2020-09-14

一発で"信用"を失ったツイート

アラサー金融業界のもんです。

この世界じゃまだペーペーですが「信用」について語らせてください。

金を貸す・借りるというこの業界でとても重要ワードひとつです。

まずタイトルにもある該当のツイートをご覧ください。

昨日、そういえばツイッター社って、どうやって収益上げてこんなシステム維持しているんだろうという話になりました。ツイッター個人情報の宝庫ですから、そこから無数のカテゴリービッグデータを吸い出して、それを情報として売っているんじゃないですかという説に一同納得。


これは大学で教鞭も執る某・仏文学者さんによる3年前のツイートです。結構バズりました。

この発言、みなさんどうですか? 私はひっくり返りました(笑)

結論から言うと私はこのツイートひとつで彼への「信用」がゼロになりました。

それまでどれだけ文学的教育的功績をあげていようが、

私が培ってきた職業倫理的に言語道断認識・論考・発言からです。

Twitter社のランニングコストに着眼したのはまだいいです。

しかしそれを開示資料にも目を通さず、無根拠収益源を推測し、

またそれが「個人情報を売る」という手段であったことも、

企業に対してあまりにも配慮に欠けた発言です。

立場のある方が憶測を前提に論考しSNSで発信する」、

私の業界からすると「こんな顧客はイヤだ!」の筆頭格です(笑)

「無数のカテゴリービッグデータを吸い出して」という書き方からも、

データビジネスにお詳しくないご様子が見受けられますし、

そもそも上場企業財務状況の調べ方さえ知らない方が、

大学教授を務め社会に出る直前の学生指導していると思うとゾッとします。

面接に来た学生が「この先生研究室思想を学び…」とか話し始めたら、

正直「ウッ………」となりますし、もしこんな話の進め方をする経営者がいたら、

社会的通念の共有ができない要注意人物」として上と共有すると思います

ただ「無知であること」、「間違うこと」だけで信用がゼロになるわけではありません。

「裏取りができることの存在を知りもせず」「残りを憶測で補完し」「他者危害を与える」ということ。

このトリプルパンチ無自覚に行っていることを示す上記ツイートが、

私の中で「信用」の失墜、及び今後の回復絶望であるという判断に至りました。

ちなみに今年4月のある雑誌でもこの先生が、

今金商品取引は1000分の1秒単位アルゴリズムが行っています。だから経営者たちは当期より先のことは考えなくなりました。

という荒すぎる暴論を前提根拠として国や政府を論じる記事がありました。

「信用」のルール放棄して経営者金融業界を愚弄する記述だと思いました。

ルーツとなる家庭や文化も異なる他者同士が力を合わせる社会の中では、

「信用」のルールに基づいたコミュニケーション建設的なゴールへの必須条件であると、

ペーペーながら会社勤めの経験とこんなツイートのおかげで学んだ、というお話でした。

(余談)

知の巨人」とも評されるこの先生がご活躍の分野での信用に配慮し、

実名記載は控えさせて頂きました。

  • おまえいつもペーパーかつ職業に名乗りをあげてるな

  • https://twitter.com/levinassien/status/910276506793865217 これか。

  • アラサーなのにペーペーとな? 謙遜にしても行き過ぎでは? アラサーのぺーぺーなのに長文書くなんて、信用を無くしました

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