多分急激に有名になりすぎて、するべきシフトチェンジが追いついていないというか。
要は、演者が自分の数字しか見ていない=自分の数字にならないことは一切やらない。
そして運営も、演者が数字を伸ばすためのアシストに特化しすぎて、コンプラやら法務的な業務がダメダメ。
まるでガリ勉とその親みたいな構図で、そりゃ嫌われるだろうよ。
一応、ファン同士が対立しないよう、同じ事務所の演者の話をするときもコラボするときもかなり気を遣っていて、それが箱推しにつながっていた時期もあった。
でも今はもう、各自の活動がタコツボ化している感がハンパない。
まあ、事務所ブランドや人気演者とのコラボというゲタはあるものの、基本他の誰にも頼らないで数字を取っていければ、周りで何が起ころうがファンは絶対についてくるという強みはある。
塾や進研ゼミという手段であっても、勉強したことは何があっても自分の財産になるみたいな。
それににじさんじみたいな、メンバーシップを通じた売名行為推奨みたいな営業方針と違って、コミュ障陰キャであっても活動可能というメリットもある。
これも勉強さえできれば…に似ている。
とはいえ、そういう独り善がりが透けて見えるようになると、手放しでの応援は難しい。
ノブレス・オブリージュじゃないけど、「無償で何かをあげてしまう」ムーブみたいな、勝ち組ゆえの余裕を見せられればと思う。
それだって偽善というツッコミはありそうだけど、金の亡者みたいな叩きよりは遥かにマシな状況になりそうだし。
陰キャコミュ障という単語が出たからついでに言うと、にじさんじの陽キャコミュ強路線は、それはそれでホロとは別の意味で炎上の温床になるので(武勇伝まがいの犯罪自慢とか)、事務所がその運営で清廉潔白にこだわるのも当然である。
そういうリスク回避もあってか、今夏デビューの新人ユニット(セレ女)は全員陽キャでありつつも下品さや粗野っぽさとは無縁で、イキるムーブするときも十分に節度をわきまえた、中学受験頑張った系の優等生キャラばかりだったり。
(唯一国語力に難がある西園チグサであっても、女学園入学後は無勉低空飛行な遊び人路線の「設定」と思えるレベルに留まっている)
この人選は今の所、数字こそ勝っている反面、デビューから僅か2ヶ月でイメージを大いに損なってしまっているホロライブ5期生とは対照的な、堅実さが光る結果となっている。
まあ見た目に関しちゃ、同じガッコの制服ベースな「パーカー少女と4人のニーソたち」以外に、なにか際立った特徴はない。
それに配信内容も、上述のおチグ以外のニーソ4人については、わかりやすい面白みに欠ける(とはいえ件の4人は配信未経験からの出発なので仕方ないのだが)。
セレ女が昔のホロ感はあるので昔のホロが好きだった人には適合しそう 今のホロはエンタメに振ってしまったからトークが面白い人とかが評価されて虚無トークの人は伸びてない