2021-05-17

推しCPと決別してきた話

今日、これまで最推しだった非公式NLカップリングと決別してきた。

具体的には、パソコンエクスプローラースマホフォルダから自分の創ってきた作品をすべて消してきた。pixivアカウントも変えた。今日時間がないのでしないが、近いうちに、自サイトから作品をすべて撤去するつもりだ。

3年くらい前、そのCPを好きになって本格的にそのジャンルに入った。そのジャンルは、今年で初めてゲームが世に出てから20周年だった。それからしばらくするまで、そのジャンルほとんどは公式CP好きか腐女子しかいないことを知らなかった。もっと早く知っていて、かつ己の発信力の無さを把握できていれば、回避できたのかもしれない。

ほとんど誰も自分の描く最推しだったCPに興味を示さない。中には腐女子さんでも理解をしてくれる方は数名いたが、リツイートまでして拡散してくれないのである。これじゃ見る人は一向に増えない。

しかも(NLだけの話だと)人生一番の地雷である対抗CPばかりに人気が集中しているのであるいいねは当然、多くのリツイートもついている。それだけ対抗CPばかりが支持されているということだ。ストレスたまる一方だった。

その対抗CPは一概に公式CPであるとは言い難い。アニメで一瞬片想い描写がほのめかされていた程度で、その後ストーリーにはまったく生かされておらず、そもそも原作ゲームでは出会ってすらいない。

アニメというメディアの一部でしかないところががほのめかした程度でなぜみんな肯定的に受け入れられるのか。他のファンに対してずっと疑問だったし、不満でもあった。自分推しNLCPには目を向けようとすらしないくせに。やはり公式非公式かで違うのだろうか。だとするならばそれは差別的だし、理解しようという努力が足りなさすぎる。

ここまで読んで「お前は反応がもらいたいだけだろ」と思った方も中にはいるだろう。そのあたりについては、こちらも特に否定しない。

自分作品への注目度の無さと地雷CP存在のもの、また向き合い方に2年悩み、導き出した結論が「ジャンルごと最推しCPを切り捨てる」であった。

というのも、その前にいたジャンルにも地雷はあったが、その前ジャンルの熱が冷めると地雷CPごと心底どうでもよくなったことがあったからだ。その前ジャンルで(意図せずとも)できたんだから、このジャンルでもできないはずがない。

自分は良く言えばフットワークが軽い方であり、悪く言えば衝動性が強い。思ったことはすぐ行動に移すのだが、しかしこればっかりは5ヶ月程度と時間がかかってしまった。それでも今日、実行することができた。断捨離が終わった後は、なんだか解放された気分だった。

こうして"最推しCPを自ら殺した"わけだが、よくよく考えたら自分人生はこんなことを何回か繰り返したと思う。例えば、某SRPGゲーム運営による特定キャラ依怙贔屓に嫌気が差して、推しを捨てて自ら身を引いた(今は一応復帰している)ことがある。

少し以前まで、自分勝手な事情推しを捨てたりシチュエーションを選別することが悪であり、そしてこのCPの最推しであることばっかりは譲れないと、ファンとして誇りを持っていたが、考えを変えたことでそうとは限らないと思うようになった。結局、(何でもそうだが)趣味より自分健康の方が大事なのだと今は思う。

後悔はしていない。出会いがあれば、遅かれ早かれいつか別れが来る。それが今日だった。それだけのことだ。

最後に、彼らに別れの言葉を告げてからこの3年と3ヶ月間の歴史を闇に葬り去ろうと思う。

君たち。君たちと出会って自分人生が変わった。それは確かだ。毎日のようにストーリーを練ったり絵や漫画を描いて、いつも楽しかった。

しか自分はこだわりが強すぎた。それは今でも変わらないし、むしろ悩み始めたあの時より強くなっていると思う。楽しいと同時にいつからか苦しくもあったんだ。描き手が闇落ちしてしまっては、君たちは幸せになれない。だから、この気持ち区切りをつけるためにも今日、君たちに別れを告げに来たんだよ。君たちのことを想ってのことだ。怒ったり悲しんだり憎んだりしないでほしい。

君たちは自分の知らない世界のどこかで、どうか幸せになってください。それが君たちへのひとつの願いです。

それじゃ、さよなら

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