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はてなキーワード: アフリカとは

2010-10-08

http://anond.hatelabo.jp/20101008001916

当選したてのオバマ大統領へのインタビューで「アメリカってここですか?」と地図アフリカを指すレベル

相手の貴重な時間を取ってるんだから、ちゃんとした質問ができるインタビューアーをだすのが礼儀。そうじゃなくても、知らないは知らないなりに「先生の専門分野の有機合成化学はどういうことを研究しているのお聞かせ下さい」とか「これを使うと、どういうことができるようになるんですか」とか聞きようがあるだろうに。

2010-09-28

南京大虐殺はすべきだったし、朝鮮人強制連行はすべきだった。

南京大虐殺はすべきだったし、朝鮮人強制連行はすべきだった。

俺は今まで日本植民地支配は人道的で、インフラ整備や現地人のために教育を施したり、素晴らしいものだったと錯覚していた。でも、最近ニュースを見ていると、どうやらその方法は間違っていたということに気がついた。欧米列強の猿真似をして、植民地支配をするなら、徹底的にそういうことも真似するべきだったんだ。

日本は和をもって尊しとなすと言うけれど、その方法で支配をした国なんてほとんど知らない。野蛮人を手なずけるなら、最初に徹底的に主従関係をはっきりさせ、反抗する気がなくなるくらいいじめ倒してやらないとダメだ。下手に絶滅寸前のハングルを掘り起こして教育をしたばっかりに、猿に知恵がついてあることないこと吹聴される。そんなことなら本当に歴史を全て書きかえてやればよかったんだ。南京大虐殺だって、下手に中国人を生かしているから謝罪と賠償を要求される。あのとき皆殺しにしておけば今こんな事にはならなかったんじゃないかな。

アフリカ人は欧米に反抗しようなんて思わないし、実際身内の争いでそれどころじゃない。アジア日本が支配した時に、平和じゃなくて身内同士の軋轢を残す政策をすればよかったんだ。具体的に言うと、インドの支配は本当に素晴しいと思う。アーリア人は現地人を奴隷アンタッチャブルに置いて、ヒンドゥー教という強い理由づけを強いた。前世の業のせいだと本人たちは信じきっているし、アンタッチャブルはその中でお互いを見下しあって、ほんの最近まで身分の差に疑いを持つことなんてなかったんだ。今だってそうだ。そんなのが1000年以上続いてる。士農工商の下に設けた身分のように、植民地政策をしている国の人々はそういう身分に置くべきだったんだ。もちろん、今の台湾人みたいに、日本の統治を良かったと言ってくれる人も少なくないけど、あることないこと言われるどころか、無いことばっかり言われて、それにお金を払う事になるなら、最初からそういう事をしておけばよかったと思う。

ナショナルジオグラフィックでやってる「犬の気持ちわかります」でも言っているように、犬と人間最初上下関係をはっきりさせないと、飼い主にも犬にも不幸な結果を招く。犬は犬らしく育ててやらないと勘違いして飼い主にかみつくんだ。

2010-09-16

http://anond.hatelabo.jp/20100915214054

ドイツ比較的分散してると思います。

ご指摘の通り、連邦制を採っているドイツイタリアと並んで、ヨーロッパでもっとも一極集中から縁遠い国です。

但しこれはあくまで「例外の無い都市への人口集中」の範疇に含まれる話です。経済発展に伴う必然なのはあくまで「都市化」。都市化=一極集中ではないので、そこは区別してください。

都市化の受け皿がある一つの都市になるか、幾つかの都市になるか、とういうのは国土の広さや地方分権政治歴史的状況によって差があるというだけことです。近代における都市化のトレンドには原則として例外はなく、トレンドとは言い難い範囲まで視野を広げても、都市から田園への人口拡散として挙げられる例外は、

・戦時の疎開および都市崩壊による難民

文革期の中国ポルポト政権下のカンボジアの強制移住

といった異常事態時くらいになっちゃいます。一国一都市圏とは限りませんが、経済が発展する限り、田舎は衰退するものなのです。

国家規模、面積で一極集中してる例ってあるんでしょうか?

欧州の典型はフランス連邦制国家でありながらイギリス一極集中が強く、実は欧州の大半の国が一極集中型の国家です。欧州33カ国で一極集中していない国は独伊蘭瑞(西が微妙?)くらいでしょうか。さらに言えば、実は先進国の多い欧州諸国より、急激に経済成長を遂げているアフリカアジア中南米といった発展途上国の多い地域の方が、一般に一極集中の度合いが激しい国が多いです。コートジボワールメキシコ韓国バングラなんかの一極集中度合いは凄まじいです。世界では一極集中している国の方が圧倒的多数派で、その度合いからすれば、日本は決して一極集中が激しい方の国ではないですよ。日本世界有数の人口比較的広い国土を持つ国なので、その割には一極集中具合が大きいと言えるかもしれませんが。

都市化」は近代国家、特に全体主義的な強力な統制を行わない国家では必然で、一極集中の程度については、日本のような

・特別に広大な国土を持っているわけではない

・150年近い中央集権国家伝統を持っている

産業化の進展が工業化段階を通り越して成熟化している

という条件の国では「一極集中しつつも、他にも数個の有力な都市圏が生き残る」という方向に進むのが自然でしょう。今後の日本について言えば、東京圏、中京圏以外はかなり地位が低下していく、と予測されていて、関西圏でも安泰とは言い難い感じです。道州制等を実施すれば、福岡仙台等発展する都市圏がもうちょっと増えることになるでしょうけど、都市化の受け皿となるような都市圏の数を増やすには、かなり思い切った地方分権政策を採る必要があると思われます。

経済原理が何を指すのかよくわかりませんが、

大雑把には「経済成長を高めるための原則」という意味で使用しています。

物流自動車関連、インフラ整備、農業、これらがほとんど死滅するんですけど、経済原理日本に当てはめてこれが本当に望ましいんですか?

特定産業があまり急激に崩壊すると、問題が大きくなりすぎることも考えられますが、経済原理上は、基本的には「死滅OK」です。

建設土木(特にインフラ需要が大きい土木)と農業日本で最も生産性の低い産業に分類されます。この産業の規模縮小は原則的には経済プラスです。物流については人口集積が進めば効率化が進む産業です。自動車産業日本で最も生産性の高い産業の一つで、これが滅ぶのは困った話なのですが、田舎が滅んでも自動車需要は若干へこむ程度。そもそも少数派の非都市住民が減ったからといって

「(非都市住民が自動車にかけるお金都市住民の自動車にかけるお金)*非都市住民の人口減少数」

分が減るだけですので死滅には程遠いです。自動産業は基本的に輸出産業ですし。

以上、先進国経済成長において重要なのは「雇用」より「生産性」であるのが通常だ、という経済学見解を知らないと、なかなか納得しがたい話ではあるのですが、それが経済成長における経済原理です。

周囲の国家から出稼ぎにくる労働者があって成り立つようなモデル日本に持ってきていいんですか。

「周辺国からの出稼ぎ」を「(国内農村部からの『移民』」に置き換えていただければ、成り立つのはおわかり頂けるかと。まあ、本質はそこではなく、現在地経済を支えている一次産業建設土木の低生産性(特に資本投下比のリターン)なんで、そんなことにお金使ったら資本の浪費ですよ、ってことなんですけどね。

2010-09-03

http://anond.hatelabo.jp/20100903193348

問題です。次の中から『社会の役に立つ学問』を全て選べ(複数回答可)

数学

宇宙物理学

・古生物学

西洋

アフリカ地域

英文学

メディア芸術

2010-08-29

http://anond.hatelabo.jp/20100829171921

元増田さんかい?

一時的にそれらの地域英語が使われることはあるかもしれないが、人口経済規模、教育水準あたりが整備されるなら当然のごとく現地語に置き換わっていくと思うよ。

一般論はその通り。ただ実際にはそんな状況にないことは、ケニアなりケラーラの人に聞けば判る。現地語での諸環境整備への最大の障害は「地域圧倒的多数派の言語」と言えるものがないこと。例えばスワヒリ語は東アフリカの大言語だけど、この地域言語は500以上あって民族意識もあってスワヒリ語公用語化への反発は強い(タンザニアとか国語化しようと頑張ってるけど)。英語の方が抵抗がないし、実際ビジネスにつながるのもあって、意欲のあるキクユ人はスワヒリ語じゃなくて英語を頑張るんだよ。

一番英語に不自由しなさそうなスカンジナビア地域連合でさえ、英語じゃなくてその地域言語公用語にしてるよ。

これは認識不足では?そもそもスカンジナビア地域連合という組織に思い当たる節がないから、自分の誤解かもしれんけど、北欧の範疇で言えば、確かにノルウェー人とスウェーデン人が会話するなら、お互い母国語で済ませるけど(通じちゃうからね)、それはあくまで私的な会話での話。ある程度オフィシャルだったり、フィンランド人が加わったりすればやっぱり英語で話すのが普通だよ。スカンジナビア人は言語が近いだけあって、英語が流暢な人多いしね。

なんでアフリカの「仏語圏」がわざわざ英語共通語にするわけ?どう考えても仏語の方が蓋然性高いでしょ

もちろん。ただし西アフリカなんかの仏語優位は一時的な現象にとどまる可能性が高いと踏んでるよ。「英語圏が過半数の地域で国際共通語の地位を占めるような事態になる」ことが(王手がかかっているけど)まだ決定していないのは、ヨーロッパ言語圏、特にスペイン語圏やフランス語圏なんかが「英語化」に反旗を翻す可能性が残っていると思うから。ただし仏語圏やイベリア語圏(これは既にある程度確立してるね)という形で共通語圏が一旦定着してしまった後、それらヨーロッパ言語共通語圏が英語共通語化の流れにどこまで抵抗できるか怪しいはず。母語共通語スペイン語圏は残る可能性があるけど、一旦非母語を受け入れた国が、その共通語をさらに英語に置き換えるのに抵抗が強いとは思えないよ。

http://anond.hatelabo.jp/20100829162956

現状では非英語圏になってる、南インドアフリカの仏語圏でも国際共通語の必要性は増してくるだろう。その時に選ばれるのは「英語」であると予想すると

なんでアフリカの「仏語圏」がわざわざ英語共通語にするわけ?どう考えても仏語の方が蓋然性高いでしょ。

一番英語に不自由しなさそうなスカンジナビア地域連合でさえ、英語じゃなくてその地域言語公用語にしてるよ。

同様に、中南米ではスペイン語ポルトガル語はそのままでもそれなりに通じ合えるのに、わざわざ英語が持ち込まれる可能性もないよね。

本来非ヨーロッパ語圏の地域でも、多言語すぎるブラックアフリカ英語の影響が強いコモンウェルス系(インドマレーシアとかね)なんかは英語圏になっていく、と考える方が妥当でしょ、って話。

例えば、東アフリカの5カ国に話者がいるスワヒリ語が独自のスワヒリ語ブロックを作れると思う?東アフリカは国際共通語の必要が増すにつれて英語圏になっていくと思うよ。

例えば南インドのドラビタ語圏で「タミル語共通語に」とかになるとは思えない。南インドの人々が共通語の必要に迫られた時に選ぶのはヒンディー語ですらなく、英語だと思わない?

タミル語とかスワヒリ語とかは高等教育の語彙が日韓中あたりに比べたら整備されてないから一概に言えないけど、その地域がどれだけ強くなるか、全てはそれにかかってるんじゃないのかな。一時的にそれらの地域英語が使われることはあるかもしれないが、人口経済規模、教育水準あたりが整備されるなら当然のごとく現地語に置き換わっていくと思うよ。エリートしかわからない言語と非エリートでも身につけられる言語なら当然後者が選ばれるだろうからね。

http://anond.hatelabo.jp/20100829141140

ラビダ系とか話してる庶民が近い将来英語が通じるようになるとも思えないのでいくら公用語だからと言ってインドの十数億を丸ごと英語圏扱いするのは無理があるのでは?

今の話じゃなくて、これからの話だよ?

現状では非英語圏になってる、南インドアフリカの仏語圏でも国際(地域間)共通語の必要性は増してくるだろう。その時に選ばれるのは「英語」であると予想すると、印欧語圏のほとんど、世界の6割が英語圏になるだろう、ってことね。この印欧語圏をベースとした英語共通語化の流れに抵抗が強いのは、非ヨーロッパ系のある一言語が少なくとも一国の共通語となるくらいには普及していて、英語の影響力も小さい国くらい。そう考えると人口ベースで1/3くらい、国ベースだと40国かそこらくらいしかないんだよ。

本来非ヨーロッパ語圏の地域でも、多言語すぎるブラックアフリカ英語の影響が強いコモンウェルス系(インドマレーシアとかね)なんかは英語圏になっていく、と考える方が妥当でしょ、って話。例えば、東アフリカの5カ国に話者がいるスワヒリ語が独自のスワヒリ語ブロックを作れると思う?東アフリカは国際共通語の必要が増すにつれて英語圏になっていくと思うよ。

もちろん南インドの庶民層が流暢な英語を話す日が来るとは思えないけど、それは元増田が言う「英語支配の時代は来ない」と言うだけの話。英語の地位が低下するとするなら、非英語地域をある程度横断しての共通語に選ばれなきゃならないんだけど、例えば南インドのドラビタ語圏で「タミル語共通語に」とかになるとは思えない。南インドの人々が共通語の必要に迫られた時に選ぶのはヒンディー語ですらなく、英語だと思わない?

人口増加率から言えばアラブマレーとかイスラム圏だけで3分の一いくし、中国も加えれば過半数になるはず。インドアフリカも英語ばかりでないこと考えればむしろ英語圏が3分の一くらいのはず。

ちょっと統計数字不正確かな。イスラム人口は12億ってところで、1/3に程遠い。その大半は非アラブ人で、ムスリム圏の中には北インドやハウサ始め、英語圏に取り込まれそうな地域が多数あるよ。英語の国際共通語としての地位が簡単に固まりそうにないのは東アジアアラブ語圏、東南アジア(旧英米領除く)くらいでしょ。世界人口の1/3ちょっとくらいで、中国人口増が鈍化してる現在、この割合は減る方向だよ。(ところでアラブマレーって何だ。聞いたことないぞ)

http://anond.hatelabo.jp/20100829114516

お互いに近い関係にあるゲルマン系・ラテン系言語だけで世界の1/3以上の人口・国を押さえちゃってるという偏った状況が出発点で、これに本来印欧語と無関係なドラビタ系語圏なんかも含んでるのにインドが与しちゃってる以上、広く印欧語圏での英語の優位は変わらない。

ラビダ系とか話してる庶民が近い将来英語が通じるようになるとも思えないのでいくら公用語だからと言ってインドの十数億を丸ごと英語圏扱いするのは無理があるのでは?現状だってごく一部のエリート観光地くらいしか通用しなかったはず。あとアフリカの旧植民地とかも英語圏ばかりでもない上に本国英語とは別物と言っていいほど変化したものになってるからアフリカも丸ごと英語圏扱いできるようなもんでもない。人口増加率から言えばアラブマレーとかイスラム圏だけで3分の一いくし、中国も加えれば過半数になるはず。インドアフリカも英語ばかりでないこと考えればむしろ英語圏が3分の一くらいのはず。

英語の時代」とはそういう意味ではない

元増田です。ああ、そういう風に取られるかと思ったので補足。

私が「英語の時代」と言ったのはそういうことではなく、現在先進国人間が誰でもその国の公用語を「国語」として、日常会話から高度な話題に至るまで読み書きできるようなことが英語において起こりうるということはないということです。中国語圏での北京語アラブ圏での古典アラビア語スイスでのフランス語、そういったものの地位に英語が就くことは無理です。その外の世界では英語をしゃべる集団が社会の中に形成されていないし、テレビラジオで聞きかじっていれば身に付くなんてのはヨーロッパゲルマン語圏でもなければ無理。

そして、エリート英語の読み書きを寡占する状態なんてのは続きません。アンデルセン偉人たる所以の一つは、作品を「デンマーク語で」書いたこととされています。当時デンマークでは、上流階級フランス語中流階級ドイツ語を話していてデンマーク語は下層階級言葉のように扱われていたわけです(現代で敢えて近い例をこじつければ、台湾での北京語客家語・台湾語、その他少数民族語の状況ぐらいでしょうか)が、こうした努力によってデンマーク語が独仏語にも劣らない機能を獲得することができたわけです。

英語の支配」とは帝国主義まっさかりの19世紀に世界が逆転することです。そんなことを長く世界が許すはずはないでしょう。そして英語一極支配を肯定している「現地人」はそのうち必ずや顰蹙を買うことにも気づくべきです。

相対的少数派の東アジアアラブ東南アジアの大半なんかの人々だけが英語の支配する世界から取り残されていくと考えるべきです。

http://anond.hatelabo.jp/20100828124034

それだけの人間世界人口に占める比率は決して小さくないどころか非常に大きいわけですが。過半数になりこそしないかもしれないが、大雑把に見て3割は堅いでしょう。

となれば、たとえばアラブが(古典アラビア語東アジア漢文東南アジアマレー語あたりで固まったとしてもこれは「ガラパゴス」とは言えず、むしろ現在経済発展の流れが続くならばEUを上回る経済圏が出現することになる。これは「グローバル化」ではなく世界の「ブロック化」であり、つまり「英語」は「国際語」のうちの最大勢力ではあっても支配言語ではなくなってしまうわけです。要するに英語の影響力は弱まる。

ちなみに現在でもヨーロッパ人は「EU共通語英語よりもむしろフランス語」と意識している人は少なくないし(建前としては全言語共通語)、アラブ圏での古典アラビア語中国での北京語のようなもので、この地域経済発展に伴ってこれらの言語の力が強まりこそすれ弱まることはないはずです。また、ブラックアフリカでもスワヒリ語ズールー語、東南アジアでもマレー語インドネシア語の力が同様に強まるはずです。その方が自分たちの固有の文化(多くの場合言語も)に近いわけで、「近代語」をエリートに独占されずに誰でも学べる形になるわけですから(国民国家の出現と教育制度の整備に伴い、読み書き能力エリートが寡占していた状態の破壊が進んだことを思い出してください)。

日中韓なんかでは確かに「そのような流れは一般化しえない」かもしれないけど、そんな地域は少数派なんだよ。地図帳と統計資料見ようぜ。インドアフリカ人口なめんなよw

http://anond.hatelabo.jp/20100828155450

あなたに言われなくてもその程度の数字は知ってますけどね、日中韓人口もなめんなよということです。こういう物事というのは多数決で決まるものじゃないのでね。

スペイン語フランス語ロシア語ウルドゥー語etc.の「そこそこの努力英語力を得られるインド・ヨーロッパ語族言語を(少なくともエリート層は)日常的に使ってる地域」なんだよ。

残念ながら同じインド・ヨーロッパ語族であっても、ヒンドゥー語やウルドゥー語ペルシャ語英語文化が違いすぎて、もはや英語は「学びやすい言語」とは言えない。「難しいとは言えない言語」程度だ。トルコ語日本語と文法が類似しているというが、日本人トルコ語を理解するためには、イスラム教オスマン朝のことをかなり体で理解しなければ礼儀作法といった文化コードまで含めたレベルでの習得は極めて困難だろう。それと同じ壁が存在する。

あなたも言ったように、高度な英語力を身につけられるのはエリート層にとどまり、それに対する非エリート層の不満は経済発展につれて急激に高まることは容易に想像できる。

2010-08-28

http://anond.hatelabo.jp/20100828124034

やれ英語の時代だ、やれグローバル化だということが近年安易に言われるが、ヨーロッパのような文化的に近縁な地域や旧大英帝国、また米国の勢力圏化にある中南米を除いてそのような流れが一般化しうるのかという検討が全くなされていないのは実に不思議だ。

そこまで判っているなら、結論は逆だろ。

ヨーロッパのような文化的に近縁な地域や旧大英帝国、また米国の勢力圏化にある中南米、それに英語、仏語なんかが公用語なっちゃてる旧植民地国」を合わせると人口でも国家数でも半分超えちゃうんだよ。日中韓なんかでは確かに「そのような流れは一般化しえない」かもしれないけど、そんな地域は少数派なんだよ。地図帳と統計資料見ようぜ。インドアフリカ人口なめんなよw

英語vsその他の言語」なら

英語圏文化普遍的で上位にあるものとして強要しない限り、十分な英語力を得られない異文化圏人間を無視して英語支配を正当化することはできない。

ってのが成り立つけど、真の多数派は、英米のような純粋英語圏でも、英語が完全な異文化日本のような地域でもなく、スペイン語フランス語ロシア語ウルドゥー語etc.の「そこそこの努力英語力を得られるインド・ヨーロッパ語族言語を(少なくともエリート層は)日常的に使ってる地域」なんだよ。だから実態は「英語vsその他の言語」じゃなくて

英語圏英語の習得が楽な印欧語圏 vs その他の言語圏」

なっちゃてる。だから英語の国際共通語化は止まらないよ。中国インドネシア日本あたりが頑張った所で止まるようなもんじゃない。

もしも生活保護がなかったら

突然ですが、私はもしもの話大好きです。

「もしも重力が半分になったら」「もしも女にちんぽ、男にまんこついてたら」「一日ごとに前日に戻っていったら」「西暦1年からの人類全員がスタープラチナという幽波紋スタンド)を所有していたら」

とかね。

今回の妄想は「日本生活保護とか自己破産がなかったら」です


例としてある若者、A君を主役にします。

A君は親身になってくれる友人や親族がいない若者です。

A君は勤めていた会社が潰れて無職になり、就職難で再就職先が決まりませんでした。失業保険存在していますが、それが切れて無収入になり、貯金を食い潰し貯金が底をつきました。

まず、A君が毎月生活するのに10万エン要るとしましょう。架空世界の金額です。

A君がすかんぴんになってもお金は必要です。そこでA君は銀行君からお金を借りました。

この世界では、国民総番号制とかが導入されてて、個人が抱えている債権も番号照会で本人確認さえあればわかると言うか、多重債務をするには既にお金を借りている人の許可が要るとか、そういう世界観にしてください。架空世界なので。

A君は銀行君だけからお金を借り続けました。他の個人や、別の金融からお金を借りる事はしませんでした。多重債務がめんどくさいと考える、わかりやすいのを好む人ですので。

A君は再就職の為に手を尽くしましたが、彼は3年分の毎月の生活費360万エンの借金を背負った時点でこれはもう返せないなと判断しました。

そこで、生活保護自己破産も無い場合って、奴隷契約法律や仕組みとして普通に存在するのではないかという観点から本題に入ります。

A君は3年分の生活費360万エンを借金として背負い、

「今のままじゃ返すアテが無いから銀行君所有の奴隷身分にしてください」と願いでました。

奴隷身分は財産没収と住む場所と仕事を選ぶ権利の放棄の代わりに生活環境債権者に委ねる事です。仕事内容は僻地暑い寒い・臭い環境での単純労働メインとなっており、いくら奴隷身分といっても人権が全部なくなるワケでなく、先述の国民番号のカード銀行君所有の奴隷身分とか加わるぐらいです。他にもいくつか制限がかかるとは思いますが、それは別の話。

とりあえず汚いはあってもケガをする危険性が高い仕事風俗店などの性的仕事奴隷身分の人を就かせる事は絶対になく、そういった仕事は自由身分の人が自ら選択する、と思ってください。

A君は銀行君に所有物を全部差し出して奴隷身分になりました。

銀行君が指定した勤め先は行った事がない県の、無名の地方で、作業内容は冷蔵庫内の単純労働。実際にそれを生業としている人が「ああ!?俺の仕事奴隷がやる仕事とでも言うのか!?」と思われたらごめんなさい。

拘束時間環境環境だから毎日短め、もしくは2時間休憩を挟んで2回。週4勤務とかが現実的でしょうか?住む所は職場指定の寮で、同じ奴隷身分の人3人で3LDK奴隷寮に住まわされます。毎晩そこ以外に宿泊する事は認められておらず、個人が所有していい物品の量も一度没収されたとはいえ制限されていますが、テレビラジオ等は部屋に備品として支給されています。

A君の職場工場主さんは、現場では普通の人も雇っているけど、長続きする人が少なくて安定した労働力を確保できない事に頭を悩ませていました。

そして、普通の人は毎日バス自家用車通勤しており、時給+交通費を支給しているので、工場内に作った寮に入居して生活する、数年は安定して辞めない労働力が欲しいと考えていました。

奴隷身分の人は大切にされます。360万エンスタート債権抱えていますし。

毎月15万エンの手取りが発生するとして生活維持に7万エン(携帯無いのと一人暮らし賃貸じゃないから安い) 、債権者への返済に7万エン、余った1万エンを自由に使ったり貯蓄したりできます。

なお、この給与は同条件で働く自由身分の人と差はありません。雇用主の給与振込先口座がA君宛と銀行君宛の2つあるぐらいに考えてください。

急な出費とかもあったけれどA君は60ヶ月、5年ほどで3年分の生活費借金を利子込みで完済し、自由身分に戻りました。

この奴隷身分制度で得をしたのは、土地代安い僻地工場を作った工場主さん。

なぜなら、5年間辞めない、職場からすぐの奴隷寮に引っ越して住んでくれる労働力を得れたから。給料の額は奴隷身分と普通の人とで違いはありませんが、交通費支給が無い分安上がりだったのかもしれません。

次に銀行君。利子込みで貸した額以上を回収して儲りました。

他に、僻地商店もA君という生活消耗を買う人間が1人増えた分潤ったと言えるでしょう。奴隷寮という建物を建てた建設業の方も、奴隷身分制度があるから仕事が増えて潤うでしょう。

最後にA君。彼は救われたでしょうか?

まぁ、言いたい事は生活保護とか自己破産とかあってよかったねと。

なかったら色んな生き方を選択すると思うけれど、奴隷身分がひっぱたかれたり風俗強制労働かまされるのは非現実的だろうとか借金せずホームレスになる人増えそうとか、食うに困って犯罪をして捕まった人はどうなるのだろうとか色々考えました。

また、奴隷身分を借金をしているA君が自ら選択したというのは、ヴィンランド・サガという漫画で「借金を返せなくなった戦士が、生活の為に自らを奴隷として売ったという事もあった」という解説があった事から考えました。

現在日本に建前上存在しているモラル教育文化レベルを保ったまま奴隷制度があったらこんな感じなのかなぁと。

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この事を話したら

奴隷を働かせると利益が大きい事に気がついた雇い主が僻地に作業場を建てず、あえて家賃を適正に高く出来る場所に建てて「債務奴隷」を意図的に作る可能性もあるのでは?労働者は働けば働くほど経費がかさみ、最終的に子孫の人工も借金に入れてしまうのでは?」

アフリカでの債務奴隷の例だと、ノー財産に対して農地と農機具、生活環境を与えて常に微妙マイナスになる様にしています」

「実際のところ今の日本都市部でのワーキングプアは、産業構造全体が共有する債務奴隷と言えると思うし、それが(10年単位とは言え)成立している以上は収斂として日本でも債務奴隷を行う、受け入れて行く事はあると思います。行政も有効な多数勢力が満足する方向で調整気質を発揮しますし。まあ、その辺りマスコミとかちゃんと考えているならば、もっと大っぴらに発展途上国での債務奴隷という概念を、日本国内と対比してみたりして若年者に啓蒙する番組を作ると思いますが、そんな番組スポンサーなんてつかないでしょう」

「そこで、社会構造の問題じゃなく「自己責任」にしておくのが賢い国体運営だろうと。少なくとも義務教育海外での債務奴隷概念を教えて、果たして社会構造の問題なのか自己責任なのか問いながら大人になる様にすべきだろうなと。その子ども達が有効な有権者ピラミッドになるスパンで見ないと多分解決しないです。(そんな暴動や革命を誘発しかねない教育を国がするかはともかく)」


とのご指摘、感想をいただいて、現実っておっかないなぁと言うか、上記の自分妄想よりよっぽど面白い話だなと思ったり。

また、その方に、奴隷身分制度ができたとして、彼らにどのような仕事を任せるかが一番の問題だと思うと話したところ

「その場合は、たぶん、「奴隷なっちゃうような能力の奴にやらせる仕事なんかない」だと思う。人件費の安い海外でやらせて責任感もたせたほうがトータルで得になる。前出と反するようで切り分けていくとおそらく両立は可能。っていうか多分、現状でしてる。」

との答えが返ってきました。オオゥ

例えば、今回の例のA君の場合。チルド食品の、加工肉の取り扱いだったとしましょう。それは、海外に委託する事は難しい物の1つです。(肉の原産地が国内だから)

ですが、同じ仕事同じ条件でもっとマジメに働くであろう、移民を取り入れる。奴隷の輸入…と書いたら、ものすごい物騒なアレなんでここまでにしてみます。

最後に、現実世界生活保護がなくなったとして、日本で生活ができない日本人は、自らの生産能力を低い物だと認識して物価の安い海外へ生活の為に移り住むのでしょうかと尋ねたところ

国家の定める法やモラルよりも生存の方が優先するから、海外行かなかった人によって滅茶苦茶犯罪率高くなるでしょうね。そして一度海外に行ったら、まず末代まで戻ってこない。ますます経済規模が小さくなる→景気悪くなる→仕事なくなる→人いなくなる→経済規模。日本オワタ

と、感想をいただきました。つまるところ、既に増田が散々議論しているとおり、生活保護と言うか生活できない人の寝食を保障する事は治安維持の為になくてはならない事なのだと思いました。

最初から増田投稿する記事ですよと前置きを置いて話したので、誠に勝手ではあるのですが無断で改変・転載させていただきました。ありがとうございます

でも借金を次の世代に持ち越したり、起業して失敗して借金を作った人が再起できなかったり、借金を返す為に風俗で働いたりする日本はイヤだなぁと思います。

…アレ?

24時間テレビはたしかに腹が立つ

小学生の頃からずっと嫌いで見てないし

アフリカの貧しい人たちや障害者勝手に「かわいそう」みたいなステレオタイプな捉え方で放送するのいい加減にやめたほうがいいんじゃね?

2010-08-27

http://anond.hatelabo.jp/20100827182837

ここでいう「回り道」ってのが仕事就職に全く役立たないものの例として取り上げられてたから。

もちろん一般的には、アフリカ半年放浪してたとか、アメリカ大陸縦断バックパッカーをやってたとか、

場合によっては活かしようのある回り道もあることくらいは分かってるよ。

2010-08-23

今日一日で見つけた、アマゾンサクラ

・激動するアジア経営戦略中国インドASEANから中東アフリカまで / 安積敏政

・ヘコむな、この10年が面白い! / 小寺圭

・「開かれた地域主義」とアジア太平洋地域協力と地域統合APECの適切性と親和性についての実証的研究~ / 星野三喜夫

・たかが英語、されど英語 日本人の「英語メタボ症候群」の処方箋 / 星野三喜夫

 

AmazonASEANに関する本を探してたらひどいのばかり出てきた

2010-08-11

http://anond.hatelabo.jp/20100811105401

アフリカ発展途上国とか貧困国とかの人たちがむやみやたらに子供をポコポコ産みまくるし、

性病特にエイズなんかがかなり深刻になってるので「コンドームの使い方を教えよう」として、

さすがに勃起したチンコに装着してみせる訳にも行かないから、

代わりに魚肉ソーセージとか張り型で代用して教えてみたら、教わった人たちはチンコに装着しないで

魚肉ソーセージコンドームをはめて、それを横に置いておきながら生でセックス

みたいな風に理解して実行してしまい全く効果がなかった、みたいな都市伝説って本当なのかな

2010-08-09

http://anond.hatelabo.jp/20100809230022

どうでもいいけど、そこで搾取されすぎて死んでるアフリカ付近の発展途上国の可哀相な人達避妊せず子供を作って金欠から教育を受けられず生産能力も上げられないままローテクな技術を使わざるを得なくなって過労死してる訳でしょ?

自業自得だよ。良く勘違いされるけど先進国人間文明的な生活を送っている代償で死んでるわけではないからね。

2010-08-06

アフリカエイズ率異常じゃね?

エイズってそんなセックス一発で必ず移るような病気じゃないわけだが

なんであんなに蔓延してるんだろう?

そんなにとっかえひっかえフリーセックスしてるのか?

ゲイが多いのか?

2010-08-02

http://anond.hatelabo.jp/20100802161515

オメガトライブ(後半はオメガトライブキングダムタイトル変更)っていう漫画知ってるかな?

ひきこもりアフリカに連れてかれて、妖精ちんこでかい)にそそのかされて世界の王を目指してとりあえずいっちょ日本クーデターを目指すって話。

次世代の覇権をめぐって、自称次世代の人類ライバルたちが出てくるんだけど、ラスボス(そして最終的な勝者)の特性、主義、主張、スタイルは無性生殖なんだよね。

生と死さえも超越した人類最後の究極進化

考えてみればたしかに、自己実現というのは、究極の個を目指すということにほかならないわけで。

金で食糧を買って、あらゆる物が通販で手に入って、金でセックスができて、ネット墓参りまで出来るこの時代に、寄り添って生きるという意味はどこにあるのか?

最終的に、死を超越したらその先にはなにがあるのか?

2010-07-26

生活保護制度は廃止すべき

憲法は最低限度の生活を保証するものとあるが、学費全額支給は最低限度を超えている(中卒でいいだろ)

働かないと受給額が減るから働かないとか抜かす奴に生かす価値はない。

生活保護廃止で浮いた財源を底辺労働者への保障へ回せ。無職に救う手はない。

貧しい人ほど太るのがどうした。それは飢餓じゃない。アフリカにでも送ってやれ。

それでもどうしても生きたいなら

働け

2010-07-23

http://anond.hatelabo.jp/20100723205633

追加

http://news.google.co.jp/news/section?pz=1&cf=all&hl=en&topic=w&region=il

アフリカは他に結構あるけど南アだけでいいか。

あと南米は「ガイアナ」ってのが唯一の英語公用語国らしいんだけど

GogleNewsに無かった。

2010-07-21

http://anond.hatelabo.jp/20100721175548

でもさでもさ、この子の心臓を直すのに1億円必要なんです、募金お願いしますって言われてもさ、

その募金した金でアフリカの子何人救えるんだろとか考えたことない?

他人の命同士なら天秤にかけれるんだけど肉親の命ってそうはいかないよね

2010-07-20

逃げなんて恒常的に行われてることだ、それを取捨選択というか、逃げというかってだけで。

例えば、あんたはアフリカの貧しい子供たちに何かしてやったのか?

ホームレスに銭をあげたことがあるか?

部屋に飾る絵を描いたことがあるか?

枯れそうな花に水をやったことは?

さびしそうな奴に声をかけたことは?

やりたい、みんなはやってる、やらなきゃいけない、でもしないことなんて死ぬ程あるだろ。

人間中身は似たようなもんだ、どんなに憎い奴も、どんなにいい奴も、根っこは同じ。ただ、ちょっと違うだけで

親が病気ってだけで、

田舎に生まれたってだけで、

顔が悪いってだけで、

女ってだけで

その人生面白いように腐っていく。俺と変わりない人間が、ただちょっと違うってだけで、大学にも入れず競輪場ゴミ拾いをやってる。

もし彼の環境が違ったなら、黒田硫黄に、村上隆に、スチャダラパーに、清水崇なれたかもしれない。パリスヒルトンにだってなれただろう。

あんたらだって環境が違えば

青年海外協力隊にいるかもしれないし

炊き出しに参加してホームレスに汁をわけてるかもしれないし、

芸術家になってたかもしれないし、

園芸の神様になってたかもしれないし、

引きこもりの再出発を支援してたかもしれない。

まるで自分自分で計画を立てて、努力して勝ち取ったと思ってるその地位は、環境が作り上げたものに過ぎない。

この文章であんたらの考えが変わるとは思えない。「俺はがんばったのに」っていう不公平感があるだろうからしょうがない。

でも、駄目な奴を排除しようなんてのはもうやめよう。

けなして、無視して、そいつらを自殺や引き篭もりに追い込んだりするのは、もうやめよう。

彼らを認める方法ってのがあるはずだ。あんたらにも慈悲の心ってのはあるんだろ?

2010-07-19

トレーディング・プレイス(立場の逆転、位置の転換)は日中関係ばかりかアンゴラポルトガル企業買い、ポルトガル学生アンゴラで職を求める時代

嘗て日米貿易摩擦が熾烈だった頃、プレストウィッツが書いた『トレーディングプレイス』(邦題は何でしたっけ?)がベストセラーとなって、日本マスコミが派手に騒いでいた。

未来学者のハーマン・カーン博士が「二十一世紀日本の世紀」と激賛し、TIMEも日本の大特集、日本GDPがやがて米国を抜くのは時間の問題だと言っていた。

覇者アメリカにとっての感覚は、いまも同じで「いずれ中国アメリカGDPでも超える」と危機意識を煽る。

1982年から85年頃、アメリカ人学生若者と話していると、日本に行きたい、景気が良いから米国で働くより実入りが良いんじゃないか。本気で相談を持ちかけられた。

80年代後半、米国不動産事情をしらべに行った折、白人の業者が斡旋してくれた数件の物件見学したあと、おもわず『安い』といったら、じつに不愉快そうな、複雑な表情で反応した。

ラジオ番組でロスのマネー局と二元中継を週一回持たされていた折、日本失業率が上昇したと数字をあげると、相手のアメリカ人が「それは良いニュースだ」と言ったのにも驚かされた。

やがて日本バブル経済が破裂し、株は往時の四分の一に暴落し、日本経済は沈没し、失業は恒常化し、新卒にまともな職場はすくなくなり、派遣社員とかアルバイトでしのぐ『負け組』が増えた。

中国人観光客が増えると売り上げが伸びるといって期待したら、風呂に不潔なまま入って泳いだり、浴衣もポットも持ち帰り、廊下は痰で汚れ、ろくなことはなかったと嘆く温泉旅館が或る事態を象徴する。

日米関係米国政治力で捲土重来を期して、いまでは『日米関係は米中関係の従属関数』といわれ、日中関係はあからさまに中国優位関係、日本従属関係となった。つまり、トレーディングプレイスがおきたのだ。

アンゴラポルトガルの関係も逆さまになった

さて同類のパターンとは言えないが、アフリカルアンダでいまおきていること。アンゴラ奴隷貿易の時代、もっとも栄えた。新大陸奴隷として売られた黒人は数百万に達した。

いかなる具体例があるか。

旧宗主国ポルトガルアンゴラから留学生が大量に行って、卒業するとアンゴラへ帰る。いやポルトガルの同級生が「ルアンダに職がないか。アンゴラで働きたい」と打診があるようになった。

2006年にポルトガルからアンゴラへ移住したポルトガル人は156人だった。

2009年にそれが23787人に増えた。すべては石油ダイアモンド算出によるアンゴラ景気の良さ、経済成長は8・5%。

アンゴラ企業旧宗主国ポルトガル企業を買い占め、逆にポルトガル学生アンゴラで職を求める時代へ突入していた。

ホセ・エドアルトドス・サントスアンゴラ大統領の娘イザベラは国有石油企業ナンゴルの大株主であり、近年は盛んにポルトガル銀行に大型投資をくりかえして次々と株主におさまり、なんとポルトガルの最大の投資家は旧植民地アンゴラからとなった。

サントスは79年から同国をおさめる独裁者だ。

大統領一族が政府要職をしめ、空港におさめるガソリン流通から、はてはルアンダホテル経営し、ごったがえす国際ビジネスマンの弱みにつけ込んで一泊五百ドルをふんだくる。

だから中国人は安いビジネスホテルを建てて対応した。中国からしてみれば、内戦時代からゲリラ組織を支援してきたのであり、キューバ義勇兵をおくりこみ、中国武器などで支援した。

いまアンゴラ不動産開発の一翼を担当するのも中国企業であり、大手「中信集団」が契約、全体で35億3500万ドル。中信集団はアンゴラ幼稚園、中・小学校発電所汚水処理工場マンションなどのインフラ建設に従事している。

ルアンダ中華街で何がおきたか

ルアンダチャイナタウンは推定人口が四万人、華字新聞が二種類以上でている(キューバですら百年以上前印刷機をつかって華字新聞が唯一許可されているが、キューバ在住の中国人はすくなく、かろうじて留学生が購読対象とか)。

しかしアンゴラの庶民は大統領一族と中国があらゆる事業、入札そのほかのビジネスに密接に繋がり、一族の汚職があると推定し中国人を嫌っている。

04年には「シナ人は帰れ、中国企業はされ」と叫んだ反中デモが発生した。

それが原因かどうか。自信に溢れだしたアンゴラは、これまで容認してきた中国企業アンゴラにおける専横と、中国人エンジニアしか雇用せず、地元民の雇用がないままに建設してきたプロジェクトに横やりをいれはじめ、いくつかの中国が推進するプロジェクトは中断に追い込まれているという。

立場が逆転しているのは日中関係日米関係ばかりではない。

2010-07-07

アクション書評  「東インド会社アジアの海」羽田正 (講談社

 サムスンVSソニートヨタVSフォルクスワーゲンナショナルフラッグを体現した大企業間の競争はますます多くなっているが、その起源はおよそ400年前に遡る。それは「東インド会社」。欧州の国を代表する企業がこぞって東アジア権益をめぐって激しい企業競争を行った、そんな時代が過去あった。ヨーロッパ各国の東インド会社はいかにしてアジア交易圏に食い込んでいったか。そして各国の東インド会社はそれぞれのどういった性格を持ち、どうして衰退したか。歴史的でありながら、そんなグローバルビビッドなテーマを論じている。

「第一段階」 ヨーロッパによるアジア市場の”開拓”―ポルトガル人の川上進出―

 当時の香辛料交易は複数の中間業者が介在し、コスト高だった。

カリカットからペルシャシリアベネチア多くの商人運送業者を経て、陸から海へ、海から陸へ、荷を積み替えながら途中で何度も関税をかけられる」(p48)。それを喜望峰経由の交易ルートを開拓し、一気に中抜きしようとたくらんだのがポルトガルバスコ・ダ・ガマ以降、武力によるインド洋海域の制圧(ゴア、マラッカなどの港町を次々と砲撃して交易を強制、異教徒の追放、船の略奪など)を推し進めて、拠点網を整備した。ただしこの航海は原則的にポルトガル王(小国!)の単独事業で、次第に資金や物資調達面で苦しさを露呈してしまう。東インド交易で得た余剰資金も拠点網維持費に消えるという経営のまずさもあった。そりゃあ十分な資金調達とトップラインを安定確保できないまま、先行投資ばかりイケイケだったら誰だって行き詰るだろう、と言うことだ。

「第二段階」 オランダイギリス東インド会社」の参入と、その顛末

 会社形態にすることで広範囲から資金を調達できるようになった。利潤最大化を行う企業でありながら、現地で国が行うような政治的な行動をよくおこなった。18世紀に入ると自由貿易の風潮が高まり、独占の東インド会社国民に支持されなくなっていった。

オランダ東インド会社:1602年設立イギリスの10倍超の資本金スタート

・民間会社だが準国家的な独占事業:事業内容は東インドでの特権的な貿易。加えて要塞建設する。総督を任命する。兵士を雇う、現地の支配者と条約を結ぶことも許可され、国営企業ではないが国を代表して事業できた。イギリスとは違って、株主からの出資金は航海が終わっても据え置く、今の株主会社に近い形態をとった。

株主経営に参加しない:会社の特徴:造船部門まで内部化。経営方針は年2~3回開かれる取締役等の重役から構成される17人会で決定。株主経営参加権をもたない。経営は分権的で東アジアの事業運営は実質的バタヴィアの支社が握った(1年半の情報伝達期間!)。

東南アジア香辛料に事業を照準:ポルトガルが頓挫した方式を見習い、しばしば武力を用いた拠点拡大策を積極的に採用ヨーロッパへの香辛料貿易利権を掌握した。現地政府から力づくで奪い取ったジャカルタを中核拠点に、セイロンインドシナインドネシア中国台湾長崎などに次々商館設置。

・栄華からの急降下。1960年代まで各国の東インド会社の中で最大規模を誇っていた。が、その後業績は急落して1799年に解散する。理由は複数あげられる。1780年に起こった第四時英蘭戦争の影響で、オランダの船はイギリス船に次々と拿捕され大変な損失を被る。また、香辛料がその時期にコモディティ化し始めたため,価格の下落が収益を圧迫した。会計制度の欠陥や帳簿の不備なども理由として挙げられている。

イギリス東インド会社:1601年設立

・民間会社だが準国家的な独占事業:東インドでの特権的な貿易。現地の司法権貨幣鋳造権、貿易活動を守る軍事権、違法貿易船を検挙する権利

比較的強い本部:株主取締役投票権を持ち、経営に参加した(毎年4月に開催される株主総会取締役投票できた)。事業運営は週に1度ひらかれる取締役会で決定される。資本金オランダとは違って1回の航海ごとに株主にすべて分配され、航海ごとに資金を集めた。造船部門はアウトソース

インドの綿織物に着目しオランダ差別化:参入当初はオランダと同様、東南アジア香辛料交易を狙っていたが、経済大国オランダに船の数や武力で太刀打ちできず、しばしばオランダ船にも拿捕される自体に。そこで、差別化のためインド亜大陸の綿織物に着目。拠武力よりもインドペルシャなどの地場為政者に取り入ることで平和裏に拠点網を整備した。

・現地所領当地という多角化が仇に:インド国内の紛争に介入してベンガル地方の徴税権(ディワーニー)を獲得(1765年)。しかし現地の文化言語、慣習も不案内だったので徴税活動は難航した。他方、治安維持などの統治コストは膨れ上がったため、結局、財務内容は急速に悪化していく。その後、1794年に実質国営化。インド中国貿易特権の廃止を取り上げれつつも会社はさらに50年存続するが、1858年のインド大反乱を機についに解散。

フランス(東)インド会社:1664年設立

・後発参入:イギリスオランダ東インド進出を見たフランス政府が”上から”設立株主も王や王室関係者が多かった。イギリスオランダと違って巨大な商業資本が集まるほど豊かな街はなく、自立的な東インド会社の形成はなされなかった。

・東西インド貿易を一体運営:事業的な最大の特徴は、東西インドアフリカ貿易を一体運営したこと。東インドの綿織物で西アフリカ奴隷を買って、西インドに送りそこで作られた砂糖を銀貨に変えて、東インドの綿織物を買う。この円環である。

・国の後押しで急成長:1720年~60年まで絶頂期。後発参入という事業的なアゲインストにもかかわらず、取扱額はイギリスとほぼ同等に達した。

政府主導事業の弱さを露呈:英仏7年戦争に敗北(1763年)したことで、政府財政危機に陥いると資金繰りが一気に悪くなる構造的弱点が露呈。一方、民間資本はクラウディングアウトされていたので潤沢に集まらなかった。そんなわけで1769年にあっけなく解散。


気になった点、疑問など

1、スペインハプスブルク帝国)の活動が目立っていないが、彼らはlucrativeな東インド交易に対しどういうスタンスだったのか。

2、ポルトガルの弱点を当時のオランダイギリスはどう認識したのか。そして、それをいかにして超克しようとしたのか。

3、イギリスの強い本社はどうやって成立したのか。経営方針や情報の伝達環境オランダと大差ないようにみえるが。

4、イギリスオランダの全体経済に占める東インド会社の割合はどの程度だったのか。

5、東インド会社という企業競争勝敗は結局どうなのか。一番儲かった会社はどこなのか。どのような背景によるものなのか。


http://twitter.com/zaway/status/17875881079

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