2015-06-11

ミス・ユニバース宮本エリアナさんの話に思うこと。

ミス・ユニバース日本代表に選出された宮本エリアナさんが話題になっている。

彼女黒人とのハーフであるがゆえに日本人から差別経験し大変つらい思いをしたという。

そしてその部分に海外マスメディアが注目し彼女日本から差別をなくしたい、改善していきたいというインタビューの内容を取り上げている。

実際日本黒人への差別存在するのは事実だと思う。

特に子供のころからとなると小学生中学生レベルだとほとんど歯止めも聞かないのでまずまず差別を受けた経験が0などということは想像しがたい。

Facebook等でのコメント差別的コメントが多かったのも事実だ。

だがしかし差別的なことに五月蠅いはてな民ですら直接的に賛同しているコメントほとんど見られない。

たとえば以下の記事では宮本エリアナさんに対しての日本マスメディアがあまり取り上げないことに対して疑義を問いただしている。

はてブではその記事に対して「そもそもミス・ユニバースは以前から取り上げられていない」というコメントが多数散見される。

日本では宮本エリアナさんに対する賛同コメントかなり少ないように思える。

さてなぜだろうか。

あくまで私見ではあるが述べさせていただきたい。

個人的意見としてはそもそもコメントにあるように、ミス・ユニバースという大会のものが注目されていない。

以前は朝日放送主体大会が開催されていたが1995年最後大会の中止、その後1998年フランス人実業家イネス・ロングリンによって再開された。

その後は2006年知花くららさんや森 理世(もり りよ)さんなどが好成績を収めた。※森 理世さんはミスユニバースに選ばれた。

この知花くららさんや森 理世さんはハーフではない。

親が日本人日本で生まれ日本で育ち、日本代表として選出された。

彼女たちは立派な日本人である

ところが当時彼女たちはめちゃくちゃに叩かれた。

やれ、不細工だの衣装エロいだの、それはもうぼこぼこである

別にハーフではないのに、だ。

そもそも根本的にミスユニバースという大会のものグローバルな女性審査ミスユニバースを決めるという内容だが(ちなみに顔だけではなく体のスタイルや考え方、立ち居振る舞い等も十分に考慮される)

日本人一般的に備えている美的感覚や考え方等は全く考慮されていない。

はっきり言ってしまうとミスユニバース主催している一部の人間たちの美的感覚や考え方をごり押ししているだけで素晴らしい女性である等と到底思えない。

そんな大会日本マスメディアが取り上げたがるだろうか。

もちろん、実際にテレビなどに出演されて考え方などを聞き素晴らしい方だと思ったことはある。

だが少なくともそれはその方本人の話を聞き始めてそう思えただけだ。

ミスユニバースに出場したからといって素晴らしいのだと思うことははほぼほぼありえないといっていいだろう。

少し過激になってしまうがむしろ、偏った日本人像を拡散し、無用な誤解を生ませる新たな差別を生みだす凄惨イベントといっていい。

西洋世界美的感覚日本美的感覚はまるで違う。

よくジュノンボーイコンテスト入賞者やホスト画像を見てゲイっぽく見えるという話を聞く。

彼らはそれが明確な差別だとわかっているのだろうか。

その国にはその国なりの美的感覚存在し、美しさに対する基準は違う。

中性的であればゲイなのか?

個人的には宮本エリアナさんが日本人ではないとは思いません。

国籍に関しても明確に今後日本国籍を取得すると明言していますし、日本で育ったのであれば私は日本人だと思います

差別存在しないとも思いません。特に黒人は明確なマイノリティーなので無意識差別もあると思います

ですが、ミスユニバース等という差別助長しかねない大会に参加してその口で差別を解消するなどというのは賛同を得られることはないでしょう。

もし、ミスユニバース差別的構造をも同時に解消してやるんだ!という気概があるのなら何も言いませんけどね。

最後ミスユニバース2014の審査員写真へのリンクを貼っておきます

私自身いろいろ考えたことはありますがどう考えるかは皆さんにお任せいたします。

http://www.missuniverse.com/members/judges

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