はてなキーワード: エプロンとは
だって、聞いてくださいよ先生(誰)
女試しっていうのやってみたんですよ。女性用のモテ度チェックだそうで。
http://girls.channel.or.jp/wdp/
独身男性の思惑に近いものを選びなさいということらしいんですが。
そしたらなんかいきなり「女性につけてほしい下着の色は?」って聞かれて、
黄も橙も青も水色もベージュもグレーもNEEEE!
若竹色とか鴇色とかまでは言わないから、せめて12色相環、いや虹の七色(日本の場合)くらいは確保して欲しい。
結論:独身男性に色のボキャブラリーを期待してはいけない。やむをえず紫。
選択肢は「ラブリーエプロン」「腰巻エプロン(いわゆるカフェエプロン)」「シンプルエプロン」「小花柄エプロン」
あやまれ! かつて夜なべしてメイドさんエプロンを縫ってカーチャンにプレゼントした俺にあやまれ!
結論:独身男性はメイドさんエプロンを縫わない。やむをえず小花柄。
……とまあこのような感じで、「やむをえず」「やむをえず」選んでいったら、
偏 差 値 6 6
なに、男ってこんなチョロいの? だったら俺もおにゃのこに生まれていれば今ごろモテモテだったんですか?
家庭的な小花柄のエプロンの裾から黒ストがのぞくいでたちで、髪は普段は降ろしてるけど水仕事なんかのときにポニーテールに束ねるその仕草でドキッとさせちゃったりして、女の子たちと仲の良い彼には「なんか妬いちゃうなー」とさりげなくアピール、そしてとうとう公園で交わした誓いのキスはさっき喫茶店で飲んだロイヤルミルクティーの香りで、トロピカルなサンセットのハネムーンはうれしはずかし新婚初夜のめくりあがった先に黒ストから透ける紫のランジェリィで男なんかイチコロやニコロどころか500コロくらいいきますか?
モテるってそういうことなの?
まとめエントリを作ってみました。
あわせてお読みいただければ幸いです。
まあ、どのくらいの数のアニオタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、
「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、
その上で全く知らないアニメの世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」
ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、アニメのことを紹介するために
見せるべき10本を選んでみたいのだけれど。
(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女にアニメを布教するのではなく
相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、時間的に過大な負担を伴う3クール、4クールのアニメは避けたい。
あと、いくらアニメ的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。
映画好きが『カリガリ博士』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は
アニメ知識はいわゆる「テレビまんが」的なものを除けば、ジブリ劇場用アニメ程度は見ている
サブカル度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「エヴァ以前」を濃縮しきっていて、「エヴァ以後」を決定づけたという点では
外せないんだよなあ。長さも2クールだし。
ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この情報過多な作品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に
伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうなアニメ(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの
という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには
一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「アニオタとしてはこの二つは“映画”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
ある種のSFアニメオタが持ってる宇宙への憧憬と、JAXA監修のオタ的な考証へのこだわりを
彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにも谷口悟朗な
「童貞的なださカッコよさ」を体現するハチマキ
の二人をはじめとして、オタ好きのするキャラを世界にちりばめているのが、紹介してみたい理由。
たぶんこれを見た彼女は「ルパンIII世だよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この系譜の作品がその後続いていないこと、これがアメリカでは大人気になったこと、
アメリカなら実写テレビドラマになって、それが日本に輸入されてもおかしくはなさそうなのに、
日本国内でこういうのがつくられないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
「やっぱりアニメは子供のためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「あらしのよるに」
でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この作品にかける原の思いが好きだから。
断腸の思いで削りに削ってそれでも2時間20分、っていう尺が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、
その「捨てる」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。
クゥの長さを俺自身は冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれが
宮崎や富野だったらきっちり1時間40分にしてしまうだろうとも思う。
なのに、各所に頭下げて迷惑かけて2時間20分を作ってしまう、というあたり、どうしても
「自分の物語を形作ってきたものが捨てられないオタク」としては、たとえ原がそういうキャラでなかったとしても、
親近感を禁じ得ない。作品自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
今の若年層でコナン見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
ナウシカよりも前の段階で、宮崎の哲学とかアニメ技法とかはこの作品で頂点に達していたとも言えて、
こういうクオリティの作品がテレビアニメでこの時代にかかっていたんだよ、というのは、
別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなくアニメ好きとしては不思議に誇らしいし、
いわゆるジブリ劇場用アニメでしか宮崎を知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
押井の「目」あるいは「絵づくり」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「終わらない学校祭を毎日生きる」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそアニメ版『らき☆すた』最終話はビューティフルドリーマー以外ではあり得なかったとも思う。
「祝祭化した日常を生きる」というオタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「オタクの気分」の
源はビューティフルドリーマーにあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、
単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういうジュベナイル小説風味の恋愛をこういうかたちでアニメ化して、それが非オタに受け入れられるか
気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。
9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にハルヒを選んだ。
エヴァから始まってハルヒで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、YouTube以降のアニメ時代の先駆けと
なった作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら
教えてください。
「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。
追記
私だったらタイトル選んで紹介されるより、一緒にツタヤ行って「どのへんいけそう?」とか聞いて自分で選ばせてほしいな。
何選んでもバカにしないで、内容解説してくれたら彼を尊敬する
最終的に狙うのは、まさにその状態ですね。
このセレクションのキモって、「エヴァンゲリオン」のところで書いているように、あくまで
「オタクが非オタのためにどこまでオタ臭を出さずにアニメを説明できるか」
『脱オタクファッションガイド』と方向性は真逆だけど、狙っていることは同じ。
それができそうなのが私の場合この10本ということであって、シチュエーションとしては彼女の方が
「ちょっとアニメのことが聞きたいんだけど、何を見たらいい」と聞いてきた場合を想定しています。
そこをディープさを感じさせずに見せられなかったら、なんのためのオタクだよと。
『千年女優』は頻繁な場面転換が人を選びそうなので、それよりは正統的なカット割りのゴッドファーザーズを。
女性原作者のファンタジーアニメはいいと思うんですね。守り人は最終候補に残しましたし、『彩雲国物語』も
チャングムとの比較という点で、長くなければぜひ入れてみたかった。
(10本目から守り人を外したのは、07年テレビアニメで一番非オタにとっても見応えのあるものだと思うがゆえに、
逆にここに入れなくてもいいかなという理由で)
あえて『ハルヒ』以外は原作のないアニメを並べたんですけどね。
プラネテスも時かけも押井うる星も、オリジナルの範疇でしょう。
だからハルヒに乗り気じゃなかったのかな俺は。
連続ものについては、なにも短期集中でなくともいいと思う。
興味がなくなれば自然と見なくなるし、逆に興味が出れば自分からみたがるもんだろうし、
そこそこなら忘れないうちに続きをゆっくり見ればいいんだし。
後段については、それ故に「彼女の方から言い出した」という設定にしているというのもありますね。
彼女が積極的に興味のないものを、いかにオタ的暑苦しさ鬱陶しさを抜きにして、かつ
オタ世界の魅力をあっさりと受け入れてもらうか、そのセールストーク的コミュニケーション訓練が主眼ですから。
基本は「脱オタ」方向なんですよこれ。
これってまさにその確認をするための作業なんですよね。
もしそこで「差がない」と思いこんでしゃべったら、たぶん破局一直線だろうし。
むしろ、差があることを認めてこそ、オタと非オタが相互に肯定しあってうまくやっていけるんじゃないかと
そういう期待はあるんですけどね。脱オタとは、オタをやめることではないと思ってます。
そいつは素敵すぎるぜベイベ。その狂気に触れ共感しつつ、あくまで正気を保ちたいぜ。
そんなパーフェクトジオングみたいな珍妙な生き物居るわけ無いでしょ?
10本程度では酒に慣れる程度で酒の味が分かるようになるかというとどうか?
普通に好奇心が強いだけなんだけどな。そして染まりはしないが理解しようという気はあると。それだけの話だよ。
それに、誰も10本で酒の味をわからせようなんて言ってはいない。だから「軽く紹介」なんだし、きっかけ、入口。
『美味しんぼ』で偏食を直したカツ丼みたいなもん。あるいは今の漫画なら『神の雫』。
基本目が細くて等身が細めのアニメが中心だな。
まあ、萌えに踏み込む必要はないしね。後半はそれこそ「おめでとう」だよな。
お勧めされると逆に引く
いや、レコメンドでは全然ないのだけれど。
「オタが考える非オタのためのアニメ十選」っていう企画じゃない。
……なんでハルヒ?
カリオストロの城くらいで。
つーかムリにアニメなぞ媒介にせんでもええやん。
だからハルヒじゃない10本目、いいものあったら教えてくださいと書いたわけで。
カリ城はどうしても「ルパン」という枠があるので、先入観のないものを。
別にアニメでなくとも、漫画でもなんでもいいと思います。今回はたまたまアニメだと。
…(^ω^;) ((((((^ω^)
そう言いたくなる気分はわかる。けど、ここで目指しているのはそこからの脱却。
可能か不可能かはこの際おく。できると思ってるから書いた。
b:id:fuldagap 愚の骨頂
オタ世界的読解を捨てるわけじゃない。けれどそれは俺個人のもので、彼女にそれを知ってもらったり
まして共有してもらう必要もないだろ。
けれど、彼女がそういう俺の存在を許容してくれるなら、彼女に理解できる範囲で、俺という人間を
彼女がオタじゃあ意味がない、けれどせっかく自分と違うものの見方をしてるのに見守ってくれてるだけじゃ勿体ない。
彼女の感性を汲み取り、俺のコミュニケーション能力を向上させたい。
それくらいの貪欲さは持っていたいものだなと思ってる。
結果として彼女によって俺のコミュニケーション能力が引き上げられたらいいな、という期待を
もつくらいには貪欲でありたいなと思っている。
(tekitousphere - wideangle Weblog 2008-07-23「コミュニケーションの目的は……!」ということ。
での御指摘を受けて、改めました)
むしろそういうほうがアリかも。ありがとうございます。
あと、http://anond.hatelabo.jp/20080723070944にお返事を書きました。
http://twitter.com/wideangle/statuses/865446462
うへー……。
http://twitter.com/wideangle/statuses/865447639
結局「俺の」「能力」なのか。
お気持ちはよくわかります。私の書き方が悪かったですね。
そこで期待しているのは所詮は反射的効果に過ぎません。
そこに期待してもいいだろう、程度のもので、それを得ようという強固な目的意識まではない。
そこであえて「これってSF読みが女の子に贈ってしまう地雷なんだよね」と前置きして贈るってのは
どういうもんなんだろうなと。
そこでそういう風俗を面白がることのできる人もいるだろうけど、それがどういう面白がり方かと
考えてみると、あんまりいい結果になりませんよね。
全部好きな作品からのチョイスですよー。
「勉強のため」だったら『天使のたまご』が確実に入るし、そんなリストはそもそも表に出せるものじゃないです。
種明かし……だよね?天然で書かれたものならあまりにも狂気。ネタ文なら種明かしなしの方が完成度高い。
この場合、どちらともとれるような書き方がいいのかなと思いまして。
そりゃそうです。だから「俺の10本」でしかあり得ないし、「他人の10本」が知りたいです。
そして、女の子が主人公のアニメで女の子が感情移入できるものって、かえって少ないような気がしています。
そこの議論こそ、大切ですよね。
全くです。返す言葉もありません。
だから、見せることなく脳内に入れたまま墓場まで持っていくアニメのリストに結果としてなってしまってもいいんです。
順番に意味はないって書いたじゃん/あんなもん「話せばわかる」なんて思ってるやつの方が希少でしょ。
あれこそ正に「見て感じてしゃべる」ためのアニメだし。だからここに入ってるんだし、話せそうもないなら打ち切ればいいだけ/
楽しかったようで、よかったよかった。
みんな「あそこのお月様が・・・」みたいな話してるのに、僕は書かれた女性の表情がエロいとか考えてた。
ちゃんとした絵の見方みたいなのがあるんだろうなぁ、と思った。
これはその美術館の解説書みたいなのを読むと評価ポイントがわかって面白いよ。
なんか映画のパンフレットみたいで面白いというか、金を巻き上げられているようで小憎たらしいというか。
あと、絵の描かれた時代を知っておくとかね。
「この時代のネコというモチーフはこういう意味だから、絵のこの部分に書かれていると言うことは、作者はこんなことを狙っていたんじゃね?」とか。
飛ぶ鳥を見ていた。大口を空けて、体を仰け反り阿呆のように空を舞う鳥を見ていた。鳥が自由の象徴だなんてステレオタイプに過ぎて笑い種かも分からないけれど、それじゃ、自由って何さ。何処へでも行けることだし、踏む二の足がないということだし、生まれ変わりを信じないということだ。必要がないということだ。
仕事は至極簡単で、かつつまらないものだった。アルバイトのほとんどがつまらないのだろうけど、僕の仕事はその中でも群を抜いてつまらないものだと自負している。自信がある、雇用主には悪いが。
客がひとりも来ないので、頬杖を突いて馬鹿みたいなエプロンを首からぶら提げて、馬鹿みたいなカウンターに椅子を出して座っていた。店長が来ないのをいいことに、半分寝てもいた。実際見つかったらとんでもないことだ、僕はまだ辞めるわけにはいかないのだから。それがどんなに馬鹿みたいな仕事だとしても僕に金銭を齎すことには変わりがない。それに少々の借金もある。前のアルバイト先でのような失敗を繰り返すわけにもいかない。前の失敗というのは要は遅刻したのを咎められて店長を殴ったんだけれど。どんな馬鹿みたいなエプロンだって、僕の馬鹿さ加減には適いやしない。
僕の就業時間が終わる。深夜、空気が冷たくてシャッターを閉めるときに流れ込んだ外気が異様に硬かったのが印象的だった。吉田さんが僕に声を掛ける。
「裏のダンボールも入れないと」
とても澄んだ高い声が眠った脳に響く。
「ああ、オレやるよ」
礼を言うようなことでもないのに、彼女は礼を言う。だって僕はここの従業員なのだから。僕は店の裏手に回り、高く積み上げられたダンボールのひとつを両手で抱えた。屈めた腰を上げると重量が膝まで音をたてるかの錯覚で、響く。腰にくる。以前、ヘルニアで入院したことがあったので少し危惧した。視界の隅に、影。
「んしょっ」
少し喘ぐような、うめくような可愛らしい声を出して彼女はダンボールを持ち上げた。吉田さんだった。
「いいよ、オレがやるから」
僕は主張したのだけれど、彼女は持つのをやめない。
「だって、前にヘルニアやったじゃない。ふたりで片付けた方が早いし」
彼女はそう言う。それで、僕はそれ以上は何も言わなかった。ただ、感慨に耽っていた。
「あたしの方が多分力あるよ」
そう付け加えた彼女は月明かりに照らされて、美しかった。
「まだ、腰かばう感じある?」
吉田さんはそう尋ねた。
「うん、まぁ、少しね。でも大丈夫だけど」
隣を歩く彼女が覗きこむように僕の目を見る。実際、膝の皿の下あたりに水が溜まるという事態になり、注射でそれを取り除いたりもしていた。腰を庇う故の膝への負担である。自己紹介的に話した僕の入院歴を彼女はきちんと記憶し、また気遣ってもくれた。長女故の優しさか、あるいは他のもっと何か別の、よそう。
彼女と初めて顔を合わせてから暫くが経つ。随分もう同じこのシフトで働いていた。僕としてはありがたかった、何しろ僕は人見知りが激しく、またぶっきらぼうな物腰のおかげでとても接し難い人物であるのだ。
「今日は家寄る?」
彼女は尋ねる。
「コーヒー飲ませて」
僕は言う。僕は初めて彼女の部屋でコーヒーをご馳走になってから、いつもこの言葉を期待している。いつもだ。
吉田さんの部屋は可愛らしい。余計な物がなくて簡素だけれど、可愛らしい。
「まだ両親とうまくいってないの?」
彼女は言う。
「…うん、まぁね」
言葉に詰る。僕が彼女の部屋に寄るのも深夜のアルバイトをしてそれ以外の時間は寝てだけいるのも、単に僕と両親の不仲によるものなのだ。彼女はひとり暮しだが、両親とも妹とも仲が良い。それはそうだろう、彼女を疎ましく思う人間などこの世にいる筈もない。忌々しい僕に限った話だ、そんな幼稚な事は。
淹れたてのコーヒーが産声ならぬ湯気を上げる。どちらも湯のイメージ、下らない連想、下らないレトリック。僕の下らない悪癖、嫌気がさす。
「暖房利いてきたね」
紺色のニットのカーディガンを脱ぎ、七部丈のカットソー姿になった彼女は暖房を切らずに言った。決して「暑い」と言ったり、「消す」と尋ねたりしない。だから僕は彼女が気に入っている。クソ忌々しい母親みたいなことも言わないし、親父のように小言も言わない。「親友」と呼びかけたりもしないし、「ちゃんとしなよ」と余計な心配もしない。彼女は全ておいて良い塩梅で、僕と付き合ってくれる。
「ミルクある?」
「あるよ」
吉田さんは立ち上がり、台所からミルクを5つ持って来た。暗にもう二杯ばかし飲んでも良いということなのかも知れない。そういう暗喩なのかも知れない。
僕は以前は部屋に貼ってなかった壁の数枚の写真を見咎めて言う。
「あれ、これ何?」
「へぇ」
意外だった。彼女は合宿なんて行かないと思っていたからだ。例え存在したとしても彼女は断るものだと思っていたのだ。はなから考えに入ってはいなかった、当たり前だと思っていた。
「戻る気ないの?」
「いや、まだなぁ」
休学したばかりですぐさま復学するのはないにしても、いずれ、だとしても、まだそういう気にはなれないのだ。僕は「まだ」と言ったが、本当は戻るつもりはなかった。例えば彼女に会うためだけには学校に戻れない、こうして会えているからだけではなくとも。
時計は4時を回った。
「面倒なら泊まれば」
僕は面食らった。予想外の言葉であったからだ。僕の家はここから歩いてだって15分くらいだし、帰れないということはありはしないのだから。電車だって使わない距離なのだから。彼女は恐らく僕の心情と事情を理解して、そういう彼女一流の許しと癒しを持って僕に接してくれたのだろう。
「あ、もうそろそろ寝るの?」
彼女は僕と違い、朝が早い。僕は1日ぶらぶらしているだけだから良いが、吉田さんはそうもいかない。
「寝るけど、まだ平気だよ」
「じゃぁ、寝るまではいる」
僕はそう言った。
「ちょっとトイレ入ってて」
吉田さんはそう言った。僕は言葉に従い、取りあえずユニットバスの扉を開け中に入る。ガサゴソという何かをしている音が聞こえるし、胸が高鳴る。僕も馬鹿じゃないから。
「いいよ」
扉を再び開け外へ出る。彼女はゆったりとしたパンツに履き替えて、長袖の薄いTシャツに着替えていた。薄いTシャツの下は下着をつけていない。欠伸を隠す仕草で口を覆ったとき、薄いシャツに乳首の形が浮き出る。僕は心臓が破裂する。
「何か貸そうか?」
「いや、いいよ」
「じゃ、寝るか」
凄い早さで胸が打つ。彼女が目を閉じ、それで僕は彼女が何かを待っているのだと確信して彼女を抱きしめた。更にドンドンと胸が打つ。僕は吉田さんの唇を塞ぎ、薄いシャツを捲り上げた。薄明かりの中、伏せたお椀型の暖かい空気な中では蕩けそうな胸の先に口をつける。ボタンのないゴムのパンツに手を差し入れて、弄る。僕は荒い息遣いで全身を弄った。彼女は声を上げなかったが、気付かなかった。
「あのさ…」
吉田さんの声は「ああん」ではなく「あのさ」だった。聞き間違いではなく、「ああん」ではなかった。僕は突然我に返る。隆起したものも急速に恥ずかしさで萎える。似ているけれど「ああん」と「あのさ」ではすごく違う。
「ごめん、嫌だった?」
僕はわけが分からずに尋ねる。焦る。
「いや、嫌じゃないけど、するの?」
彼女はそう言った。僕は何て答えて良いものか分からない。「する」の反対は「しない」で、「するの」と尋ねるということは「しない」という選択肢もあるということで、果たしてそれは僕が選択することなのかどうか、もしくは「するの?」は「マジで?」ということかも知れない。彼女は僕を罵りはしないだろうが、そういう気持ちは存在するかも知れない。僕の唾液が付着した部分が光っていた。
僕の借金の話をしようか。
僕が少々の借金をこさえた事は話したけれど、一体どんな理由かは話していない。理由はいらないかも分らないが、簡単に言うと罰金刑だ。
僕が学校を休学してはいないが事実的には進級が不可能になった頃、毎日繁華街で何をするでもなく、ぶらぶらしていた。その頃属していた劇団での立場が急激にまずい事になっていた時期で、役も貰えなかった。演出の奴を殴ったせいでもある。わざわざオーディションを合格してまで属した劇団だし、それなりに楽しかったのだけれど、どうもうまくいかなくなっていた。その折、街で喧嘩になった。
全く僕が悪い。何故なら僕が売った。3人組の若者がいたので、そいつらに聞こえるように酷い言葉を呟いた。彼らは一目見て良い恰好しいだと分ったけれど、人並み以上にプライドが高かったらしく応じてきた。3対1の殴り合いになり、勝てそうもなかったのと異常にムシャクシャしていたのとで、刃物を出した。刺してはいないし、少々斬りつけた程度だったけれど、そこで御用になる。実刑にならず、親に肩代わりして貰い今に至るということだ。それでも釈放されるまでは地獄のようだったが。
「するの?」
彼女が悲しそうな顔でそう尋ねた後、僕はまた急速に隆起していた。
再び下着の上から当てた指を動かすと、彼女はとても大きい声を上げた。僕は勢いづいて下着の中へ指を入れて動かす。隣の部屋まで響くような声を、彼女は出す。それから僕は吉田さんの着ているものを脱がした。
「あれ?」
僕は自分のものを彼女の入り口に押し当てた瞬間、不思議な感覚に襲われる。
「あれ?」
もう1度呟く。
「あれ、あれ?おっかしいな、クソ、何でだよ」
最早泣きそうだった。
「気にしないほうが良いよ」
そして彼女はこう言った。
すごい、何もかもが嫌だった。生まれたことすら呪った。僕は学校も両親も兄弟も学友も教授も店長も災害も事件も平和も金も芸術も僕も、何もかもが嫌だった。一番は僕だった。クソ忌々しいアルバイトでこつこつ日銭を稼いで、こつこつ自身の一部分を削って量り売りするのだ。テレビをつければ、クソ忌々しいワイドショーがタレントのセックスを追いかけて、クソ忌々しい番組が馬鹿みたいな笑いを押し付ける。僕は可笑しいときには笑えないし、笑いたいときには笑えない。そういう風につくられているのだ、この国は。いやこの世界は。クソ忌々しい。
爆発しそうだった。最早爆発しか許されていなかった。殺しは許されていなかった、だから爆発しかなかった。僕は何かを巻き込むことが許されていなかった。誰かを巻き込むことを望まなかった、だから、ひとりで、誰とも関係なく、たったひとりで、誰も知らないところで、生まれ変わることを決心した。
弟に車を借りた。僕は免許を持つが車は持っていなかった。
「明日、車貸してよ」
僕は深夜にそう告げた。彼は良い返事で快諾してくれた。二階の自分の部屋で、服を数枚と現金をリュックに仕舞い、地図を用意した。明け方、まだ誰も起き出さない時間帯に自動車のキーを握り締めて荷物を背負い、エンジンをかけて出発する。さらば、僕の生まれた町よ。
国道を快調に飛ばす。明け方は車の数も少なく、頗る順調に進路を北へ向け走った。途中、お腹が空いてコンビニエンス・ストアでおにぎりを買い駐車した車の中で食べた。もう大分町からは離れた。僕は嬉しく思う。遣り直せる、僕のクソ忌々しかった人生はし切り直せる。ただ少しだけ違った、掛け違えたボタンを掛け直せるのだ。誰も知る人がいない町で、何も知らない町で、僕がどういう人間かを知る人間のいない町で。煩わしい些事や柵、絡め取られた手足の自由を、フルに、全開に、僕という人間の素を元を、僕を形作る構成する根の部分で、僕は生きることが出来る。下らないアルバイトともさよならだ。
また休憩のためにコンビニエンス・ストアに立ち寄った。
街灯が点る。
僕は携帯電話を取りだし、吉田さんに電話を掛ける。出ない。もう1度掛ける。
「はい、もしもし」
彼女が出た。
「あのさ、今何処にいると思う?」
「何?何処?分らない」
「なんと、××県にいます。さよなら言おうと思って」
「え?何?何言ってんの?」
彼女は本当に事情が飲み込めないようだ。当然と言える、何故なら僕は去るのだから。そういうものだ、別れとは。
「オレねぇ、遣り直すよ。誰も知らないところに行って、何もかも全部遣り直すんだ。弟から車を借りてさ、ここまで来たんだよ。アルバイトは後で電話して辞めるって言うんだ。お金は心配ないんだよ、実はさ、オレ結構貯金あるんだよね。50万くらいはあるんじゃないかな。朝、銀行が開いたら一番に金おろして、それで、部屋借りるんだ。多分、足りるし、当座暮すには困らないと思う。親に払う借金を返済滞らせてさ、密かに貯めていたんだよ。それで、部屋決まったら仕事探すんだ。オレひとりが暮す分ぐらいは稼げるよ、オレ若いし。そしたら、遊びにおいでよ」
僕は言いたいことを早口で、興奮しつつ一気に喋った。
「車貰っちゃうの?」
彼女は訊く。
「いや、返すよ。だって維持出来ないし、可哀相じゃない。落ちついたら弟だけには連絡して、取りに来て貰うんだ。そしたらオレが生きてることも親には知らせて貰って、捜索とかも止めて貰う」
「心配してるよ」
「あいつらの心配なんか関係ないよ。オレの気持ちは分からないんだもの。育てたのはあくまで「息子」であってオレじゃないんだから」
「そんなに働けないよ、大変だよ」
「大丈夫だよ」
「腰は?痛くならない?」
「それも大丈夫だよ」
少しの沈黙があった。
「何で何処かに行かなきゃならないの?」
「同じ場所にいたら何も変われないからだよ」
「違う場所に行ったら変われるの?」
「多分」
「あたしを嫌になっちゃった?」
「そういうことじゃないよ。だから、生まれ変わるためには全部捨てなきゃならないんだって」
僕は少々イラついていた。水を差された気になっていたのだ。
「この前のこと、気にしてるの?」
「違うって!」
つい怒鳴ってしまう。
「オレの人生だ、オレの人生だ、オレの人生だ。好きなことをして暮すんだ、何も煩わしいことに関わらず、オレは本来のオレのままで、オレの人生なんだ!」
僕は興奮していた。
「今まで、本当じゃなかった?」
「あたしと会っていたのは違かった?それも本当じゃなかった?辛かった?」
僕は答えられなくて沈黙した。そして重い口を開いた。
「だって、付き合えないもん。彼氏いるもん、何も思い通りにならないもん、バイトして、家に帰って、寝るだけだもん」
「あたしと付き合えれば帰るの?だったら、いいよ。付き合おう。だから帰ろう?」
「彼氏は?」
「別れる」
「違うよ、違うもん。それじゃ、意味ないもん」
涙が何故か止まらなかった。さえずる小鳥のように止まない。
「ねぇ、好きなことって何?」
彼女は尋ねる。
「分らない」
「見つからなかった?」
「うん」
「見つけようか」
「うん」
だけど涙は止まらなかった、ただ眩いコンビニエンス・ストアの明かりが滲むのを見ていた。彼女は静かに言う。
「帰ってきて」
「うん」
僕は車の中に常備したティッシュペーパーの箱から数枚を抜き取り、思いきり鼻をかんだ。キーを回し、サイドブレーキを下ろす。ぼんやりと浮かんだ月から漏れた光りが白い車体を照らして、僕は誰も知らない土地で生まれ変わり損なった。
吉田さんの部屋の前で車を止める。彼女は僕が車を着けるずっと前から部屋の扉の前で、二階の柵ごしに階下を見下ろしていた。車のドアを開けて体を半分出して見上げると彼女は真っ青な顔色で今にも倒れそうなぐらい儚げにその華奢でか細い体をやっとの思いで支えているように見えた。彼女の吐く息は白く、そしてまた僕の吐く息も白い。
「おかえり」
頬を紅く染めて、安堵した顔つきで吉田さんは言う。
「ただいま」
僕は言う。
コインパーキングに車を停めて、彼女に連れられ部屋の中へ入る。力なく吹いた風の力ですら吹き消えそうな程彼女の体は軽い。よろける彼女を後ろから支えた僕は思う。そして驚く程冷たかった。暖かな暖房の利いた部屋で、紅潮した顔のまま彼女は熱いコーヒーを淹れてくれた。ぽつぽつと話し出す。
「いいところだった?」
「景色さえ変わらなかった」
「そう」
異変に気が付き、瞳の潤んでいた吉田さんの額に僕は手のひらを当てた。良い匂いがふわりと漂う。
「熱あるじゃん」
「平気よ」
彼女は笑って言った。
「ただちょっと暑いだけ」
「布団敷くから、横になりなよ」僕は慌てて布団を敷く準備をする。
彼女はにこりと朝露の弾ける様のような笑みを零した。苦しさは微塵も見せずに。
薄明かりの中、彼女は僕の手を握る。
「もし迷惑じゃなかったら、手を握らせていて」
咳き込みながら言う。僕は首を左右に旋回させて、掛け布団を捲り体を滑り込ませる。彼女は「うつる」ことを危惧したが、僕はそんな些事を物ともしなかった。取り合わなかった。
「不安だったの」
弱弱しい声で彼女は言った。彼女の常は気丈で、ついぞ聞いたことのないような微弱な周波であった。彼女は僕のズボンの股間に手を這わせた。地形のアップダウンをなぞりひた走るラリーカーのように、布に浮き出た隆起を指で擦った。僕は何も言わなかった。ゆるりと伝わる快感に身を任せていた。布団の中の暗闇で、見えぬところで、僕のズボンのボタンが外されジッパーが下ろされた。下着の上から力任せに擦る。
彼女の手の平は汗がじっとりと滲み、湿気の多い指で、心得た動きで、僕を誘導した。短く空気を切るような吐息が僕の口から漏れる。奮い、僕は彼女の手の甲に自らの片方の手を添えて、静止した。
「大丈夫だから、しようよ」
彼女はまた咳き込み、言う。
僕はゆっくり首を振った。
「違うよ、あたしがしたいの」
手の平を彼女の両目を覆うように翳して、僕は言った。
「今は体が大事だよ」
「大丈夫だよ、ねぇ、触って」
彼女は明らかに何かを焦った。そして僕は告げる。
「吉田さんが大好きです。何よりも好きです。眩しくて、頭の芯が痺れて、でも自分を省みたときに、だから嫌になる。だから変わろうと思った。でも実際は逃げただけだった」
しばしの静寂が息を呑む。
「オレ童貞なんだよ」
彼女は目を丸くしていた。僕は笑わなかった。
「分った、大人しく寝る」
切迫感のない表情で静かに言った。閉じた目で何か考えた後、瞼を勢い良く開けて彼女は言う。
「口か手でしてあげようか?」
「え」驚き、躊躇する。
「ご褒美」
そう言って彼女は布団の暗闇の海、奥深くに身を沈めた。
僕は演じていた。長い間、ずっと演じ続けていた。
初めて物言えぬ恐怖を覚えてからというもの、中断なく設定した役でい続けた。その僕は、臆することなく人並み以上の胆力を持つ。髪の毛の色を奇抜にすることでピアスを沢山開けることで人々の好奇な視線に晒されることで、周囲の恐い視線に怯える僕を畏怖の対象へと格上げさせた。ケンカを振っかけることで、襲う側へ回ろうと思った。全ては遠ざけることで僕という個を見つけ易くする目的であった。本当の自分は分らなかった。奇しくもそんな僕が劇団に属し、役者という付加価値を欲した。僕は役者ではなかった。演じていたが、役者ではなかった。ラインが曖昧になり、殊更僕が分らなくなった。
幕が降りた後も僕はステージに上がり続けていた。観客は帰り、拍手のないところで、僕は演じ続けた。
ファッション、薀蓄、趣味嗜好、どれも僕は救ってはくれなかった。もがき、救いの船を待った。
そして天啓、変わらなければ。
この宇宙の下、僕はもがき続けた。
下らない世界、下らない日常、思いは変わらない。無限の可能性を持たされて生まれた筈なのに、僕に出来ることはあまりに少ない。
希望があった。
それは小さくだが、微かに光を発した。
この宇宙の下、僕は生きていた。
下らない世界、下らない日常。固定された首も癒え、あたりを見回すと僕は生きていた。死んだ方がましだと思っていたことはそうでもなかった。死ぬ程ではなかった。何故なら僕は生きていたのだから、それを手放す程ではなかった。気持ちが良かった、気持ちが良かった。
僕は自由に向けて旅立つ。野放図な精神が蔓延る地へではなく、自らの由に向かい、僕の僕の、僕へ。自由はアメリカにはなかった、自由はほかの素晴らしいくににもなかった。他の何処でもない僕の心の平原にあったのだ。生きるのならば、ここで生きる。理由が必要なら彼女のいるここで。
朝俺が出かけるときはエプロンしたままサンダル履いて出てきてくれて、
「いってらっしゃい、気をつけてね」と言い見えなくなるまで手を振ってくれた
という妄想
書かせて。
両親は私が物心つく前に事故で死んだ。叔父の家に厄介になっていたけど、高校を卒業してすぐ、飛び出すように上京した。
引越し代も入学金も授業料も、それまで貯めてたバイト代で支払った。さすがに上京してからの生活費や来年以降の授業料はどうにもならないから、夜間大学にしたし、大学に行くことを許可してくれる企業に就職して寮に入った。
今から考えるともっと頑張れたんじゃないかと自分を責めるしかないけど、半年で会社を辞めてしまった。学費を払うあても住むあてもなく困ってるところで彼氏に会った。
彼氏は一度一人暮らししたいと思っていたんだと言った。一緒に住んだら家賃も安くすむよ同棲しようと私が言った。
彼氏は大学を卒業してからずっとバイトしていたけれど、貯金は全然なくて、来年の学費の足しにする予定だった私の貯金を切り崩して敷金礼金にあてた。交通の便は悪いけど、2DKのわたしたちのお城。
私はパン屋でバイトを始めた。彼氏は引越しに伴って地元のバイトをやめ、毎日情報誌を眺めていた。
ある日彼氏が料理人になりたいと私に言った。彼の卒業した大学は美術系だったので、どうやって調理師になるのか尋ねた。飲食店でバイトしながらそのお店のお金で学校に通わせてくれる制度があるみたいと笑顔で答えた。私は能天気にそっかと微笑んだ。しばらく家にお金を入れられないかもしれないけど、手に職がついたらちゃんとお前を大学に行かせてあげられるからさ。俺、いままで夢がなかったけど、頑張るお前を見てたら俺も頑張らないとって思えたんだよ! ありがとう。
生活費でかつかつだったので去年は休学した。私は今まで以上にバイトを入れた。彼氏はファミレスでバイトを始めた。皿洗いばかりやらされているらしい彼氏は手を真っ赤にして夜遅く帰ってくる。大変だったね、お疲れ様と言いながら、ハンドクリームをぬってあげた。食費にさく余裕がないこともあるけど、毎食彼氏が好きなカルボナーラを作ってあげた。
このアパートは今度のバイト先から遠いから引越したいと彼氏が突然言った。私は困った。彼の希望する場所は大学からかなり遠くなるし、私は今のバイトを辞めないといけない。せっかく住み慣れてきたと思ったのにという気持ちも強かったが、何より、敷金礼金をまた払わなくちゃいけないのかと思うと目の前が真っ暗になった。
全部俺が出すよと彼氏が言った。それから、今度は洗濯機も電子レンジも買おう。冬の冷たい雨のなか洗濯に行かなくても済むようになるよ。今よりずっといい暮らしができる。
あっというまに引越しの日。新居は電子キーでオートロックで新築ぴかぴかのワンルームマンションだった。私は口をぽかんと開けた。こんなハイテクなお家に住めるなんて。彼氏は誇らしそうに私を見た。洗濯機は全自動だった。洗い上げると自分の好みで買ってきたいい匂いの柔軟剤がふんわりと香った。しあわせだなあと思った。
新しいバイトがなかなか見つからなくてあせっていると、今度は俺が稼ぐ番だからと彼氏が言った。でも大学に復学するためには、自分がバイトをしないと始まらない。死に物狂いでバイトを探した。キャバクラの面接に行ったら、面接官がものすごく申し訳なさそうにその場で断ってきて、水商売でお金を稼ぐのは私は駄目なんだなとがっくりした。
また冬が巡ってきた。
私は工場の深夜シフトで働いているので、彼氏と会えない生活が当たり前になっている。久しぶりの休日で、彼氏と一緒に夕御飯が食べられると思ってうきうきしながら辛いキムチ鍋を作ってた。
狭い台所のすぐ隣が玄関で、足音がしたから彼氏が帰ってきたんだとわかった。エプロンで手をふいて迎えにいった。ドアが開いて彼氏と目があった。目を見たとたん、私の笑顔が凍りついた、と思う。彼氏の目が真っ黒く塗りつぶされていた。鍋のくつくつ言う音が大きく聞こえた。
「後輩に告白された。俺も好きだったから、OKした。悪いけど、合鍵、返してくれる?」
私の荷物は笑っちゃうくらい少なかった。旅行用の小さなボストンバック一個に収まる大きさ。叔父の家から飛び出たときから全然増えてなかった。前回引越したときも、彼氏のオーディオセットや本棚やベットを運ぶのに苦労したんだった。もしかしたら意識してなかっただけで、いつでもどこにでも行けるように物を増やそうとしなかったのかもしれない。
荷物を詰める私の後ろで彼氏が泣きじゃくってた。そんなつもりはなかったんだ。彼女はすごく苦労している子で守ってあげなきゃって思ったんだ。今一緒に住んでる奴がいるって言ったら、合鍵返してもらえって言われて、俺は嫌だったけど、彼女がそう言うから、ごめん。全然日本語に聞こえなかった。いままで蓋をしていたけど、醜い気持ちで溢れかえりそうになった。あたしはなんだったのか。あたしはなんだったのか。
玄関先でじゃあと私が言ったら、目をはらした彼氏が住むところがないなら俺の実家に住めるように手配するからと言い出した。めまいがした。本気で殴り倒したいと思った。全自動洗濯機の白いボディがちらっと見えた。ばいばい、わたしのかわいい洗濯機。ばいばい、わたしの美味しいキムチ鍋。
ばいばい、今まで出会ったわたしのしあわせたち。
223 :ID:f/a6Qcur0 :2007/10/12(金) 22:45:28 ID:f/a6Qcur0
一応コテつけておくね
あとつまらないことだろうけど、本気の亀田ファン以外は
釣りやたて読みすらやめておいたほうがいいよ。
今は関係者に煮え湯を飲ませた亀田とその取り巻きが標的になっている。
家に乗り込まれても知らんよ。
ちなみに少なくとも今日の午後からは、工作員とやらからの書き込みは一切ないはずだ。
そういう指示が出ているという話は知らない。
また擁護する団体などもうない。
こんなワンクリック詐欺みたいなこと書いてる時点でネタでしょう。
172 :名無しさん@恐縮です :2007/10/12(金) 22:37:23 ID:f/a6Qcur0
それとこれはネット時代の恐ろしさなんだろうけど
リングの材質やエプロンの広さ(つまりリングの狭さ)まで暴露された。
しまいには、あの金色のグローブに金属片をつけていたのまでレフリーに見抜かれ、リング下に捨てられたのまで放送された。
とどめはセコンドの指示。
いま兄と親父が苦しいコメントをしているというのは、別にファンに向けたものではなく「利害関係者」に対しての精一杯の言い訳。
271 :ID:f/a6Qcur0 :2007/10/12(金) 22:52:26 ID:f/a6Qcur0
金属片に関しては、黒っぽいもの(2R)がグラブの紐の間から抜かれて捨てられているだろ。
11R終了時のものが、あれはおそらく金色に塗装したテープだろうが
表面がざらざらしているのも。
今回はレフリーやジャッジの買収はない。
簡単に言えばWBCだから。
あといい推測が出ているね。
前スレで「亀田一家は二度とリングに上がることはない」と書いたが
拾う神(悪魔?)が現れたかもという話がある。
グローブに細工するというのは、通常の反則とは比べ物にならない大問題です。
ビック・ドラクリッチのようなレフェリーが、それを注意もなく終わらせるはずがありません。
1枚目にはREYES(グローブのメーカー)のロゴがありますが、2枚目にはありません。
試合の動画を見れば、このロゴが剥がれただけなのがわかります。
録画していない人(がほとんどでしょうが)は、動画サイトで確認してください。
ちなみに、2Rに剥がれたのは写真の左グローブではなく右グローブのロゴです。
6Rの時点では、右グローブのロゴは剥がれていますが、左グローブのロゴはまだ剥がれていません。
http://d.yimg.com/us.yimg.com/p/rids/20071011/i/r2735199034.jpg
こんな自称事情通の与太話が簡単に信用され、いつのまにか事実とされかねないのが「ネット時代の恐ろしさ」だと思います。
余談ですが、グローブに細工した例としては、1983年6月16日のビリー・コリンズ・ジュニアvsルイス・レストがあります。
レストのトレーナーであるパナマ・ルイスが、レストのグローブのパッドを抜いていたというもので、
加害者であるレストと、トレーナーのルイスには刑事処分が下され、ボクシング界を永久追放されています。
被害者であるコリンズ・ジュニアは、レスト戦まで全勝でしたが、レスト戦で目に障害が残ってリングに上がれなくなり、
話を戻します。
自身に何かひとつでも専門分野があれば、2ちゃんねるをはじめとした
亀田の数々の反則は非難されて当然ですが、根拠がないのに「あいつならやりかねない」と決め付けたり、
それをもとに非難するのはやめましょう。
(一部修正・追記 10月18日)
「12Rには左グローブのロゴも剥がれています。」では「左グローブのロゴは12Rに剥がれた」ととれるので、
「12Rには既に左グローブのロゴも剥がれています。」に修正しました。すみません。
http://sports.yahoo.co.jp/news/photo?a=20071011-00000025-jijp-spo.view-000
↑の記事が消えてしまったため、↓の写真に貼り替えました。
http://s04.megalodon.jp/2007-1018-2356-17/d.yimg.com/us.yimg.com/p/rids/20071011/i/r2735199034.jpg
動画で検証したい人用に下記にまとめておきました。
2R38秒:亀田が右アッパーを打った直後、亀田の右グローブのロゴが剥がれそうな状態になります。
2R2分4秒:レフェリーがタイムを取って亀田の右グローブを触り、ロゴをリング外に投げます。
2R2分11秒:亀田の右グローブのロゴがなくなっているのが確認できます。
8R22秒:亀田の左グローブのロゴが剥がれそうな状態になっています。
8R1分18秒:レフェリーがロゴを拾い、リング外に投げます。
8R1分31秒:亀田の左グローブのロゴがなくなっているのが確認できます。
一部修正・追記前のウェブ魚拓です。
http://s04.megalodon.jp/2007-1018-2345-22/anond.hatelabo.jp/20071014183635
2ちゃんねるに断続的に投稿された内容。真偽は当然不明。
666 :名無しさん@恐縮です :2007/10/12(金) 21:09:36 ID:f/a6Qcur0
亀田親子が後ろ足で砂を引っ掛けた時点で切れている。
共栄に移ってからは主に宇都宮で展開する団体に身を寄せたが
それも兄の世界戦とその後の言動で醜態をさらしたせいで絶縁され
それでも最後のチャンスとばかりに弟の世界戦にこぎつけたが
昨日の無様な試合で、完全に縁を切られた。
TBSも企画段階から噛んでいたのだが、バックの民族団体などからも
「もう切れ」と促されたようで今後かかわることはないだろう。
それらを受けてJBCは相当に厳しい処分を下す。
下手すると今度は亀田親子が狙われるから。
ちなみに芸能界も手を出すところはない。
658 :名無しさん@恐縮です :2007/10/12(金) 21:08:20 ID:9cINVRLw0
685 :名無しさん@恐縮です :2007/10/12(金) 21:11:36 ID:f/a6Qcur0
>>658
やってない。
昨日が最後のチャンスだった。
717 :名無しさん@恐縮です :2007/10/12(金) 21:16:21 ID:f/a6Qcur0
>>674
これは自分の予想だが、おそらく兄のタイトルマッチはもうないよ。
ノンタイトルも興行中止になっただろ。
あれはチケットが売れないというのもあったが、相手はとっくに決まっていた。
733 :名無しさん@恐縮です :2007/10/12(金) 21:18:04 ID:ujY8rQFv0
想像以上に窮地だったんだな。昨日の試合。
791 :名無しさん@恐縮です :2007/10/12(金) 21:25:54 ID:f/a6Qcur0
>>723
一応名誉のために(苦笑)言っておくが
そこに挙がった団体ではない。
>>733氏が言うように、まさに窮地だったんだよ。
きれいに負けていれば、まだ誰か拾ってくれたかもしれなかったのにね。
直接手を下す指示などはまあないとは思うが
はねっかえりがいるからな(笑)
残りの一生をびくびくしながらひっそり生きていくしかないな。
141 :名無しさん@恐縮です :2007/10/12(金) 22:32:11 ID:f/a6Qcur0
ではノンタイトル戦の中止の話から。
相手がすでに決まっていたが交渉が難航していたというのは先に書いたね。
これは誰かが推測していたが、そのとおりで亀田相手のブックの相場が跳ね上がったため。
昨日のファイトマネーで自腹切らねばならなかった。
ところが亀田サイドのチケットがまったく売れず、スポンサーもつかずで
それを返済せねばならないところで、もう中止は見えていたのだが
この情報が流れた時点で(実は昼前には判っていた)メイン以外のジムからもクレームがきて
興行は完全に不可能になった。
いままでならここで誰かが金を回してくれたのだが、今回はそれがなかったということは
すべてのスポンサーから切られたということなんだ。
172 :名無しさん@恐縮です :2007/10/12(金) 22:37:23 ID:f/a6Qcur0
それとこれはネット時代の恐ろしさなんだろうけど
リングの材質やエプロンの広さ(つまりリングの狭さ)まで暴露された。
しまいには、あの金色のグローブに金属片をつけていたのまでレフリーに見抜かれ、リング下に捨てられたのまで放送された。
とどめはセコンドの指示。
いま兄と親父が苦しいコメントをしているというのは、別にファンに向けたものではなく「利害関係者」に対しての精一杯の言い訳。
223 :ID:f/a6Qcur0 :2007/10/12(金) 22:45:28 ID:f/a6Qcur0
一応コテつけておくね
あとつまらないことだろうけど、本気の亀田ファン以外は
釣りやたて読みすらやめておいたほうがいいよ。
今は関係者に煮え湯を飲ませた亀田とその取り巻きが標的になっている。
家に乗り込まれても知らんよ。
ちなみに少なくとも今日の午後からは、工作員とやらからの書き込みは一切ないはずだ。
そういう指示が出ているという話は知らない。
また擁護する団体などもうない。
271 :ID:f/a6Qcur0 :2007/10/12(金) 22:52:26 ID:f/a6Qcur0
金属片に関しては、黒っぽいもの(2R)がグラブの紐の間から抜かれて捨てられているだろ。
11R終了時のものが、あれはおそらく金色に塗装したテープだろうが
表面がざらざらしているのも。
今回はレフリーやジャッジの買収はない。
簡単に言えばWBCだから。
あといい推測が出ているね。
前スレで「亀田一家は二度とリングに上がることはない」と書いたが
拾う神(悪魔?)が現れたかもという話がある。
354 :ID:f/a6Qcur0 :2007/10/12(金) 23:04:17 ID:f/a6Qcur0
>>280
あの低いピーカーヴーは「勝つためのスタイル」じゃなくて
「最終ラウンドまで倒れないためのスタイル」だよ。
皆が指摘しているように、流血TKOが今回の亀田サイドの描いた絵だった。
ところが内藤はそれを瞬時に見抜いたんだね。
というか前の世界戦から3ヶ月しかたってないのに防衛戦をやること自体が
傷口を狙ってくるという作戦だということは明白なんだが。
この案に乗って、ごていねいに金色のグラブトロフィーを用意したのがTBS.
そして勝った。
内藤ではなく、そべてを台無しにしたのは亀田一家だと考えている。
こいつらも汚いけど、逃げ足ははやいね(笑)
取り残されたのは亀田親子たちだ。
386 :ID:f/a6Qcur0 :2007/10/12(金) 23:09:23 ID:f/a6Qcur0
>>315
ち
が
う
よ
笑
あとは面白そうな話は、ポンサック(だったけな?)の興行権を買い取って
亀田兄VS内藤をやろうと企画する団体が現れたらしい(これはまだ噂の段階)
ちなみにその際は、亀田一家に引導を渡す正義のボクサー内藤という位置づけで
放映は日本テレビが最有力らしい。
469 :ID:f/a6Qcur0 :2007/10/12(金) 23:21:01 ID:f/a6Qcur0
ボクシング好きな人ならわかると思うけど
あれはパンチ力ではあなく「ガード専用」のもの。
それで頭から押し込むというのは、フットワークがないから逃げているだけなんだ。
前に逃げているって感じかな。
最初からパンチを打つ気もないんだよ。とにかくバッティングでもなんでもいいから傷口狙い。
それは最初から陣営戦略として決まっていた。
というかそれを提案したからこそ、昨日の試合が組まれたのだから。
555 :ID:f/a6Qcur0 :2007/10/12(金) 23:30:17 ID:f/a6Qcur0
>>487
ちなみに総合行きはないと思うよ、弱すぎるから。
亀田がかませ犬として猪木に拾われることはあるかもしれないが。
亀田兄VS内藤だけど、興行権の買い取りに関しては資金は潤沢にある。
あまり綺麗なカネじゃないけどね。
そうなったら指名された内藤は断れない。
ただ内藤不利の体制でやるわけではないので、受けるような気はするけどね、実現したら。
では酒を飲むのでこれまで。
じゃあの(笑)
http://anond.hatelabo.jp/20071008203734
エプロンっていっても業務用だよ。お店の人がきてるような奴。
他の人は困ってないのかな?賛同者を募ってみたら?
姉は(贔屓目もあるんだろうが)顔がいい方。美人というより可愛い系統。年の割りにかなり幼く見えるので、弟の俺と歩いてると俺が兄だと勘違いされることもしばしば。趣味は料理と読書と音楽鑑賞。休日には料理をよくする。大学生になってからは家事も結構やるようになった。
とりあえず聞く分には家庭的、その上割に顔がいいので、合コンとかでは受けやすいらしく準彼氏みたいなものはすぐできる。が、すぐダメになる。それは相手が姉を誤解して捉えているからだ。姉は料理が好きとかいっても、休日にクッキーを焼いたり部活の先輩に弁当を作っていったりとかするわけじゃない。家事もやるとかいってもエプロンつけておしとやかにしているわけじゃない。読書とかいっても文学をたしなんだりしているわけじゃないし、音楽鑑賞とかいってもaikoとか聞いてるわけじゃない。だが引っかかってくる男は初対面ではこんな印象を姉に持ってしまうらしい。悲劇だ。
姉の言う「料理が趣味」とは、休日でっかい鍋を用意して、鳥ガラみたいなのをいれて煮込んでたり、小麦粉に卵や水を加えたのを足で踏んづけていたりすることなのだ。つまりラーメン作りなのだ。クッキーなんか焼いたこともないし、大体、姉は甘いもんが嫌いである。ケーキのスポンジを「ふわふわしてて食ってる気がしねえ」とか言ったりしながら、チャーシューを作ったりしている。それが姉だ。根本的にひっかかってくる男はその辺を勘違いしている。家事もやるとかいっても非常に乱暴だ。おしとやかなんかではない。基本的に面倒くさがりな姉は、「めんどいからなるべく短時間で効率よく」と、日々様々な方法を試し、家事をするときは必ずストップウォッチで時間を計り、日々新記録を目指している。おかげで姉の家事はほとんどスポーツであり、非常に慌しい。「どりゃああああ!!タイムどうだ!タイム!!!」とか言いながらストップウォッチに突っ込んでくる姉。それが姉の家事である。読書はハードSFか新書か図鑑だ。「恋愛小説はかったるい」といい読まない。小学生のように恐竜図鑑をずっと眺めていたりただ地図を見たり辞書を読んだりしている。音楽はザ・スターリンとかクラシックとか聞いてる。それが 姉なのだ
徐々にそれを知っていく男達は、大抵ラーメンの辺りで引いてゆき去ってゆく。
姉はというと「美味いと思うんだけどなぁ」と頓珍漢な事を言っている。
別に姉は狙ってそういうお嬢さんイメージを植えつけてるわけじゃなく本人は自然体なのだが如何せんひっかかってくる男は誤解するのである。そもそも姉はそこまでして彼氏が欲しくない節もあるのでこれでいいのかもしれないが。分かってくれる奴がその内現れるといいんだがとか思ったりもするんだがつーかそれより俺なんか一度も彼女出来たことないのに人の心配してる場合なのか
なぜ裸エプロンが世の男性の理想とされているのかについて議論が再燃しているが、私なりの見解をここに示しておこう。 (筆者が男性なので「男性にとっての理想」という形で考察しているが男女が逆のパターンを必ずしも否定するものではない事に注意されたし) まず裸エプロンは男性に対して次の二つをアフォードする事に成功している点で偉大である。 1.食事がすぐに食べられるようになる点 2.彼女がすぐに食べられるようになる点 帰宅してドアを開け、出迎えてくれる彼女を確認した瞬間、仕事帰りの男性にとって必要なものはすべて揃っている事が明白になる。 いちいち確認しなくても一目瞭然なのだ。気が利くというのはこういう事だろう。 また、確認するという行為には「用意出来てなかったとしたら何なの?」という反発を招くリスクがあり、心理的な抵抗がストレスになる可能性もあるので、この事も見逃せない。 ただし、上記2点だけではお風呂の準備が出来ているかどうか不明なので「すべて揃っている」とは必ずしも言えないという指摘を各方面から受ける事がある。 しかし筆者は裸エプロンの発生率が高いと思われる夏はシャワーだけでも問題ないだろうと主張したい。 さて、似たような概念にカモネギがあるが、これは上記でいう1と2が同義である点に注意されたし。 つまり裸エプロンはカモネギよりも網羅性が高く、より偉大であると言えよう。 (カモネギって偉大だっけ?という疑問はこの際忘れて欲しい) また別の視点で見るとその偉大さが更に浮き彫りになる。 いったい彼女はそんな格好で他の事が出来るだろうか?(いやできない:反語) 言い換えると、彼女はその瞬間「帰宅する僕」の為だけに存在し、それ以外の事は想定していないという事だ。 なんという潔さであるか(感動のあまり涙目)。 まだある。 「結婚してしまったら裸エプロンは新妻以外には実行が難しい」 ΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩ<なんだってーーーーー!! 落ち着いて聞いて欲しい。 私もこれに気が付くまで、裸エプロンの希少性にはあまり思い至らなかった。 自分の不明を恥じるばかりである。穴があったら。。。穴が。。。穴。。えーっと何の話だっけ。 そうそう、つまり長い人生のうちで裸エプロンという現象を目の当たりに出来るのは、ほんの短い期間だけであるという事だ。 少なくとも子供が一定の視力を獲得した後は、自重せざるを得ないだろう。 だからと言って子供が自立した後に挑戦するのは更に自重して頂きたい所である。 もちろん子供を作らない夫婦などには当てはまらないかもしれないが、いずれにしても、そんな長期に渡って裸エプロンという現象を継続し続けるのは難しいだろう。 また、素っ裸よりもエプロンを一枚まとった方が興奮するという見解についてはあえて触れない事にする。 この点については個人差もあるだろうしあちこちで語り尽くされている感があるのでわざわざここで説明する必要は無いだろう。 ここまで読んでくれた方は裸エプロンが男性にとっていかに重要であるかが明確になったと思う。 だからこそ逆説的ではあるが、裸エプロンを自分の彼女に強要する事は避けて頂きたい。 夏には蚊が居るし冬は寒い。裸エプロンは無防備なのだ。 また油物の料理を作っていたら、その危険性を指摘してあげる事も忘れてはならない。 たとえ手作りの唐揚げが大好きであったとしても、冷凍もので平気だと伝えてあげて欲しい。 すべては裸エプロンの為に。。。 関係ないが、このエントリーを思いついた時は自分のmixi日記に投稿しようかと思っていた。 書き終わった後に、割りとそれは無いなと思った。
http://anond.hatelabo.jp/20070425182325
うちは私が男のくせに台所で母の手伝いをしていて、隣の部屋では妹がのんびりテレビを見ていて、食事が出来上がった頃に食卓に来る。
「男に台所の手伝いをさせて自分は遊んでるなんて、女として恥ずかしくないの?」と妹をからかっても知らん顔。
そのうち、ふりふりのフリルの付いたエプロンとか、おばさま割烹着とかで台所に立ってやろうか。「自分がやるから、お願いだからその恥ずかしい格好辞めて」って言わせてみたい……けど、言わないだろう、きっと。
もちろん、私がいつも母の台所仕事を手伝っているという自慢ではない。サボる事もある。でも、なるべく手伝うようにはしている。
それはともかくとして、男が家事を手伝うか手伝わないかは、それが習慣付いているか否かに左右される。
そしてそれは、育ってきた環境に結構大きく左右される気がする。
私がちっちゃかった頃は母親が病気がちだった事もあって、台所仕事を手伝うのはすごく当然のようにして育ってきた。
たとえ自分が料理を作らないにしても、食卓を整えて、箸やスプーンやフォークを出して、メシや味噌汁を人数分よそって、それくらいの手伝いは普通の事だった。
食べた後はめいめいが食器を流し台へ持って行くのがうちの家族の伝統だったし、皿洗いもよく手伝ったものだ。
だから、他の家にお邪魔した時に、女衆だけが台所で料理を作っていて、野郎共はその間居間でのんびりテレビを見てて、食事が終わっても食器を流し台に持って行くのは女衆の仕事、という世界が少し不思議だった。家族だろう、メイドさんと客人みたいな関係でいいのかよ、と少し思った。
でも妹が生まれた頃から母も元気になったからなのか、それとも病弱気味だった一人娘を甘やかしてるのかわからないけど、妹が台所に立って母を手伝う姿はあまり見たことがない。
男が女の家事を手伝う事は男の沽券にかかわる恥ずかしい事と思っている人が男にも女にも多いけど、そんな事はない。
母親の皆さん、息子達を「家事を手伝う男」に育て上げられるかどうかは、ひとえに幼児期からの教育で習慣付けられるかどうかにかかっているのですぞ。
とは言え、「奥さんにうまいメシを作って欲しい」願望がほとんど無くて「結婚しなくたってメシくらい自分で作れる」なんて私も、また別の意味で問題かもしれないけれど……
ブログでこういう記事読み終わった後な。
「ばいらるまーけてぃんぐ、ばいらるまーけてぃんぐ」って2回唱えるようになってん。
いや、上の記事がそうやいうてんのとはちゃうねんで。
似非関西弁はつらいねん。
ビリーズブートキャンプにはちょっと興味があったからよけいなー。
なんかさぁ、映像自体はへたすりゃYouTubeとかにもありそうな気がするし、DVDだってオークションとかで安く手に入りそうなもんだけど。(っていうかたくさん出品されてるねYahoo!オークション - ブートキャンプ。)
ほら、ビリーバンドだっけ。あのゴムひもは新品で欲しいじゃん。なんとなく。
オークションだとバンドだけで3000円とかあるけど、なんか微妙じゃん?
それにほら、新品でも7日間やるだけで5000円キャッシュバックとかあるしさ。
オークションでも新品未開封だと正規に入手するのと大して変わらない値段になっちゃってるのもあるし。
だったら素直にShopJapanから買えばいいかな、なんて。
思うんだけどどうかなー。