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2024-08-02

anond:20240801163942

高校生の頃から登山をしてきた人間として、妥協解決方法を挙げる。

子供が生まれから子供と一緒に行ける日帰り低山しか行かなくなった。低山は人が少ない分、道迷いのリスクはあるが、GPSが発達してきてそのリスク大分減った。

もちろん、事前の地図読みと、上りの際の分岐確認写真をとりながらチェック。登山口と下山口が異なる縦走などは極力避けている。

あと、日帰りだと、荒天時はそもそも行かなくなるので、さらトラブルは少なくなる。

ただ、登山を始めたころは、高い山、有名な山にどうしても登りたくなる。

実際、有名で、沢山の登山者がいる北アルプス表銀座だって自分が歩いてきた稜線が円弧を描くように空中に伸びている景色は、自分の体の小ささと、それにもかかわらず、歩き続けられた自分の足の強さを同時に実感できる。

南アルプス北岳からみた富士山は、山と山のあいだの空気の厚み、上空から地上までの空気の重なりを、青色グラデーションが教えてくれる、絶景中の絶景だ。

とりあえずの必須条件として、子供GPSを持たせることと、計画書の提出(所轄の警察と家庭用)から初めてはどうだろうか。

子供GPS位置情報携帯電話パケットサーバーに定期的に送る機器だ。電池が長持ちし、自ら電源を切ることができない。保護者(妻)は数分ごとに地図場所確認できる。ここ数年で商品が増えた。

主な登山道なら、ほぼ携帯電話圏内だ。音声メッセージを送ることもできる。月額700円くらいだ。

計画書は登山者のためでもある。ガイドブックを参考にしながらでもいいし、地図を見ながらでもいい。日帰りでも、行動の節目節目で計画した時間通りでなければ、引き返すきっかけになる。

どうしても、日本アルプスなど高山に登りたいなら、小屋まりをやめることから提案しよう。1日の行動時間距離が長くなりがちだし、何かあったときの装備が貧弱になりがち。ウルトラライト一見機能的だが、トラブルには弱い。あれは体力も経歴も十分な人がやる事だ。

あと、バリエーションルートもだめだ。滑落しやす場所もふえるし、トラブル時に他人の目がない。登山道も迷いやすい。テント災害時にも有用だ。(これは山好きが道具を買ったとき家族にする言い訳典型だが。)

テント泊で夜明け前(夏場なら4時くらい)に歩き出し、10時か11時にはテン場に到着、あとは食事して夕方に寝るような計画にすれば、行動範囲は狭くなるが夕方の道迷いや午後の荒天に遭いにくい。

ご主人は、休みがとれるみたいなので、予備日は必須。焦らないで日程をこなせるようにしよう。自分は雨の日の停滞が意外と好きだった。

あと、冬は絶対ダメ。あと、秋も日が早いから要注意。8月の日照時間は、5月のそれとほとんど変わらない。道迷いは夕方におきる。

さらに、ご主人は、高尾山からスタートだということなので、首都圏在住だと思われるが、関東から東の山は早く日が暮れる(日本標準時比較した西日本と比べて)。低山で練習したくなる時期の、ちょっと涼しくなる9月は、昼過ぎには登山口に帰るくらいの気持ちでないと危ない。

 
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