2022-07-12

推し認知されてアカウント消した

推しから認知でしばらく人生が狂っていたので、備忘録がてら書いた。

雑多なアカウントを1つ持っている。

まずはリスインして、その後ずっと追い続けたいなという人をフォローして、というようなTwitter人生をここ10数年続けている。

ある日衝撃的なくらい解釈が合う二次創作を読んだ。

何だこれ。

こんなことがあるのか?

他の作品も全部最高だし、同じジャンルを通っていて、こんなに自分が読みたいものを出力している人類がこの世にいたなんて、と頭を殴られた気分だった。

すぐTwitterアカウントを探して、普段から解釈感想ツイートを見て、大好きになった。

推し誕生である

感想を送った。通販していた作品を買った。ほしい物リストを探したが、なかったので諦めた。投稿頻度が高いので、その度に嬉しくて感想を送った。感想フォームが設置されているタイプで、感想もらえると嬉しいですと書いてあったから、何度も送った。その度返ってくる返信も嬉しくて全部いいねしていた。

これが良くなかったんだろうけど。

フォローが返ってきた。

いいねをすれば通知オフでない限り、当たり前にわかる。

この時点では、まだそんなに深刻に捉えてなかった。

推しフォロー数とフォロワー数があまり変わらない人だったから、一定期間経ったらフォローを返してるんだろうと思ったからだ。

いいねが飛んできた。

この辺りから、おや?と思い出した。

フォローされたところで、こちらのツイートなど読まれていないと思っていたので、全く気にせず普段通りツイートしていた。

今までも作品RTをしたり、そのまま感想を流したり、フォローされる前と全く変わらない行動をしていた。

が、それに推しからいいねが飛んでくるとなれば話は別である

感想を整える前の、最高……とかあまりにも良い……みたいなそのままの感情いいねされる。

きもいオタク感想ツイート読まないで!!!!!!!!!!!!! と正直思った。推しは清いので、美しいものだけに触れていてほしいからだ。感想を書く時は、かなり頑張って言葉を選んでいる。推しに直接届くものは、良いものでなくてはならない。そういう義務がある、と思って背筋を正している。

いつものフォロワーならいい。

またやってるな〜と見守られていると分かるからだ。

でも推しは違う。

推しフォロワーになってほしいわけではない。

Twitterはどんなことでもツイートしているので、思ったことやらやったことやら何でも垂れ流しだ。

いや、マジでアカウント分けろって話……

1度やったが複数アカウント管理が面倒になってやめた。

わざわざ好きでやっていることに、そこまで気を使ってやりたいと思えなかった。

そういうわけで、付き合いの長いフォロワージャンルは違えど、考え方や暮らし方の方向性が合って、お互いに元気そうだな〜と見守るような関係性になっている。と自分は思っている。

この心地良さが大好きだ。顔も名前も知らないけれど、今日食べた夕ごはんのおかずも、今ハマっているジャンルキャラクターも、1週間前オススメしてた映画を見てくれたことも知っている。

フォロワーいつもありがとう

死ぬまで絶対Twitterにいてくれ。

話が逸れた。

それだけTwitterに住んでいて、それが暮らしになっている。

そこに現れる推し

もちろん生活の中に推しは欠かせない存在だ。

そこに在る事実だけで世界を照らしていると言っても過言ではない。存在しているだけで有難い。推しの分の税金自分が払いたい。しか存在していることをこちら側が観測でき、なおかつ作品Twitterも公開してくれている。巡り会えた奇跡に、感謝気持ちしかない。生きていてくれてありがとう永久にあれ。

でも、いいねは、ちょっと違くない……?

リプライが飛んできた。

ここで、あ、Twitterってツイートすると他の人もツイートを読めるんだ、と気づいた。

この当たり前の事実に、やっと気づいた。

推しってもしかして自分ツイートを、読んでる……?

部屋が汚いツイートも、炊事全くしないツイートも、仕事行きたくないってごねてるツイートも、全部読まれていた可能性がある……?

リプライの返信をするまでは、リプライのことで頭がいっぱいいっぱいだったが、その後上記の考えが頭を巡り、それどころじゃなくなった。

推しに美しくないものを見せているかもしれない可能性だけで、穴に埋まりたかった。

書いていて思ったが、推しのことを神格化しているんだろうなと思う。

自分のところまで降りてくることがない存在だと思っているから、安心して推せる。

神様は個々人ではなく人類眼差しを向けてくれるから、そういうやつだと思いこんで。

ももダメだ。

個として認知されていることを、自分でも認識してしまった。この感情が何かわからないが、ああ終わった、と思った。

アカウントを消した。

付き合いの長いフォロワーだけ再度フォローして、鍵をかけた。

今も推しのことはリストで追っている。ツイートはいいねではなく、ブクマにして、感想は変わらず匿名で送り続けている。

最初からこうしておけばよかったんだろうなと思う。

認知されたくないという気持ちがあることに、認知されて初めて気づいた。

こんなに長くTwitterオタクをやっていても、新たな発見があるんだね。

今後は道を違えないように生きていこう。

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