新卒で入社したベンチャー企業を4年で退職し、キャリアップにつなげ今の会社で好きなことを仕事にしている。
リア充アピールしまくっていたら、なぜ新卒でベンチャー企業に入社しそれが今やってることに反映されるのかを聞かれるようになった。
時期的にもちょうど良い時期なので、その辺のことを書いてみる。
僕はキャリア形成の途中だからえらそうなことは書けないので時系列で書いてみる。
当時僕は修士課程で、研究室のメンバーはバケモノだらけで「研究」という仕事に自信喪失していた。
当時、僕はリーマンショック一期生で、外資系企業は入社したくてもそもそも募集していなかったりした。
そんな中で僕はベンチャー企業ばかり受けていた。
「企業という組織で働く意味を考えろ。スケールメリットを得るために企業に入社するんだ。
大企業に入ってからベンチャーへは転職できるけど、逆はない。」
と、言い。この2つの理由から僕の就活スタイルを否定していた。
僕はそのとき、良くも悪くも自信過剰でどこへ行ってもうまくやれると思っていた。
だから、大企業メーカーやインフラみたいなところへ行くのは同期に任せて、僕は唯一無二の経験が得られるような選択をしたかった。
起業するとかも選択肢としてはあってうまくやれる自信もあったが、それは当時は現実的じゃなく準備不足だった。
だから、先生からの助言は無視してベンチャー企業へ新卒として入社することにした。
その部署に配属された経緯は説明されなかったが、たぶん僕の学歴が高かったおかげだと思う。
この部署ではいろいろなことをやらしてもらい、いろいろな困難がありたくさん悩めた。
上司や先輩もほどよい距離から見守ってもらい、成長できたと思う。
移動先はあまり目立たない部署とは言え、社内でも比較的中心的な部署だった。
しかし、新しい仕事は割り振られず、チームで問題が発生しても議論に入れてもらえずチームの仕事をすることができなかった。
このときこのままではキャリア形成が止まると焦り転職を考え始めた。実際に転職する2年前のことだ。
このときから僕がもし今転職したらどういう履歴書になるか、それはどれくらいの価値なのか、を意識し始めた。
余談だが、「転職したいわー。やめたいわー。」と言ってるやつに限って会社辞めないし転職活動もしない。
部署は変わらなかったが、社内でも困難な仕事をふられるようになった。
このとき、今の経験は履歴書に書いても評価されると考えていた。
実際、転職時に役に立った。
ハードスキルもそこそこに、リーダー経験もついたため履歴書にハクがついた。
このとき、わずかにいる社内評価が低い同僚にいらいらし始めた。
彼らはチームプレーが苦手で、個人プレーとしての評価も低かった。
きっと彼らは望んで企業という組織に参加したのではなく、消極的な理由でここにいるんだろうと思った。
研究室の先生の助言を思い出し、あんな当たり前のことを知らずに生きている人間がいることに驚いた。
急に今の仕事がつまらないものにみえ、今まで楽しかったことも楽しめなくなった。
部署異動を願っても、本当に自分がやりたい仕事はこの会社にはないように思えた。
そう思ってくると、手が動かなくなって目の前の仕事のパフォーマンスも下がり、このままでは社内ニートにまた戻るのではないかと思った。
急いで転職エージェントと手当たり次第面談し、ソーシャル求人で手当たり次第会社訪問した。
このときは新卒時と違って、自分が何が得意で何がしたいかわかっていたし、その根拠となる経験も示すことができ楽に就職活動ができた。
転職に際し、いくつかのキャリア形成に関する本を読んで悩み、家族とも相談し、結局大手の会社に行くことにした。
研究室の先生が言ってたベンチャーから大企業へいけないはうそだった。
なんで今の会社に入ったかは、自分の今後のキャリア形成を考えた上での判断だ。
だけど、ここではこのことについて触れない。
現在は、自分の100%を僕がやりたかったことに集中できていて、仕事も楽しい。
こう言うと業種・職種を180度変えたように聞こえるかもしれないけど、ほとんど変わってない。
だけど楽しい。
転職後、転職後の会社で新卒で入ってきた同僚と僕を比較すると、
ハードスキルは負けているところはあるが、ソフトスキルで十分勝っている自信はある。
ハードスキルも一部の能力では十分勝っていると思う。
転職して間もないので自信を持って言うことはできないが、ベンチャー企業へ行った経験はよい経験だった。
なにが有益な情報か分からないので、こんな小学生みたいな作文を書いてしまった。ごめん。
僕が思うのは、新卒の就活時にハードスキルがなさ過ぎることに対して必要以上に卑屈になる必要はないと思う。
もちろん、学会で賞とったとか有名OSSのコントリビュータでcommit数何件とか、そういうハードスキルの証明になるようなことはアピールすべきだと思う。
けど、それがないからって卑屈になる必要はなく、自分のソフトスキルをアピールできれば良いと思う。