学生時代は、吃音がひどく、それを馬鹿にされつづけ、人の目をみて話すことができない人間だった
自分の思考がまとまらないうちに、勝手に口から言葉が出てしまう感じで、やたら早口で、どもってしまうので、相手に「は?」と聞き返されることばかりで、終いには「僕が話すと、相手に申し訳ない」と思い込んて、話すことをやめてしまった
そのせいで、コミュ障に拍車がかかり、大学では飲み会拒否ってサークルに参加しない、典型的な「ぼっち学生」として、単独行動ばかり。
「一人きりのほうが、気楽でいいや」と、同世代とは接しないでいた
じゃあってんで、暇な時間を無駄にしないために、バイトをすることにした
どうせなら、自分の弱点克服したいって、思いで、人と話すバイト選んた
だって、このまま、ずっと一人きりはまずいと思ったし、社会性無くなりそうって、恐怖感がすごかったので
で、知り合いのつてで塾講師になった
塾講師ってのは、基本、テキスト通りに進めて行けば良いので、台本があるとめっぽう強いコミュ障の僕には、案外むいていたのかと
ようは、言うことが決まっていれば、すんなり話せるので、これが吃音解消に良かったのかも
そんなこんなで、いつしか、あちこちの支店にヘルプで入るのも厭わないバイトになった
お陰で、吃音はなおったけど、結局大学では友達も彼女もできなかった
そりゃそうだ
ちなみに、バイト先では、ほぼ話さない、授業中だけスイッチが入るタイプだったので、バイトがおわれば即帰宅する、つれないやつでした
そんなこんなで、同世代とのコミュ障は解消されないまま社会人へ
まあ、面接は、その場しのぎの愛想の良さは、バイトで身につけたから、台本通りに話せば受かるし
で、ここからが大変
営業ってのは、商材の良さをアピールするとか、そこが重要ではないんですよ
「じゃあ、あなたにお願いしようかな」って思わせるのに、信頼関係は必要でしょ
なんで、会話のきっかけつかむために、天気の話からはじめて、何とか会話が続くよう努力した
「この人とは、険悪になっても、その場限り。逆に言えは、仲良くなれば、こっちのもん」という思いで、バカにされても、無視されても、怒られても、何とか会話するよう努めた
嫌になりかけても、生活がかかっているのでやめらんない
逆に、成績良ければ、お金もらえる
当たり前だが、こんな感じに強制されないと話せないのが、コミュ障
んで、社内でも、円滑に仕事するために、同僚、上司とのコミュニケーションを頑張った
はじめは、要件しか話せない機械みたいなやつだって言われたけど、徐々に打ち解けて、冗談混じりで会話できるようになった
同僚との会話も、少しずつ出来るようになった
学生時代は、何話せばいいのかイマイチわからなかったけど、同僚とは、仕事という共通の話題があるので、昼休みとかに仕事の話をきっかけにして、色々話すようになれた
社会人なので、面と向かってバカにするなんてことはもうないから、ストレスもない
とりあえず笑っておくとどうにかなるってこと
嬉しかったら、素直に喜んて、感情を表に出すようにしたら、表情ができて、無愛想って言われにくくなった
あと、とりあえず、自分の出来る範囲のデッカイ声出しておくと、何言ってんのか相手には伝わりやすいので、バカにされなくなる
バカにされないってことは、
「自分も人並みになった」って自信がついて、話すことを躊躇しなくなる
あと、女性のほうが明らかコミュ力高いので、その話し方とかも、できる範囲で真似てみた
「なるほど、こう切り返すのか」って、いいなって思ったら実践してみる
語尾が柔らかくなるので、印象いい感じ
普通の人からすれば、当たり前すぎて、アホみたいな話かもしれないけど、コミュ障が、同じ土俵に立つためには、それなりに努力してるんだってこと言いたかったので、増田に書いた