2017-02-04

愛とは「ただひたすら相手幸せを願う感情」のこと

http://d.hatena.ne.jp/kanjinai/20170202/1486027602

↑ここに書いてあるけど自分も愛ってそういうことなのかなと思う。

旦那いびき歯ぎしりがうるさくて眠れないので早朝4時のリビングでこれ書いてるんだけど、これまでの半生で「ああ、これが愛ってやつだな」と理解できたことが一度だけあって、まだ独身だったころにうちの店にバイトに来ていた大学生のことを思い出した。

の子自分にとってなぜ特別だったのかというと、それまで出会った老若男女すべての人の中でもっとも話が合う人だったからだ。

まりにも合うので、最初は「合わせてくれているんだろう、気を遣わせて申し訳ないな」と思っていたが、よくよく話を聞くうちにその子もどうやら同世代の友人からは「ちょっと変わった人」と思われているようで、なかなか話の合う人がいないとしきりにぼやいていた。精神年齢がすごく高い子だった。

最初は弟のように大切に思っていたが、自分の中でいつのまにかそれが恋愛感情に変わってしまった。

向こうにとってわたしは話の合うバイト先の社員さん以上の存在になりえないことはよく知っていたので何も行動には移さなかったが、わたしはたぶん彼に「愛」という感情の正体を教えてもらったと思う。

自分が思うのと同じように相手自分のことを思ってくれないのは確かにしんどいのだが、そういうことは些末な悩みなのだ

彼がこの世に生を受け、今この瞬間にも地球上に生きていること自体に尽きることのない感謝と喜びの感情があふれてくる。

書いてて何言ってんだこいつ自分で思うけどそうとしか言いようがない。

彼の存在自体価値であり、財産であり、わたしのすべてを投げ打ってでも守るべきものなのである

信仰に近い気もする。

彼が誰かほかの女性幸せ結婚をしたあかつきには、わたしは内心「ちくしょおおお」ぐらいは思うと思うけど、でもなんか「よかったー」って思う気持ちのほうが勝りそうな気がする。

これがたとえば元彼とかだと正直どうでもよい。

旦那だとどうか。わたし離婚して別の女性再婚したとしても「ちくしょー」ぐらいはやはり思うと思うけど「よかったー」とはたぶん思わない。増田なので言えるのだが旦那のことをわたしはもう今は愛していない。異性として好きだけど、人として愛してはいない。恋と愛とは全く別物だ。愛は上記の通り信仰に近い。男とか女とかがあんまり関係なくなってくる。わたしは件の大学生に、確かに恋もしていたのだけど、でもセックスをしたいという欲求はあまりなかった。特定男性と親しくなるとその延長線上に性的欲求が絡んでくるのはごく自然なことだと思っていたのだけど、そういう「好き」とはなんかこう、違うのだ。いっしょにしないで!って感じになる。いや普通男の子なんだよ。天パだし、なんかおっさんが履くみたいなスニーカーだか革靴だかよくわかんない黒い靴いつも履いてくるし、ビートたけし元気が出るテレビで着てたみたいなへんな柄のセーターをいつも着てるし、ここまで書いたらわかると思うけど決して彼はイケメン枠の人ではない。天パだし。でも違うのだ。彼はそういう対象じゃないのだ。こういうことを考えてると「おまえじゃあ旦那は一体何なんだよ」とセルフ突っ込みが入る。ひどい女だよな、と。旦那はなんだろう。パートナーだとは思っているのだけど、でも精神的な交流が本当に今ない。家建てたばっかりで、通勤時間が長くなってすごい疲れて帰ってくるから、いろいろ話しかけても生返事だし、こないだそのことで、疲れててちゃんと話ができなくてごめんと謝られたのでそれ以来こちらもあまりあれこれ話題を振らずにテレビ見ながら一緒に笑ったり軽めの雑談をちょこっとするくらいにはしてるんだけど、んでセックスレスで、毎日一緒に寝てるのにセックスレスで、求めることも、求められることもなく。これもう駄目なんじゃね?って毎日思いながらご飯作ったり洗濯したりワイシャツアイロンかけたりしてる。なんか、ごめんね。旦那ごめんね。愛がなくなってごめん。いやそもそも最初は愛していたのかな?わたし旦那を愛した瞬間はあったのかな?あの大学生ときのように、いっしょにごはん食べた帰り道、別に大した話はしてないのに世界中が輝いていた(比喩ではなく、本当に物理的に輝いていた)、こんなわたしでも存在を許されていてもいいのかもしれない、と思えた、あの夜のような感激を、旦那に感じたことは?ない。うん、ないな。いやなくていいんだと思う。別にそういうのがなくても、好きなんだから大丈夫なはずなのだけど。なんでこうなっちゃったんだろうな。なんでかな。あ、旦那トイレに起きてきた。



http://anond.hatelabo.jp/20170202184146

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