はてなキーワード: クラビとは
暗い音楽が好きだ。
自分が明るい人間なのか暗い人間なのかよくわかりませんが、とりあえず暗い音楽が好きです。
そして、ソウルにはそんな音楽がいっぱいあるので、ちょっと紹介してみようかと。
Curtis Mayfield - Billy Jack
https://www.youtube.com/watch?v=oaj29ZBzCbw
まずはニューソウルの一角カーティスを。おれはニューソウルの中ではこの人が一番好きです。
カーティスと言えばスーパーフライがよく取り上げられますが、この曲が入っているThere's No Place Like America Todayもマスターピースと言って良いです。タイトルからして暗い内容が予想できるこのアルバムの 1st トラックがこの曲。
ダウナーなレゲエアレンジが秀逸。1,2拍を抜いたドラムにワウギターとクラビが加わった、引っかかりの強いリズムがアタマをグラグラゆさぶり、そこに乗るカーティスのファルセットが胸に迫ります。そして中間で挿入されるホーンで涙腺は崩壊するわけです。
Give Me Water - John Forte & Valerie June
https://www.youtube.com/watch?v=KaIORi2ovNc
おれはミシェル・ンデゲオチェロのアルバムで初めてヴァレリーの声を聴いたのですが、かなりインパクトありました。
ミッドハイあたりに固まった独特な声は、その後もずっと頭にこびりついていて、たまに youtube なんかで聴いていたんですが、残念なことに本人の作品はあんまりなんですよね。。
だったんですが、ジョン・フォルテにアサインされたこの曲でヴァレリーの魅力を再認識させられました。
ギターが同じリフを延々繰り返す土臭いソウルブルースに彼女の声がはまり切ってます。フォルテのラップもキマっており、完成された一曲だと思います。映像もかっこいい。
Gil Scott-Heron "The Prisoner"
https://www.youtube.com/watch?v=eC_9xmAN21U
ギル・スコット・ヘロンの暗い曲と言えば、Winter in America が真っ先に思い浮かぶわけですが、あえてこの曲を取り上げます。
ドラムとピアノが散文的な演奏を聴かせるパートと、滑らかで美しい進行を見せるパート、を繰り返す構成になっています。その上でギルは一貫して熱の入ったポエティックな歌を聴かせています。そうした歌から、美しいピアノソロに入って行くところや、最後の(歌の)ロングトーンが胸を打ちます。
winter~ と比べるとずっと地味なんですが、この曲の重たくよどんだ感じがハマる時があるんですよね。。一時期毎日聴いていました。
Aloe Blacc - I Need a Dollar (Live in Studio)
https://www.youtube.com/watch?v=lDyUhI1ArPo
最近売れた曲なので、耳にした人も多いかと。
暗い内容ですが、ダウナーではないですね。むしろアッパーと言っても良いくらい。ライブということもあり、押しの強いダンサブルなアレンジでいまどき感があります。
曲としては、突出したアイディアなどは無くストレートに歌の良さで押していて、アーローの骨太さが良く出てると思います。
アーローを聴いてると、「ソウルは本当に一周回ったなあ」と感じます。「ファレル並に」とまでは言わないけど、この人は日本でももっと評価されて良いんじゃないかなー。