2021-06-29

マナー自体必要

雇われ税理士だよ。

もともと勤めていた会計事務所の所長に後継者がおらず、有資格者だった自分に後を継がせてくれた形で法人設立して代表税理士になったよ。ラッキー

代表となり、先代が自分のやりたいようにすればいいと言ってくれたので社風を変えたくて規則や慣習を多く削ったんだよね。

そうすると自分が30代で入社歴も下から数えた方が早いからかベテランさんは気に食わないようで、辞めていく人が続出した。

それは幸いにもすぐに補充できて、むしろ自分が目指したかった雰囲気にはベテラン邪魔だったので好都合。

自分が取り入れたかったもの、それは「自由」。マナーとかルールとか無いからそこら辺は自己裁量で、ということ。服装など業務に直接関わらない部分は各人の裁量にお任せすることにした。

以前は慣習的にスーツネクタイと革靴、女性はお客さんに会うときは夏でもジャケットだったんだけど、顧問先の多くは中小零細企業スーツを着る業種はむしろ少ないから、こちらの服装にも無頓着な人ばかり。

初めの頃はそう言われてもといった感じだったけど、1年もするとほとんどの職員がノーネクタイ、夏にはポロシャツや出かけない日はTシャツで来る社員も出てきた。女性陣も自分たちのラク服装をするようになり、オシャレを楽しむ職員もいた。とはいえお客さんと接する仕事なので堅苦しくなく清潔感がある服装という部分は各々が守っていてお客さんからクレームは皆無だったんだよ。

また事務所内装も変えてフリーアドレスに。以前は外履きのままで外と内の区別が無かったけど所内は内履きとしサンダルスリッパにした。

ちな自分スーツネクタイと革靴という従前のまま。代表という立場柄、堅苦しい服装常識である会社やその他関係者に会う機会が多いの…。別に自分社会的意識の変化を望んでいる訳じゃねーので単純に実利を取って社会迎合するまでだね。そこで自由服装をするメリットがねーです。全く外出しない時はノーネクタイだけど。

この変化を皆が受け入れてくれていて自分としても満足してたんだよ…ある時までは。

法人賞与の時だけ明細を個別に手渡しする。面接というほどでもないけど1対1で職員意見を聞きたから。

所内が変わって時間が経つにつれ、その面談の際に他の職員への不満が増えるようになった。

それは、あのお客さんに会う時はネクタイをするべきだと思うがあの人は何も考えていない、とかスニーカーはいくらお客さんに会う日では無いと言えやり過ぎ、あの子のあのピアス社会人としてどうかといった服装のことからフリーアドレスだがあの職員がいつも同じ席、あの人が使った後の机が汚い、スリッパや靴のしまい方が雑といったものまで何でもござれ。

そうするにつれ側から見てあからさまに不仲と分かる職員も出始めて職場空気が悪くなっていったよね。

全体に向けてやんわりと注意を促しても当人には伝わりづらく、かといって直接言って告げ口されたと言われては敵わない。

もう自分いつまでもこんな事で頭を悩ませたくないので、ある決断をした。それが細かく規則にしてしまうこと。

一気に決めてしまうと不審がられて不満が出ると思い少しずつ増やしていった。

銀行員と会う時はネクタイスニーカー禁止チノパンではなくスラックス女性は垂れ下がるようなピアスノースリーブ禁止といった服装面。

その他机は帰る際に必ず拭く、スリッパは向きとつま先を揃えて置く、イスの上に足を置かないといった小学生のようなルールも決めた。

そして実際この方が職員同士の不満が減ったよね。

自由と言っても各々のラインがあり、他人がそのラインを超えた自由行使していると、腹が立って不満が溜まるみたい。あくまでうちの事務所職員の話しってだけだけどね。

それまで失礼クリエイターwwとか思ってたけど、マナーってホント先人の知恵だわ。

社員からすれば自由ラクだとは思う。ただ所内をコントロールしなければならない立場だとはっきり言って業務に直接関わらない部分はがんじがらめにしてしまった方が圧倒的にラク。そんなとこの不満なんてマジでウザいだけだし。

自分としては不本意なことになったけど何よりも利益を出すことが大事なのでね。

特に人材資産のこの商売では所内の雰囲気マナーと呼ばれるものベース規則ルールで縛ってしまい、職員には雰囲気を気にせず業務のみに集中してもらいたいと思った次第です。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん