ある」
俺「……え?」
女「うん、それだけ。一応、伝えとこうと思って。じゃ」
電話を切られて数分何も考えることができなくなって呆然としてた。
え、なんなの、いきなり。それを伝えてどうするの。マジで。今もわからない。
今はたぶんイタズラでビビらせてストレス解消しよう、みたいなんじゃないかと思ってる。
はっきり言って会ったのは数年前だし、写真も残ってないから顔なんてもう曖昧。
向こうだって同じはずで「面影がある」なんておかしい。
質の悪いことするよ、ホント。……でも、事実だったらどうしよう。
向こうはどうするつもりで、俺はどうすりゃいいんだろう。
http://anond.hatelabo.jp/20100107000853
今更何だといった感じですが、あの後、ある程度の結末を迎えましたので、聞いていただければと思います。
なんというか、その……結果としては、
ダメでした。
振られた、というより告白まで、いきませんでした。
あの後、二、三度、二人だけで出かけたりしました。デートというとデートなのかもしれませんしデートじゃないといえばそうじゃないような微妙な感じでした。(その度に「行ってみたい喫茶店があって」等の言い訳?というか、そういうものがあったので。そのたびに「いいよ、つきあうよー」みたいな。軽いノリでした)
そんでね、まぁ私もさすが根っからの喪女というべきか、男性に対する耐性みたいなもんが全くなくてですね。
まあ思い返してみればこのまだ短い人生、男性から優しくされたという経験がまるでからきしだったわけです。
だから、というのは言い訳になってしまうかもしれないんですけど、別にそういう人だからって、全員がそうなるわけでもないからね、ただ、まあそういう感じだったわけです私。
なんで、彼が、その「デートもどき」の最中に向こうから手をつないできたり、頭をなでてきたり、あまつさえ私があれだけ望んでた「可愛いよね」とか言われたりとか、最終的にほっぺたにきききスしてきたとかそういうことをしてきたとき
私はうっかり「この人私に気があるんじゃね!?あるんじゃね!?」と浮かれてしまったんです。はい。
喪女なのに……なんて馬鹿な妄想をしてしまったんだろう。二次元と取り違えてた。これ、コナミが出したラブプラスGSとかじゃないってのに。三次元だってのに。現実だってのにさ。
もうね、なんていうか、これくらいで浮かれちゃったり喜んじゃったりする私ってどんだけ馬鹿なんだろうと思いました。友人は美人でモテる方で、こうしたことは百戦錬磨なんですけど、まあ彼女だったら100パーひっかからないトラップですよ。堂々とひっかかってる私って……どんだけ落としやすい女なんだとwマジでなんだか情けなくなりました。
まあ「もしかして気があるんじゃね」「イケるんじゃね」と浮かれてからも、だからといって微妙にメールを増やしたりまたこっちから誘ってみたり電話してみたりと地味に活動をしていただけで、告白するなど積極的な活動はしてなかったわけですけど。
そんなこんなで、「もうちょっと積極的になってみようかな」「告白してしまおうかなもう!」とか一人盛り上がってた最中。サークルで、合宿みたいなものがありまして。5月中旬頃ですかね。それの最終日の前日、軽い打ち上げみたいなのを夜行いまして。
色々準備してたら、彼と、新入生の女子が二人して手繋いで部屋に入ってきたんです。
アレ?と。
アレ?おかしいな、と思った瞬間、彼の友達がですね、「大発表がありまーす!」とか、まあいって、結婚式の司会よろしく立ち上がってるわけですわ。
で、「〇〇君と△△ちゃんが付き合うことになりましたー!」と言うんですわ。
皆、「えー!」「マジでー!」「はえぇしwww」とか、大盛り上がり。
二人、照れながらもちゃんと手をつないで、そそくさと立ちあがって「いやぁどうも」な感じでそれに応えてて。
その新入生の女子がまた、よりによって、喪なんかの私になぜか懐いてくれてた子で。
マイナースポーツのサークルなんだけど、その子は全然やったことないっていうから、色々教えてあげたりしてて。
「◇◇先輩(私のこと)、教え方上手ですよねー!尊敬します☆」とか、ちょ、言い過ぎでしょwwwっていうような事をいってくれてたりしてて。可愛い子でさ。
なんか、色々その辺の思い出がグルグル回って頭真っ白になりましたよ。
といっても数秒だけど、ほんと、「えっ?えっ?」って感じで。目の前の情景がよくわからない。周囲のはやし立てる声が小さく聞こえて、なんだか映画の画面でも見てるようだった。幸せそうなカップルを皆ではやし立ててる、青春によくありそうな図だなー、ってどこか遠い物としてみてた。そうやって多分10数秒なんだろうけど、ぼーっとしてたら、
「びっくりだよねー!!」
って突然大きな声で後ろの友達に言われて、そこからはもうなんか自動筆記状態つーか、「友達に恋人ができたという報告を聞いたときのごく普通の友人としての反応」みたいなのを自動的に演じるモードがカチッと入っちゃった感じで
「だよねー!!ほんとびっくりだし!!でも、お似合いのカップルだよね!!」
って言わんでもいいことまでペラペラと止まらなくなりました…
その後も皆と一緒に「全然分からなかったしー!早く言ってよ(笑)」「ていうか〇〇に△△ちゃんは可愛すぎてもったいないだろ(笑)」とか、ちょwww私とまんねwwwwバーサクモードwww状態。
幸せそうな△△ちゃんにも「まあでも〇〇君さ、優しい人だしよかったと思うよ!頑張ってねってのは変だけどさ(笑)よかったね」とか言っちゃう始末。何いい先輩ぶってんだよ私…。止まらないよ……。
もうそんな感じで後は頭真っ白なまま、オートモードで過剰なほどにやりすごして、なんか、全部終わって寝る時間になって、ふっと糸が切れて、無闇になきたくなったけど、ここは合宿で、家でもなくて、泣けもできずに。
でもどこかやたらに冷静な自分がいることも一方で感じていて、「このまま泣かずになんとか明日までやりすごせちゃうな」ってことをどこか悟ってしまっていて、そんな自分が更に「なんだ、そんな程度だったのか?」と微妙に悲しくなるやらで。考えていたらよくなさそうだったから、敢えて考えずに、自分の担当じゃない片付け手伝ったりとか、色々してた。
で、合宿終わって、家に帰って、結局誰にも、彼どころか友人にすら私の想いは伝わることなくいつのまにか-終了-してたんだなwwwバロスwww喪女らしいわwwwwと思いながらなんとなくちょっと泣いてみた。でもなんかすぐおさまってしまった。あーあ、悲劇のヒロインぶるのもイマイチできねぇやと思いながら大好きなスルメをヤケ食いしてみた。
△△ちゃんがまた、普通にいい子で、なんか私なんぞを慕ってくれちゃったりしてるから、余計に憎めなくて。別に実際△△ちゃんが悪いとかいうわけじゃないし、ていうか別に誰が悪いわけじゃないしなぁ……だからこそ余計気持ちの持って行き場がなくて、なんだかなぁという気分。
△△ちゃんは何も悪くないのに、以前のように話しかけてくれたりしても、なんだか、どうしてもこう、ピリッとする。心の奥がっつーか。だって、話の中には当然「彼氏」の話も含まれてたりするわけだよ。ていうかジャンジャン含まれてるわけだよ。△△ちゃんは私が〇〇君をどう想ってたかなんて知る由もないからさ。彼とどこどこへいって、とか、こんなこといわれたんですよ、どう思います?とかさ。
〇〇君は〇〇君で、「女子の意見聞けるの◇◇しかいないから」みたいな感じで、「彼女」との付き合いの悩み(?)とかを漏らしてくるわけですよ。それもまあ私が以前からサークル内でおちゃらけキャラだったがゆえに、割りとアレな、「もうホテル誘うとか、いやかなー」とかそういう悩みまで。つーかぶっちゃけ、セックスした事実を別口で二人から知らされたりしました。どういう罰ゲームやねん。それも私も「いい友人」「いい先輩」モードを抜くタイミングを逸したまま、「ちょwwそんな情報いらんわボケw」とか「そっかーついにしたんだー。大丈夫だった?なんか変なことなかったー?うんそれならいいんだー」とか(喪女なのに何言ってるんだっていうね)言っちゃって、二人からは相変わらずなんかラブラブなノロケ的なものを聞かされたりでさ。
なんつーかもう、それ繰り返してるうちに、「恋愛」というものに冷めていく自分がいた。すっぱいブドウみたいな話なのかもしれない。ただ、なんだかスーッと冷めていった。
最近手にとっていなかった二次元を見て、「ああ、なんてことしてしまったんだろう」と思った。
喪なんだよ、あたしゃ。そうだったんだ。何忘れてたんだろうと。
男に優しくされたことなんて全くないから、ちょっと優しくされただけでのぼせたという、なんと悲しくなるほどありがちな話なんだろうかと。情けない。本当に情けない。悪い男にすぐひっかかるタイプだ。そうなる前に、気付けてよかった。
所詮そんな喪女だから、恋愛とか結婚とか無いだろwwwって割り切ってたのに、二次元バンザイ!って言ってたのに。
私は結局、ずっと支えてくれてた二次元を裏切ってしまったんだと、なんてことしてしまったんだろうと思った。
割り切ったつもりでいても実際リアルに人から優しくされると多分人間弱いものなんだ(私だけかもしれんがw)。
今までは覚悟が足りなかった。これからはそういうある種の誘惑にも負けないように、強く二次元を愛さねば。
ブコメとかを見たら、応援してくださった人もいたのに、告白する前にこんな結果で申し訳ないですが…
喪女にはいい勉強だったと思う事にします。読んでくれてありがとうございました。
<追記>
重要な事を書き忘れていました。彼が私のコトを好きだったというのは多分無いです。
彼から「◇◇ちゃん(私)は、異性としては見れないなぁ、親友って感じ」とあれから何度も言われるんですよwwwバロッシュwww私何も言ってないのにwwwwそんな念を押さなくてももう狙わないから大丈夫だってバカヤロウwwwww
多分はてな的に言うと、私は女性として承認されたかったっつーかそういうのに飢えてたんだろーなと思います。実際そういうの縁なかったしwwwで、それがやっと彼によってなされた!かと思いきや勘違いでした乙、というなんとまぁなオチだったという……。
出会い系歴10年。
思い返せば、まだケータイでWEBが出来るようになって間もない頃から出会いを求めて掲示板にプロフィールを書き込んだりしていた。
僕はそれほどモテないというわけでもないし、かといってモテモテでもない。
でも、同じ学校で付き合うのが面倒だったり、友達に紹介されるのが苦手だったり、合コンが嫌いだったりと、様々な理由からリアルでの出会いの場を自ら無くしてきた。
いつしか出会い系サイトは、そんな僕にもってこいの場所となっていた。
おそらく今まで、出会い系サイトを通して会ってきた女性の人数は50を超えるだろうし、今まで付き合ってきた元カノもほとんどが出会い系サイトで知り合ったのがきっかけだった。
そして、いつしか本来の目的からは離れて、出会い系で人と会うこと自体が趣味のようになり、今現在もそれを続けている。
もちろんその出会いの先には、素敵な彼女が欲しいという素直な気持ちがあるのだが、ネットやリアルを問わず、自分から本気で好きになった人とはなかなか上手くいかないのが現実である。
前もって写真は確認していたのだが、出会い系サイトに公開している写真なんて誰もが一番綺麗に撮れた写真を載せようとするわけで、あまり参考にならないことは、10年に及ぶ僕の出会い系サイト経験で培われていたし、写真はそれほどかわいいというわけでもなく、まぁ普通かなくらいの感じだった。
勘違いしないで欲しいが、僕は決して面食ではないし、自分のレベルを客観的にわかっているつもりなので、それ相応の判断基準は設けている。
趣味が合ったため、長い電話も苦にならないほど楽しい時間が過ごせた。
彼女も、楽しかったと言ってくれたし、次の日もおはようメールが向こうからきた。
なかなか出だしは順調だった。
そしてメールでのひょんな会話から、明日会おうという話になり、今日会ってきたわけだ。
都内某駅で待ち合わせをし、10分ほど遅れて彼女がやってきた。
この待ち合わせをしている瞬間が、緊張と期待と不安が入り交じった絶妙な感覚に陥る。
このドキドキ感が、出会い系サイトにハマったひとつの要因ともいえるのだが。
改札を抜けて向かってきた彼女は、写真からは想像できないほどスタイルが良く、眠そうな目に、大人っぽい服装、ダークで魅力的な印象を放つ美人だった。
該当する人には申し訳ないが、だいたいが写真の3割落ちくらいなので、いい意味で期待を裏切られ、一瞬戸惑った。
しかし問題もあった。
僕はやたらと綺麗な人を前にすると、変に気取ってしまう傾向があった。
それに「こんな綺麗な子が俺みたいな男を相手にするはずがない。住んでる世界が違うんだ。」などと、自虐的発想に陥る。
頭をフル回転させて平然を装いつつ、相手の様子を伺う。
しかし、動揺している様子もなければ、特に嫌がっているようでもない。
他愛もない会話をしながら喫茶店に入る。
まだ客が入っていない喫茶店でテーブルを挟む二人。
注文をし、趣味の話題、仕事の話、恋愛トーク、さまざまな話題を広げていき、話を盛りあげようとする。
この辺は、以前電話で長いこと話した甲斐もあって、そこそこ盛り上がった。
しかし、時折会話の途中に入る沈黙の間、平然を装いながら次の話題を探すのに必死だった。
だが時間が経つに連れ二人の会話のテンポにも慣れが生じてか、スムーズに楽しく話せていることに気がつく。
そして次の店へと足を運び、様々な話を繰り返し、決して悪くはない空気がそこには流れていた。
割といい印象を与えられているのかもしれない。
それにしても彼女の魅力は僕にとっては凄まじく、普段はクールだが、時折見せる笑顔が最高にチャーミングだった。
僕はどんどんと、その魅力に吸い込まれていった。
そして夜も近づき、駅まで見送りさよならをした。
また会いたい、先を急ぐつもりはないが、ゆっくりと時間をかけてでも仲良くなっていきたい。
そう思っていた。
しかし、
現実は残酷なほどに厳しく、退廃感を感じずにはいれないほど僕を打ちのめした。
別れてしばらく経ってから、今日はありがとうという社交辞令にも似たメールを送った。
彼女からも社交辞令のような楽しかったよという内容の短文が返って来る。
ここまでは特に問題はない。
そのメールから数時間が過ぎ、僕が「お疲れ。今何してるの?」とメールを打つ。
が、その返事は未だに返っては来ていない。
今まで彼女からの返事がここまで遅れたことはなかった。
結局はそうなんだと。
話も盛り上がって、趣味も合ってたのに。
やっぱ容姿が好みじゃなかったらバッサリ切られてしまうんだ。
そんな悲しい気持ちに苛まれる。
やり場の無い悔しさがこみ上げる。
でも、しつこくするのも好きじゃないし、これ以上メールをする気もない。
ただ、ただ悔しいんだ。
これが現実なんだと。
僕は彼女と会っていた時の緊張から開放された脱力感と、現実を突きつけられた悲しみに疲れ果てている。
そんな午前2時。
ここまで読んでくれた人はありがとうございます。
おそらく「なんだよ、そのくそみてぇなオチは。」とお思いでしょうが、どこかに吐き出さないと自分の器から溢れでそうだったので、こんな日記にしてしまいました。
会う頻度を落としたり会っている時の反応を悪くして予感を感じさせつつ、「話がある」でどっかの喫茶店に呼び出して気持ちがなくなったと伝えるのが定番。
別れようって決めてから遅くても1ヶ月以内には最後通達した方がいい。
別れ話をする時はそれ以外のことはしないこと。デートとかして去り際に伝えるのは一番駄目。
健闘を祈る。
http://anond.hatelabo.jp/20100410064212
個人的メモへの補足
朝鮮戦争の前半、アメリカは数に任せて押し寄せる膨大な中国軍に完全に敗北(その後、38度線まで押し戻すことに何とか成功)したトラウマから、全面的な対決は絶対に行わない。中国もそれは承知の上で、台湾が明確に中国から独立の意思を示していない今、あえて軍事占領するのは国際経済上の不利益が大きいと判断している。
アメリカの台湾戦略は、あくまでも牽制のレベルにとどまる。中国が本気で台湾を占領すべく軍事侵攻した場合、アメリカは台湾を見捨てる。せいぜい台湾内の対中抵抗勢力に援助を行う程度にとどまる。
そんな中国にとって、台湾周辺の米軍基地は、目障りではあってもそれによって困ることはない。中国にとって最も困るのは、台湾の軍事力の強化。そのためアメリカは、台湾への武器売却によって中国を牽制している。
中国の核ミサイルは、日本全土を攻撃できる。沖縄・日本ではその攻撃への対処が困難であり、そのためグアムへの移転が決まった。自民党政権下の日本がどうしてもというので日本にも一部を残すというのが今の状態。核ミサイル攻撃の被害を最小限にするために、現在は極力兵力を分散させたいと考えている。日本の「残ってくれ」という要請は、むしろアメリカの作戦の足を引っ張っている。
なお、グアムには8000人もの人口増大を受け入れる能力は、実は無い。インフラ面、特に水不足が深刻になる。一方、米軍施設が遊休化している隣のテニアンは移転を歓迎している。
いちいち説明するまでもないと思うけど、
なんて状況が今まさに発生している。特に最後のは、北朝鮮の攻撃による可能性が高い。その場合、北朝鮮政権が軍部の一部のコントロールを失っている可能性がある。報復攻撃をすると全面的な戦争に発展するし、かといって何もしないわけにもいかない状況。身動きが取れないので韓国政府は原因究明の名目で時間を稼いでいる。
自民党政権は普天間基地を県外へ移転するという検討を一切行わず、アメリカに対して「全ての案を検討し、辺野古が最善」と説明してきた。
アメリカにとっては、「日本が最善というからそこに決めた。何でその話が変わるの?」という状態。
アメリカが「現行案(辺野古案)が最善と信じている」と言い続けているのは、日本政府(官僚)の顔を立てているため。現政権が、「あれは自民党政権の嘘です。」ときちんと謝罪すればよいだけの話。
日米安保条約では、日本が主張すれば条約の内容も、地位協定も変えることができる。
アメリカは日本が民主党政権に変わったことでこの変更を持ち出すのではないかと恐れたが、鳩山は何も言わなかった。これでアメリカは強気に出れると判断、徹底的に日本側からの提案を拒絶し、困らせる方針を採用した。鳩山は困らせればご機嫌取りに走る。そうすればアメリカは基地以外の要求をいろいろ突きつけることができ、日本の政治をコントロールできる。そして東アジアでの外交がやりやすくなる。
アメリカが実務者協議すら門前払いしているのは、彼らが「アメリカが要望だから」と責任転嫁してくるのを見越しているから。民主党を仕切っているのは元は自民党の政治家。やり方は同じと見透かされている。その責任転嫁と強引な基地負担の押し付けの結果、辺野古の移設が住民の反対に遭い、暗礁に乗り上げている。
アメリカは同じ失敗を彼らは繰り返さない。門前払いは、日本の問題は日本でちゃんと責任を持て、というメッセージ。
実際に、アメリカが佐賀を「ベスト・ポジション」と評価している。とはいえ、これも10年以上前の話。
また、日本国内、どこに行っても北朝鮮の核ミサイルの射程内だが、佐賀の場合、北朝鮮との間に韓国があり、北朝鮮にとってミサイルによる奇襲攻撃がやりにくい。発射後、韓国上空を飛ぶことから、韓国の基地から迎撃しやすい。
筆頭が大阪府。とはいえ、作りすぎで赤字が増大している地方空港はおおむね、移転先の対象。滑走路長1500m以上あると更に有望。基地の受け入れは、赤字をあっさりと解消してくれる。
実弾射撃演習などは、既に静岡などが受け入れている実績がある。普天間だけ県外の自治体が受け入れない、という事態はありえない。
奄美諸島には沖縄以上に過酷な搾取の歴史がある。琉球政府の支配下にあって、島津侵攻時に、琉球政府は奄美を見捨てた。太平洋戦争で日本を沖縄が切り捨てたように。そして沖縄と同等以上の過酷な生活を強いられた。
更に言うと、基地の地代という不労所得によって潤う集団がいる沖縄と異なり、奄美諸島の住民は自らの力で生きてきた。その自信と力がある。そこに米軍基地を押し付けようとしても失敗する。日本政府が海兵隊の駐留が必要と考えているのなら、本州・四国・九州から選択しなければならない。
沖縄復帰後、日本政府はあらゆる手段を駆使して一貫して米軍基地を沖縄に押し付けてきた。
一例を挙げる。
現在は基地の土地貸借契約の更新を地主が拒否できない法制度になっているが、それ以前は、拒否することができた。日本政府は更新に協力した地主に対して莫大な借地料を毎年支払う一方、反戦地主に対しては、土地代を次の更新までの一括支払いとすることで、「一括支払いによる利息分の差し引き」と、「一括支払いで得た所得に対する高額な所得税の賦課」という法の下の平等に違反する方法で嫌がらせを行っていた。これは嫌がらせの氷山の一角。
そして辺野古への移設の経緯。
名護市への普天間基地移設に関しては、公共事業と基地の受入れをリンクさせ、受け入れに同意しなければ名護市への国の直轄する公共事業を無くすと脅迫した。
沖縄本島北部は山と基地が多く、計画的な町の発展が困難な環境にあり、公共事業への依存度も高い。
この恐喝に屈し、当時の名護市長岸本は基地の受入れを表明し辞職、その後、受け入れ派の島袋が市長になった。
島袋は反対派と対立する姿勢を示しながら国からの公共事業の獲得を目指したが、当時の小泉政権はむしろ反対派の弾圧に血道を上げた。環境アセスを強行するために自衛艦をアセス海域に派遣し、反対派の排除を図ったのはその象徴。
自衛隊の銃口を住民に向けたことで、住民虐殺を行った旧日本軍と現自衛隊が同じであることを自ら証明してしまった。
また、小泉政権は受け入れ派を利する政策を怠ったため、「受け入れ表明から13年たっても経済は上向いていない。」と受け入れ派を失望させた。前回の名護市長選挙の結果、受け入れに反対する稲嶺が当選する結果を招いた理由の一つはこれ。
現在もなお受け入れの姿勢を崩していないのは今年任期が切れ、知事選に落選する(あるいは出馬すらできない)予定の仲井真県知事のみ。
先日、政府とアメリカとの密約の中に、米兵の逮捕権の放棄があることが明らかになった。当時の自民党政権と政府官僚は、日本国民が米兵に轢き殺されようがレイプされようが構いません、とアメリカに約束したわけ。
地位協定の改正は日本のどこに米軍基地があろうと重要な問題。アメリカは地位協定の改正の条件として、日本の警察の取調べの全面可視化を求めている。実際には弁護士の同席も要求しているが、落としどころは全面可視化。
犯罪捜査における取調べの全面可視化を行い、地位協定の改正を提案すれば、それを拒否する理由はアメリカにはない。これを行うのは現政権の責任。
数年前から台湾海峡及び北朝鮮の軍事情勢は変化しており、現在は、アメリカの軍事専門家も普天間基地を重要とは考えていない。
必要と主張しているのは日本の政治家であり、アメリカはそれに配慮しているだけ。
北朝鮮の軍事力は経済の疲弊と共に弱体化する一方だし、中国は逆に強くなりすぎ、アメリカが本気で戦争をできる相手ではなくなった。
中国とアメリカが仲良くなる、ということを信じられない人は多いかもしれないが、アメリカは利益のためなら独裁制国家とも仲良くする。そもそもイラクのフセイン独裁政権を長く支持してきたのは、イランを弱体化させたいと考えたアメリカ。(フセインはアメリカと仲が良いことに調子こいてクウェートに侵攻した。)
沖縄の地元紙以外では完全に無視されているが、沖縄県内の住民の反発は政府やアメリカの想像をはるかに超える。というか、日本政府やアメリカが甘く見すぎ。
固定化・県内移設を選んだとき、米軍の(少なくとも施設)は破壊の脅威に晒される。
沖縄の徹底した反戦教育のおかげで、人を標的にした破壊活動は、おそらく無い。無いと信じたい。
神奈川などでは米軍基地に対して手製の迫撃砲や、基地を狙う方向に向けられた砲身が発見されることがある。ところが沖縄ではそういう事件が滅多に起きなかった。
しかし、一度だけ、総領事のケビン・メアが、喫茶店でコーヒーをぶっ掛けられる事件があった。これはケビン・メアが石垣に米艦船で乗り付けた際、寄航反対の看板を勝手に持ち去り、廃棄して「ゴミを捨てだだけだ」と言い放ったことがきっかけ。コーヒーをかけたのは本土出身者だったとのことだが、彼とて沖縄の住民であることには変わりはない。
石垣に米艦船の寄航を誘致したり、与那国に陸上自衛隊を誘致しようという一派が活発に活動しているように、沖縄の意識も変わりつつある。相手が物であれば、コザ暴動のような事件がいつ起きても不思議はない。
嘉手納・普天間基地は、フェンス1,2枚で仕切られているだけで、緩衝域がほとんど無く、脆弱。その上、基地の外に居住し、家族がいる米兵も多い。車はYナンバーですぐに見分けが付く。敵意に囲まれたときに、これほど弱い基地は他にない。
しかもここ数ヶ月間、米兵の犯罪は頻発、傍若無人な訓練も多い。民主党の裏切りと共に、反米軍感情は増大する一方。
現状、極東で有事が発生したとき、嘉手納・普天間を拠点に軍事行動が十分取れるかどうか怪しい。具体例を書くと犯罪教唆になりかねないので控えるが、かなり簡単に運用が困難になる状況に陥る。ここに米軍基地を維持するのは、もはや不可能だと考えた方がいい。
asin:447800319X
asin:4569774555
http://www.city.nago.okinawa.jp/DAT/LIB/WEB/1/20090408keii.pdf]
インターネットをローカルな使い方をしたい人が、検索とかリンクを嫌がるのは、むしろ自然な感情だと思うし、ちょっと話の次元が違う気がする。パスワードをかけると不便なことも多いから、検索とかリンクから人が入ってくるのを止めることで、程よいローカルさを保ちたいんだろう。それはそれで、尊重しても良い話だと思うよ。
「インターネットに公開している以上は、世界中からのアクセスを受け入れるべきだ! 検索避けだとかリンクを嫌がることは罪だ!」的な主張をする人もいるけど、インターネットの使い方なんて人それぞれで良いと思うしね。
まあ、外の喫茶店で話をするような感覚なんじゃないかな。屋外で話している以上、喫茶店にいる限られた人に聞こえてしまうのはみんな構わないけど、だからといってその話をネットで全世界にまで公開されたら嫌がるっしょ。
ttp://kirik.tea-nifty.com/diary/2010/03/post-8d59.html
フリーの伝道者となった業界最薄毛の小林弘人氏のtwitterで面白いRTが。
ttp://twitter.com/kobahen/status/10556580355
[引用]RT @matchan_jp “今アメリカ版Kindleのベストセラーリストは1〜5位まですべて$0です” #freemiumjp RT @kobahen “無料配信で電子書籍の売り上げが増加” ttp://oneclip.jp/p7EVF4
こ、これは…。
こりゃただのチラシじゃねえかああぁぁぁーーーーッ!!!
最先端のビジネスモデル、話題のハードウェアで行われている最前線で繰り広げられているのは、フリーとラベルを書き換えた原始的な「無料お試しセット」戦術ッ…!!
死屍累々のビットバレーを生き抜き… 二度のネットバブル崩壊をかいくぐって、ようやく、ようやく見えてきた新しい時代が… 街頭で配られるチラシ同然の…! 最新技術を使った… 原始資本主義ッ!!
AppStoreでもAmazonでも繰り広げられる、ローテクな口コミさくらマーケティング、それが嫌で走った果ては、昔ながらの八百屋ですら実践してきたワントゥワン、振り返れば化粧品業界が、テレビ通販が、量販店が、名古屋の喫茶店のモーニングセットが、近所のスーパーが、日がな手がけている目玉商品の大幅値下げor無料プレゼントと、それに釣られて高利益商品を買ってしまうand思わずリピートしてしまう馬鹿カスタマー誘引メソッドだと…!?
これのどこがハイテクだッ! どの辺が次世代だッ! 責任者を呼べ! 被害者は叫べッ! 結構本気の馬鹿と暇人のためのイット業界そのものが実現しつつあるじゃねーか! もっと格調高い情報産業の高付加価値ワールドじゃなかったのかッ…?
年収2000万もあって節税対策をしていないのがどうなのか?って話なんじゃないの?
連結決算で、赤字出せるんだから、嫁でも何でも喫茶店やらせるなり、小料理屋やらせるなり、好きにすれば良いじゃないの?
そうやって、儲かっている人が副業始めて経済を良くしてくれることを期待しての連結なんだから
それをやらないで、お金を消費するだけか、デットマネー化じゃないけど、貯金するだけなら、そりゃぁ、高い税金要求されても仕方ないじゃん。
お金持ちなら、直接的に事業展開するか、自らの意思で資金運用して投機じゃない投資をしてよ。貯金は当然としても、ある程度はそうしてよ。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100221-OYT1T00509.htm
いずれこうなる時が来るとは思っていたが、絶望した。
俺は、「全面禁煙のカフェでエスプレッソを飲みながら、買ってきた文庫本を読む」よりも、
「古い喫茶店でうっすいコーヒー飲んで、タバコ吹かしながらヨレヨレの手垢のついた東スポを読む」方が幸せなんだが、
http://www.asahi.com/national/update/0123/TKY201001230147.html
当然の帰結として、タバコ規制の次はアルコール規制ってことになる。
「他者に不健康を撒き散らす」ことが罪悪なのは当然だし、理解もするが、
「自ら望んで不健康になる」ことすら罪悪とみなされる世の中になるのは、納得できない。
でも、酒も飲めない、タバコも吸えない世の中で、健康に長生きしたとして、
そりゃ簡単。
あなたのロジックは、今回の論題に於いて適切ではない。
あなたが「弱者」と定義する人間は、あなたのロジックに即して弱者ではない。
そして、あなたの言う「強者」が別段稼げない(今回だと、「稼がない」が適切か)人間を馬鹿にしてるわけではなく、
研究職のような立場の人間、ぼくらのようにノルマに追い回され、休憩と言えば喫茶店ではてなって人間より
遥かに羨ましく感じることもあるってことだけを伝えたい。
今回のこの論題に関してはぼくが自己主張すべきことは大して無い。
ただ、「あなたが言うようなことは間違ってる」と一個一個潰すだけ。
あなたが「弱者」としてる人たちは「弱者」じゃないよ、とかあなたの言う「強者」だけどそんなこと考えてないよ、とか
カネ以外にもヒエラルキーの源泉はあって、ちょっと価値観をずらすとぼくの方が負け組みだよ、とかね。
幾らなんでも、金と学歴を持ってるだけで他人を見下すクズ扱いなんてたまったもんじゃない。
もし、あなたが「強者は弱者に配慮せよ」って軸で論陣を張るなら、
ぼくはぼくの人生経験に即して反論を述べるから、別トピ立てなよ。
そして、不幸だと嘆く自由は誠にあると思うし、ぼくはことさらにそれに対して批判を述べる気はないよ。
弱者に留まるのもまた個人の自由だし、弱者であることに価値を認定する思想もある。(いささかマルクスじみてるけどね)
そういうのもまとめて、ぼくは自由だと思うよ。
ただね、他人の内心を「あいつら俺を馬鹿にしてんだぜ」みたいに、しかも凄く間違った前提で語られると
「それは違うよ」と述べるだけで。愚痴を述べるのは結構だよ、でも愚痴の中に些か間違った設定で「悪人」を定義して
「金持ちは悪だ、俺らを見下してる」みたいな前提を突っ込むのはいかがなものか。
ぼくは「差異」だと思ってるよ。
電車で知り合いに会った。けど無視した。だってキモイし、友達がいないって言う噂だ。
駅を降りて歩いていくと、画廊で個展が行われてる。安いし、いいと思うけど買わない。なんか面倒くさいし。
そのまま歩くとコーヒーが飲みたくなった。ちょうど喫茶店があったけれど、小汚いからいいや、マックで飲もう。
デブがハンバーガー食っていたので、共食いだと笑ってしまった。コーヒーを飲んで気分がよくなってしまったのだろうか。
メールが来た。メル友からだ。彼女の好きなバンドのボーカルが自殺したらしい。
キモイ。少し変なやつだと思っていたけれど、こんなメールを送って俺にどうしてほしいんだろうか。
どうして自殺なんてするのだろう、がんばったらチャンスはやってくるだろうに。
今日さきほどの話。時間をつぶす必要があったので、喫茶店に入って iPhone をいじっていた。
となりのテーブルには女性二人組。片方の40歳ぐらいの女性が「ミルクティーを飲みたいのだけど、ミルクティーは癖のある茶葉とはあわないの。くせの少ない紅茶はどれかしら?」と中身のない鼻のつくスノブっぷりに「知識無いのに、通ぶるな!」と心の中で突っ込みながら、その女性のその後の話に聞き耳を立ててしまった。
「Vista, Vista…」と聞こえるので良く聞いてみると「Windows95を使っているのだが、最新のVistaにアップデートしたい!しかし、メールのデータを引き継げるかどうか心配。インターネットにつなぐときにダイアルアップでつないでいるんだけど、ネットショッピング中に電話でもかかって来ないか気が気じゃない。」(要約)とのことらしい。
「え、セブンじゃなくてVistaなの?」「そもそもWindows95が入っているようなハードでVistaを動かせるわけないじゃん。」「ダイアルアップでインターネットしてる人っていまでもいるの?」と心の中で突っ込むことさらに3回。
随分ポジティブな非モテだな。数ヶ月後には脱オタしましたとか言ってそう。
で年齢がわからないから、アドバイスし辛いんだが、30前の男性と想定して、勝手にアドバイスしてみる。
対人関係能力について。
よく、「同性の友達となら話せるのに」って言う奴がいるけど、その前にまず「自分の趣味以外の話が出来るか」を考えた方が良い。同性の友達がそもそもいないってのは、非モテ云々以前の話。
いきなり異性と話す訓練をするのではなく、「同性の友達と、自分の趣味以外の話題で話を保たせられるようにする」が先。
そうすれば、共通の趣味が無い相手とも話せるようになる。
それが出来るようになったら、次に、「同性の友達プラス異性」という環境で話せるようにする。
異性と話せない理由が、大体「共通の話題がない」「異性を前にすると緊張して普段通り話せない」の二通りだから、その二つをクリアするようにする。
共通の話題が無くても話を保たせるのは、同性で訓練できるが、異性を前にした緊張は同性じゃ訓練できない。
で、後者はどうしても、自分に「異性は特別な存在ではない」とか「普段通りで良いんだ」とか言い聞かせて、何とかしろ、としかアドバイスできない。
世の中には、そこそこ格好良くてモテそうなのに、異性の前だとテンパっちゃって全然ダメなタイプとかもいるから、こればっかりは難しいと思うが。
いきなり二人きりとかだとダメージでかいから、とりあえず友達と友達の彼女とか、友達と友達の女友達とか、そんな感じで協力して貰って場数踏むしかないわな。
「女慣れ」って言葉があるように、慣れだと思うし。
ファッションについて。
モデルやイケメンを目指すわけじゃないんだから、気負う必要はない。人並みで良いんだから。
最初から気負って、ブランドだのファッション雑誌だのに手を出すと、長続きしないか、あるいは勘違いイタキャラになるかのオチ。
ネットで「脱オタしました。おまいらにファッション教えてやろう」みたいなこと言ってる人は、大抵「そこまでする必要ねーよw」って位ファッションに拘ってたりする。
長くなったけど、服装はこの程度で十分だと思う。
イケメンになるのが目的じゃなくて、非モテから脱して人並みになるのが目的なんだから。
街中の人見てるとわかるけど、オシャレじゃない、フツーな感じの格好の奴で、十分彼女がいたりする。
上記の物を一度に揃えようとするとお金かかるけど、穴開いたりしなきゃ5年は着てられるわけで。
ポイントは「いつ会っても同じ服着てるな」と思われないようにすること。
ナンパはやめておいた方がいい。
というのも、いきなりじゃ話が続かなくて、スキルの向上にも何にもならない。
レベル1で、はぐれメタルと戦いまくっても、倒す前に逃げられて全然経験値入らないようなもん。
それにナンパで異性に慣れても、合コンとかならともかく、普通に遊んだりとかの場だと通用しないことがある。
人間観察は確かに大事。
喫茶店とかマックとかでも良いから行って、街中歩いてる人の格好見たり、店内の会話を盗み聞きしてるだけで十分参考になる。
多分、「世の中そんな雑誌に出てくるようなオシャレしてる奴は少ないな」ってのに気づくと思う。
フツーの格好で、フツーの会話してれば、フツーに彼女が出来るんだなぁ、って。
で、非モテである以上、現状その「フツー」じゃないのだから、まずはフツーを目指せば良い。
途中の容姿についてとかは、上のファッションについての所で述べちゃったから飛ばして、最後。
結果に固執しないのは、本当に大事だと思う。
非モテがそこから脱出しようと思ったときって、要するに「彼女欲しい」とか「女の子と付き合いたい」とかの欲求があって行動を始めるわけだけど、実はそれが一番マズイと思う。
というのも、フツーの格好で、フツーの会話して、フツーに彼女出来てる連中は、別に気合い入れてオシャレしたり、気合い入れて会話したり、気合い入れて彼女作ろうとしたりしてなかったりする。
そんな中、非モテが気合い入れた格好で、気合い入れた会話して、気合い入れて彼女作ろうとしてると、なんていうか「ギラギラしすぎる」感じになって、かえって異性から敬遠される。
非モテは、ただでさえ、自然に異性と過ごしたり、異性の前で自然に振る舞うのが苦手なんだから、その上で「彼女欲しい」オーラが出ちゃうと、もう端から見てても「頑張ってるみたいだけど、アレじゃモテないだろう」って感じになる。要するに空回り。
だから、行動してすぐ結果を求めるのではなく、「3年後くらいに彼女出来てたらいいなぁ」って位のスタンスで、むしろ3年後までは仲の良い異性の友達が出来ても告白したりアプローチかけたりしない位のつもりで行動すると良いと思う。
とりあえず外堀を埋める感じで。
そうすれば、3年経つ前に、大抵の人は「フツー」になってて、フツーに恋愛出来てると思う。
もちろん、世の中にはどうあがいてもその「フツー」になれない人もいるが。
大人しく清楚で、そこはかとなく白百合を感じさせるような娘だった。
もちろん俺は会話したことなく(その子自身、特定の真面目グループとしか会話してなく)俺の一方的な片思いだった。
偶然、その娘と同じシフトとなり、打ち合わせで初めて会話することが出来た。
実際会話してみると暗い娘なんかではなく、俺のつまらないジョークにも心から笑ってくれた。
文化祭、自分達のシフトの時にお客さんが多かったことに二人して喜んだ。
「どこに連れて行ってくれるの?」
意外にも、その娘は小悪魔のような瞳を輝かせてOKしてくれた。
まあ、二流の恋愛物だったが、途中、その娘の手をそっと触ると、強く握り返してくれた。
なぜその娘の瞳が輝いたのかは、その時には理解出来なかった。
「ボウリングやったことある?」
俺の質問に「う、うん」とあいまいな返事が返ってきた。
ボウリング場でその娘が15オンスのボールを選んだ時、俺の中の何かが警告音を発した。
その娘の運命の第一投、
完璧なフォームから投じられたボールはスピンを描いてピンを全てなぎ倒した。
「ょっしゃーー」
命についてのチラシを道端でもらった。
ちらりちらりと文面に目を落としてから、びりびりに破いて捨ててしまった。
渡してくれた女性に真ん丸お目目で見つめ返されたから、こういうときの目は十五夜の満月よりかは楕円形になるのだと、ちょっとした発見をした。
いやー、役得役得。
少し上機嫌になって鼻歌なんかを鳴らしながら、ぼくは目的地への移動を再開することにした。
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ」
そこへ、背後から突然の声。振り返ると、先ほどチラシを手渡してくれた女性が食いかからんばかりに睨みを利かせてきていた。
たぶん、ぼくと同じぐらい。二十代前半の成熟し始めた瑞々しい風貌をしている。
ただ、その顔が今はとても怖い。
くわばらくわばらと怯えきってしまったぼくは、咄嗟の判断で両手を高く上げることにした。
反抗する意思が無いことを示せば大概の問題ごとは解決するのだと、婆ちゃんの教えに記してあったのを思い出したのだ。
「何でしょうか」
それから極めて冷静に、彼女を刺激しないように言葉を選んだ。これも、ばあちゃんの教え通り。マニュアルは完璧にこなしたつもりだった。
なのに、依然として彼女の目は柔和になってくれない。そればかりか、予想だにしていなかった言葉を投げつけられてしまった。
「何も糞も無いわよ。失礼な人ね。私だってね、好きでこんなことしてる訳じゃないのよ。迷惑に思われているのだってわかってるわよ。でも、やらなくちゃならないの。母さんが許してくれないのよ」
「はあ。それはそれは、大変なのですね」
けれども、そのこととぼくとの間に一体どんなつながりがあるのかがわからない。むしろ、無関係であるようにすら思えた。というか、無関係だろ。お手上げ状態のまま考える。
確かに彼女の怒りとか、不満とか、それらはぼくをきっかけに爆発したのだろう。けれど、そんな醜態を見せられたとしてもぼくにしてあげられることは一つも無い。
だから、一礼してその場を立ち去ろうと思ったのだ。できるだけ飛び切りの笑顔を残せば、大丈夫だと思った。
だったのに、再び背後から、今度は腕を掴まれた。がっちりと。万引きの現行犯に対しても、こんなに強固な束縛はしないのではないかな。万引きなんてしたことないから知らないけど。
「どこ行くのよ」
言った彼女は、一層の怒気を漲らせて般若のような顔をしていた。
「あなたのせいなのよ」
「何がですか」
「全部よ。もうこの場所にはいられないじゃない」
何を言っているんだ、こいつは。
向けられた一言に眉を自然と潜めてしまったぼくは、半ば本気でそう口にしてしまいそうだった。
ただ、女性には紳士然として対応するべきなのだと爺ちゃんから教わっていたから、一つ深呼吸をすると、にっこり微笑んであげた。
「それは災難でしたね。ご心中をお察しいたします。大変なお立場だ」
「全然わかってないじゃない」
鼓膜が破れそうな声だった。驚いた周囲の人たちも、訝しむような視線を送り始めている。
ぼくは彼らにぺこぺこと頭を下げて、どうもお騒がせしてすいませんと愛想笑いを振りまいた。
「ちょっと聞いてるの」
「はい。何がでしょうか」
抓まれた耳たぶをぐいぐい引っ張られて、ぼくは彼女に視線を戻す。あともう少し遅れていたら、耳が千切れてしまっていたに違いない。思った以上に彼女は力持ちみたいだった。
「だから、全部あんたのせいだって言ってんの。責任取りなさいよ」
「はあ。責任ですか」
「はあ」
いまいち納得できないけれど、彼女が言うのだから、少なくとも彼女の中ではそうなのだろう。ぼくはその責任とやらを取ってやらねばならないらしい。
随分と面倒くさい。
ため息をついてから、覚悟を決めた。
「で、具体的に、何をしたらいいのでしょう」
「とりあえず、何か飲み物がほしいわ」
わかりました。なら、そこいらの自販機でなにか買ってきましょう、と提案しようとした傍から、彼女は一軒の喫茶店を指差してこう言った。
「おごって」
「……わかりました」
仲の良い友人と喫茶店で喋っていて、知り合いが「水は答えを知っている」のことを目をキラキラさせながら喋っていたという話をした。
自分としは笑い話をしたつもりだったのだが、彼は真顔で「え?俺もあの本好きだよ」と言う。
彼とは読書が趣味という共通点があるので、お互い文学の話やたまに政治の話もしていたのだが、まさか彼があのエセ科学本を無批判に信じ込んでいるとは
思わずショックを受けた。
僕はドーキンスの話を引用して、検証不可能なことは科学ではないと何度も言ったのだが、彼は認識の相違という逃げ場に逃げ込んで話は平行線となった。
それまではお互いに楽しい時間を過ごしていたのだが、それで一気に空気が悪くなった。
あまり仲の良くない女の子なら、俺は笑って流せたのだが、同じ価値観で離せると思っていた男の友人が無批判にあの本を信じ込んでいて、しかも
「道徳と科学と分けることに何の意味がある?」と発言したのには驚きを通り越して失望した。
なんとなくやるせない。