2019-07-27

(Web)エンジニア転向について

知り合いと飲んだら、過去の私と同じような状況であの日々を思い出して吐き出したくなった。

当時私が参加していたチーム・プロジェクトは美味しそうなFWを使っていた。

サーバサイドのエンジニアは片手ほどの人数で、採用時点でそのFW経験があることを確認されていたし、別チームから転属してきたメンバーも何らかのMVCWSGIFW経験があり、わりとサクッと順応していた。

前職では業界経験だったり、経歴を盛っていると思われるエンジニアもどき仕事していたので、普通に公式ドキュメントを読み、FWソースコード確認することができる同僚との仕事はおもりがなくなったようで気楽だった。

3年前の夏、サーバサイドのチームに新人のN氏が加入した。新人と言っても別チームから来た年上の業界経験豊富インフラエンジニアである

プロジェクトクラウド化や縮小が当時の1年半ほど前から進んでいて、社内のインフラエンジニアはSREに名前を変えるような流れがあった。(実際にはインフラミドルウェアネットワークに長けた彼らは相変わらずそれなりに仕事があったようだが)

その流れの中でN氏は、サーバサイドエンジニアをしてみようと決めたらしい。転向については1年前から部長相談していたとのことだった。しかも、うちのチーム名指しで。これはちょっとしかった。

さっそく、N氏には社内向けの新機能担当してもらい、私がレビュー担当になった。

これがなんというか読むのが辛かった。確実に言えるのはチュートリアル絶対やってないということだった。

機能は満たすが、FWの書き方やお作法については部分的にググった結果がパッチワークされているような。

社内の各チームのアーキテクチャエンジニアならだれでも知っていた、つまりN氏は知っていながら特に準備なしでやってきたわけである

そこから始まる、レビューを通した実プロダクトを使ったチュートリアル。褒めるとこは褒めて、受け入れられないところは参考になる実装ドキュメント提供する。

はじめからチュートリアルを一緒にこなした方が良かった。レビューで大幅に書き換えてもらうのは結構辛い。勿論プロダクトに使えるレベルコードじゃないから仕方ないんだけど。

しかもN氏、臭いである。脂汗を吸った服、毎日履いてくるジーパン、脱いだのが瞬時にわかるほど臭う靴。

当時は Visual Studio Live Share なんて無いし、ペアプロは5分で限界だった。

がっつり書き直しが入るようなコード卒業には2ヶ月ほどかかった。(これは私が時間を十分にとれなかったのも悪かったし、N氏は前のチームの引継ぎ作業も並行していたので)

もう、色々思い出して悲しくなったから書いとくと

ちなみに知り合いのところは、最近の天気のせいなのか生乾き臭マックス縁故入社新人とのことで、当時彼にしてもらったように「ガンバ」と背中叩いておいた。

N氏は今も臭っているようだが今は別プロジェクトだ。スキルセットが増えている分、頼れるエンジニアに近づいたのかな。喉元過ぎればなんとやらで、忘れていた。

最近は私が別チームから支援できた若手のフロントエンドエンジニアレビューしてもらっている。

チュートリアルこなして、書籍記事を読んで手を動かしたうえで相談をしながら実装を進めている。あんまりものは見せられない。

新しいスキルセットは必要になる。

人に教えておらうにも、ある程度は自分勉強しないと適切な質問が出来ない。

ある程度が分からないなら、公式資料書籍、有志のページを当たろう。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん