先に結論を書いてしまうと、現状だとお先真っ暗な感じがあります。
本来同一労働であれば同一賃金の原則があるはずなのですが、同じフルタイムの仕事でも、明らかに給料が低い感じがします。
ハローワークで障害者求人と一般求人で給与レンジを調べてみればわかります。大体月20万行けば高い方です。事務とかだと13万〜15万とかあったりします。尤も事務は一般も安いのかもしれませんし、任せられる仕事の範囲が減るという点もあるとは思います。
ソフトウェアエンジニアなんかは、一般だと30~60万とか行ったりもしますが、障害者求人になると20万以下にもなったりします。
いずれにせよ、障害者は一人で将来暮らしていくには十分な金額を稼ぐことが出来ません。
それをカバーするために障害年金や生活保護があるのかもしれませんが、生活保護の場合働いた分だけ支給額が給料と相殺されて、そもそも働く意味があるのか?といった疑問も生じます。
他の障害の場合はわかりませんが、精神障害をもつ場合、8時間x5日働くのは難しく、週三日ですとか、一日6時間とかの短縮勤務にならざるを得ない場合があります。これと上も相まって、収入がもっと減ることとなります。
障害により仕事を辞めた後仕事を行おうとする場合、次の3パターンが考えられます。
1の場合が一番理想的です。生活リズムを整え、就職するための訓練を受けます。これについても色々あって、後ほど書きます。
2の場合ですと、特定の施設にて、最低賃金にて働くパターンです。
3の場合は1, 2に成れない場合のケースで、最低賃金の1/10以下(時給90円とか)で軽作業を行います。将来的に企業に就職出来るようにならない限り、生活保護をもらわないとやっていけないでしょう。軽く体を動かす、コミュニケーションが取れるなどのメリットはありますが、悪くいうと労働のダンピングです。そもそも生活保護受けながらで作業する必要があるかも疑問です。
一つは斡旋してくる仕事の待遇が低いことです。同じ精神障害者でも能力に差があり、直近まで働いていてうつになって働けなくなったようなパターンもあれば、そもそも昔から働いておらず、業務経験が無いというパターンもあります。求人側も求人を出すときにそこまで分けて振り分けできず、結果として低い方に合わせることになります。それでも業務経験などで篩にかけるんでしょうけども。一部就労移行支援所ではひたすらパソコン事務に就けるよう練習を繰り返しているところもありますが、上の方で書いたとおり、安めです。
そもそもですが、就労移行支援所の職員の給料も安いです。そういった方々が自分達より高い仕事を紹介するのも、なかなか大変だとは感じています。そもそも待遇いいなら支援所の職員も他の仕事に移るでしょう。
もう一つ、こちらはテレビで流れてたのを観ただけで実際どうなのかわかりません。ただそこの話では、ひきこもりの方を施設に入れて、監獄並みの扱いをするところもあるようです。特に合宿型の施設は危険なようです。
一つは全員に最低限暮らしていけるような金額を配布し、追加でお金を増やしたいときだけ働くといったパターンです。財源的には相当キビしいでしょう。
もう一つは障害者の中でも出来る部分を見つけて、一般の給与に近いものを頂きつつ、自分が活躍出来る部分を見つけ出すパターンです。
例えば片手が上がらない方でも、プログラミングがバリバリできるのであれば、一般の給与を与えてもいいと思います。
兎に角給与が安いです。家族亡くなったら一人じゃやってけないですね。
障害を持っていても(そもそもそれ以前に一般の給与が安すぎという問題もありますが)暮らしていけるくらいの給与が欲しいところです。
まあ、身体障害で車椅子でも、踏切の線路に挟まったとき誰も助けてくれなければアウトだし、障害者に認定された時点で何らかのバッドエンドは覚悟してると思うけど 家族がいなくな...