はてなキーワード: 浪人とは
オタク部所属だったんだけど、おたく話も出来る普通に明るい良い子だった。
校内同学年の彼氏とも付き合っていた。とても高校生活を満喫しているように見えた。
卒業が近づいて、彼女が彼氏と別れたことを知った。 「もうあんな男の顔見たくもない」と言っていて驚いた。
あんなに部活中もラブラブだったのに、男女の仲は私にはまだ分からないなあ、皆進んでるのう、とか思った。
彼女は入試間際になってデザイン系に興味が出た、と言い結局名前が全く知られていない大学に進学した。
部活中あんなに夢を語っていたのに、それに対する努力はしていなかったんだな、と初めて彼女に凄く黒い気持ちで落胆した出来事だった。
その頃から友達の変化をじわじわと感じるようになってきた。
***
進学で私は上京したこともあり、彼女とメッセンジャーでお互いの学校や近況を話したりした。
その頃mixiを知って、私は高校時代の友達とマイミクになり近況を読んだりコメントしあって、
帰郷しなくても友人の愚痴や嬉しいことを聞いたりコメントすることが出来て、それは独り暮らしの身にはとても励みになった。
彼女の日記は学祭運営委員を頑張っているという日記を書いていて、応援できたし行動する人はすごいと思っていた。
帰省したときにも一緒にご飯食べたりしてやっぱり変わらないなあwwwとか好きなアニメ話したり楽しくやってた。
(中国人留学生の彼氏が出来てラブラブなのv と、のろけを聞いたときはさすがにもにょったけども、幸せなら良いかと思って笑顔でスルーしてしまった)
***
それが大学3年の後半… 就活が早い人は始めていて、mixi日記は活気づいていた。
彼女一人を除いて。
彼女の日記はその頃には専門用語だらけで良く解らなかったんだけど、たぶんFFのオンラインゲームを始めてたんだと思う。
大学生だし、節度守ってオンラインゲーム遊ぶのなら全然構わないよねと思っていた。 楽しいし。
だけど、結局彼女は大学卒業した今も現在もゲームを続けている。
***
今年の3月には、ほとんどみんな大学卒業して(留年や浪人で1年ずれている人もいるけど)、
就職したり、フリーで頑張る子もいたり、みんなもうばらばらの人生を歩み始めている感じだった
私も何とか今年の3月下旬wwに就職を決めて今働き始めているに至るんだけど。
けれども彼女だけが止まっていた。 相変わらずゲームのプレイ日記は続いていて、高校時代の共通の友達はあからさまに彼女から離れていった。
例えば、
創価学会に入ってる両親が嫌いで早く抜けたい、とか
ハローワーク行ってみた、トンデモ求人多くてワロタwww(真剣に職探ししている気は全くない感じ)、とか
実は私は本当は両親の子供じゃなかった。とか
ぶっちゃけ、その苦しみは誰にも分からないよ。みんな自分の人生で精一杯なんだよ。
表面で同情することは出来るけど、その苦難から抜けるのはもう22歳も過ぎた自分の責任じゃね?って
日記には高校時代と変わらず、夢を書いているんだけども(デザイナーになりたい、とか華やかな職業に憧れているぽい)
もう、彼女がそれに対して努力をしているようには到底思えなくなってしまった。
家を出たい、両親が嫌いだとあんなに沢山日記に書いている同じく手で、
オンラインゲームのプレイ日記を書いていたら、おまえどんだけ、って思わない?
その生活費は誰が出しているんだ 通信費は、PCは誰が買ってくれた、食費は、光熱費は、雑費は??
…すぐに就職しろとは言わない、まずはバイトで良いからとにかく働け。
自分で金を掴んでからそう言うことを言えと、日記を読むたびにイライラするようになった。
メッセや携帯メールで就職関係や家から出たいと相談を受けたこともあって、
真剣にこちらは考えて返信した直後にmixi日記が上がっていて、期待して開くとプレイ日記で。
もうな、どんだけ。
最近は同期の高校や大学時代の友達が研修で泣いていたり、仕事が辛いと愚痴を吐きながらもしがみついて頑張っている頃、
「ニコ動おもしれーww」な日記を日中に3つも、4つもあげてる。
***
もう私の心は彼女から完全に離れていた。
マイミク管理画面から、彼女を 『「マイミクシィ最新日記」に表示させない』 を選択してブラウザを閉じた。
今日はターミナル駅に行って買い物して部屋を改造した。 働いたお金で自分の城を造るのって楽しいよね。
スイーツ(笑)も買って帰って、
晩に、上京して独り暮らし始めたばかりの友達と一緒にご飯作って食べて寝て、ふと目が覚めたのでこれを書いてみた。
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23時追記
こんなにブクマ付くとは思わずw なんか謝りたくなる…
自分自身も大学時代はバイトも学校も通ってたけど、精神的に引きこもりに近い状態だったので、
ブックマークのコメントにもあったけど 昔の自分を見ているようで駄目なのかも知れない。
自分に優しくしてくれる人が欲しかったら、外に出て声に出して、いろんな人と出会わないとなーと、最近思ったりなんかしちゃってw
昔の自分を捨てたいんだよねきっと。
ブコメ読んでて、たぶん文章書き切れてなかったんだけど
彼女が徐々に「寂しかったら、生活苦しくなったら、自分が何かできなくても、男の人に頼ればいいや」って感じの人になってしまっていたのも、かなりガックリきたんだと思う。
これは確かに女特有の感覚かもしれない
就職活動時期って女には働きながら結婚や出産とか将来できんのかなー?と不安になる時期だと思うんで
その時期は、女友達とちょっと重い会話するとそんなネタばっかだったのもあり。
でもこれは明らかに私の嫉妬だよね。醜いわな。
そういう嫉妬する気持ちを思い出したくないので、今は彼女を見ないで前向きっぽくいこうかなと思ってるのかも。
あと、社会人生活にいっぱいいっぱいすぎて、先輩格好良すぎて、
生き残るのに必死ですごいのを見て、そう言う空気に当てられてるんだと思う。
浪人時代に医進クラスに入ったことで周囲が男子校出身者の知り合いばかりになった共学出身の女増田だけど彼らを見てても「過度に異性を平等に扱う」なんてことは全然感じなかったよ。
あくまで俺はそうだって話だから、そういう奴もいるだろう。
俺の周りでは女に興味ない奴(ウホ的な意味ではなく)は結構いたけども、女を下に見る奴ってのは全然いなかったんだけどなー。
男子校で得られる特有の経験ってそもそも女が勘定に入っていないものが多いから、そこでわざわざ蔑視なんかしないと思う。
まぁそれもおれの周りだけのことかもしれず、それが結論だとは言わないけれども。
浪人なんかしてた時分はやっぱり躁鬱だったんだなぁとしみじみ思う今日この頃
まぁ卒業した今も無職童貞ヒキネトゲな訳でなんだかなぁと思うとともに、友達やらなんやらから心配メールやらを頂いたりな毎日で結構つらかったりつらくなかったり・・・
んでまぁ秋葉の事件の事や自分の現状を考えてみると、メンタルな不健全者が結構多かったりと思うのです
「近頃のやつは甘えてる」
なんて言葉を聴いたりしますが、さて、それはどうなんでしょう??
先日父と話していて昔の事件は力の無いやつは詐欺力のあるやつは強盗とそんな感じで金銭を目的としてたと言う話をして、今はそれより命や憤りなんかで危害を加える事件がなんだかなぁ・・・って話でした
で、酒鬼薔薇やそれのコピーキャット等が目立った記憶があるのですが、そういう形態の事件はどーも昭和5.60年代生まれが多い気がします
こういう年代だwとくくってしまえばそれまでですが、そうなった背景といいますか原因がないと結果はありません。
でまぁ長々ととりとめも無く書きましたが、オチなんてあるわけも無いのですw
結局 鬱ヒキ不登校殺人なんかの問題にはそういう背景があるのかぁ・・・なんていうヒキお得意の他人のせいにするご意見を最近考えていたわけでありますw
ちなみに、甘えてるという言葉通りの意味が原因でこのようになっているのかもという考えも否定してません。
答えでたら何か解決するかなぁ・・・でてもしないかw
女子のほうが浪人を回避する傾向が強いから単純に比較はできないかも。
中学受験で桜蔭クラスの学校に入れるためにどれだけ塾に通って、どれだけ親が付きっきりで勉強させなければならないかご存じか?
増田が通ってた地方のヘボな女子高とはわけが違う。
浪人できないしね
そのことがよくわかっていないみたいだね
自分は男子校側卒なのであれなのだが
中学受験では必要ないからね。
桜蔭には15年前からそんな風潮なかったし、東大高学歴傾向強かったよ。
それでも、男の子には勝てないんだなあ。
なんでかわかる?
思春期になって、乱暴に言うと男は2種類に分かれる。
色気づく奴と、オタ化する奴
後者の場合、特定分野が面白くてしかたなくなる。
頭の中の優先度を特定分野がほとんどで占める。
その勢いで派生分野の勉強も進み、大学に進学後も大好きな専門分野に触れ続ける。
女はどうなるか
どちらかというとほとんど色気づく。
頭の中は男のことしか考えなくなる。
体自体は一番生殖に適した時期だから普通に考えれば当たり前だよね。
姉もそうだった。
高校生くらいから模試の成績はドンドン落ちて行った、それでもクラスの順位は変わらなかった。
これが何を意味するかというと、女子全体の成績が落ちたことを意味するんだな。
悔しかったと思うよ。
しまいには1年下の俺に抜かれて、生物化学の暗記科目に変更し、浪人して医学部を目指した。
おかげで我が家は家計が火の車になることが予想され、親から可愛がられていた姉が優先なので、俺は浪人も私立も許されなかった。
俺は姉と同じ年に、桜蔭より格下の御三家を卒業して現役で東工大に入った。
姉は私大の医学部に入学した。
ちなみに、薬剤師とか医者の男女比率ってかなり均等に近いんだけど
プロの音楽家も女性比率のほうが高いんだけど、優秀な人はみんな男性。
医者の道で一流になりたがってたけどそれもあきらめた。
仕事をしていても頭の中が子供のことでいっぱいになってしまうらしい。
だから良く言ってるよ。
「女って駄目ね」って
高校生の時には頭の中を男に占有され、
大人になると自分の子供に占有される。
男の場合はそうならない。
女が男に勝てないのは母性が原因だよ。
遅くなってすまぬ。
その地方ごとでまとめても、北大・東北大・東大は地元出身じゃない人の方が多いし
なんで「地元の都市部の人間が一番多い」というのが「地元の地方の人間が過半数を占める」っていう話にすり替わってるのかわからん。俺が言ってるのはそういう話ではなく、例えば名大なら名古屋とか静岡あたりの文化がベースになって大学文化ができるだろってこと。言っておくけど「名古屋文化圏」の人間の数は「名古屋市民」の数と一致しないからそこは勘違いしないように。
実際、都市部出身の学生の数と地方出身の学生の数の比率は人口比では説明がつかないと思うよ。
一方で、いわゆる駅弁大学にはなぜか早稲田や慶応あたりの並みの学生よりもよっぽど優秀なのが結構ごろごろいる。この事実をどう解釈するかは難しいところだ。
いや、そんな単純な話なら「難しいところだ」なんて書かない。都市部にだって貧乏人はいくらでもいるよ。そもそも、地方から東京の国立大に通わせるより、東京の人間が私大に通った方が間違いなく安くつくわけだし。
俺が疑ってるのは、いわゆる「地頭」(←これって「じとう」としか読めないよなあ)のいい奴が必ず高学歴を得られるかというと必ずしもそうなってないんじゃないかということ。特に、周囲に東大出身者がいない環境では「東大には天才でないと入れない」という誤認識が平気で罷り通っていて、その心理的効果が大きいんじゃないかということ。
ああそうなってんのか、なるほどな。それで私学が優位な訳か。私立トップ校ではだいたい、中学の内容を1年間で終わらせて高校の内容をじっくり4年半かけて教えて、最後の半年を受験対策にあててるんだが、中学と高校のカリキュラムの密度の違いを考えるとこれはかなり理にかなったものだと思うがどうだろう。
俺は「受験テクニックとかくだらねーw」とか言って適当にやってた反社会的人間だから(無論地頭は良くないw)その辺の事情はあまりわかってなかったりする。
あんまり関係ないけど「受験テクニックくだらねーw」って話をしてる人の中でどれだけ実際の入試問題見たことある人がいるのか俺はかなり疑問なんだよね。東大入試なんて小細工の通用しない基礎的な問題がほとんどだと思うんだけど。
これ読んで、逆に
「元増田も『浪人は辛いよー』的な愚痴をこの友人に向かって言いまくったんじゃね?」
と思ってしまった。
うん。それならよく分かる話だ。
http://anond.hatelabo.jp/20080519014327
>彼女が自分はほんとはすごいんだと言いたいのか
>ただ単に浪人してる私にちょっとした嫌味を言いたかったのか
でも、いろいろあって予備校(塾)に行けなかった、
就職せねばならなかった。思う通りに行けなかった
気楽に浪人しているお前が妬ましい
……というような類のことを言うヤツはどこにでもいます
最初の質問はどこの大学なのか。それを答えると、
「おまえ、●●高校やのに、▽▽大(某超有名国立)に行けなかったのか」
「おまえんちは金持ちだから塾に行けた。オレは行けなかったから落ちた」
彼は●●高に落ち、中レベルの私立へ、そして私大へ行ったとのこと
呼びかけられるまで、名前どころか顔も存在すら忘れていた
最後に会ったのは高校の合格発表日。クラスも違ったし会話もしていない。
でも、それから六年間、彼はルサンチマンを抱き続けたんだろう
聞いている方としては極めて不愉快でした
元増田の知人もそんな一人なのかもしれない
>「先生には大学受けても絶対受かると言われた。でも自分は受験しなかった。行こうと思えば大学もいけた」
は、あなたへの羨ましさでしょう
正直、言われると気分が悪い
それぞれ家庭や経済の状況は異なる
相手にも元増田にもどうしようもない問題ですよね
もし、友達でいたいなら、なにも声をかけない方がいい
ご本人が、自分の言葉のイヤらしさに気付くまで置いておくしかない
解決できない悔しさを昇華する方法はいくつもある。
それに気付くまで待っておきましょう
「恥ずかしながら、これが私の全財産でして」
4月15日夜、東京・飯田橋近くのNPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」。男性(39)は財布の中身を見せて、うなだれた。
財布には小銭ばかりで100円ほど。前日に古本屋で本を売った400円の残りだ。飯田橋までの電車賃もぎりぎりだった。
都内の電気工事会社の下請けで働くこの男性は、生活困窮者を支援する「もやい」に助けを求めていた。
「いつお金が入りますか」
「4月18日です」
「いくらぐらい?」
「たぶん、3万~4万円」
「その額でいつまで」
「それじゃあ、苦しいですねえ。どうしますか」
「18日までしのげれば、アルバイトでなんとか……」
1万円を工面してもらい、米5キロと缶詰5個をもらってしのぐことになった。両親は年金暮らしで頼れない。
「本当にお恥ずかしい。仕事を探しながら働く繰り返しで、失業保険も貯金もないものですから……」。何度も頭を下げてはお礼を言った。
男性は99年、都内の私立大学を卒業した。浪人と留年を重ね、このとき30歳。就職氷河期まっただ中だった。
派遣労働者として働きながら、就職活動を続けたが決まらない。派遣会社10社以上に登録し、契約が切れると清掃業務や建設作業などで食いつないだ。たまに採用されても契約社員扱い。細切れ雇用の全部は本人も思い出せない。
そのうち面接で「どうして職をそんなに転々としているのか」と聞かれるようになった。これまで60社以上の面接を受けたが、正社員への壁は高くなるばかりだ。
いまは工事で余った廃材の片づけなどをする仕事。正社員を希望したが、半年間の契約社員。日給1万円、翌月払いだ。3月下旬に入社し、3月は5日間働いた。
ところが、4月18日の給料日、3月分の給与明細を見てがくぜんとした。手取りはたったの2万1814円。健康保険料9456円、厚生年金保険料1万7995円、雇用保険料735円が天引きされていた。
これでは家賃3万200円にも足りない。日雇い派遣大手のフルキャストを通じ、夜も仕事を始めた。
午後5時に仕事が終わると、すぐ派遣先の倉庫へ。6時半から10時まで、ベルトコンベヤーに追われながら荷物の積み込み作業。時給は1千円。一晩で3500円にしかならない。
くたくたでアパートに帰る。倉庫の仕事を始めた初日、1回430円の銭湯は高いのであきらめた。部屋は4畳半一間の風呂なし共同便所。布団はなく、2枚の毛布の間に入って眠る。2日続けたが、3日目に会社を休んだ。ダブルワークで疲れ切った。数少ない楽しみの携帯電話代1万1千円の支払期限で憂うつでもあった。翌日が、会社に昼の弁当代の3月分2千円を支払う日だったことも気分をめいらせた。
翌朝。通勤途中、スーツ姿のサラリーマンたちが足早に彼を追い抜いていく。まもなく40歳になる。その数カ月後には、雇用契約の更新時期がまたやってくる。
「やっぱり、私のような人間では駄目なんです。ピシッとスーツを着て、ライフステージを踏んできましたって胸を張れないと、正社員にはなれない。そういう厚い壁を感じてしまいます」
男性はたびたび、自分のことを「私のような人間」と呼んだ。まじめに働いても、30歳で大学を出たというだけで貧困から抜け出せない。広がる「ワーキングプア(働く貧困層)」。1年間働いても200万円以下しか収入がない人は、06年に1千万人を超えた。
(福間大介)
神奈川県内のハローワーク。女性(32)が求人票を見始めて、もう3時間になる。
「一般事務 18万円以上」。パソコンの画面には1度に20件の求人が表示される。55ページ目に入った。
充血した目をしばたく。
「資格持ってないと、全然だめみたい」
高校卒業後、3年間は正社員だった。その後はバイト、製造業派遣、日雇い派遣へと。「坂道を転がるような日々」だった。昨年夏から生活保護を受けている。
保護費は住宅扶助を合わせて約12万円。簿記やパソコンの資格がないと、選べる仕事の基本給は15万円程度。社会保険料や税金を引くと手取りは保護費を下回ってしまう。
気を取り直して、5社分の求人票を持って窓口へ。職員から聞かれた。
「経理の経験は?」
「あります」
「何年前?」
「……9年くらい前」
「ああ、それじゃだめよ」
基本給20万円の事務職の求人には、履歴書を送ることもできなかった。
高校を出て東京都内の会計事務所に入った。実家から通勤2時間、手取りは12万円ちょっと。気力も体力も尽き、3年でやめてバイト生活へ。居酒屋、遊園地、雑貨店……。転々とした。「ちゃんと仕事をしろ」という両親と口論が絶えなかった。「私だって必死で働いているのに」
29歳の時、「仕切り直し」のつもりで、人材派遣会社の日研総業に登録した。前年の04年に製造業への派遣が解禁され、求人誌には寮付きの仕事があふれていた。
最初に行った宇都宮市のキヤノンのカメラ工場は、「長期」のはずが、減産を理由に3カ月で雇い止めになった。部品を組み合わせて2センチほどのモーターを作る仕事。寮費を引いて手取り約10万円。派遣仲間との間柄も良かった。「ここで1年働けたら、人生変わっていたかも」とつぶやく。
派遣会社をコラボレート(現プレミアライン)に変えた。横浜市内の松下電器産業の工場で携帯電話を組み立てた。寮費から冷蔵庫のレンタル代まで引かれ、手取りは3万円以下。社会保険もなし。虫歯が悪化し、消費者金融で借金して歯医者に行った。
「先が見えないまま走っている感じだった」
1年半で、派遣先は計4カ所。けがで働けなくなり、実家に戻った。その後もグッドウィルに登録して日雇い派遣。20日働いて収入は月7万円だった。両親との仲も悪いまま。うつ状態になった。
昨年夏、家を出た。誰でも加入できる「首都圏青年ユニオン」を知り、相談に行った。書記長の河添誠さん(43)が笑顔で迎えた。「つらかったこれまでのことを、初めて人に話せた」
付き添ってもらい、生活保護を申請した。以来、父母とは連絡をとっていない。
彼女と一緒に実家のある神奈川県の地方都市へ向かった。実家の手前で足が止まり、たとりつけなかった。実家を出る前は、帰宅せずネットカフェやコンビニで夜を明かしたこともあった。「親が携帯に電話してきたことは一度もない」。目が潤んだ。
彼女のアパートも訪ねた。6畳の和室、テーブル代わりの段ボールの上に「求職活動状況報告書」が載っていた。仕事を探した日数や面接の結果などを書き、毎月、市の生活保護の担当者に提出する。
これまで15社受けて、すべて落ちた。大抵は「転職が多い」が理由だった。「派遣という選択は人生最大の失敗」と自分でも思う。面接で何をアピールしていいかわからない。
自信をつけるためにも資格が欲しい。雇用保険に入っていれば、国の教育訓練給付で簿記検定や社会保険労務士の資格を取る講座が受けられる。だが日雇い派遣だったため、1年間の雇用が条件の雇用保険には入れなかった。
4月下旬、商工会議所で簿記検定の受験を申し込んだ。3級の検定費2500円は河添さんに借りた。本屋で立ち読みして勉強するつもりだ。
「やるだけやってみる」
(諸麦美紀)
野宿者や失業者の支援が中心だったNPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」だが、ここ数年は、働いている若者や働き盛りの家族持ちも駆け込んでくる。相談日の毎週火曜は電話が鳴り響き、面接ブースに列ができ、まるで救急病院だ。
事務局長の湯浅誠さん(39)は「いまは、少し踏み外しただけでもすぐに貧困のどん底まで滑り落ち、なかなかはい上がれない」と語り、「すべり台社会」と呼ぶ。
90年代の不況期以来、正社員の職場はパートや派遣労働者に置き換えられ、いまや、労働者の3人に1人が低賃金で働く非正社員に。非正社員は、正社員を前提にした社会保険からもこぼれ落ちてしまうことが多い。
たとえば、雇用保険は原則、週20時間以上働き、1年以上の雇用見込みがなければ入れない。加入できても、失業手当をもらうには原則、直近2年間のうち1年以上保険料を納めていることが条件だ。短期契約を繰り返す非正社員が、失業手当を得ながら再就職先を探すのは難しい。
健康保険や厚生年金に入るのも、雇用期間が2カ月以内だと原則として対象外で、労働時間が正社員の「おおむね4分の3以上」が条件だ。社会保険料負担を避けるため。わざわざ適用外になるように非正社員の労働時間を設定している企業も珍しくない。
さらに最後のセーフティーネットである生活保護制度は、自治体の財政難を背景に窓口で違法な申請拒否が横行。生活保護費以下の収入しかない人でも、申請さえ受け付けない例が後を絶たない。
都留文科大の後藤道夫教授(社会哲学)は「日本の社会保障制度は『働いても食べていけない』状態を想定していない」と指摘する。これまでは、正社員であれば企業が職業訓練をし、医療、年金、住宅保障の機能も担ってきた。「非正社員にとって、日本の福祉は『底抜け』状態にある。自己責任を問うだけの時期はもう過ぎており、具体的な対策を議論すべきだ」
(福間大介、諸麦美紀)
国名 相対的貧困率 米国 13.7 日本 13.5 アイルランド 11.9 イタリア 11.5 カナダ 10.3 ポルトガル 9.6 ニュージーランド 9.5 イギリス 8.7 オーストラリア 8.6 ドイツ 8.0
小学校、中学校、高校、(大学)、会社と、普通の組織の中で生きてきた。
小学校、中学校は、適当に勉強して、トップクラスの成績だった。トップも取ったことがある。
高校は、進学校を選らんだ。けど、地元2番手。自信が無かった。落ちるのが怖かったから2番手の高校へ進学した。
高校でも、そこそこ勉強して、トップクラスの成績。ここでもトップを何度か取ったこともある。
大学は、地方国立。センター試験で失敗した。浪人するのは嫌だったから進学した。
大学では、トップとかそういう概念があまりなく、それなりに勉強して卒業した。
そして、今社会人だ。地元に戻りたかったので地元の企業に就職した。大企業でもないし、有名企業でもない。地元で少し名が知れている程度。
それなりに勉強もして、真面目に働いている。そうしたら、同期の中で一番の評価を得た。あっさりと。もっている力は出し切っていないような気がする。
こうやって振り返ると、挫折という挫折はしていない。する人生を避けてきたのであろうか。
自分と同年代で、自分よりもずば抜けて優秀な人の近くにいたことがない。
これに最近気付いた。これでいいのか。このままでいいのか。
このような環境にいることは、心地が良い。それなりにやっていれば、周りから評価される。そりゃ、少しのプレッシャーはある。成績が落ちると、「らしくないじゃん」と言われる。けど、トップはトップ。多少いばれる。
だが、私は周りに自分よりも優秀な人がたくさんいて、刺激的な事をしたい。ただ普通にやっているだけでトップの世界は充分な気がする。
そう思ったとき、転職を考えた。まだ、転職するには早い。なんせ、まだ2年目だ。今の会社でも学べる事はたくさんある。
3年を終えたあと、転職をするのだろうか。それとも、居心地の良い環境で、それなりに過ごすのだろうか。はたまた、考えが変わっているのだろうか。
大企業に行けば、刺激的な職場が待っているのだろうか。(それよりも、そこに転職出来るかが大問題だが)
周りに優秀な人がいる所で生活をしたい。今の状態から、そういった職場へ移れるのだろうか。
自分がトップでない場所へ行きたい。
こう考える一番の理由は、一番の評価をもらったのにもかかわらず、給料の面では大して差が付けられていないからだ。
という人は別に何か欠落しているとは思わないけれど。高校時代何かに打ち込んで浪人するのは別に悪いことではないし、そう考えれば留年も別に悪いことではないでしょう。本人の中で何かが自己完結してるならば。ちなみに田中耕一さんも留年してるわけで、留年している人が学業で大成しないというのは根拠のない思いこみですな。
そうですね。その点に関しては自己の意識を変えていく必要がありそうです。
今のところ将来学業で大成するとはとても思えないような人達しか見たことがないから、そういった考えになったのかなぁと思います。早く出会ってみたい。
欲望を下手に禁圧すると逆に押し潰されるし、あなたもつまんない同級生のことがそれほど気になるとすれば、彼らに何かうらやましさを感じていないか考え直してみてもいいかもしれないです。別にやりたいことを我慢して禁欲的に生きることだけが努力じゃないし、むしろ「禁欲的に生きているのだから自分は努力しているのだ」と思い込むのは危険です。
休みには友達と旅行したり、気の会う人と飲んだりとかくらいはしているんで、そこまで禁欲的ではないと思います。
正しさというのは追及しすぎると独善に陥るので、ある程度距離を置いて冷静に付き合った方がいいかと。
自分もそうあるように取り組んではいますけど、なかなかそのウェイト配分が難しいです。
http://anond.hatelabo.jp/20080420221333
「本当にこいつら高校時代に頭がよかったんだろうか」って思うのは自分だけなんだろうか。
それは「頭が良かった」のではなく、「点数を取る能力に長けていた」だけですな。あるいは、現在は既に堕落して「もはや頭が良くない」か、どちらかでしょう。いずれにせよ、そんな人たちについて頭を悩ませても時間の無駄なので、自分の道を行くことですな。
ただし、
という人は別に何か欠落しているとは思わないけれど。高校時代何かに打ち込んで浪人するのは別に悪いことではないし、そう考えれば留年も別に悪いことではないでしょう。本人の中で何かが自己完結してるならば。ちなみに田中耕一さんも留年してるわけで、留年している人が学業で大成しないというのは根拠のない思いこみですな。
それから、
については、今のあなたがそうだとは言わないけど、人間はそういう心理にすぐ陥りやすいので注意した方がいいです。欲望を下手に禁圧すると逆に押し潰されるし、あなたもつまんない同級生のことがそれほど気になるとすれば、彼らに何かうらやましさを感じていないか考え直してみてもいいかもしれないです。別にやりたいことを我慢して禁欲的に生きることだけが努力じゃないし、むしろ「禁欲的に生きているのだから自分は努力しているのだ」と思い込むのは危険です。
欲望とか嫉妬とかそういう負の感情は誰にでもあるので、昇華させるか制御する方法を探した方がいいと思います。欲望を突き詰めれば情熱や信念になるし、嫉妬は客観視できれば対策が取れます。ま、ひとことで言うなら、「自分は正しいかどうか」で悩むより、「自分はどうなりたいか」を悩んだ方が建設的だと思います。正しさというのは追及しすぎると独善に陥るので、ある程度距離を置いて冷静に付き合った方がいいかと。
子曰く、「北風がバイキングを作るので、ノルウェーに引っ越すのじゃよー。」『何が?』答えて曰く、「呼吸って大事じゃノー、波紋スキー。」
ドラえもんの主題歌の中に、「空を自由に飛びたいな」「ハイ、タケコプター」というやりとりがある。ドラえもんが自分の部屋の押し入れで寝ている場合は彼を叩き起こしてポケットから出せと脅すだけでいいが、現在のところ家庭での猫型ロボットの普及率はあまり高くないので、ヤツはいない。
じゃあ、彼の助けを借りずにやってみよう。
でも、 「空を自由に飛びたいな」とふと思い立ち、2秒後にベランダから落下してみた場合、飛行に成功する確率はゼロだ。そんなふうになんとなく思い立ったことを即実行すると、大抵は失敗する。
では、「空を自由に飛びたいな」というのに、「来週までに」「ご予算10万円くらいで」という二つの条件をつけた場合はどうだろう。比較的簡単に達成できる。パラグライダーや気球をレンタルすればいいのだ。スカイダイビングをできるところもたくさんあるから、それらを利用すればいい。金がなければバイトでもして10万くらいすぐ貯まる。サラリーマンなら節約するかボーナスまで待つか、ボーナス無きゃ残業。今の職場が薄給とかサビ残なら転職。そんな風にして資金は用意できたとしよう。金が用意できて、お手軽レンタル飛行を実行しても、あまり「自由」には飛べないかもしれない。普段から慣れていないと使用する機材がそこまで思うように操れないし、思い立った内容が「鳥のように背中から羽をはやして空を自由に飛びたいな」とか「タケコプターで空を自由にとびたいな」とかであれば、10万円の予算と1週間の期間では達成できない。足りない。
最近ヒマなので、机の前に結構長い時間座っているから何となく理解しつつあるんだけど、近い将来にドラえもんが引き出しから出てくる可能性は低そうだ。そもそも俺の机、引き出しついてないし。IKEAに行って引き出しのついた机でも買ってこようか。でもやっぱりIKEAにいくのに着ていく服も無いので、彼から道具を借りて空を飛ぶのはあきらめた方が良いかもしれない。IKEA通販やってないし。
でも、もし路上でその辺を歩いてる富豪がトラックに載せた現金の山を俺にくれたら状況は変わると思う。もし予算が500億円くらいあって5年くらい開発期間を設けられれば、タケコプター的なものは作れるかもしれない。あそこまで小型化するのは大変だろうから、金だけあっても開発時間が十分に取れなければタケコプターの製品化は難しいと思うけど。
同様に、今すぐ背中から羽をはやして空を飛ぶことはできないけど、予算と時間があればそれは可能かもしれない。五分後に自力で鳥のように空を自由に飛びたくても、今すぐ超能力とか変身能力に目覚めない限り不可能だけど、50兆円予算があって時間も30年くらいかけてよければ、遺伝子操作とかそういうのでなんとか背中から羽をはやしての飛行は実現可能かもしれない。その技術が完成すれば好きなときにベランダから飛び出していくらでも空を飛べるはずなので、今のところ、ふと思い立ったときにベランダから飛び出してみる必要性は感じられない。
金が足りない場合も、時間をかければある程度は解決可能。逆に、金があっても時間をかけなきゃ結果は微妙。
予算と時間を増やせば成功率は上がる。じっくり準備すれば、少しはマシな結果が出る。
だから、今すぐ何かを変えようとせずに、じっくり準備しながらやったほうがよくね?みたいな話をしたいんだけど。
時給1000円のバイトで2000時間働けば、200万円が得られる。一日8時間バイトしたとして、一週間で40時間、一ヶ月で160時間、12ヶ月で1920時間だから、だいたい一年間ずっと時給1000円のバイトではたらけば、200万くらい稼げることになる。1920時間だとちょっと足りないから、残業したり、土日とか連休とか正月とか人の足りてないときに働けば、年収200万に届く。それを5年間繰り返せば、一万時間働いたことになり、一千万円が貯まる。実際は生活費や税金や無駄遣い等で、貯金できる金額はもっと少なくなるけど、時給1000円で8時間を週五回勤務だと年収200万。残業をものすごくがんばったら年収300万くらいはいけるかもしれないけど、一般的な一部上場企業のサラリーマンと同じだけの金を得るのは難しそうだ。
自給1000円で一年間働いても、年収は200万から300万。
時給1000円で年収1000万を稼ぐには、年間一万時間働かなければならない。一ヶ月に833時間だ。この計算だと、毎月30日間、一日に27時間ちょっと働かなければならない。一日は確か24時間しか無いので、時給1000円のバイトだけでで年収1000万を稼ぐのはかなり困難だと言える。5分後に背中から羽が生えて空を飛べるっていうくらいは難しそうだ。
時給千円のバイトだと5年間かかる一千万円という金を、一年間で稼ぐ人もいる。また、年間数億円稼ぐヤツもいる。そんなに差が出る理由は、そいつらが時間あたりの賃金をできるだけ高くするために、事前に時間をかけているからだ。
イチローは毎日何時間も何十年も練習しているから打てる。だから稼げる。弁護士とか医者は時間をかけて国家試験を通過しているから稼げる職種についてる。Googleで働いてるような凄腕プログラマーは、子供のころからプログラムばっかやって腕を磨いてるから、稼げる。そういうやつらは、人生のすべてをひとつの職種にかけているんだから、稼げるのも当然かもしれない。
人生丸々時間をかけてその仕事についてるやつじゃなくても、サラリーマンでもそんなに違わない。エリートサラリーマンとか、勝ち組サラリーマンとか、そういうやつらだって、事前に時間をかけているから他の人より稼げるんだ。将来高給取りになるために受験勉強をがんばったりやらされたりして、いい学校をいい成績で卒業し、人より多めに給料をもらう。事前に時間をかけているから、多めに給料がもらえる。
だけど、エリートというのは、イコール能力のある人間じゃない。ただ我慢ができるというだけなんだ。
学歴が就職時や転職時にに重視されるのは、何の役にも立たないことに時間をかけて努力できる人物であるかという証明になるからだ。
学校に毎日通うことにどれだけ意味が無いかは、通っていた経験者なら誰でもわかる。つまり、ほとんどの人は義務教育を受けているから、わかる。学校の勉強なんて、マジで本当につまらないし、社会に出てからは役に立たないよ。
でも、なんでみんながそれやってるかっていうと、社会人になってからの仕事も、学生時代の授業とかわらない、マジで本当につまらない、何の役にも立たないことだからなんだ。会社の人事とか社長とかは、自分の会社の仕事がいかにつまらないかよく知ってるから、それに耐えて働いて、ある程度成果を出してくれる社員をほしがる。だから、学生時代に、きちんと授業に出席したり、いい成績を取ったりしたやつのほうが、つまらない仕事に耐えられる人間なんだって証明できるから、いい会社がいい給料を払ってくれる。普通の学校も普通の会社も同じ。つまらなくてどうでもいいことを、所定の時間我慢して席についたり、テストや課題で他の人よりいい点を取れば、それが評価されるんだ。だから、学生時代に時間をかけて、我慢するスキルをつけたヤツが優先していい給料をもらえる会社に入れる。
10年間、センター試験で満点を取るべく、毎日15時間くらい勉強し続ければきっと東大だって楽勝だ。けど、大抵は高校の3年間、もしくは浪人をプラスしても3年か5年くらいで解決しなければならない。
自分ひとりで現役で東大に合格するやつは、特に頭がいいというわけではなく、毎日、毎週、効果的な勉強を3年間続けることができただけだ。東京大学に入るという問題を、じっくり時間をかけて解決しただけだ。
勉強する時間が足りなかったり、自分で効率的な勉強法を活用できなくても、カネをかければ効率的な勉強法が手に入り、勉強時間を減らすことができる。Z会や進研ゼミなどの通信教育、塾、家庭教師などの学校外での受験対策。カネをかければどんどん効果的な勉強方法を使うことができる。極端にカネをかけた解決法の一例として、面接官を買収とか替え玉受験があるが、そこまで横着してかける時間を削ろうとすると、逆に失敗する確率も高くなる。また、どれだけカネをかけてどんなに効率がいい勉強方法を使っても、一日三十分しか勉強しなければ東大には入れないだろう。受験などはカネをどれだけかけるかよりも、継続して効果的な勉強が十分な時間をかけてできるかどうかが鍵だ。
就職の時も、十分に時間をかければどこかしらに引っかかる。10社面接を受けるより、1000社受けたほうが内定をもらえる可能性は上がるだろう。しかし、まったくカネをかけない場合は?1万円しか予算がない場合は、履歴書を買ってインスタント証明写真で写真を撮ったら交通費くらいしか残らないから、1000社も受けられない。また、身なりを整える金がなければ合格率は下がるだろうし、数を受ければそれだけ交通費もかかる。
100万円予算があった場合は?十分にこざっぱりとしたスーツを買え、靴、かばんなども良い物が買え、散髪してさわやかに見せることもできるだろう。地方に住んでいなければ、きっと1000社受ける分の交通費くらいは出せるだろうし、朝早くの面接も前日に現地近くに宿泊したりして余裕を持って出かけることが可能だ。
時間と金をかければ成功率は上がるけど、ものすごくがんばっていい学校に入ったりいい会社に入ったりしても、生涯所得では数億円の差が出るだけ。たったそれだけ。
他のやつらと同じ事をやっているから、苦労の割には分け前は少ない。もっと稼ぎたいなら。もっととんでもない成功を目指したほうがいいかもしれない。
とんでもない大成功をする人というのはたいていドロップアウトしている。一代で富を築いた人、カネじゃなくても、世界を変えるような大発見をしたような人は大抵そうだ。Appleのステーブジョブス、大学中退。Microsoftのビルゲイツ、大学中退。Goggleの創業者は二人とも大学院を中退している。ライブドアの堀江さんだって、途中でくだらない連中に嫉妬されて疑獄に絡めとられなければ、中退して成功した人々に数えられていただろう。
そういう有名なビジネスマンじゃなくても、自分の周りにいる成功者は中卒、高校中退、大学中退、就職してすぐ退職、事業をつぶしてホームレス経験あり、浪人歴あり、無職歴あり、などの、ドロップアウト経験者が多い。会社を退職して起業した奴らも、自ら安定した人生を捨ててレールから外れる決意をした離脱者だ。更なる成功を願い、人とは違う道を行けば、飛びぬけた結果を出せることだってある。可能性は低いけど、その分勝ったらものすごく報われる。
エリートサラリーマンを考えてみると、それまでの人生で一度もドロップアウトする勇気が持てなかった彼らは、現状から逃げ出す能力が無い。現状を変える能力が無い。優秀な手足にはなり得ても、集団を牽引する能力が無い。
全くレールを外れずに生きても、生涯所得で数億円の差が出るだけだ。数十億円以上の生涯所得の差や、何兆円にも勝る人生経験を得るには、他のやつらと同じことをやってちゃだめだ。
たった数億円の生涯賃金のために、自分の人生を無駄にするな。大勢で混雑している一般道から外れて自分の道を行け。
60歳を超えた普通の老人をランダムに選んで突然5億あたえても、家族のために残すとか、孫をいい学校に入れるとかに使いたいと思うくらいで、自分のためには特に有効な使い道が無いだろう。年取ってから金持ちになって、若い頃そのお金があったならと悔やまない人がいるだろうか?
周りのみんなが疑いもせずにやっているような何かに我慢できなくなって途中で放り出したことのある人間は、それだけで既に逃げ出さなかったヤツより才能がある。周りが何となくやっていることを、やめた方がいいと疑う能力があるからだ。みんなが赤信号をわたっているのに気づいたら、渡るな。そのほうが安全だから。周りがゆっくり動いているのに気づいたら、急げ。そうすれば人を制すことができる。
現状に不安を抱いて離脱する勇気があった人間は、何かで成功する可能性を秘めている。
失敗する可能性ももっと秘めているけど、とんでもなく成功したかったら、まずドロップアウトしないと何も始まらない。
その、現状を疑う能力=ドロップアウトする能力が無いヤツがたくさん集まった場合を考えてみると、何となくみんなやっているからと不正なことがまかり通ったりする。身近な例だと、賞味期限の偽装とか、産地偽装とか、耐震設計の偽装とか、ニュース記事のねつ造とか、経費の着服とか、癒着とか、大小さまざまな違法行為があったりするけど、実行している企業や労働者に明確な悪意があったわけではなく、ただ何となく、みんながやっているからOKだと思い、やめようとしなかっただけだ。周りが別に「このままでいいじゃん」と思っていることを、より良い方向に変えようとした誰かの意見を尊重しなかっただけだ。みんなが赤信号でわたっているから自分も渡ってみて、たまたま来た車にぶつかっただけだ。たくさんの人が赤信号をわたり始めると、轢かれる確率も上がるから。
だから、学校を中退して働き始めたとか、新卒で入った会社をやめて転職するっていうなら、結構成功する素質があるんじゃないかなって思うよ。
そういう文脈で言うと、ITベンチャーで働くってのは、現状を疑う能力を磨くにはいいことかもしれない。
他と同じことをやってるだけのベンチャーには結果が出せないし、IT企業じゃない普通の会社とかだと、思うように技術を使って結果が出せないかもね。
ITベンチャーにいた人がたまにものすごく金を得るのは、ほかの種類の会社に比べて、プロセスを変えればを劇的に金を稼ぐことができるというのを、日常的な作業を通じて理解しているからだ。
ゴールデンウィークに旅行に行こうとすると高くて混んでるけど、みんなが働いてる平日に遊ぶとすいてて安いよ。
だから、それで有利になる場合はまわりと違うことを率先してやるべき。
他人のやってないことに時間をかけるべき。何やればいいか分からなければ時間をかけて考えるべき。
悩んでるということは、少なくとも状況を良くしようと考えている訳なんだから。
なんでこんなことを書いたかというと、会社を辞めたいって言ってる友達に読んでほしいから。
やめたい気持ちもわかるけど、辞めたくても、じっくり準備してからの方がよくね?
そういうの、苦手だろうけどさ。
べっ別にアドバイスなんかじゃないんだからねっ(///)
浪人してあがる点数なんて知れてない?
ラジオで浪人しちゃいましたって子が出ててな、10校うけて落ちちゃって浪人っていってるのよ。
高いところ目指しすぎちゃって落ちちゃったっていってるのよ。
でな、「大学は女の子がかわいいところがいいよ」ってDJが薦めてるのよ。
「よっぽどの大学はいる以外どこもかわらないから、後はキャンパスライフをエンジョイするのを考えたほうがいいよ!」とか、すげぇもっともなこといってるのよ。
もっともすぎて、まだ4月なので夢いっぱいの子には厳しかったのかもしれん。。
「僕は上の学校を目指しますんで」とか、いっちゃってるのね。
「上っていったって、このおねーさんこれで慶應だよ。」って、めちゃめちゃ容赦ないのね。
「僕は東大目指します。」って・・・。
4月って厳しい季節だね。。
http://anond.hatelabo.jp/20080406221241
いや,その発想は実に京大生らしくていいと思うけど,他の増田も指摘しているようにちょっと結論を出すのが早急すぎる.実際問題,会う人がみな理想的な学生ばかりだったら,それこそ京大が世界の頂点に立ってしまいますがな(笑).そうなっていないところを見ると,会う人が必ずしもみな理想的な学生でないことになる.Q.E.D.
それはともかく,今の状況は,宝くじを100枚ほど買ってみて,全然当たらないじゃないか,と嘆いているようなもので.だって,せいぜい数十人くらいでしょう,これまでに会った京大生って.しかも,ほとんど現役((「浪人,現役」の意味ではなく.))の.それならば,京大の1000分の1も見ていないわけだ.元の増田が見たのも京大の現実ではあるけれども((そして,残念ながら,そちらの方が主流だ.)),ここの現実はそれだけでないこともまた事実.もう少しいろいろと見た方がいい.少なくとも500人以上には会ってみよう((それでも全「学部生」の5%未満に過ぎないが.)).
その時になっても「なんだこの大学」と同じ気持ちで言えるならば((普段は,別の意味で使われることの方が多い.)),また相談に来てください.吉田南総合館でいつでも待ってますよ.
元増田です。
http://anond.hatelabo.jp/20080406225235
「お前の入る学部はすごいムラがある」ということ自体は聞いてましたがまさかここまでとは、
と思ったんで余計なショックを受けたのかも知れません。
騙されたと思って、前期の間いろんなところに潜っていってみては。
カルトに気をつけて、やってみます。
http://anond.hatelabo.jp/20080406225322
僕も学部を出たらまず会社か省庁に行きたいと思っているんですが、
それでもやはり大学時代に勉強して得るであろう能力を社会のために使いたいという気持ちはあります。
文系なのに夢見過ぎと周りには言わるでしょうけど。
まあ、今年はいろいろ調べつつ、大学での基礎学力を磨こうかな。
http://anond.hatelabo.jp/20080406224704
ジャングルwその表現面白いですね。
どうやら自分で動きまわれば飢え死にはしないで済みそうなので、少し安心しました。
http://anond.hatelabo.jp/20080406221640
僕は近視なんです。浪人してますます進行してしまいました。
(元増田の記事が読めなくなってしまっているので、トラバ先の増田のエントリにだけ関連して書きますね)
理系で、将来も研究を続けることを考えている場合は、確かに学部から東大がいいのかもしれませんね。
文系で院に行く気がない場合、その限りではない気がします。というか文系の人で、東大のために1年浪人したことで人生が好転した人をあまり見たことがないのでした。
私は東大のために1年浪人しようか考えた末、諦めて私立に行ったことをしばらく後悔していましたが、受験から15年たった今は、「べっつにどっちでもよかったんじゃん?」という結果になっています。仕事に学歴が役立ってません。いい意味でも悪い意味でも。
周り見ていると、特別なところ(東大の派閥が有力なところ。官庁とか、そういう企業とかね)に就職するのでない限り、少なくとも東京では東大と早慶で1年無駄にするほどの差は、ないと思います。就職試験においても、入ってからにおいても。そして、実力勝負の分野でフリーで働く場合なんかは、本当に関係ないみたいです(東大だとクラ友とかが偉くなっていて仕事を斡旋してくれる場合があるけれど、同等の人脈は早慶でもその気になれば形成可能のため)。
ただ、フリーターになった場合はどうなのかな。東大卒フリーターだった友達は当時、「東大でなかったらフリーターの自分はプライドが保てなかったので、せめて東大でよかった」みたいなことを言ってました(仕事場では高卒ってことにしてたらしい)。けれど私は、2年くらいフリーターだったとき、「こうなるんだったら東大に入ってたらよかったのになあ」とは全然思わなかったので、というかプライドとかあんまりこだわりなかったので、人と場合によるかもしれないですね。